暗殺教室 少年の求めていたもの   作:絆と愛に飢えるシリアス

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笑顔の時間

渚side

 

「渚君・・・やってみるか?」

 

鷹岡先生は烏間先生に誰かにナイフを渡せと指示していたのだ。そんな烏間先生が決めた代表が・・・僕に指名来たのだ

 

「俺は地球を救う暗殺者任務を依頼した側として、君たちとはプロ同士だと思っている。プロとして君たちに支払うべき最低限の報酬は当たり前の中学生活を保障することだと思っている。だから、このナイフは無理は受け取る必要はない。その時は俺が鷹岡に頼んで、報酬を維持してもらえるよう努力する」

 

「(僕はこの人の目が好きだ。こんなに真っ直ぐに目を見て、話してくれる人は家族にもいない。立場上、僕らに隠し事がたくさんあるだろう。何で僕を選んだのかも分からない。けど…)」

 

ここで僕は、前原君が攻撃されたことや神崎さんが殴られかけたことを思い出して、そして・・・

 

「(いつもめんどくさいと距離を取っていた土見君があそこまで血だらけになりながらも怒って闘ってくれたんだ・・・だから・・・)やります」

 

みんなをひどい目に合わした事に僕は許せない・・・!

 

 

土見side

 

「烏間〜。お前の目も曇ったものだなぁ」

 

渚を選んだことに対し、鷹岡はなめきった様子だ

 

「烏間の奴、どうかしちゃったんじゃないの?なんで、渚なの?」

 

それを見ていたイリーナ先生も不思議そうに見るが

「見てれば分かります」と殺せんせーがそう言ったのだ。

 

「渚のナイフは当たると思うか?」

「無理だよ。プロ相手に本物のナイフなんて」

 

E組の生徒も不安そうに見つめる

 

「・・・いや、勝算はあるはずだ」

 

「ん?何でそう思うんだ?」

 

「鷹岡先生は渚をなめている。恐らくだが、一瞬だと思うからしっかり見とけよ」

 

俺の言葉に悠馬は納得したのだ。尚、頭の傷はとりあえず女子全員に怒られてタオルで止血していた・・・いや、お前ら俺と距離とっているの忘れてるだろ?・・・あっ、俺が距離を作ったんだった

 

しかし・・

 

「負けるなよ・・・渚・・・」

 

 

 

 

渚side

 

「さぁ、来い!(公開処刑だ…すべて攻撃をかわしてから、しゃぶりつくす。生徒全員が恐怖し、俺の教育に従うようにな)」

 

僕は烏間先生が言った言葉について思い出していた。

 

『いいか、鷹岡にとってこの勝負は見せしめの為の戦闘だ。対して君は暗殺。強さを示す必要もなく、ただ一回当てればいい。そこに君の勝機がある』

 

それでも本物のナイフを持っていることで渚は心臓の音が高鳴る

 

「(そろそろ気づいたな。刃物を持つとはどういうことか。本物のナイフで人を刺したら死んじゃうよ。こんなもの、本気で使えない・・と。俺はなぁ…それに気づいた青ざめるど素人の顔が大好きなんだぁ)」

 

そんな鷹岡とはよそに・・・

 

僕はあることに気づいた・・・

 

「(…僕は本物のナイフを手にどう動けばいいのか、迷って…烏間先生のアドバイスを思い出した。…そうだ、戦って勝たなくたっていい。殺せば勝ちなんだ。だから僕は笑って、普通に歩いて近づいた。通学路を歩くみたいに、普通に)」

 

僕はポンと鷹岡先生にぶつかった。僕は鷹岡先生に刃物を向けると

 

「(そこで初めて鷹岡先生は気づいた。自分が殺されかけていることに。そして、ぎょっとし、体勢を崩した。誰だって、殺されかけたらぎょっとする。殺せんせーでも

そうなんだから。重心が後ろに偏っていたから、服を引っ張って転ばし、仕留めにいく。正面からだと、防がれるので背後に回って…確実に)捕まえた・・・」

 

 

土見side

 

「「「・・・・・」」」

 

おいおい・・・・渚のやつ・・・ちょっとして・・・

 

「とんでもない才能があるのかよ・・・!?」

 

烏間先生も驚いていた。下手すると・・・あいつはとんでもない才能がある・・・!

 

「そこまで」

 

殺せんせーは渚が持っていた本物のナイフを取り上げる

 

「烏間先生。まったく、本物のナイフを生徒に持たせるなど正気の沙汰ではありません。怪我でもしたら、どうするんですか」

 

そういいながら助けにいそうだな・・・

 

「よくそこで本気でナイフを振れたよな!」

 

「いや、烏間先生も言われた通りやっただけで鷹岡先生強いから」

 

苦笑いで渚が答えていくと、前原が前に出た。不思議そうに見つめると、前原は急に渚を平手打ちをした

 

「なんで叩くの!?」

「あぁ…悪い。ちょっと信じられなくて.でもサンキュー!なんか今の暗殺ですっきりした!」

 

その瞬間、鷹岡先生が立ち上がった

 

「このガキ。父親も同然の俺に刃向って、まぐれの勝ちはそんなに嬉しいか。もう一回だ、心も身体も全部残らず、へし折ってやる!」

 

慌てて駆け寄ろうとする烏間先生を殺せんせーが止める

 

「確かに次やったら、僕が負けます。でも、はっきりしたのは僕らの担任は殺せんせーで、僕らの教官は烏間先生です。これは絶対譲れません。父親を押し付ける鷹岡先生よりプロに徹する烏間先生の方が僕は温かく感じます」

 

・・・どうやら、烏間先生はなにかはっとしたな。

 

「本気で僕らを強くしようとしてくれてたのは感謝します。でもごめんなさい。出て行ってください」

 

渚は鷹岡先生に頭を下げる。あいつ・・・

 

「じゃあ、私は?」

ビッチ先生が割り込んでくる

「僕らのビッチ、です」

「コロス!」

 

くっくく、どうやらこのクラスは面白い感じになってきたな・・・・

 

なら俺も言っとかないとな

 

「それに、悪いがあんたの持ちかけたルールを考えたら渚の勝ちだ・・・おとなしく敗けを認めたらいいんじゃねぇか?」

 

「ぐっこのガキがぁぁぁぁ!!!」

 

俺が構えようとした瞬間烏間先生が前に出る

 

「身内が迷惑をかけてすまなかった。あとのことは心配するな今まで通り、俺が教官を務められるよう、上と交渉する」

 

「「「「烏間先生!!」」」」

 

迷いが消えた・・・そして、攻撃が早かった・・・  

 

「やらせるか、そんなこと。俺が先に掛け合って・・・」

 

「交渉の必要はありません」

 

そこには理事長先生がいた

 

「新任教師の手腕に興味がありまして、すべて拝見させていただきました。 鷹岡先生、あなたの授業はつまらなかった。教育に恐怖は必要です。が、暴力でしか、恐怖を与えることが出来ないならその教師は三流以下だ」

 

・・・・迷いないな・・・

 

この人は本当に怖い・・・・

 

「解雇通知です」

 

鷹岡の口の中に解雇通知を押しこめ、こういった

 

「ここの教師の任命権はあなた方、防衛省にはない。すべて私の配下であることをお忘れなく」

 

正論だな・・・あのあと、鷹岡は悔しげに去りながら理事長もゆっくりと去ったが烏間先生と殺せんせ―はなにか話してるな・・・大方渚だろう?

 

 

「烏間先生ー、生徒の努力で体育教師を返り咲けたし、なんか臨時報酬があってもいいんじゃない?」

 

中村がそう烏間先生に提案する

 

「そう。鷹岡先生、そういうのだけは充実してたよねぇ」

 

倉橋もそれにのる。そんな生徒の言葉にふっと笑って

 

「甘いものなど、俺は知らん。これで食いたいものを決めたらいい」

 

財布を片岡に渡して自分は仕事の方に戻っていったのだ

 

「「「「やったぁ!!」」」」

 

 

そんな喜んでる横では・・・

 

「さてと・・・俺は帰るか」

 

「ちょっと待ちなさい」

 

俺が帰ろうとすると片岡と速水が何故か呼び止めた・・・はて?俺何かした?

 

「そのままどうするつもりだったのかしら?」

 

「・・・家に帰るに決まってるだろ?」

 

「あんたバカ?先にいくところあるでしょ?」

 

・・・?なんだって?

 

すると、全員が口揃えていったのは

 

「「「「「病院行け!」」」」」

 

 

 

・・・・やっぱり俺一人が気楽です・・・

 

 

いくら孤独になれても、ストレートにこんな言われたのは心ボロボロです・・・・

 

 

 

だけど、皆は気づいてなかったのだ・・・土見と普通に会話してることに・・・

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!徐々にお気に入り増えて作者は嬉しいです!次回もよろしくお願いし蒸す
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