烏間side
俺はイリーナと共に静かに本部でE組の山に包まれてるモニターを見ながら待機していた。そんな中、ここを指揮している指揮官に部課はある報告をしていた
「天の鉾、充填完了まであと4時間です!」
「そうか。希少な実験サンプルを完全に葬ってしまうのはいささかもったいなくもあるが、これも世界平和の為だ」
そんなやり取りにイリーナは小さい声で俺に話しかけてきた。これは俺や奴、イリーナだからわかるやり取りだ・・・
「(世界平和のためね・・・聞こえはいいけど、ガキどものあとに出てきた人間がいっても説得力ないわ)」
「(・・・正直、奴を殺すなら彼らにしてほしいのが本音だ・・・)」
「(同感。でも、あんたは立場というのあるからうっかつに動けないから敢えて厳しく言ったのでしょ?)」
「(あぁ)」
「(でも突破できるの?ガキども)」
「(それは・・・)」
俺とイリーナは他の連中には聞こえないように話しをすると、異変が起きた
ーー山中に侵入者が!警戒網を突破された模様です!!
「「「!?!」」」
辺りに緊張が包まれてるなか、俺とイリーナは表情を出さないように微笑んだ。どうやら上手く入ったようだな
ーーC班、D班、消息不明!ただちに情報を報告せよ!
「どういうことだ?烏間!」
指揮官は思わぬ状況に冷静ではないのか怒鳴りながら俺に聞いてきた。どういうことだと・・・答えは単純だ
「あの山はホームグランドです。あそこで一年、超生物を狙い続け、遊び続け、授業を受け続けてきました。今では目をつむっても、動けるでしょう。あの学び舎に場所を限れば、彼らは世界最強の暗殺集団だ」
「ぐぐぐ・・・!貴様が手を引いていたのか!?」
「彼らは自分たちで判断し、自分たちで計画し、自分たちで決行しました。たとえ、我々が制止したりしても全力で突破を図るでしょう」
「くぅ!!」
「(親バカね・・・)」
イリーナが何か言っているが俺は気にすることなく指揮官の目をあわしていた
「生徒たちが危険を承知でバリアに入っただと?それが一体何になるというのだ!」
「民間人である彼らを放っては置けません。追い詰められたターゲットがやけを起こせば、大惨事となるやもしれません。自分とイリーナが行きます。我々なら彼らを説得できる」
「(初めからそうするつもりだったでしょ・・・?)そうですね。彼らと長い付き合いの私たちの方がいいと思います」
「くそぉ!」
指揮官は俺の言葉に悔しげに呟くのを見届けて、俺とイリーナは山へ向かった
彼らの指揮官は恐らく赤羽が行くだろう・・・
海斗side
バゴン!!
「あっ・・・が・・・」
「ふん・・・・」
「海君・・・容赦なさすぎです・・」
俺は周りに倒れている男達を一瞥して冷華の方に向き合うと苦笑いしていた。その様子に同じ班の悠馬と片岡も若干引いていた
「貴方、一応相手自衛隊の人よ・・・」
「仕方ないだろ。潰す気でやらないとこいつらは報告するからな・・・まぁこれでも手加減してるぞ?」
「「「これでも!?!」」」
「でも、なんか生き生きとこの人達を倒していたね・・・」
「純粋な戦闘狂だよな」
「・・・泣けるぞ・・・」
俺が片岡と悠馬の質問に手加減して倒してるというと、神崎と杉野が俺らの会話を聞いていたのか苦笑いして俺の戦い方を指摘した
ー《こちらの方は全部倒したときいてるけど、そこは?》
「《すでに壊滅した。あとは一ヶ所だけだ》」
ー《OK。すぐに合流してくれ》
「《分かった》・・・というわけだ」
俺はカルマから聞いた情報に他の面子や悠馬は頷いて次の行動を移した。そして、程しなくカルマ達に合流できたときに丁度カルマと渚のコンビネーションで最後の隊員を倒したところだが・・・
そいつは未だ動こうとしていた
「ちょ! まだ動いてる!」
「はぁ・・・詰めが甘い!!」
俺は茅野の叫びを聞いて木から敵が動こうとしてるのを見逃さず踵落しで腹を攻撃した。その際他の皆がドン引きしていたのは俺は見ていた
「これで最後か?カルマ」
「うん。土見ナイス」
「やり過ぎな気がすると思うけど・・・」
「何を言ってる?やるなら最後まで・・・な?」
「わかってるねー」
「なんかこの二人は別の意味で怖いよ・・・・」
失礼だな渚・・・・そう思いながら俺らは殺せんせーの方へ向かっていった・・・・。
本部の自衛隊が大慌てになっているなか、また別の影がドーム状の中に入った・・・・
発射まで・・・・後3時間半・・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!