暗殺教室 少年の求めていたもの   作:絆と愛に飢えるシリアス

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フリーランニングの時間1

夏休みの時に悠馬の約束していたのを守るために、俺は烏間先生の体育の授業を参加していた

 

「さて、二学期から教える応用暗殺訓練は火薬に続くもう1つの柱がフリーランニングだ」

 

《フリーランニング》

 

その名を聞くと多くの人は聞きなれないのか頭に幾つもの「???」が浮かんでいた。すると烏間先生は崖下に生える一本松を指差すと三村に質問してきた

 

「では三村君、あの一本松にたどり着くのにおよそでいいからどのくらいかかると思う?」

 

その問いに三村は立ちあがって、崖下~目的の方まで見て言った

 

「まず、この崖を這い下りて、そこの小川は狭いところを飛び越えて・・・茂みの無い方から回り込んで岩場をよじ登るから・・・1分でいければ上出来ですかね?」

 

その答えに木村を始め数人の生徒は頷く。だが、俺は烏間先生の身体能力考えてもっと早いような気がした

 

「では俺が行ってみよう。時間を計っておけ」

 

そう言って、ストップウォッチを三村に渡して崖の前に立ちつつ生徒の方に向きながら言った

 

「これは一学期でやったクライミングやアスレチックの応用だ。フリーランニングで養われるのは自身の身体能力の把握する力・受身の技術・目の前の足場の距離と危険さを測れる力・・・これが出来ればどんなところでも暗殺が可能なフィールドになる」

 

そう言うと烏間先生は崖を飛び降りる。地面に着地と共に小川の壁を伝って越え、岩場も壁と木の枝を足場にして飛び上がり、一本杉の枝へと掴まる

 

 

そして烏間先生は三村の方に向きタイムを聞いた

 

「タイムは?」

 

「じゅ・・10秒です・・!?」

 

三村が震え声で呟くと烏間先生は服に付いた土埃をはらいつつ言った

 

「道なき道でも行動する体術・・熟練して極まればビルからビルへ忍者のように踏破することも可能になる」

 

なるほどね・・・この訓練は俺にとってもある意味、修行にもなるし新たな力も手にはいるきっかけにもなるから一石二鳥だな

 

「ただし、これは初心者が下手に手を出せば死にかねないものだ!裏山以外の場所で試したり、俺が教えた知識以上の技術を使うのは厳禁とする!いいな!」

 

「「「「はい!」」」」

 

 

こうしてフリーランニング訓練が始まる。

 

 

「まずは基本の受け身からー」

 

こうして、新たな力を手に入れるため訓練が始まった

 

 

 

 

 

そんなフリーランニングお披露目訓練翌日・・・・・

 

「いやぁ~、ジャンプがどこも売り切れててね……探してたら遅刻しちゃった」

 

そう笑いながら不破が教室入るとーー

 

 

「遅刻ですねぇ、逮捕する」

 

コスプレしていた殺せんせーに手錠をはめられた

 

「いや、何してるんだ?殺せんせー」

 

俺はいつもなら突っ込みもいれないのに、殺せんせーが不破と登場と共に逮捕と言うのは・・・正直引いている

 

そんな本人は生き生きと説明し始めた

 

「理由ですがフリーランニングをやってますね?折角なのでそれを使ったケイドロをやってみませんか?」

 

ケイドロを?俺は黙って殺せんせーの続きの言葉を聞いていた

 

「ルールはこうです!皆さんには泥棒役になってもらい身に付けたら技術を使って裏山に逃げて潜んでください。追いかける警官役は先生と烏間先生!1時間以内に皆さん全員を逮捕出来なかった場合、先生が烏間先生の財布で全員分のケーキを買ってきますその代わり全員捕まったら宿題2倍!!」

 

「ちょっと待ってよ!!」

「殺せんせーから1時間も逃げられるかよ!!」

 

皆から猛抗議の声があがっていた。それもその筈、マッハ20の殺せんせー相手に1時間も逃げるなんてムリゲーなのだから

 

しかし殺せんせーはいつもの憎らしい笑い顔でヌルフフフ」と笑い、口を開いた

 

「その点はご安心を!!最初は烏間先生のみ追いかけて先生は牢屋スペースで待機します。ラスト1分で先生は君達を捕まえに行きます」

 

「なるほど、それならなんとかなるか・・・」

 

「よっし、やってみるか皆!」

 

悠馬の言葉に皆はおーう!!と意気込んでが俺は一人であることを考えていた

 

「(烏間先生と殺せんせー・・・こいつら気づいてるのか?一回捕まればどうなるかも・・・)はぁ・・・めんどくせぇ・・・」

 

密かなため息と共に俺らは着替えて外へと向かってルールの再確認したら、それぞれ散らばった

 

 

 

 

裏山・・・

 

俺は片岡と悠馬と3人で行動していた

 

「あの木の上で身を潜めましょう」

 

片岡が指差したのは大きめで3人が上っても葉も鬱蒼としてバレなさそうな木であった。片岡は素早くジャンプすると枝に掴んですいすいと木を上っていく。土見と悠馬も後に続くように木に上っていく

 

「先に言っとくぞ?烏間先生に捕まったら助けるのはまず不可能」

 

「「え?」」

 

俺の言葉に二人は何故?と言った感じで聞き返してくる。あぁ、これは気づいてないな

 

「簡単だ。牢屋には殺せんせーがいるだろ?あの先生のスピードを掻い潜って助けるなんて無理に等しい…と言うか出来てたら最初っから殺しるだろ?」

 

その言葉に2人は「確かに・・・」と呟いていると律から連絡が入った

 

「《5分経ちましたのでケイドロスタートします!皆さんご健闘を祈ります!!》」

 

律はそう言うとスマホ画面から消えて変わりに確保人数0人と表示されていた

 

「烏間先生は手強いから少しでも気配がばれたら確保されるから気を付けろ・・・」

 

そう言うと二人は頷き、じっと身を潜めるのであった。すると烏間先生が少し離れた所にやって来てきた皆は双眼鏡で烏間先生を捉えることが出来る事になっていて、緊張が走っていた

 

仕切りに辺りを見渡していると烏間先生は素早くその場から離れていった

 

その数秒後・・・

 

「《岡島君、速水さん、千葉君、不破さん確保されました》」

 

律からの報告後、確保人数が0→4人と表示が変更されて4人の顔写真が掲載されていた。たった数秒で電光石火の如く泥棒を捕まえた烏間先生に土見は戦慄するのであった

 

「それぞれ別れて行動した方がいいな」

 

「「(コクッ)」」

 

俺の提案に二人も頷いていた。下手に団体で行動するより、バラけて錯乱した方がまだいいと判断した。こうして、三人はバラバラへと散らばった

 

 

 

 

 

一方の烏間先生はというと・・・

 

土見が未だに見つからないことに少々焦りを感じていた

 

「(彼は他のみんなと違い未知数だ。いくら夏の時に少しは分かったとはいえ、油断はできない)」

 

ラスト1分になったら殺せんせーが動いて皆を確保し、警察側の勝利になるものの烏間先生のプライドがそれを許さなかった

 

「(あいつの手を借りずとも全員確保して見せる)」

 

既に開始から8分が経過しておりその間にも8人確保している。このペースで行けばラスト1分を待たなくても全員確保できる

 

「となれば・・・(最大の敵は土見君であり、土見君を確保すれば勝ちは決まりだ)」

 

烏間先生は考えていた。すると、何かを察知したように一方の大きな木を見つめていると躊躇いもなくその木目掛けて走っていた

 

 

次のターゲットを捕まえるために駆け抜けた・・・・

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします!
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