俺は可能な限り奴ら攻撃に対抗しながら時には回避行動をしていた。奴らがイライラしてるのを一つ一つ見逃さず、呼吸を整えながら止まらない汗をぬぐい、目の前の敵を警戒していた
「はぁはぁ・・。ふぅ・・・・ここまで時間稼ぐことできれば・・・問題はないな・・・・」
「人工生命体ごときがぁぁあ・・・」
「・・・!!」
「確かにマッハ40は脅威だし、お前の身体能力は薬を頼っただけの力も驚くほどたが・・・戦い方次第では対応できる。殺せんせーやダークネスの方がもっと強かったし、やりにくかったぞ?」
「ぐぐぐ、なぜ貴様ごときに苦戦するとは・・・!!」
俺は冷めた目でこいつを見ていた。全ての始まりの元凶といってもいい本人を俺は軽蔑しながら吐いた
「《人を呪わば穴二つ》・・・わかるか?この意味を?」
「はっ?」
「?」
俺は対殺せんせー用のナイフを構えながら、やつらに言った。
「賢い賢い自称天才科学者様なら分かるだろ?この言葉の意味はな」
「貴様ぁぁぁ・・・どこまで人を逆撫でにする!?」
「ふん、俺は今まで人を逆撫でしてきたお前の方がムカつくがな・・・。要するに《人を陥れようとすれば自分にも悪いことが起こるというたとえ》だ。お前は・・・俺の大切な仲間や家族に命を危険晒してきた。お前だけは楽に生きれると思うな」
「このでき損ないがぁぁ・・・!!」
「そこがお前の科学者としての人生を終わりを迎える墓の場所だ」
「ふふふふ・・・・はははははは!!!!」
俺は奴の突然の笑いと死神の方の動きを警戒しながら構えていた
「ははは・・・、いや・・・中々人工生命体02号の癖に面白いことをいってくれる・・・」
「(・・・・)」
「嘗めるなよ!?クソガキ!!!!!行くぞ!!二代目!!」
「ーー!!!」
!来るか!
構えながら、腰を落とすと奴等は先よりも速い攻撃を繰り返していた
ッチ!!今は回避だけ専念だ!!
「ふははは!!どうした!?先よりも動き鈍くなってるぞ!!」
「うるさいな・・・(次の手はあれで攻め落とす!)」
奴等の攻撃を交わし続けて距離とり、攻撃を移ろうとしたが・・・
「!?ゴホッゴホッ!!(こんなときに・・・・!?!)」
「動きが止まった・・・今だ二代目!!」
「しまっ・・!?」
俺は自身の体がまだ治療中で完治はしてなかった。その無茶が今になって悪化して咳をした瞬間、やつらに隙を与えてしまった
ザシュツ!!ザシュツ!!ザシュツ!!ザシュツ!!ザシュツ!!!!
無数の触手が俺の体を・・・・突き刺さった・・・・
「「「!!!」」」
「ゴホッ・・・!!」
「ほう・・・まだ息があるのか・・・?驚いたな・・・」
俺は触手が突き刺さったまんま、地面に片足をついた。
「もうここまでだな・・・人工生命体02号」
貫かれた痛みが体中が悲鳴あげていた。ここまでなのか・・・・?おれは・・・・
貫かれる痛みと止めにおれは・・・目を閉じた・・・・
ーー海斗・・・
誰だ・・・俺を呼ぶ声は・・・
ーー海斗・・・立つんだ
この声は・・・・
ーーまだお前は戦えるはずだ・・・ゆっくり目を開けて聞いてみろ
聞く・・・?
『『『海斗』』』
『土見!!』
『海君!!!』
皆・・・
・・・・そうだな・・・あいつらをほっておくわけにはいかないんだよな
ーーさぁ!立て!!土見海斗!!
感謝する・・・ダークネス!!!
冷華side
私は・・・いえ、私達は呆然としていました・・・海君が・・・刺されたのですから・・・・
「ふははは!!ついに使い果たしたか?!」
あの人が・・・あの人達が・・・!!
私はスナイパーライフルを凛香から借りようとすると、驚く声が聞こえたので振り向くと・・・
貫かれた触手をつかみながらゆっくりと海君は立ち上がりました・・・
海君!?
海斗side
俺は目が覚めた共に貫いていた触手を離さず掴んでいた。奴は必死で抜こうとしてるが・・関係ない・・・
「何してる?死に損ないの人工生命体だぞ?」
「・・・!」
「(感謝する・・・)・・・・【水雷閃・斬】!」
ぶしゅっ!!
対殺せんせーに俺の力を流し込みながら、奴の貫いていた触手を切りまくった
「何!?」
「【火遁・灰積焼】」
「目眩ましか?二代目!振り払え!」
奴らがそうする瞬間、俺は奥歯をカチッ!と鳴らすと爆発が起きた。奴らがあれで死ぬわけはないから次の手を既に打っていた
「爆発だと!くそ!!」
「!!!」
「奴は・・・!?目の前だ!!死に損ないの人工生命体に無惨に殺せ!!二代目!!」
「はぁはぁ・・・」
奴らが俺が見えたのを確認すると攻撃体制が入った
しかし、俺はいたって冷静だった・・・
「「!?」」
「(影真似の術成功・・・・)予想通り、お前らは俺の技にはまってくれた・・・」
「動かれない・・・・貴様ぁぁぁ・・・何をした!?!人工生命体ごときがぁぁ!?」
俺は質問に答えることなくゆっくりと歩いていた
分身を発動して影真似の術で動きを止めてるのはやつらは知らないだろう・・・
ーー俺も力を貸す・・・見せてやろう。海斗・・本当の復讐を恐ろしさを知らない二人に・・・俺たちの力をな・・
あぁ・・・
俺は素早く術を結ぶときに不思議とダークネスと共に戦っている感覚で術を結んでいた
これが・・・俺とあいつの最大の怒りと憎しみの力をやつらに教えてやる・・・
「くそぉぉ!」
「・・・!!」
「行くぞ・・・!!」
俺は結び終えると腕を胸に水平させて技を叫んだ
ーー水遁・水龍咬水爆
「なっ!これは!!ぉぉぁ?!」
これは相手の足元に水遁で雨を降らせて大池を作り、そこから伸び上がった水龍と無数の水弾で敵を粉砕する技だ。柳沢も二代目も分身による影真似によって動けないから確実に当たる
「俺はE組の仲間として、芙蓉紅葉の子供としても引くつもりはない!!この教室で学んできた力、仲間との絆!!!そして、ダークネスと俺の力をしかと味わえ!!」
「ぐぉ!?」
「!!」
「俺には命を懸けて守らねばならないものがある!!はぁぁぁぁぁ!!!」
「おのれー!!!‼️」
俺の叫びと共に、水龍が怒り狂うように柳沢も二代目も勢いよく飲み込んだ
冷華side
私は海君の魂の叫び共に出した技を見て・・・こう思いました
凄いです・・・・
「どこにそんな力が・・・・!?!」
「流石に柳沢も・・・?!」
「いや、見ろ!あの野郎もまだ生きていやがる!!」
「土見!!もう少しだ!!」
皆さんがもう少しであの二人を倒せると声あげましたが海君の様子がおかしいです・・・
まさか・・・
「動かないのではなく・・・動けない?!」
「どういうこと・・・?」
有希子ちゃんが心配そうに聞いてきました。他の皆さんもまさかと気がついたみたいです
「海君は・・・病気は完治していなかったのです」
「「なっ!?」」
「でもあれだけ動いていたら・・・」
「いえ・・今日まで無茶は控えていましたから大丈夫でした・・。ですが、ダークネスさんとの戦い、今の戦いで無茶をしすぎた今・・」
私は目をそらしたい現実を涙こらえながら海君を見ていました。海君は・・・肝心なときに隠す・・・
約束を・・・また破るつもりですか・・・!!
海斗side
はぁはぁ・・・はは・・・参ったな・・・最後の力を振り絞って・・殺すつもりでやったのだが・・・・・やはり対殺せんせーのナイフじゃないと死なないか・・・・柳沢も生きてるとは・・・
「(次食らえばこちらがヤバイ・・・)二代目ェェ!!そいつの体を再び刺すんだ!!!手加減なしでだぁぁ!」
「!!」
「!避けてくれ海斗!!!!」
「逃げて!!土見君!!」
皆の声が聞こえるが・・俺はもう動ける気力はない・・・
ブシュツ!!
「「「いやぁぁぁぁぁ!!!!」」」
無数の触手が俺の体をたくさん貫いていた。もう・・・流石に限界だが・・・俺はまだ倒れるわけにはいかず・・・奴に向かって喋った
「はぁはぁ・・・・お前を地獄に叩きのめせなかったのは残念だ・・・はぁはぁ・・・」
「こいつ!?まだしゃべれるのか!?」
「はぁはぁ・・・お前らは・・・・必ず・・・殺せんせーやあいつらが・・・俺の代わりに闘って勝ってくれる・・・!俺の手で柳沢を地獄に叩き込めなかったのは悔しいがな・・・」
まだ倒れるな!俺!!
「だが・・・・お前らに多少苦しめられたのは良かった・・・あいつらの・・・怒りを・・・俺たちの怒りを・・・与えることできたからな・・・」
「ぐぐ・・・」
もう意識が持ちそうにない・・・・が奴の悔しそうな顔を見れてそれで良いか・・・
失いそうな意識と共に俺は目を閉じた
「(許せ・・・・。皆・・・・冷華・・・・約束を守れなかった・・・・・・やっぱり俺は最低だな)」
ーーおはよう!海斗!
ーーあれ?海斗速いじゃない?
ーー土見君、烏間先生が呼んでいたわ
ーー土見君って優しいのね
ーーあんた、冷華を泣かすのは許さないからね?
ーーおぉ?土見ー!エロイのみせてーかぼぉ!
ーー岡島がやられた!?!
ーー自業自得だろ・・・
ーーなぁ、暇なら俺とキャッチボール付き合ってくれないか?
このクラスでいつもの朝とやり取り・・・・いつもめんどくさいとか思いながらも楽しかった日々・・・
ーー海斗、めんどくさがらなくっても手伝ってくれよー。あとで愚痴も聴くから
ーー海君♪
大切な幼馴染みの笑顔と優しい声・・・
「(俺は・・・そうか、俺の本当の意味で求めていたのは・・・・ほしかったのは・・・仲間の温もりや冷華ともっと側にいて生きたかったんだ・・・・。)」
この教室に来れて・・・俺は良かった・・・・もうしゃべる元気もないが・・・
あいつらの未来を見ることや・・・遊馬さんたちの生まれてくる子供をだっこできなかったのは心残りだな・・・・
ごめんな・・・・皆・・・・さようなら・・・・・
そして・・・・・俺の分まで必ず生きてくれ・・・・・
そして・・・・息は途絶えた・・・・
E組の大きな歯車が・・・・止まった瞬間でもあった
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします!