暗殺教室 少年の求めていたもの   作:絆と愛に飢えるシリアス

49 / 170
決着の時間

俺達は殺し屋の三人とにらみ合いながらお互いの動きを探っていた

 

「このまま帰れると思ったか?餓鬼ども」

 

一人の男・・・ガストロだったって?そいつがそういうと、俺はより一層足に力を込めていた

 

「お前達の雇い主はすでに倒した。戦う理由はないはずだ。俺は十分回復した。生徒達も十分強い。これ以上互いに被害出ることはやめにしないか」

 

烏間先生が提案すると、ガストロはすぐにそれをのんだ。

 

「あぁ、いいよ」

 

「「「「「・・・へ?」」」」」

 

・・・・何?いや、そういうことか・・・。俺は行き着いた考えを奴らに聞いてみた

 

「仇討ちなんて契約に含んでいなかったんだな?」

 

「ご名答。ボスの敵討ちは契約に含まれてねぇ。それに言ったろ?そもそもお前らに薬なんぞ必要ねぇって」

 

「お前らに盛ったのは食中毒菌を改良した物だ。あと3時間位は猛威を振るうが、その後急速に活性を失って、無毒になる。ボスが使えと指示したのはこっちだ。これを使えばお前らマジでやばかったがな」

 

「そのウィルスを使う直前3人で話し合ったぬ。ボスの設定した時間は1時間ぬ。だったらわざわざ殺すウィルスじゃなくても取引はできるぬ」

 

「お前らが命の危険を感じるには十分な時間だったろう?」

 

つまり、こういうことか?と思い俺は行き着いた考えをこいつらに聞いてみた

 

「このお前らの雇い主は初めから渡すつもりないから、密かにお前ら3人が話し合ったと言うことか?」

 

「そういうことよー。まぁボマー・デルフの旦那ははなっからボスの事を信頼してなかったから独断で動いていたがな」

 

そういえば、ボマー・デルフは何処に行ったんだ?まぁ、今はそれを考えない方がいいな

 

「でも、お金をもらってそんなことしていいの?」

 

「アホか。プロがなんでも金で動くと思ったら大間違いだ。もちろん、クライアントの意に沿うように最善を尽くすが!ボスははなから薬を渡すつもりはないようだった。カタギの中学生を大量に殺した実行犯になるか、プロとしての評価を落とすか。どちらが俺らの今後にリスクが高いか。冷静に秤(はかり)にかけただけよ」

 

矢田の疑問にガストロがご丁寧に答えてくれた。確かにその考えがあったから、他の皆は助かったわけか・・・

 

「まぁそんなわけで、お前らは残念ながら誰も死なねぇ」

 

毒物使いは渚にぽいっとあるものを渡す

 

「その栄養剤、患者に飲ませて寝かせてやんな。倒れる前より元気になったって、手紙が届くほどだ」

 

おいおい。アフターケア完璧だな!?ったく・・・殺し屋やめたほうがいいんじゃねぇの?この人は・・・

 

「信用するかどうかは生徒達が回復するのを見てからだ事情も聞くし、しばらく拘束させてもらうぞ」

 

「まっ来週まで帰してくれたら良いさ」

 

素直に指示に従う3人組

 

そんな中カルマはグリップにからかっていた

 

「なーんだリベンジマッチやらないんだ、おじさんぬ。

 俺のこと、殺したいほど恨んでないの?」

 

すると、ぽんとカルマの頭にたたく

 

「俺は私怨で人を殺したことはないぬ。誰かがお前を殺す依頼を待つぬ。だから狙われるくらいの人物になれぬ」

 

そんなやり取りとは別で・・・

 

「おい、土見ってやつは?」

 

ガストロが俺の名指ししたから俺だと言うと、ボマー・デルフの伝言だと耳打ちで話しかけた

 

「・・・そうか、わざわざ教えてくれて助かる。ってか、あいつはあの拘束をほどいて逃げたのかよ?」

 

「あぁ、俺が気づいたときはふざけた紙だけおいて去っていった。まぁあいつ曰く、“楽しめた”とさ。良かったな?」

 

「良くないし、もう会いたくねぇな。あんな戦闘狂は」

 

「はは、お前も嫌々ながらも笑っているじゃねぇか。・・・死ぬなよお前?」

 

?どういうことだ?と思い聞こうとするとガストロは既にヘリコプターに乗っていった・・・。俺の何かを感じたのか?あいつ・・・

 

 

そして奴らはヘリコプタ―に乗りながら俺らにエールを送って帰ったのだ・・・。

その後来たヘリコプターに皆は乗り込み、疲れて寝ていたが・・・俺は寝てなかった

 

俺はガストロから聞いた伝言を思い出していた

 

『奴の言い伝えられた言葉はこうだ。《お前の探してる男はいずれお前とぶつかり合うだろう。そう遠くないうちに合間見える可能性あるから鍛えとけ》だとよ』

 

俺はそれを聞いて無意識に手を強く握っていて血が出ていたが、幸い誰も気づいていない・・。さて、悠馬との話はどこまで話すか?と、ゆっくりと考えていた・・・・・

 

そうしてホテルにつき、倒れていた組に大丈夫だとつき、それぞれが疲れたように眠っていた・・・

 

 

俺も流石に疲れたから少し寝よう・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

『頼むね・・・・海斗』

 

『いつか必ず・・・殺す・・・!!』

 

『あなたがいるから・・・・!!』

 

俺にとって・・・俺にとって・・・

 

この夢は・・・・

 

そして視界が真っ白になり・・・

 

 

 

 

 

「っは!!!はぁはぁ・・・・ゆ、夢か・・・」

 

俺は汗かきながら目を覚ました。夢か・・・まだ夕方になっていないか・・・思ったより寝たな

 

「書き手紙置いとくか、あいつまだ寝てると思うし」

 

「俺なら起きてるぞ?海斗」

 

・・・いや、いつの間に起きたんだ?

 

「今起きた。お前がこそこそと動くときに起きた」

 

「悪いな・・・寝てたのに」

 

「いや、大丈夫さ。ここで話すのもあれなんだろ?」

 

そう言いながら俺たち二人は砂浜へと出て誰もいないのを確認した俺は・・・

 

「悠馬・・・今から言う話は誰にも言うな・・・」

 

「え?どういうことだ?」

 

「・・・お前が気になっていたことを・・・話す」

 

 

夏にしては冷たい風が俺らの間に吹いていた

 

 

そして・・・

 

 

 

俺は悠馬に隠してることをたくさん話した・・・

 

すべて話した・・・

 

悠馬は目をそらすことなく聞いてくれた

 

 

そして・・・

 

「・・・・その話は本当なんだな?海斗・・・」

 

「・・・・あぁ・・・」

 

「そうか・・・・そうだったんか・・・」

 

悠馬は項垂れるように傾いていた・・・。たが、俺は念のために悠馬に頼んでいた

 

「悠馬・・・この件は話さないでくれ・・・頼む!!」

 

「本当に話すつもりないのか?」

 

「あぁ・・・お前だから信頼して喋ったんだ」

 

「分かった。今は黙っとくが・・・」

 

悠馬の言いたいこともわかる・・・その時は覚悟する

 

 

俺の覚悟に何か感じ取ったのか、これ以上の追求はなかった

 

「まぁお前がそうならそれでいいよ。ってかそろそろみんな目覚めるんじゃないか?」

 

「あーまぁ、さすがにあいつらも起きるだろ」

 

「ってかさ、海斗」

 

「ん?何だ」

 

何か悠馬の目がキラキラしてるのを見ててわかる

 

「まさかと思うが忍術か?」

 

「そうそう!あれって俺もできるのか!?」

 

「・・・多分できないと思う」

 

そう言うと悠馬は残念と笑いながら落ち込んでいた

 

「なぁ、折角だしさ二学期は付き合ってくれよ?殺せんせーの暗殺を協力してくれたら俺らも助かるんだよ」

 

「そうだな・・・。だが、今更頭下げれないぞ?俺はお前達の暗殺に非協力的だったやつが今更・・・」

 

「ならさこうしょう?無理に焦らなくっていいからいつかは必ず協力してくれよ?俺達がピンチの時とか」

 

「約束しょう・・・。まっめんどくせぇがとりあえず、烏間先生の授業参加するようにするさ」

 

「へっ?何かあったのか?」

 

こういうときも鋭いな・・・

 

「対人相手がほしくなっただけだ。それに、また今回のようなことあっては時間が足りないからな」

 

「(それは海斗にとってはいい傾向だな)なら、体育楽しみだな。でも、烏間先生のテストあるかもな」

 

「望むところだ。強くなるなら越したことない」

 

そう・・・強くなるなら越したことない。守るために・・・・

 

俺達は少し砂浜を歩きながら喋ってたから戻ると他の面子も起きていた。この距離でもあいつらの声が聞こえる

 

「いいなと思った人は追いかけて、ダメだと思った人は追い越して、多分それの繰り返しなんだろうな大人になってくって」

 

渚がそう言っていると、ぐらりと地面が揺らぐ

 

「先生の不甲斐なさから苦労をかけてしまいました。ですが皆さん、敵と戦いウィルスと戦い、本当に良く頑張りました」

 

「おはようございます・・・殺せんせー」

 

・・・・やっぱりこの先生はその姿じゃないと変だな。渚の挨拶に・・・

 

「はい、おはようございます。では旅行の続きを楽しみましょうか!」

 

「でもさ明日でE組は帰るんだから今更・・・」っと杉野がそれを指摘すると、殺せんせーは切羽詰まったように宣言する

 

「何言ってるんですか!先生はほとんど完全防御形態でしたから遊び足りませんよ!」

 

・・・どうやら、俺には別の意味でこいつらが眩しく見える・・・

 

「どうやら全員元気になったみたいだな」

 

「「「土見!!」」」

 

「む?」

 

「大丈夫なのか?何か聞いた話ではその肩って潜入していた時の戦いで刺さったんだろ?」

 

「痛くないの・・・?」

 

「肩回せるのか?」

 

な、なんだ?!このわらわらと聞いてくるのは!?杉野!イチイチ肩を叩くな!あと、神崎!痛くないからまずは自分の体を心配しろ!ってか何でこの状況なんだ!?

 

すると、片岡と速水が話したと聞いた

 

「悪いけど、一部だけ話したわ。貴方が肩の怪我したことを」

 

「何で喋った!?(一部というと、あの忍術は話してないのか?)」

 

「折角だし、あんたもE組なんだからいつまでも距離とらないでほしい」

 

「はぁ!?・・・・・めんどくせぇが分かったよ。とりあえず、大丈夫だから殺せんせーの方を構ってやれよ。泣きそうだぞ?」

 

「あっ。本当だな」

 

そう、殺せんせーは後ろでメソメソとしていた・・・。俺はこいつらにもいつか過去教えることあるのか?・・・いや、この汚れた俺の手はこいつらと側にいる資格はない・・・

 

だけど・・・

 

「(今、ここにいる居心地はいいよな・・・)」

 

少なくとも居心地いいと感じた自分はいるのは認める。だからこそ・・・

 

「(こいつらには何も知らないで生きてほしい。俺が悠馬に話したのがあの全てを・・・知ることがないように頼む)」

 

「ヌルフフフフ、夜にもうひとつサプライズがあります・・・」

 

ん?何をするんだ?

 

「それは・・・・暗殺肝試しです!!!」

 

・・・・は?

 

俺はこの事を聞き、やはり殺せんせーは変なところ子供だと感じたのは内緒だ・・・




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。