暗殺教室 少年の求めていたもの   作:絆と愛に飢えるシリアス

30 / 170
期末への決意の時間

イトナとシロによる寺坂の事件が終わり、数日経ち、殺せんせーはいつもよりもテンション高かった

 

「さぁ!みなさん!!いよいよ期末試験も近くなりました!!時間は迫ってきてます!!!」

 

「ねぇ、殺せんせー、期末もまた全員50位以内を目標にするの?」

 

渚がテンション高い殺せんせーにそう聞く。俺は前回受けてないから黙って聞いていた

 

「いえ、先生はあの時総合点ばかり、気にしてました。生徒それぞれに目標を立てるべきかと思い至りましてね。そこで今回は・・・この暗殺教室にぴったしの目標を設定しました!」

 

すると、殺せんせーは寺坂の方に見て何を思ったのか慌てて駆け寄って説得していた

 

「大丈夫!寺坂君にもチャンスがある目標ですから!」

 

「・・・・(暑苦しい)!」

 

顔すり寄られて機嫌が悪いな・・・・。しかし、あいつがそんなに賢くないのは何となくわかった

 

「さて、前にシロさんが言った通り先生は触手を失う、動きが落ちます」

 

殺せんせーは自分で触手を落とす

 

「一本減っても影響は出ます。ごらんなさい。分身を維持できず、子供の分身が混ざってしまった」

 

小さな殺せんせー分身が混ざった。ん?分身ってそういう減り方するものか?

 

「さらに一本減らすと・・・子供の分身がさらに増え、親の分身が家庭のやりくりに苦しんでいます!」

 

なんか切ない話になってきた・・・・

 

「さらに、一本。今度は父親分身が蒸発し、母親分身が女で一つで養わなくてはいけません」

 

「「「「「「重いよ!!」」」」」」

 

なぜ、重い話にするんだ!?流石に俺は我慢できず声出してしまった・・・・

 

「触手一本、消失につき先生が失う運動能力は約10%。そこで本題です。今回は総合点の他にも教科ごとに1位をとったものに触手を一本、破壊する権利を進呈します」

 

なるほど、総合点が高くても得意教科で暗殺できる可能性があがるのか・・・・

 

「これが暗殺教室の期末テストです。賞金100億に近付けるかどうかは皆さんの努力次第です」

 

 

・・・面白い。今回は俺も協力するか・・・・

 

あのあと、休み時間になりいつもなら俺は外で昼寝するがその日は違った・・・

 

俺は隅っこで渚らの会話を聞いていた

 

「教科一位で触手一本か・・」

 

渚がそうつぶやくと、気合が入ったように奥田さんが言った

 

「えぇ、がんばりましょう!」

 

「珍しく気合入ってんじゃん、奥田さん」

 

「はい!理科だけなら私の大の得意ですから、やっと皆の役に立てるかも…」

 

ふむ・・・どうやら奥田は理科が強いのか・・・

 

「うちにも上位ランカー結構いるから、一教科だけならトップも夢じゃないかも!」

 

茅野もそう言うと、突然杉野の携帯が鳴った。

 

「進藤・・・・?」

 

・・・何?確か・・・野球部のキャプテンの奴だよな??

 

不思議そうに杉野が電話に出ると、期末テストについての情報を進藤は話し始める。話によると、会議室に特進クラスA組が全員集結しており、自主勉強会を開いているらしい

 

すると、突然・・・

 

ーー中間テスト総合2位!マスコミ志望の高い社会知識!放送部部長、荒木鉄平!!

ーー総合3位!人文こうけい総なめ…鋭利な詩人!

 生徒会書記 榊原蓮!!

ー!総合5位!赤羽への雪辱に燃える、暗記の鬼!生物部部長 小山夏彦!

ーー総合6位!口の悪さとLA仕込みの語学力に追従者なし!生徒会議長 瀬尾智也

 

なるほど・・だが、一つ気になるか杉野が先に質問してくれた

 

「ちょ…そのナレーション、お前がやってんの?」

 

「《え、あぁ。一回やってみたかったんだ。こういうの》」

 

案外お茶目だな?おい?

 

「《そして、その頂点に君臨するのが・・・》」

 

 

その会議室ではA組の頂点にいる、ある者がA組に語りかけていた

 

「僕らは太陽。椚ヶ丘中学を照らす太陽だ。しかし、その輝きを覆い隠そうとする不穏が発生しつつある。あのE組が中間テスト50位以内を目指していたという・・・」

 

周りは静かに聞いていた・・・

 

そんな周りを一瞥して続きをいった

 

「ならば、僕たちが上位を独占し、立ち込める暗雲を晴らそうじゃないか。彼らのそんな考えをただし、我が校の光を守ろう。僕らたちの手で」

 

その言葉にA組は盛り上がる

 

「おぉ!そうだ!!」

「やってやろうぜー!」

 

そんな演説している声を聞き取った。・・・相当のカリスマだな。今の声からするに

 

「総合1位!全国模試1位!全教科パーフェクト。支配者の遺伝子を引き継ぐ!!生徒会長 浅野学秀!!」

 

「理事長の一人息子・・・・!」

 

杉野はつぶやくと進藤は続きを言っていた。そして曰く、カリスマがあり成績がトップ。人望もある・・・・か・・・。こいつは厄介だな

 

「《全教科パーフェクトの浅野と各教科のスペシャリスト達。五人を合わせて、五英傑。・・・奴ら、お前らを本校舎に復帰させないつもりだ。このままじゃ・・・》」

 

ちゃんと進藤のやつ・・・少し変わったか?ただ、E組は本校舎に戻るつもりなんて毛頭ない気がするがな・・・

 

「ありがとう進藤、心配してくれて。けど、大丈夫。今は俺たちはE組脱出が目標じゃない。目標の為にはA組に勝てる点数を取らなきゃならない。見ててくれ、頑張るから」

 

杉野はこう返した。その言葉に進藤もフッと笑う

 

「《勝手にしろ。E組の頑張りなんて、知った事か》」

 

・・・やはり変わったな・・・。あいつは・・・周りのやつらもすごい真っ直ぐな目・・・

 

 

俺には眩しく感じる・・・

 

 

だが・・・・

 

「俺も協力するといった以上、やるか・・・めんどくせぇが負けるのは嫌だしな・・」

 

俺も決心したのだ。頑張ってるE組にたまには協力すると・・・。さて、それなら早速・・・昼寝するか。勉強は後だ

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。