俺は未だに泣いてる冷華をあやしながら、頭の整理をしていた。俺は確かに殺されたはずだが、どうやら殺せんせーが俺を助けてもらったみたいだ
「ん、体が軽いが・・・」
「あっ、その事なんだが・・・海斗、多分お前の病気なおったかもしれん」
「・・・・・は???」
今なんて言いました??
俺の不治の病を治した・・・・?殺せんせーが・・・
・・・・
・・・・
「はぁぁぁぁぁぁ!?!!!」
「「「!?!」」」
俺は驚きのあまり大声だしてしまった。その声に他のみんなもビックリしていた
「ビックリした・・・・なんか久しぶりに海斗の本気の驚く姿見たぞ・・・」
「死んだから頭のネジも頑固も消えたんじゃないか?」
「そうだな」
「うんうん」
「ほぅ・・・・、岡島と菅谷と三村・・・それは俺に喧嘩売ってるのなら宣戦布告と受け止めて今からするかか?」
「「「遠慮します!!ごめんなさい!!」」」
全く・・・・そうするなら初めから言うなよ・・・
「・・・・土見君、死ぬ前よりもパワーアップしてない?」
「殺気も桁違いな気がしたんだけど・・・ピーってあれ??」
「神崎、それは気のせいだ。後、不破はその話するの今はやめとけ!」
「おぉ・・・あの土見が突っ込み入れまくってる・・・・なんか感動だ」
なんの感動だ・・・杉野よ・・・。そして頼むから生き返って間もないのだから少しだけ整理させてくれよ・・・
ん・・・?
「海斗・・・」
「悠馬・・・」
俺は顔をあげると悠馬が泣き笑いしながら、俺の方に拳を向けてきた・・・俺もそれを答えるべく、ゆっくり拳を悠馬の方にコツッンと開けた・・・
言葉は要らない・・・俺たちにとってはこれで伝わるんだ・・・。
勝手に逝ってしまってすまなかったな・・・
そしてただいま・・・親友よ・・・・
「悠ちゃん・・・海君。良かった・・・・これでまた三人で・・・生きれますね・・」
「あぁ・・・。」
「だな・・・立てるか・・・?」
「・・・あぁ。それと・・・少しだけ待ってくれ」
俺はゆっくりと立っていつの間にかそこにいて仰向けで眠っているライバルでもあり、復習する相手でもあり・・・そして形は違えど兄弟でもあったダークネスの側へ俺は寄った。
他の皆は何となく感じ取ったのか静かに見つめていた
「これ以上・・・俺達みたいな人間は生まれることはないだろう・・・。だから、安らかに眠って先にあの世で待っといてくれ・・・・。・・・兄弟よ・・・」
俺は最後の別れの言葉を言うと共に仰向けになってる奴から離れた・・
もう言葉はいらない・・・あの世で見届けてくれ・・・
俺はみんなの方に戻ると、皆は心配そうな顔していたご俺はあえて落ち着いて話した
「俺の戦いはこれで終わりだ・・・。それと同時に土見海斗の復讐の人生も終わりだ・・・」
「海君・・・」
「俺は一人の人間を殺した。それは真実であり変わることない事実でもあるが・・・この罪は必ず背負う。それともう一つ・・・・本来であればすべて終えてから話すのがいいのだが・・・その前に殺せんせ―・・・!?」
俺は殺せんせーの方を呼ぼうとしたが、殺せんせーはこれまでにないぐらい満足そうに倒れた
「疲れました・・・・」
「「「「!?!」」」」
「殺せんせー!?」
「・・・・(もう時間がないのか・・・・)」
「皆さん、暗殺者が瀕死のターゲットを逃してどうします」
殺せんせーの言葉に他の生徒たちは動揺するが・・・俺は覚悟していたことがもう迫ったのだ思うと対して動揺してなかった・・・
だが、心は正直だ。無意識に寂しく感じた
「わかりませんか?殺し時ですよ。・・・楽しい時は、必ず終わるものです。それが教室というものだから」
「・・もう迷ってる時間はないんだ・・・・覚悟を決めるときだぞ・・・」
「あぁ・・・皆・・・海斗の言う通り、俺達自身で覚悟して決めなきゃいけない。・・・・このまま手を下さずに天にまかせる選択肢だってもちろんある」
悠馬は皆の顔を見る
「手を上げてくれ。殺せんせーを殺したくない奴」
「「「「・・・・・(スッ)」」」」
俺も含めて皆が手を上げた。それを見た悠馬は一息をおいて次にいった
「・・・・殺したい奴」
「(殺せんせーの願い・・・・そして、烏間先生の言葉・・・ならば例え他が拒否しても・・・俺はその願いを叶えたい・・・)」
たから俺のとるべき選択は手を上げた。殺せんせーを殺さないといけないのなら他の誰でもない・・・・俺達が手を下さないといけない・・・すると俺ら全員が最初と同じように手をあげていた・・・
その様子に殺せんせーの顔はものすごく満足そうに笑っていた。そして、俺たちは決めた後にそれぞれ殺せんせーの体をみんなで押さえた
「こうしたら動けないんだよね、殺せんせー」
「その通りです、中村さん。握る力が弱いのが心配ですがね」
「・・・・!」
その言葉に握る手に力を入れる仲間達を見て俺は正直、辛かった・・・俺は冷華と同じところで手を握り合いながら殺せんせーの体を押さえていた
「(冷華・・・・)」
「(・・・・海君・・・一緒に殺せんせーの最後を見届けましょう)」
「(あぁ・・・)」
俺は冷華と小さい声で話し合っていた。震える冷華の手をしっかりと握りながらな・・・・その間に片岡が誰を殺せんせーを刺すのかって発言に皆はどうしょうとなっていたが・・・・
「お願い、僕にやらせて」
渚が声を上げてゆっくりとこちらに来た
「・・・・誰も文句はねぇよ」
「この教室じゃ、渚が主席だ」
「だな・・・・」
「ありがとう」
そんな言葉に渚は笑う。そして、渚が殺せんせーの上に乗った
「渚君、ネクタイの上から刺せますよ。・・・貰ったその日に穴を開けてしまったのでね、そのままにしておきました。これも縁ですから・・・」
あぐり先生の時からずっと・・・・・見えていますか?あぐり先生・・・・やっぱり殺せんせーは貴方の向き合ってきた時間は今でも大切にしていますよ・・・・
「さて、その前に先生たちに挨拶をしておかなくては・・・。イリーナ先生、参加しなくていいんですか?賞金獲得のチャンスなのに・・・」
「・・・私はもう十分もらったわ、ガキ共からもあんたからも沢山の絆と経験を・・・。この暗殺はあんたとガキ共との絆だわ・・・」
「そうですが・・・そして、烏間先生・・・あなたことが生徒たちをここまで成長させてくれた。これからも彼らの相談に乗ってあげてください」
「あぁ、お前にはさんざん苦労させられたが、この一年は一生忘れることは無い。さよならだ、殺せんせー」
その言葉に殺せんせーは嬉しそうに笑っていた・・・・烏間先生も殺せんせーとの時間でなにか感じ取った一人なのかもしれない・・・・
「さて皆さん、いよいよですね。一人一人にお別れの言葉を言っていたら、24時間あっても足りません。長い会話は不要です。その代わり、最後に出欠をとります」
皆の表情を見て寂しげに出ているのがわかる・・・
「一人一人、先生の目を見て大きな声で返事してください。全員が返事を終えたら、殺してよし・・・まっ!まさか早退した人はいませんよね!?このタイミングで返事なかったら先生自殺しますから!!」
「「「早く呼べ!!」」」
いつものやり取りに近いことで俺は覚悟を決めた・・・このまま伝えないままでは後悔すると・・・
「悪い皆・・・少しだけ俺も伝えたいことがあるから」
「海君・・・?」
「土見君?」
皆は俺の方に注目していた・・・・尚、俺はその視線を受け止めながらあることを話した
「・・殺せんせー・・・皆にも一つだけ全員いるときに伝えておきたい・・・」
「なんだよ?」
「・・・雪村先生とあってきた・・・・」
「「「「えっ」」」」
「あぐりに・・・・」
俺の言葉に雪村先生とかかわり合ったE組の仲間と殺せんせー驚いて目を見開いていた
「俺は死んでしまって暗闇に歩いていたら、雪村先生に会った・・・恐らく今もどこかで見守ってくれてるかもな・・・・」
「「「「「・・・・・・」」」」」
「そして、すでに死んでいたもの同士だから俺は全ての事を雪村先生に話をした。そしてあの人は満足そうに笑っていた・・・。だから殺せんせー・・・あっちで雪村先生と仲良くな・・・」
「えぇ・・・・。(彼女と会ったのですか・・・あぐり・・・彼から聞いた話・・・君はどう感じとりましたのか・・・私ももうすぐそちらにいきますからね)」
「それと茅野にも伝えたいことがあるから・・・」
「私に・・・・?」
「茅野の事も話していたら「お姉ちゃんは安心しました」って・・・・嬉しそうに笑っていた。雪村先生はお前を遺してしまって後悔や心配はしていたが・・・・今はもう一人じゃないことを伝えると心底嬉しそうに笑って安心していたよ・・・」
「(お姉ちゃん・・・・)ありがとう、土見君・・・」
俺の言葉に伝言宛を頼まれた二人をきちんと伝えることができた・・・・。先生・・・・茅野にもこのタイミングて伝えないと・・・俺の中ではそう感じた
「ありがとう・・・・土見君・・・。では、改めまして出席を取ります・・・・」
殺せんせーは俺に礼を言ってから改めて出席を一人一人取り始めた・・・・・
俺はこの教室に来る前はただ復讐のためにあいつらとの関わりを拒んだ。お母さんが目の前で殺された時の絶望を味わいたくなかったのと冷華が幸せなら俺はいつでも死ぬ覚悟はできていた
その為なら・・・・こいつらと関わらないようにひたすら闇へといきるために非情になろうと思い突き放していた・・・・
だが、何故かこいつらを見ていたら羨ましくもあり・・・こいつらのそばにいていいのか迷いが出てきた。しかし・・・そんな悩みも吹き飛ぶ出来事があった・・・・
ダークネスとの再会と殺し合いで俺はE組を抜けた。だが、同時に殺せんせーや他の仲間がいたから冷華を任せられた・・・
そして、冷華と和解できたのもこの教室にこれたからだ・・・・だから・・・・
「土見海斗君」
「はい」
だから・・・・この恩師に最後を見届けてしっかり返事しないとな・・・・
冷華side
私はこの教室に来る前は海君を憎んでました・・・・。早く死んでほしかった・・・・そういつも思ってました・・・
お母様が殺したのはこの男・・・・だから苦しんで死んでくれればいいと思っていました・・・・
ですが、ある日に海君は私のために嘘をいっていたのをわかったとき・・・・自己嫌悪に落ちました。私はなんて最低なんだろ・・・・。よく考えれば矛盾してることだらけなのになぜ冷静になれなかったのだろう・・・
本当は一番辛かったのは海君のはずなのに・・・あのときの私は理解してませんでした。いえ、気づかぬフリをしていました・・・
向き合おうとしていませんでした・・・・・真実を・・・海君の優しすぎる嘘を・・・・
すれ違う一方であった私達の仲を取り戻さすきっかけを下さったのはこのE組の皆さんと殺せんせー・・・そして、悠ちゃん・・・・
恩人でもあり・・・・私たちを見守ってくださった殺せんせーの最後を・・・・今度は・・・
「芙蓉冷華さん」
「はい」
今は泣かないで笑顔で恩師を見届ける・・・・その決意と共に私は返事しました
海斗side
これで・・・・・殺せんせーの愛する生徒30人の呼び掛けの挨拶は終わった・・・
もう・・・別れの時間だ・・・・・
「本当に・・・・本当に楽しい一年間でした・・・」
「「「「「「・・・・・」」」」」」
「皆さんに暗殺されて・・・・・先生は幸せです」
「っ・・・・」
その言葉に今にも泣き出そうな倉橋の姿も見えた・・・。他の面子も・・・
渚も苦しそうな顔で悩んで震えていた・・・・
「(もう、いかなきゃいけない時間だ・・・)っ・・・うわぁぁぁ!!!」
渚はナイフを振り上げ、叫んだその瞬間、渚の首に殺せんせーはそっと触手を添えた
「!」
「そんな気持ちで、殺してはいけません。落ち着いて・・・笑顔で」
「っぅぁ・・・ぐっ・・・」
殺せんせーの言葉を聞いた渚は溢れる涙を溢さないように耐えながらも嗚咽を漏らしていた
俺や冷華はただ目をつぶり・・・覚悟を決めていた・・・
渚・・・お前が一番辛いもんな・・・・
「・・・さようなら・・・殺せんせー・・・」
「・・・はい、さようなら」
渚は殺せんせーの言葉を聞いたあとにはもう・・・余計な言葉はもう口に出さなかった。感謝、惜別、全ての感情を刃に込めて、魂を注ぐように全身で礼をするように、ナイフを刺しだした・・・・
ナイフを刺しこむと、殺せんせーは黄色へと光り、ゆっくりと・・・・ゆっくりと・・・・消滅し始めた・・・・
ーーー卒業おめでとう・・・・・
最後に殺せんせーがおれら全員に向けてそういったの聞こえた・・・・
「っ・・・・ぁぁぁぁぁぁ!・・・・・・・・あぁぁぁ・・・!!!!」
殺せんせーのすべてが消えた瞬間・・・渚を始め多くの生徒が泣いていた・・・・
「っぅぅぅぅ・・・ぁぁぁ・・・」
「冷華・・・・(ギュッ!)」
俺は泣けなかった・・・・・冷華を抱き締めながら泣き声をあげている冷華をただ優しく抱き締めた・・・・
さようなら・・・・・殺せんせー・・・・・雪村先生と・・・先生の約束を守るから・・・今は・・・ゆっくり寝てくれ・・・・
この日・・・・俺達E組の暗殺教室は・・・卒業を迎えた・・・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします!