俺らは当日の朝・・・少しだけドタバタしていた。その理由は・・・
「なにも貴方達そんなに慌てなくっても・・・」
「出産予定日が近づいてるのに氷華さんは落ち着いてますね」
「私が頑張って産めばいいわけだからね。貴方も海斗も落ち着きなさい」
「おれは落ち着いてますよ?」
「俺もだ」
苦笑しながら指摘する氷華さんに俺と遊馬さんは冷静に返事したが、冷華も苦笑いしながら言っていた
「遊馬さんはそわそわしてますし、海君は先程からすごく心配そうな雰囲気出してますよ」
「「何!?」」
「大丈夫よ。それより・・海斗、冷華」
「「はい」」
呼ばれた俺らは氷華さんの方に振り向くと真剣な顔で俺らの方を見ていた
「私はいつ出産してもおかしくないから今日から病院で入院するし、遊馬はそこ付き添いでいないけど・・・貴方達はうごくのでしょ?」
「「・・・」」
「なら、私と遊馬との約束を貴方達にしてもらうわ」
「俺からは海斗、冷華。必ず後悔するような選択するな!いいな?」
「私は・・・冷華」
「はい」
「貴方はいい子。この子にとってお姉さんになるのだから・・・気を付けてね?」
「はい」
冷華の返事に嬉しそうに笑っていた。そうだな・・・この子にとっては従姉妹になるのだよな・・
「そして・・海斗」
「はい!」
「約束しなさい。必ず・・・冷華と一緒に帰ってくることを」
「氷華さん・・・」
「もし、私より先に死んだら・・・覚悟しなさいよ?冷華を泣かすことになるのだから」
「勿論・・・冷華と一緒に帰れるように頑張ります!」
そう・・・冷華と一緒に帰ってくることと・・・遊馬さんと氷華さんの生まれてくる子供を必ずみたい!
だから・・・ダークネスと戦うときは・・・必ず生きて帰ってやる!!
「なら、俺と氷華はもう動く・・・。見届けれないが・・・いってこい」
「いってらしゃい・・・二人とも」
玄関に別れ際に二人に送られた言葉に俺と冷華は笑顔で・・・
「「いってきます!」」
遊馬さんと氷華さんが去ったこの家は静かで俺と冷華は二人きりだった・・・。いよいよか・・・
「決行は今夜でまだ時間があるが・・・なぁ、冷華・・・」
「はい?」
「先から緊張して止まらないんだが・・・そんな情けない俺の頼みをしていいかな?」
「少し待ってください。なんで緊張してるのてすか?」
「・・・殺せんせーに会いたいという気持ちがあるのと氷華さんの子供が無事に生まれるのか心配でな。さっきから気持ちが落ち着かん」
「海君そんなに心配性でしたか?」
俺の言葉に冷華は意外そうに笑っていた
悪かったな・・・意外で・・・
「海君の頼みは・・・昔から大体決まってます」
「ん、なんだと思う?」
「心を落ち着かすために歌を歌ってほしいのですよね?そして、氷華さんらのエールも込めてですよね?」
「まぁな・・あとの理由は単純に・・・冷ちゃんの歌声を聞きたくってな」
「なんかいつもの海君ならそんなことも言いませんし、呼び方が昔の呼び方になってましたよ?」
「・・・今日くらい昔の気分に戻って聞きたいのさ」
「聞きたい曲は【Smali for you copy】と【星のように・・・】ですね?」
「あぁ、その歌声を聴くと・・・不思議と気持ちも落ち着くからな。たのんでいいか?」
「分かりました!・・・♪♪♪」
そういうと冷華は俺のとなりに座り優しく歌い始めた。聞けば学園祭で歌っていたみたいだな・・・・。俺は静かに目を瞑りながら冷華の優しい歌声を身に任していた・・・
悠馬side
俺は今夜殺せんせ―の元にいくための出撃の用意をしていると懐かしい写真が出てきた。それは・・・
「懐かしいな・・・・俺と冷ちゃんと海斗の子供の頃だよな・・・」
冷華が嬉しそうに笑いながら俺と海斗を抱き締めていて、俺と海斗もまた嬉しそうに抱き合っていた。あれから月日は流れたんだな・・・
気がつけば海斗も俺も冷ちゃんも一度はバラバラになったのにこうしてもう一度同じ学校に通ったり話したりできたのは・・・
「運命とかはないけど・・・必然的な未来だったのかな・・・」
あいつは俺と別れたあと大変な人生を歩んでいた・・・。それを聞いたとき、俺は悔しかった・・・。親友が悩んで苦しんでるのに気づいてやれなかったことに
そして、たくさんぶつかり合ってあいつの本音と、苦悩も聞いて・・・あぁ、やっぱりこいつは昔から本当に冷ちゃんには人一倍大切にしていたからな・・・そこが変わっていなかったのは嬉しかった
だからこそ・・・一緒に今度は殺せんせ―を助けて笑いあおう!そうだろ・・・海斗!!
土見side
冷華の歌を聞いて俺は気合いが入った。そして・・・夜遅くに俺と冷華は超体育着に着替えて俺は愛用のチャクラ刀や手裏剣、クナイを確認して、念のために対殺せんせ―用のチャクラ刀も入れた
「準備はオッケーか?冷華・・・」
「はい!!」
家の鍵をしっかり閉めて政府の人間にばれないように隠れて屋根に移った
「必ず助けるぞ」
「はい!」
「冷ちゃん、海斗」
俺は呼ばれた方向に振り向くと悠馬がいた。俺らは特に挨拶交わすことなく頷いて向かうべきに降りると・・・他のE組も集結していた
そして俺達は走りながら・・・大切な恩師に会いに行くために駆け抜けた
・・・殺せんせーの暗殺期限まであと3時間・・・
いこう、皆!!!
俺達は心をひとつにして走り抜けていった
ここまで読んでいただきありがとう。次回もよろしくお願いしますと、Merry Christmasです!