イトナとシロによる寺坂の事件が終わり、数日経ち、殺せんせーはいつもよりもテンション高かった
「さぁ!みなさん!!いよいよ期末試験も近くなりました!!時間は迫ってきてます!!!」
「ねぇ、殺せんせー、期末もまた全員50位以内を目標にするの?」
渚がテンション高い殺せんせーにそう聞く。俺は前回受けてないから黙って聞いていた
「いえ、先生はあの時総合点ばかり、気にしてました。生徒それぞれに目標を立てるべきかと思い至りましてね。そこで今回は・・・この暗殺教室にぴったしの目標を設定しました!」
すると、殺せんせーは寺坂の方に見て何を思ったのか慌てて駆け寄って説得していた
「大丈夫!寺坂君にもチャンスがある目標ですから!」
「・・・・(暑苦しい)!」
顔すり寄られて機嫌が悪いな・・・・。しかし、あいつがそんなに賢くないのは何となくわかった
「さて、前にシロさんが言った通り先生は触手を失う、動きが落ちます」
殺せんせーは自分で触手を落とす
「一本減っても影響は出ます。ごらんなさい。分身を維持できず、子供の分身が混ざってしまった」
小さな殺せんせー分身が混ざった。ん?分身ってそういう減り方するものか?
「さらに一本減らすと・・・子供の分身がさらに増え、親の分身が家庭のやりくりに苦しんでいます!」
なんか切ない話になってきた・・・・
「さらに、一本。今度は父親分身が蒸発し、母親分身が女で一つで養わなくてはいけません」
「「「「「「重いよ!!」」」」」」
なぜ、重い話にするんだ!?流石に俺は我慢できず声出してしまった・・・・
「触手一本、消失につき先生が失う運動能力は約10%。そこで本題です。今回は総合点の他にも教科ごとに1位をとったものに触手を一本、破壊する権利を進呈します」
なるほど、総合点が高くても得意教科で暗殺できる可能性があがるのか・・・・
「これが暗殺教室の期末テストです。賞金100億に近付けるかどうかは皆さんの努力次第です」
・・・面白い。今回は俺も協力するか・・・・
あのあと、休み時間になりいつもなら俺は外で昼寝するがその日は違った・・・
俺は隅っこで渚らの会話を聞いていた
「教科一位で触手一本か・・」
渚がそうつぶやくと、気合が入ったように奥田さんが言った
「えぇ、がんばりましょう!」
「珍しく気合入ってんじゃん、奥田さん」
「はい!理科だけなら私の大の得意ですから、やっと皆の役に立てるかも…」
ふむ・・・どうやら奥田は理科が強いのか・・・
「うちにも上位ランカー結構いるから、一教科だけならトップも夢じゃないかも!」
茅野もそう言うと、突然杉野の携帯が鳴った。
「進藤・・・・?」
・・・何?確か・・・野球部のキャプテンの奴だよな??
不思議そうに杉野が電話に出ると、期末テストについての情報を進藤は話し始める。話によると、会議室に特進クラスA組が全員集結しており、自主勉強会を開いているらしい
すると、突然・・・
ーー中間テスト総合2位!マスコミ志望の高い社会知識!放送部部長、荒木鉄平!!
ーー総合3位!人文こうけい総なめ…鋭利な詩人!
生徒会書記 榊原蓮!!
ー!総合5位!赤羽への雪辱に燃える、暗記の鬼!生物部部長 小山夏彦!
ーー総合6位!口の悪さとLA仕込みの語学力に追従者なし!生徒会議長 瀬尾智也
なるほど・・だが、一つ気になるか杉野が先に質問してくれた
「ちょ…そのナレーション、お前がやってんの?」
「《え、あぁ。一回やってみたかったんだ。こういうの》」
案外お茶目だな?おい?
「《そして、その頂点に君臨するのが・・・》」
その会議室ではA組の頂点にいる、ある者がA組に語りかけていた
「僕らは太陽。椚ヶ丘中学を照らす太陽だ。しかし、その輝きを覆い隠そうとする不穏が発生しつつある。あのE組が中間テスト50位以内を目指していたという・・・」
周りは静かに聞いていた・・・
そんな周りを一瞥して続きをいった
「ならば、僕たちが上位を独占し、立ち込める暗雲を晴らそうじゃないか。彼らのそんな考えをただし、我が校の光を守ろう。僕らたちの手で」
その言葉にA組は盛り上がる
「おぉ!そうだ!!」
「やってやろうぜー!」
そんな演説している声を聞き取った。・・・相当のカリスマだな。今の声からするに
「総合1位!全国模試1位!全教科パーフェクト。支配者の遺伝子を引き継ぐ!!生徒会長 浅野学秀!!」
「理事長の一人息子・・・・!」
杉野はつぶやくと進藤は続きを言っていた。そして曰く、カリスマがあり成績がトップ。人望もある・・・・か・・・。こいつは厄介だな
「《全教科パーフェクトの浅野と各教科のスペシャリスト達。五人を合わせて、五英傑。・・・奴ら、お前らを本校舎に復帰させないつもりだ。このままじゃ・・・》」
ちゃんと進藤のやつ・・・少し変わったか?ただ、E組は本校舎に戻るつもりなんて毛頭ない気がするがな・・・
「ありがとう進藤、心配してくれて。けど、大丈夫。今は俺たちはE組脱出が目標じゃない。目標の為にはA組に勝てる点数を取らなきゃならない。見ててくれ、頑張るから」
杉野はこう返した。その言葉に進藤もフッと笑う
「《勝手にしろ。E組の頑張りなんて、知った事か》」
・・・やはり変わったな・・・。あいつは・・・周りのやつらもすごい真っ直ぐな目・・・
俺には眩しく感じる・・・
だが・・・・
「俺も協力するといった以上、やるか・・・めんどくせぇが負けるのは嫌だしな・・」
俺も決心したのだ。頑張ってるE組にたまには協力すると・・・。さて、それなら早速・・・昼寝するか。勉強は後だ
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします!