暗殺教室 少年の求めていたもの   作:絆と愛に飢えるシリアス

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ぶつかり合いの時間 Ⅱ

ガキンッ!!ガキンッ!!

 

甲高い金属がぶつかり合った音が辺りに響いていた。時には、手裏剣が地面に刺さった音やお互いの足をぶつかけ合ったりしていた

 

こちらから少し仕掛けるか・・・そう決めた俺は印を結んだ

 

「ダークネスだけが火を使えるとかぎらんぞ!」

 

「何?」

 

俺は吸っていた息を吐くと黒い煙がダークネスに包まれた

 

「むっ・・目眩ましのつもりか?」

 

「ふっ、今にわかる(カチッ)」

 

奥歯を二回ならすと、ダークネスを包んでいた黒い煙が爆発した

 

 

ーー火遁・灰積焼

 

 

辺りに爆発が包まれたのを見て、普通なら死ぬかもしれんし火傷は負うだろうが・・・奴はこれで死ぬような男ではない・・・

 

次の攻撃が来ると思い警戒をすると、案の定・・奴は生きていたが奴の着けていた仮面は剥がれていた

 

「これでも少しだけは気に入っていた仮面だったが・・・まぁいい」

 

「・・・・やはり、俺と似ている顔か」

 

「やけに冷静だな?土見海斗」

 

「自分でも驚いてるが、どことなくそんな気はしていた。違いがあるのは・・・その狂気なまでの微笑みと目・・・闇に染まった顔だな」

 

「ふん、顔なんぞどうでもいい。しかし、少しだけ驚いたぞ?そんな技は今までは使わなかったのにな」

 

「使わなかったのではない・・使えるようになったんだ」

 

俺がそういうと奴は何を思ったのかじっと考え込んだ。警戒緩めるな・・・奴も俺もまだ手探り状態だ・・・

 

油断したらこっちがやられる

 

「折角だ・・・・本当の火の使い方を教えよう」

 

「くるっ・・・!」

 

奴は素早く印を結んだ。同時に俺もまた奴がどんな術発動しても対抗できるように睨んでいた

 

「行くぞ・・・・【火遁・業火滅却】」

 

「本気の火遁だな・・・ならば、【水遁・水陣壁】!!」

 

奴の火と俺の水は衝突して辺りは煙が飛び混ざっていた。前回は奴が仕掛けたが・・・今回はこちらから仕掛けていくだけだ!

 

クナイを奴の方向に無数に投げていくと、奴は交わす動作が見えた

 

貰った!!

 

ーー飛雷神の術!!

 

 

「!」

 

「くらえ!飛雷神切り!!!」

 

「がはっ!」

 

俺は奴を貫く動作をして刺した。・・・妙だな・・・奴にしてはこれくらいの技来るのは解らない筈がない・・・

 

奇妙だと思い振り向くと・・・やはり身代わりの術ですぐそばに奴が腕を組ながら佇んでいた・・・

 

「焦りすぎたな」

 

「ふん」

 

「だが、そんなところにいていいのか?」

 

「それは・・・なっ・・・?!」

 

俺が続きを言おうとした瞬間、地面に光が包まれて爆発が起きた

 

「ふん、これで終わると思えないが・・・む?」

 

その瞬間、蹴りがダークネスの顔に直撃してよろけた

 

そして蹴ってきた方向を見ると・・・

 

「ふぅふぅ・・・ぐぅ・・・」

 

「無傷・・・とまでは行かないが咄嗟に飛雷神で避けれたみたいだな・・・。頭に軽く血が出ているのとその服も少しだけ焦げたぐらいか・・・」

 

「(危なかった・・・。とはいえ、このままでは防戦体制に入ればやられる)くそ!」

 

「次は・・・」

 

まだ来るのか!?くそ!?

 

「こいつはどうだ??【火遁・龍焔業歌】」

 

「むっ!(速い!!回避は厳しい・・・ならば【天泣】で・・・やり返す!!)」

 

奴の攻撃をこちらも対抗して反撃したのだ。あれは回避しても厳しいはずだ・・・だが、ここまでやりあって体が大分暖まってきたのは向こうも同じだろうな

 

「漸く体が温もってきたな・・・・覚悟しろ」

 

「それはこちらの台詞だ。土見海斗」

 

「今度はこちらから仕掛けるまでだ・・・・。【水遁・水壁】!!」

 

「水を発生させたということは・・・」

 

俺の足元に水を発生させて奴のほうに仕掛けると冷静に技の分析しながら、余裕で交わしていた。以前のパターンならな・・・次の手は決まっていたが今回は違う

 

辺りが水に貯まっているが奴も俺もその浪の上にたっていた。次の手は・・・こうだ

 

「ん、津波を発生させたか・・・ならば避けるまでだ」

 

「そう慌てるな。【水影斬】!!」

 

「!ほう、波を刃にしていた攻撃か・・・が、交わせないわけではないい」

 

奴はうまいこと交わして次の術を発生させた

 

「いくぞ!!【火遁・火龍弾の術】!」

 

「予想通りだ!【水遁・水龍弾の術】!」

 

くそ、次の手次の手を考えても奴は冷静に交わすし、また俺も対策している。早く決着をつけてアイツらを守りたいし・・・殺せんせーの時間も限られてる・・・

 

なにより・・・待ってくれてる大切な友や仲間がいる以上・・・

 

 

 

「負けるわけにいかない!!はぁぁ!!」

 

「!?(力が強まってる!?)」

 

 

この戦いで初めて奴は驚いていた。力は互角でも・・・もうこれ以上やつに負けることだけは・・・俺自身が許さない!!!

 

 

 

ーーードゴォォォン!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悠馬side

 

 

海斗のいる方向はさっきの衝撃音よりも大きく、あそこの場所もまた異次元な戦いを繰り広げていた

 

「海斗・・・!」

 

今も苦しみながらも戦っている親友の姿を思い浮かんだ。本音を言えば、アイツと共に戦いたい・・・けれど、それはアイツが絶対に許さないだろうな・・・

 

冷ちゃんを過保護までに心配性するぐらいのやつだからきっと俺らの事も気にしながら戦っているのだろう・・・

 

「にゅう!!」

 

「モルモットが・・・まだ耐えるか」

 

「殺せんせー!!」

 

でも殺せんせーの事もある・・・・。俺らは無力だ・・・・どちらも助けるこもができない・・・

 

もし俺ができることと言えばひとつある・・・・

 

親友を信じる!!

 

 

だから・・・お前はお前の事だけ戦ってくれ!!海斗!!!

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!
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