俺らはようやく目的の場所につくと・・・そこには皆が気にしていて会いたかった人が・・・いつもの憎たらしい顔で笑いながら目の前にいた
「ヌルフフ、音だけでもわかりましたよ」
「せんせーっ・・・」
「成長しましたね・・・皆さん」
「「「「殺せんせーー!!」」」」
殺せんせーの言葉に皆が橋って駆け寄っていたが俺はゆっくりと歩いていた
「海君は行かないのですか?」
「それは俺ではないからな・・・。・・・」
「どうしました、海君?」
「・・・いや、なにか嫌な予感がするが・・・今は俺らも先生の元に行こう」
「はい!」
俺らは殺せんせーの方にいくと嬉しそうな顔してる仲間をみてひと安心した。本当に生きてくれてよかった・・・・口に出さないけどな
「殺せんせー、多分気づいてると思いますが・・・あと三時間半でレーザーが撃たれます・・・」
「完全防御しても無理なのか?」
「恐らくあのレーザーは完全防御でも無理でしょうねぇ・・・」
「「「「なっ!?」」」」
「それなら殺せんせー、なんとかして逃げよう!私たち、人質でもなんでもなるから・・・」
倉橋が嘆願するように殺せんせーに言うが恐らくそれは無理だろう・・・世間にばれてしまったんだ
「気持ちはありがたいです。しかし、残念ですが私の存在が世間に知られてしまった今・・・もう発射は止められないでしょう」
「・・・殺せんせーは分かってたの?こうなることを」
「仮に爆発しなくても、これだけの怪物を世界が恐れないはずありません。どのみち、息の根を止めてしまいたい。こう思うのは妥当でしょうね」
「俺たちがもっとバリアの発生装置を壊すなり、テレビやネットに出まくって訴えたりしていてたら・・」
殺せんせーの言葉に他の面子は悔しそうに呟いていたが、だがそれをすれば今の俺達では殺せんせーを逃がすどころがこいつらを守るのも厳しくなる・・・
「むりだ。それをすれば、政府は黙ってないし間違いなくお前らや家族にも監視される・・・。それに今の俺らでは途中で捕まる可能性もある・・悔しいがな・・」
「海斗・・・」
「土見君の言う通りです。それほどまでにこの計画は完璧で技術も時間も人員も惜しげもなく注ぎ込まれていた。世界中の叡智と努力の結晶の暗殺が先生の能力を上回ったことに敬意を感じ、そのターゲットであったことに栄誉すら感じます」
「殺せんせー・・・(何がこいつらのために助けるだ。殺せんせーを助けれず、こいつらに辛い思いをさせることになるだけなのに・・!)」
「じゃあ・・・私たちが頑張ってきたことは無駄だったの?」
矢田がそうつぶやくと殺せんせーはそっと触手を頭に乗せる
「無駄なことなどあるものですか、矢田さん。君たちは先生の爆発の確率が1%以下であることを宇宙へ行ってまで、突き止めてくれた。おかげで、暗く沈んでいたE組に明るさが戻り、そこからの一か月は短かったけど楽しかった」
確かに・・・俺もあのときにぶつかり合ってきたりこいつらと本当の意味で大切な仲間になった・・・
「その過程が、心が大事なのです。習った過程の全てを尽くして、君たちは会いに来てくれた。先生として、これ以上の幸福はありません」
「死ぬ・・・つもりですか?」
「えぇ、君たちに会えたのが私にとってはもう恐れることはなくなりましたね・・・」
そんな俺と殺せんせ―のやり取りに怒りを込めて叫んだ奴がいた
「たった1%だぞ!そんなリスク、俺らは余裕で飲めるっつんだ!なんで政府も世間も!一番近くで過ごしてきた俺らの意見を聞こうとしねぇんだ!このタコ、エロいくらいでなんの危険もねぇのによ!」
「ガキの言葉には耳を貸さない。その代わり、憐れんでやる。侮辱に等しいわ」
「納得できるかこんなもん!」
「今度会ったら、あいつらぜってぇ・・・」
吉田が言いかけた瞬間、殺せんせーが顔を横に向けさせる
「君たちはこの先の人生で、強大な社会の流れに邪魔をされて、望んだ結果を出せない事が必ずあります。その時、社会に対して、原因を求めてはいけません。社会を否定してはいけません」
社会を否定せず、原因を求めない・・・
「それは率直に言って、時間の無駄です。そういう時は世の中そんなもんだと悔しい気持ちをやり過ごしてください。やり過ごした後で考えるんです。社会の激流が自分を翻弄するならば、その中で自分はどうやって泳いでいくべきか?やり方は学んだはずです」
悔しい気持ち・・・
「いつも正面から立ち向かわなくていい。避難しても、隠れてもいい、反則でなければ奇襲もしていい。常識はずれの武器を使ってもいい。やる気を持って、焦らず、腐らず、試行錯誤を繰り返せば、いつか必ず素晴らしい結果がついてきます」
そうですね・・・それが俺ら暗殺教室で学んできた事でしたね・・・・。その説明に寺坂はあきれた口調で言った
「けっ、こんな時まで授業かよ」
「ヌフフフフ、こんな時だからこそできる授業です。教師たるもの、教育のチャンスは逃しませんよ・・・でもね」
「・・?殺せんせー?」
「でもね、本気で先生を救おうとしてくれたこと、ずっと涙をこらえていたほど嬉しかった」
もう・・・・この人も覚悟してるなら・・・俺も覚悟しとこう・・・恩師の選んだ選択を・・・受け入れる覚悟を・・・・
「ところで中村さん、山中の激戦でも君の足音は大人しかったですねぇ。しかも、甘いにおいがするようですが・・?」
「地獄耳で地獄鼻かい・・・」
呆れた様子の中村だが、殺せんせーの言う通り、甘い物を持っていた
これは・・・
「確か雪村先生は今日を殺せんせーの誕生日したんだよね? これを崩さずに持ってこれる私の技術を褒めてほしいな・・・って聞けよ!」
中村の突っ込みに殺せんせーは一週間ぶりのスイートだから興奮しているらしい。ある意味先生らしく安心した
「あーもう!よだれがたれる!皆、とっとと歌っちゃうよ!」
その合図で俺らは殺せんせーの誕生日祝いをしたのだ。先生・・・俺は口には出しませんけど・・・貴方みたいな先生に出会えてよかった・・・
「「「「ハッピーバースデートゥーユー。ハッピーバースデートゥーユー。ハッピーバースディ、ディア殺せんせー。ハッピーバースデートゥーユーー」」」」
嬉しそうな様子の殺せんせーはロウソクの火を消そうと殺せんせーが息を吹きかけようとしたその時・・・
一本の触手がケーキを破壊した
「「「「「「「!?」」」」」」」
「!全員警戒しろ!」
俺は今の飛んできた方向ににらむと・・・俺がこの世でダークネス以上に毛嫌いしてる最低な奴が目の前にいた
「ハッピーバースデー・・・気は熟した。世界一残酷な死をプレゼントしよう」
「先生、僕が誰だかわかるよね?」
この声は・・・まさか、こいつらを危険な目に遭わした二代目死神か?
俺は警戒しながら構えると、目の前に手裏剣が飛んできたので慌てて同じように手裏剣で対抗すると辺りの地面に突き刺さった
「まさか・・・このタイミングでお前もいると思わなかったぞ・・・ダークネス」
「ふっ、腕は鈍ってないようだな?土見海斗」
柳沢の後ろには・・・俺にとって因縁の敵でもダークネスがあのときと同じマスクを着けており、赤い目をして腕を組ながらにらんでいた
・・・どうやら俺も殺せんせーも・・・ここからはただではすまないようだな・・・
今度こそ・・・白黒つけるぞ!!!
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!次回もよろしくお願いします!