俺は先まで震えていた冷華をあやしていたが、暫くしてから落ち着いた
「もう大丈夫か・・・冷華?」
「はい。ありがとうございます」
「海斗・・・お前・・」
「なにも言うな・・・少し休めば治ると思うが・・・な。そんなことよりも・・冷華もそうだが・・・お前らが生きてくれて良かった・・・本当に」
「海斗・・・」
俺はゆっくりと立ち上がり、悠馬に向き合った。本当にこいつらが無事で良かった・・・
安心したその瞬間・・・
「ぐぅ!!」
!?
俺は殺せんせーの声が聞こえたので振り向くと、何とか対応していてもやはりマッハ40の横に邪魔者がいるから苦戦してる・・・
あんなやつらに殺せんせーを殺されるわけにはいかない!!そう思って俺は動こうとしたが・・・
「くっ・・「ダメだ」・・・!?」
「お前の事だから殺せんせーを援護しにいくんだろうけど・・・その疲れた状態で戦っては危険だ」
「ッチ・・・・分かった。今は大人しくする・・・。めんどくさいけど大人しくする(今は・・・な)」
俺が行こうとすると悠馬が俺の腕を掴んで止めて、俺が行動を起こそうとした理由が悠馬にばれたみたいだ・・・
だが、いざとなれば・・・・みんなを守るために俺は戦う。烏間先生から貰った俺専用の対殺せんせー用をばれないように用意していた
殺せんせーは再び対峙していて戦っていたが、やはり柳沢の野郎が所々介入しているから戦いにくいだろう・・!しかも、あいつらは戦えないE組の仲間を攻撃しまくっていたから殺せんせーもボロボロになっていた・・!
どこまで汚い手を使いたがる・・・!!!柳沢の野郎!!
「にゅや!(しまった!!捕まってしまった!!)」
「「「殺せんせー!!」」」
「くくく、はははは!!どんな気分だ?大好きな先生の足手まといになって絶望する生徒を見るのは・・?」
「ぐぐぅ・・・」
「分かったか?お前最大の弱点はな・・・・あのお荷物の生徒達なんだよ!!」
その言葉にE組の面子は下を向いていた。悔しそうに歯軋りしていたやつもいた・・・
さすがにそろそろ怒りたい・・・!!どこまでも苛つかせる・・・!!
「あの野郎・・・!!」
「よせ!海斗!!」
「海君!落ち着いてください!!」
俺は今にも奴に攻撃しょうと思ったが、悠馬と冷華が俺の行動を止めていた。
「あいつはお前らを侮辱していたんだぞ!?これ以上奴のふざけた言葉に黙れるほど俺は気が長いわけではない・・・!!」
「気持ちはわかります!!でも・・事実なのもたしかです・・・」
「冷ちゃんの言う通り、正直悔しいけど・・「そんなわけないでしょう!!」・・・!?」
悠馬が認めかけたその時に二代目死神に捕まっていた殺せんせーが叫んだ
「正解か、不正解かの問題じゃない!彼らは命がけで私を救おうとし、障害を乗り越えてここに会いに来てくれた!その過程が、その心が、教師にとってもっとも嬉しい贈り物だ!」
「(殺せんせー・・・早く助ける方法を考えないと!!)・・どこまでも先生は先生だな・・・」
「弱点でも、足手まといでもない!生徒です!全員が、私の誇れる生徒です!・・それに生徒を守るのは教師の当たり前の義務です」
その言葉に柳沢は面白くなさそうにわざとらしいため息をはいて肩をすくめた
「そうかそうか。だがなぁ、その義務も我々で否定される。お前は間もなく力尽き、そこまでして守った生徒を俺の手で全員、なぶり殺す」
!!もう我慢できん・・・やはりあいつは・・・ここで殺す・・・・!これ以上奴の言葉なんぞ聞きたくない・・・!!
「お前が我々の人生を破壊してまで手に入れた一年、その全てが無駄だったと否定してやる!それでようやく俺の復讐は完成する!では続けるぞ?ちゃんと守れよ・・・可愛い生徒を」
「あの野郎・・・!お前ら俺より前出るなよ・・・なっ?!」
「馬鹿!」
「なんで!」
俺やカルマ、渚が驚いたのは茅野が前に出て、触手で捕まっていた殺せんせーを助けるために撃ったからだ
「逃げて殺せんせー。時間稼ぐから、どっかに隠れて回復を!」
「茅野さん・・」
その瞬間、二代目死神の触手が茅野を攻撃したのだが・・・
「むっ!?」
「ほう、流石、元触手もち・・・動体視力は残ってはいたか」
「よすんです!茅野さん」
嫌な予感がする。・・・・もしものために・・・俺のとるべき選択は・・・
「冷華・・・」
「はい・・・?」
「・・少しだけ・・・行ってくる・・・」
「!?無茶です!!体がまだ・・・!」
「頼む・・!ここでもう一つの因縁を・・・俺自身もけじめをつけたい・・・!いかせてくれ・・・」
「わかりました・・・必ず帰ってきてください!!」
「・・・頑張って帰ってくるさ」
俺はそういうと柳沢と二代目の次の動きを警戒していた。茅野・・・お前は・・・
「ずっと後悔してた、私のせいで皆が真実を知っちゃったこと。クラスの楽しい時間を奪っちゃったこと。だから、せめて守らせて、先生の生徒として」
「君は正しかったんです!!君の行動のお蔭で皆が本当に大事な事を学べたのだから・・・ぐぁぁ!」
言った瞬間、二代目の触手に吹き飛ばされる殺せんせー
「はあ・・・二代目・・・」
そして、柳沢は茅野を始末するように合図を出した。二代目の攻撃が再開され、茅野が相手をすることになる
タイミングを見ろ!
「(心配しないで、殺せんせー。”やれば出来る”そう教えてくれたのはお姉ちゃんと先生だから!)」
茅野は一撃目は交わしたが、二撃目の攻撃はみえてない!!
俺は慌ててクナイを思いきり投げた
「!?(まずっ・・・!!)」
ーーー【飛雷神の術】
「「「「!!」」」」
「ぐぅ!!」
刺されそうになる茅野をなんとか直前で助けて最悪の事態は回避できたが・・・・どうやらその代わりかすり傷とはいえ俺の肩が軽く出血していた
「つ、土見君・・・ありがとう。でも肩が・・・」
「気にするな・・・」
「う、うん」
「茅野・・・俺からひとつ頼みたいことがある・・・殺せんせーの休憩させる役目・・・俺に任してくれ」
その言葉に茅野は大きく目を見開いて反論した
「なに言ってるの!!土見君は先までダークネスと戦っていたんでしょ!?その体では・・・」
「心配するな・・・ダークネスから全ての力を貰ったから俺はまだ戦える・・・。だが、茅野」
「うん」
「・・・これは俺の因縁でもあるんだ・・・。この戦いは俺に任せて茅野は・・・殺せんせーを・・・・・皆を守ってくれ・・・。頼む!!」
「・・・分かった」
すると、二代目がこちらに向かって触手を攻撃する体制に入っていた。時間はない・・・
「行け!茅野!!ここは任せろ!」
「っ、ごめん!!」
茅野はすぐに後退して、殺せんせーの側に急いでよっていってくれた
・・・さて・・・
目の前のデカイ化け物と・・・俺たちの人生を狂わした奴がいる。だが関係ない・・・
今こいつらをほっておけば・・・危険だ
「・・・お前らの相手はこの俺だ・・・」
貰った俺専用の対殺せんせーナイフを二つ取り出して逆手に持ちながら俺は目の前の敵をにらんでいた
あいつらを・・・・殺させない!!!!
今年最後の投稿は終わりました!本年度読んでいただいたかたありがとうございます!そして、来年も宜しくお願いします!