俺は赤い月を見ながら深い水面に立ち眺めていた
そして、その水面から俺はゆっくりと沈み俺はされるがままに身を任して沈んでいった
ーー俺はあの日にお母さんを守れなかったときからずっと自分を許せなかった・・・・。奴を復讐するためだけに生きてきた・・・・。冷華を守るために嘘をつき、あいつらにも同じ目を会わしたくないから距離をとっていた
ーーけど、心のどこかでは苦しかったのもあった・・・・俺はそれで正しいのか?本当はあいつらと・・・・冷華とも生きていきたかったではないか??
ーーそう自分に問いかけながらもいつも答えを気づくのも遅かった・・・・。そんなどうしょうもないおれをたすけてくれたのは紛れもなくあいつらの存在があったから俺は冷華とも過ごすことできた・・・・・
ーーあいつらを最後まで守り抜けたのは・・・・俺の中では一安心だ・・後は・・・殺せんせーが・・・烏間先生やイリーナ先生がいるから・・・・もう俺は・・・・ゆっくり眠ろう・・・
がしっ・・・っと優しく俺の手を握る感覚があった・・・。俺はその方向を見るとダークネスがいた
・・・
迎えに来たのか・・・・?
そういおうと思ったが、ダークネスはなにも言わずに優しく俺を立たせて・・・粒になって消えた・・・
ダークネスも消えて俺は地面につきながらゆっくりと歩くと・・・・そこに静かに火を起こして佇んでいる人がいた
だれだ・・・?そう思いながら歩くと・・・
「死神さんですか??」
「・・・俺は死神ではないですよ・・・」
「あら、残念です・・・あっ、私の名前は雪村あぐりと言います」
雪村あぐり・・・・?
「雪村あぐりとはもしかって・・・茅野、いえ、雪村あかりの・・・・お姉さんですか?」
「妹を知ってるの?」
「妹だけではなく貴方のことは知っていますよ・・・・。雪村先生」
「あれ、何で私のことも知ってるの?君は・・・?」
「初めまして・・・雪村あかりの同級生で殺せんせー・・・いえ、死神さんの教え子でもある三年E組の土見海斗です」
「死神さんのことも知ってるの!?」
その女性・・・雪村先生は驚きながら俺に聞いてきた。
「話しますよ・・・話しますけど・・・ひとつ聞いていいですか?」
「?何かな?」
「死んでるから突っ込みは入れたくなかったのですが・・・その服はなんですか?」
俺が指差したのは、《妹LOVE!死神さんLOVE!》のピンクの服を着ていた・・・
「あれ?死んでから暇だったから作ってみたんだけど・・・似合ってない?!」
「もう突っ込みは入れませんよ・・・・」
おかしいな・・・死んでるのに疲れる感覚になるなんて・・・
雪村先生は手をポンとすると、教卓と机が出てきた
「さて、聞かせてくれないかな?」
「いいですよ。俺の知ってる範囲でなら・・・」
「うん。お願い?」
「聞いてくださいよ。雪村先生ーーー・・・・」
俺は笑顔で雪村先生に殺せんせ―の事や皆のことを話始めた。ここは時間も気にすることないからたくさん話せる・・・・
渚side
僕らは立ち尽くして動かない海斗を見て、どうして動かないんだ?!とかそんなのは言えなかった・・・・
分かってしまったんだ・・・・いっこうに動かない海斗をみて・・・・僕らは全員わかってしまったんだ・・・・
殺せんせーも烏間先生が目を大きく見開いて固まっていた。そして悟った・・・
土見海斗は・・・・・もう・・・・・
「し、・・・死んでやがる・・・・!?立ったまま・・・・」
その言葉と共に僕らは膝をついてしまった。僕らの仲間が・・・殺された・・・・・
大切な仲間でもあり友達が・・・・殺された
一番心配していた冷華さんは・・・呆然と立ち尽くしていた。そのそばに茅野と神崎さんと速水さんがすぐにかけより心配そうな顔で気丈に振る舞っていた
「ふ・・ふふ・・・・ははははは!!とうとう死んでくれたか!!人工生命体02号!!目障りだったんだよ・・・・出来損ないの癖にこの天才の俺にたちふさがりやがって!!」
死んだ海斗にけりを入れると死んでいる海斗は力なく地面に倒れた・・・・
そして、柳沢は・・・あろうことか海斗の体を何回も何回も怒り狂って蹴りまくっていた
「よくも俺の計画を邪魔してくれたな!!お前のせいで俺の奴を復讐する計画に誤算が入ってしまったじゃねぇか!!」
「・・・ろ」
「そうだ・・・どうせならもっと惨い死体にしてやるのもいいな・・・・二代目!!」
「・・・めろ」
「もっと無惨にしてやれ・・・・ここにいる生徒たちが心の傷を残すぐらいな!!!」
「やめろーーーー!!!」
土見君が無数の触手が迫ろうとしていたとき・・・
バキッ!!
パァァァン!!
「「「「!?」」」」
「ぐ・・・!?」
柳沢は一人の男に思いきり殴り飛ばされた。そして、二代目はもう一人の超生物が割り込んで飛ばした
「・・・殺せんせー・・・・磯貝君・・・」
「これ以上あいつの死を冒涜するな・・・・!」
「磯貝くん・・・、彼を運んでください」
「殺せんせー・・・わかりました」
殺せんせーは海斗を一目見たあとに、磯貝くんに指示だした。磯貝くんはその指示を聞いて海斗の腕を自分にのせて運んでいた
「海斗・・・一緒に帰ろう・・・」
磯貝君の悲しげな声が僕の耳に聞こえた・・・・無理もない。僕らも辛いけど、親友の磯貝君と芙蓉さんがもっと辛いはずだ
そう思った僕は気がつけば、磯貝君と亡骸の海斗の方へ向かった
「磯貝君、手伝う」
「渚・・・」
僕らは海斗を背負いながら歩いた・・・・。泣くのはあとだ!なんて・・・・海斗なら怒りながら言うかもしれないけどね・・・・
殺せんせーの方はまだ先程まであった海斗の立ち尽くしてた場所に呆然としていた・・・・
「ひゃはははは!!今のは不意で少しだけよろけたが・・・まぁいい」
僕らにとっては腹立つ声が聞こえたが振り返らなかった
「しかし、所詮は出来損ないの屑だったからたいしていい実験データは取れなかった。たが、出来損ないだから死んで当然か・・・っはははは!!!」
「くっ!!」
「渚、我慢しろ・・・・!!あいつが身を挺してまで俺たちの安全を守ってくれたんだ!!」
「所詮人工生命体02号も失敗作だった・・・。まぁ、あいにくく・・・・死んだ虫けらに興味はないのでね・・・・ふふ・・・ははははは!!!」
僕が怒ろうと思った瞬間、殺せんせーが・・・・黒いオーラをだして怒り狂っていた・・・!!
殺せんせーも僕らを置いて死ぬことはないよね・・・・。そんな一抹の不安感じながらも磯貝くんと共に海斗を背負いながら皆の元へ向かった
海斗の背中は本当に死んでるようで冷たかった・・・・・
ここまで読んでいただきありがとうございました!次回も宜しくお願いします