暗殺教室 少年の求めていたもの   作:絆と愛に飢えるシリアス

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球技大会の時間4

さっきの回で俺が1点とったから野球部が追い付くまで、あと2点必要となるが・・・・このまま終わると思えないな。俺はベンチへと下がり、杉野に後を任したのだ。野球部との決着はお前が決着つけないとダメなんだよ!

 

最初は普通に見逃していたが・・・・何を仕掛けてくる?

 

「橋本君。手本を見せてあげなさい」

 

橋本はそう、E組の攻撃と同じようにバントをしたのだ。その為、E組は動揺し、一塁を許してしまう

 

「(野球部が素人相手にバントなど、普通なら見ている生徒は納得するまい。だが、君たちが先にやったことでやる名分を作ってくれた。手本を見せてやるというね)」

 

「やってくれるぜ・・・本当にあの人は・・・・」

 

「どう言うこと?」

 

片岡が俺に聞いてくるが、気づいてないみたいだな?あの人の狙いを?

 

「野球部がE組にバント攻撃をするのは本来なら納得しないが、先にこちらが仕掛けた」

 

「・・・・つまり、手本を教えると言う意味で、バントをしているってことね」

 

そう・・・。くそ、どうするんだ?ここまで来て負けるのは俺は嫌だぞ?お前を信頼して俺は下がったんだ・・・意地を見ててくれ!杉野!

 

ノーアウト満塁、E組は絶対絶命の状態に陥っていた

 

そして、次のバッターがあの進藤だったが・・・何だあれは・・・やばくないか・・・!?

 

「(最終回のこれを演出する為に、彼を一回から育ててきた。最後を決めるのはバントではない。主役である強者のスイングだ。さぁ、どう出る?殺し屋たちの担任さん)」

 

理事長は内心、これで終わると思ってなかった

 

すると・・・

 

「カルマくん、さっきの挑発が活きる時が来ましたよ」

 

そういうと、赤羽は殺せんせーの意図が分かったのか、「なるほどね」とつぶやいたのを俺は聞こえていた

 

杉野達が進藤の相談をしていると、赤羽が向かっていった

 

「おーい、監督から指令」

 

試合が再開すると、実況はE組の布陣に驚きを隠せない

 

ーーこの全身守備は・・・・!?

 

「あきらかにバッターの集中を乱してるけど、さっきそっちがやった時、審判は何も言わなかった。文句ないよね?理事長」

 

そう赤羽が聞くと、理事長は動揺せずに言った

 

「(なるほどな。よく考えたが、こざかしい)ご自由に。選ばれたものは心を乱さない」

 

「へぇ、言ったね。じゃあ、遠慮なく」

 

赤羽と悠馬はバッターの間近まで近づき、その場に立つ

バットを振ったら、当たりそうな距離だ

 

「は?」

 

思わず、ぼう然とする進藤に・・・

 

「気にせず、撃てよ。スーパースター。ピッチャーの球は邪魔しないから」

 

「くだらないはったりだ。かまわず振りなさい、進藤君、骨を砕いても打撃妨害をとられるのはE組だ」

 

動揺する進藤だがすぐ切り替えた

 

「(なめた真似しやがって、大きく振ってビビらせりゃ、引くに決まってる!)」

 

杉野の打球に大きくバットを振るが、バットを振る寸前に二人はかわした

 

「ほぅ?(ほとんど動かず、かわすとは…)」

 

少し驚いたように理事長は思ってるのは誰も知らない

 

「二人の度胸と動体視力はE組でもトップクラス。バットをかわすだけならバントより簡単ですね」

 

ねるねるねるねを食べながら、殺せんせーは言う

 

赤羽が動揺してる相手になにか言うと、そいつは震えていた

 

それを目にした俺は先が見えたーー

 

「・・・・俺たちの勝ちだな」

 

「え?どういうーー」

 

片岡達が疑問に思うがそのつぎの光景に納得した

 

その訳は杉野が投げた球に進藤はバットを振り、当たるもののフライになってしまい、渚がボールをとって、ボール回して3アウト

 

E組の勝利だ・・・

 

理事長が去り、杉野と進藤が喋っていた

 

「進藤!ごめんな、はちゃめちゃな試合やっちまって。でも、分かってるよ、野球選手としてお前は俺より全然上。これでお前に勝ったなんて思ってねぇよ」

 

そう言って、手を貸す

 

「だったら、なんでここまでして勝ちにきた。勝って俺より強いと言いたかったんじゃないのか?」

 

すると、杉野は少し困った顔をして

 

「渚は俺の変化球練習にいつも付き合ってくれたし、カルマや磯貝の反射神経とか。みんなのバントの上達ぶりとかすごかったろ?でも、結果出さなきゃ、うまくいえねぇけどな」

 

「ちょっと、自慢したかったんだ。昔の仲間に今の仲間のこと」

 

そう笑って、言った。その言葉に進藤は少し笑って

 

「覚えとけよ、杉野。次やる時は高校だ!」

 

そう言い放った

 

「おうよ!」

 

それまでに地球があれば見てみたいかもな・・・この二人の本当の決着に

 

俺は見届けて、一人でまたゆっくりと帰った・・・

 




ここまで読んでいただいてありがとうございます!読んでいただいてることに感謝してこれからも励みます!次回もよろしくお願いします!
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