俺は今、赤羽と暗殺者の激しい攻防を見ていた
「相手は怪力の素手で対する赤羽も武器はなし。しかも、とんでもない攻防の繰り返しだが・・・どうするんだ?」
「カルマはこういうのは恐らくクラス1だからなにか策はあると思うが・・・」
俺の言葉に悠馬は赤羽はEクラスで接近、それも格闘はあいつの得意分野と聞いていたが、あの捌き方あれはまるで・・・
「まるで烏間先生の捌き方だな・・・」
「「「「「え!?」」」」」
「えぇ、なぜかサボっている土見君がそれを気づいてるのか知りませんが、たしかにあれは烏間先生の捌き方ですねぇ」
「めんどくせぇからサボってるだけだ・・・それとあれは見ればわかります」
「ヌルフフフ、素直じゃありませんね~」
「・・・」
俺はあえて答えず、赤羽の方を見ていた。あいつがこのまま終わると思えないが・・・どうするんだ?
「(避けられるけど、こっちから攻め込んだら捕まるからな~・・・)」
赤羽が一向に攻撃してこない態度にグリップは攻撃の手を止める
どうしたんだ?
「どうしたぬ。攻撃しなくては永久にここを抜けられぬぞぬ」
「どうかな?あんたを引き付けられるだけ引き付けといて、その隙に皆がちょっとずつ抜けるっていうのもありかと思って?」
すると相手は少し顔しかめているの俺は見逃さなかった・・・だがあいつも奴の表情変化見逃さなかった
「安心しな、そんな狡いことはなしだ。今度は俺からいくからさぁ?あんたに合わせて正々堂々、素手のタイマンで決着つけるよ」
すると奴は嬉しそうに暗殺家業に味わえないフェアな勝負ができると言っていたが、本当にフェアな勝負をすると思えない・・・
「気を付けろよ・・・赤羽」
俺はだれにも聞こえない声で赤羽に対する心配を呟いていた
戦いはさらに激しい攻防を繰り出し、赤羽はグリップがぐらついたのを見てすかさず攻撃をしようとするが、グリップはガスを噴射した
「!?っぐ・・・」
不意打ちの攻撃にカルマにガスが直撃する
「一丁あがりぬ。長期戦は好まぬ。スモッグの麻酔ガスを試してみることにしたぬ」
卑怯なやり口にE組は抗議の声を上げたが、俺は寧ろ、内心ではあいつがなにも警戒してないはずがないと思い、見守っていた・・・
「俺は一度も素手だけとは言ってないぬ。こだわることにこだわり過ぎないぬ。それもまたこの仕事を長くやっていく秘訣だぬ。至近距離のガス噴射、予期していなければ絶対に防げない…!?」
「確かにあんたのもいってるの正しいが・・・あんたの戦っていた相手は気づいていたみたいだな?」
「奇遇だねぇ、二人とも同じこと考えてたんだねー?」
「ぬぅ・・・・何故、お前がそれを…持っているぬ?…しかも、何故お前は俺のガスを吸ってないぬ・・?!」
「倒れないのはプロの意地か・・・。あいつはあんたの考えを先読んでたのさ」
ナイフを赤羽に振るうが勢いがないからグリップはそのまま赤羽に倒されたのだ。そして押さえ込みながら・・・
「ほら寺坂、早く早く!ガムテと人数使わないと、こんな化けもん勝てないって」
赤羽は寺坂達にそう言うとそれを聞いた寺坂はため息を吐いて
「てめぇが素手のタイマン約束とか、もっとないわな」
グリップを抑え込みにかかる
「縛る時、気をつけろ。そいつの怪力はマヒしていても要注意だ」
悠馬が周りにそう指示だしたのだ。そんな中、奴はなぜわかったのかと聞くと
「当然っしょ。素手以外を全部を警戒してたよ。あんたが素手の戦いをしたかったのは本当だろうけど、俺らをここで止める為にはどんな手段でも使うべきだし。おれでもそっちの立場ならそうしてる。あんたのプロ意識を信じたんだよ。信じてたから警戒してた」
その説明に奴は満足そうに笑っていたが・・・
俺はついでに奴に聞いておこうと、誰も気づかないように聞くと奴は・・・
「ぬ!?何故、お前が・・・それを知ってるぬ?!」
「やはりか・・・ということは、その関係か・・・?」
「ぬぅ・・・少なくとも俺には関わりはないぬ・・・。名前は聞いた事があるぬ・・」
「そうか・・・すまない」
俺は聞きたいことを聞けたので、みんなと少し距離とっていた場所に戻ったのだ。他の面子は不思議そうな顔だったが・・・関係ない。しかし、奴も俺に合わせて小さい声で話してくれたのはなんか親切と感じた・・・
「しかし、中々楽しませてくれたぬ」
おじさんぬは満足そうに笑っていたが・・・
「え、何言ってんの?楽しいの、これからじゃん」
からしとわさびを取り出す赤羽を俺は見たが・・・まさか?!奴がやろうとしてるのは・・・!?
「ぬ?なんだぬ、それは」
「わさび&からし。おじさんぬの鼻にねじ込むの」
その言葉にE組とグリップが絶句する・・・・
「やっぱりか・・」と俺があきれているとそのやる本人は聞きとして説明していた・・・
「さっきまできっちり警戒してたけど、こんだけ拘束したら警戒もくそもないよね。これ入れたら、専用クリップで鼻塞いで口の中に唐辛子を千倍辛いブートジョロキアぶち込んで、その上から猿ぐつわして、処置完了。さぁ、おじさんぬ、今こそプロの意地を見せる時だぬ」
グリップが必死に暴れてるのを俺は見ながら漏らした感想は・・・
「・・・・あいつはやはりあいつか・・・・」
「確かに・・・カルマはカルマだな・・・」
俺の言葉に悠馬も苦笑いだった・・・あいつの将来が恐いな・・・・
そんな気持ちを持ちながら眺めていた・・・。しかし、奴から有力な情報を得られなかったのは残念だ・・・。グリップが苦しんでるのを眺めながら心は落ち込んでいた
ここまで読んでいただきありがとうございます!また宜しくお願いします