俺はあの後たくさん泣いて暫くしてから・・・時計の針の音が響いていた
「・・・・・・」
俺はゆっくりと立ち上がり、時間を見ていた・・・・。時刻はまだ6時・・・・。卒業式が開始するまでまだ時間はある・・・・
ーー土見君・・・皆さんを頼みますね
約束する・・・・例えこの命を懸けてでも守るために・・・託された意思を絶対に守り抜くから・・・先生は安心して雪村先生とゆっくり見守ってくれ・・・
俺はゆっくりと教室に向かって歩き、教室の、ドアを開けようすると・・・・
「おはよう・・・・海斗」
「・・・渚か。おはよう」
「うん・・・。僕らはさっき起きたばっかだけど、海斗は?」
「・・・・いわん」
「そっか・・・・。ねぇ、海斗・・・」
廊下で俺と渚の声は響いていたのは理解してる。確かにこいつらはついこの間まで普通の人生で殺すことすらもどう言うことか理解してなかったE組だったが・・・・今のこいつはもう落ち着いたみたいだな・・・
「(殺せんせ―の意思がきちんとこのメンバーみんなに伝わってるはずですよ・・・)なんだ?」
「海斗は・・・・これからどうするの?」
「・・・・」
「海斗のこれまではダークネスの復讐のために生きていたけど・・・・その人がいなくなったいま、君の人生はどうするの?」
「・・・・そうだな。俺の今後としては、とりあえずは冷華と共にゆっくりと生きていくさ・・・・。俺がこれまで見えなかったものをこの先の人生で見ていきたい」
「海斗・・・」
「さて、そろそろ他の連中は起きているだろうから入るか・・・・」
俺が教室に入ると、案の定他の面子も起きていた。まだ他の面子は若干受け入れるの時間がかかっているが、大丈夫だなろう。それと冷華と少し話したが、彼女はもう大丈夫だった・・・・
そうしてる間に烏間先生とイリーナ先生か入ってきた。先生達はどこか申し訳なさそうな雰囲気で入ってきた
「ターゲットは消え、地球は救われた。この一年、本当にご苦労だった」
「「「・・・・」」」
「君たちには納得できない事があるかもしれん。しばらくは注目されて、大変だと思う。機密事項の口止めなども頼むことだろう。もちろん、出来る限り君らを守るが・・・俺から先に謝らせてくれ。・・・すまない」
「「「!?」」」
烏間先生が頭下げるのを見て皆は驚いていたが、すぐに前原が言った
「烏間先生、平気っすよ。俺らも上手いこと、平穏に収まるよう努力するから」
「烏間先生を困らせたくないしね」
「その代わり、皆の希望があるんですが・・・今日の椚ヶ丘の卒業式、出させてください。本校舎の戦いの日々も殺せんせーと作ったら大事な思い出だから」
前原、岡野、片岡の言葉に烏間先生は驚きながらもすぐに冷静な顔になり口角を引き上げていた
「あぁ・・手配しよう。そのために俺はここにいるのだからな」
「お願いします。・・・悠馬」
「あぁ・・・。全員、起立!!」
悠馬は俺の言葉に頷いていた後に掛け声と共に立ち上がった。
すると、俺も含めて全員立ち上がったのをみた先生達は目を見開いていた
「烏間先生、ビッチ先生、本当にいろいろ教えて頂きありがとうございました!」
「「「「ありがとうございました!!」」」」
皆で頭を下げたのをみた先生達は微笑んでいたのを俺は見えていた
「土見君、芙蓉さん」
皆がそれぞれの動きをしてるときに俺と冷華は烏間先生に呼び止められた
「「はい?」」
「今この場で君たちに謝罪しておきたい。国の一部の人間が身勝手なことをしたことで君達の人生を悲惨にしてしまったことに・・・」
「「!」」
「それと・・・君達には受け入れるの時間がかかるのかもしれないがその時はまた説明をする」
「?それはどういうーー「海斗ー、そろそろ時間だぞ―」・・・とりあえず、卒業式にいきます」
「失礼します」
俺と冷華は頭を下げて席をはずして卒業式の会場に行くための準備をしていた
そして、俺達は別会場で卒業式を行っていた。思えば、この学校に来てから俺は変わったかもしれないな・・・。先生達の約束を必ず守る・・・
ーー土見海斗
「はい!」
俺の名前を呼ばれたときに俺はこれまでにないくらいはっきりと大きな声で返事した
「・・・・あのときとは違い、生きる目になったんだね。担任の残した賜物だ」
「えぇ、もう俺は迷いません。・・・理事長もお体大事にお元気で過ごしてください」
その後式は終わり、俺は冷華とともに会場の中で彷徨くと・・・・烏間先生がたっていた。そして、烏間先生の部下も後ろで控えていた
「警備はいいのですか?」
「安心しろ。そんなに時間はとらない。君たちにとって・・・・ある意味サプライズだ」
「「サプライズ・・・?」」
俺と冷華は????となっていた。すると、烏間先生は俺達の前から横にずれると・・・・
俺達は驚いた・・・・
「「えっ・・・・・・・」」
俺はその時・・・・あの頃のことを思い出した
『海斗・・・冷華をお願いするね?あの子は心配なところがあるから・・』
あの時、俺は必死で当時の力を使って何がなんでも止血しょうとして必死に力を流し込んでいたのは覚えてる・・・・
あの後看護士に言われたのは亡くなったときいていた・・・・
なのに・・・
なのに・・・・・・
俺は涙が出そうになるのを必死に耐えていた・・・・。隣では冷華も同じだった・・・
「あぁ・・・・」
「っ・・・・・」
その人はあの頃と変わらぬ微笑みで立っていたのだ・・・・
そして・・・・
「・・・・卒業おめでとう。冷華、海斗」
そして俺たちが小さい頃からいつも優しい声で俺達に声かけてくれた俺達の大切な・・・・
俺と冷華は目の前にいる女性に走り、しっかりと抱き締めた
「「お母さん/お母様!!」」
あの時に亡くなったときいていたお母さんが目の前にいたのだ。温もりがある・・・・
感触もある・・・・あの頃と変わらぬ声が・・・・
「お母様・・・・お母様!」
「うぐぐぐ・・・・」
「あらあら、二人ともそんな泣き虫でしたか・・・・?私は今ここにいますよ・・・」
何でお母さんが今目の前にいるんだ??なんで・・・
「・・・・君達の過去で聞いて俺は気になり調べたんだ。そして、君達の母親は一部の人間が匿ってくれていたんだ。それも国の関係していた人間がな」
ならなんで会えなかったんだ?なんであんな嘘を??
「・・・・私がそばにいることで貴方達が命の危険があるから、長年そこの病院で匿われながら生きていたのです。貴方達の事を一度も忘れたことはないですよ」
お母さんは辛そうにそして申し訳なさそうに喋っていた。つまり、政府もといあの実験を知ってる一部の人間がお母さんをかくまってくれたと言うことか・・・・
「貴方達に会いたい。その気持ちはとても強かったですが、柳沢主任に私が生きていることがばれてしまえば、また海斗に危険な思いをしてしまうからそれを避けるためにずっと病院に匿われて生きていたのです」
「お母さん・・・・俺・・・」
「えぇ、聞いています」
「・・・・・」
「貴方達の先生だった殺せんせーとも喋ることはありましたよ」
「えっ」
「先生が・・・・いつ?!」
お母さんは目をつぶりながら思い出すように話してくれた
「あの日の先生が来たことはは覚えていますわ・・・。物凄くデカイ体で病室にいる私に話しかけてきたのですから・・・」
いや、国家機密の先生が病院に入っていいのかよ!?と思ったが口出さないように続きを聞いていた
「そこで貴方達の先生がこうおしゃっていたのです。『二人のお子さんは立派な生徒です。3月にはきっと立派な目標をやりとげるでしょう・・・。貴方が生きていると知れば彼らはきっと喜ぶでしょうからどうか3月の卒業式にあってあげてください』って嬉しそうに話していましたわ」
「「っ・・・」」
「本当はもっと貴方達に会いたかったけど、貴方達のことを考えてずっと我慢していたの・・・ごめんなさいね?私のせいで辛い思いをさせてしまって・・・」
もう俺はその言葉が限界で顔を下向けて涙を流していた。お母さんが生きていたこと・・・先生が最後までそういうこともしてくれたことに俺は感謝してもしたりない・・・・
「ぐぅっ・・・っ・・・!」
「海斗・・・貴方にはもっと辛いことも与えてしまってごめんなさい・・・」
「違う・・・違う・・・お母さんは悪くない・・・ぅぅ」
「海君・・・」
俺は溢れる涙が止まらない中、お母さんと冷華は俺が溢れる涙止まらないのにハンカチ差し出してくれた。
畜生・・・目から涙が止まらない・・・・こういうことするから先生は・・・憎めないんだよ・・・
烏間先生の部下が母さんに声かけてきた
「紅葉さんそろそろ時間が・・・」
「そう・・・海斗。また後日に会いましょう」
「お母様・・・」
「お母さん・・・」
するとお母さんが部下の人になにか頼みごとすると俺らの間に入ってきた
「せっかくの卒業式だから・・・三人で撮りましょう?」
「「っうん/はい!」」
すると部下の園川さんが俺と冷華とお母さんの三人の写真を撮ってくれた・・・こうして、母さんとは別れたがもう今生の別れではないとわかった今・・・俺のすべて吹っ切れた・・・
他の皆と合流しょうと思ったその瞬間、マスコミが空気読まずに乱入してきた
「・・・・そろそろ本気であいつらの行きすぎた報道を制裁したろうか・・・・!せっかくの晴れ舞台の日に・・・」
「海君落ち着いてください・・・私も流石にそろそろ怒りたいですけど・・・!」
俺が怒りたまって割り込もうとしたら・・・
「君達E組はマスコミ相手しなくっていい。ここは僕らに任せろ」
「!浅野・・・」
「・・・・全員作戦開始」
俺は驚くとE組の仲間全員をかばうようにA組が囲んでマスコミを撃退していたた
「何だ君たちは!」
「取材の邪魔をするな!」
当然マスコミはいいネタを邪魔されて怒るが・・・
「てめぇらこそ、人の花道の邪魔するんじゃねぇ」
「編集して、ネットで告発しようかなぁ」
「全員、顔を覚えたしな」
「さぁ、僕らに任せて。玄関先までエスコートしよう」
こいつらがマスコミに対して溜まっていた不満をぶつけるように相手していた
こいつら・・・なんで・・・
「大半が、今日で縁もゆかりもなくなるとはいえ、仮にも同じ学校で学んだ生徒だ。見捨てれば、支配者の僕の恥になる」
そうか・・・・きっとこいつなりに俺らを守ってくれたわけか
次々がバス乗るなか、浅野が俺を呼び掛けた
「土見」
「・・・なんだ」
「君とは結局決着は本当の意味での決着は着かなかったが。いつか別の機会で君とは話し合ってみたい」
「お前と話し合ったらそれはそれで面白いかもな・・・。めんどくさいのは抜きでな・・・。浅野、お前の人生悔い残すなよ」
俺はそういってバスを乗ったのだが・・・
「・・・・形違えばもしかったら君とは親友になっていたのかもしれないな・・・。君も今後の人生頑張れ・・」
やつの言葉が聞こえた
俺は奴の顔は見なかったが何となくだが笑っていたのは感じ取れた
ーー俺はこの学校でたくさんのものを教えてくれた。もうここで学ぶことはない・・・さよなら・・・・椚ヶ岡中学校と、そして・・・殺せんせ―・・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!