暗殺教室 少年の求めていたもの   作:絆と愛に飢えるシリアス

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暴走の時間

俺は朝早くに登校していると、でかいタンコブができた鶴田さんとすれ違った

 

・・・いや、なに?あのでかいタンコブ

 

「烏間さんの殺人げんこつ・・・頭髪が消し飛び内出血で頭皮が持ち上がる恐ろしい技です」

 

俺の疑問に答えるように、震えながら園川さんが説明してくれた

 

うん・・・やはり烏間先生は怒らしてはいけないな!俺はそう内心思って教室入るとーー

 

 

殺せんせーは、唇を尖らせて拗ねていた。下着ドロと疑われたのを根に持っているよう

 

「悪かったってば殺せんせー、ごめんね」

「俺らもシロに騙されちゃって」

 

皆必死で殺せんせーの機嫌を取ろうとする。だが、この様子では当分は根に持つだろうのは仕方ないだろ。

 

さて俺はやることをしないとなーとおもい気づかれないように席を外した

 

「先生どーせ心も体もいやらしい生物ですよ」

 

「(めっちゃ口を尖らせてる)」

 

「(事あるごとに蒸し返してきそうだな)」

 

前原と悠馬は苦笑いしながら殺せんせーを見ている。そんな中、渚は「あれ?」と口を開いた

 

「なんか火の臭いしない?」

 

渚がそういうと、みんなも気づいたのだ。異様にくさい匂いがしたのに疑問を持っていた

 

「それなら外を見た方がいいよー」

 

カルマはそう言うと、皆は外を見てみると土見がパチパチと火を起こしていた

 

「「いつの間に!?」」

 

「あいつはあんなとこで何で火を起こしてんだ?」

 

「何でも昨日、殺せんせーが処分すると言っていたグラビア雑誌を全部燃やしてるらしいよー(それの指示だしたのは俺だと内緒だけどね・・・)」

 

渚と茅野はツッコミをいれていてるなか、吉田の疑問にカルマはニヤニヤと笑いながら答えていた。そんな会話とはよそに現に俺は昨日、殺せんせーが机の中のグラビア雑誌を処分していた本を火の中に投げ入れていた

 

「にゅやーーーー!?何をやってるんですか!!先生の私物を「え?殺せんせー昨日、理性の強さを証明するために全部捨てたじゃん?」あぁ・・・」

 

そんな事を言われてるの知らない俺はというと・・・

 

「ったく・・・めんどくせぇぐらいの数じゃねぇか。殺せんせーの隠していた場所の物も全部処分するか。・・意外と殺せんせーの精神攻撃にいいかもな・・・少し面白いかも・・・」

 

そう言いながらも生き生きと処分をしまくっていた。そして数十分後、跡形もなくなったグラビアを見た殺せんせーが号泣していたのここだけの話だ

 

「兎も角、姿を隠したイトナ君が心配です。この触手は人間に植えて使うのは危険すぎる。シロさんに梯子を外されてしまった今・・・どう暴走するかわかりません」

 

「名義上はクラスメートだけどさ、俺等あいつの事何も知らねーよな」

 

「殺せんせーや烏間先生は何かイトナ君の事聞いてないの?」

 

不破の問いに殺せんせーも烏間先生も首を横に振っていた

 

「めんどくせぇ予感するな・・・」

 

俺は誰にも聞こえない声で呟いた。こんなめんどくさい予感は大抵なにか起こるんだよな・・・

 

 

 

そんな嫌な予感も翌日になり的中した。クラスの皆は律のモニターでそのニュースの話によると、昨日だけで5店ものケータイショップが無惨に破壊されていていたらしい

 

「これ・・・イトナの仕業・・・だよな?」

 

菅谷の呟きに殺せんせーは首を縦に振って答える

 

「・・・えぇ、使いなれた先生にはわかりますが、この破壊は触手ではなくてはまず出来ません」

 

「どうして携帯ショップばかりを破壊するんだろう・・・?」

 

不破が疑問を抱く中、カルマは殺せんせーに問いかける。

 

「で、どーすんの殺せんせー」

 

「もちろん担任として責任を持って彼を止めます」

 

「「「・・・・」」」

 

殺せんせーの言葉に俺以外の皆はは言葉を無くしていた。まぁ殺せんせーはそう取るだろうな

 

すると、岡島が口を開いた

 

「助ける義理あんのかよ殺せんせー」

「つい先日まで商売敵だったみたいな奴だぜ?」

「あいつの担任なんて形だけじゃん」

 

岡島に続き木村と中村がそう言う中、殺せんせーの答えを聞いた赤羽はイチゴ煮オレを飲み干し、殺せんせーに向けて言った

 

「(シロの性格はだいたいわかった。あいつにとって、他人全てが使い捨ての駒。そういう奴は何してくるのか、戦術が読めない)放っておいた方が賢明だと思うけどね」

 

「それに関しては俺も同じ意見だ。罠の可能性は高いと思う」

 

「それでも担任です。どんな時でも自分の生徒から手を離さない。先生は先生になるとき、そう誓ったんです」

 

俺と赤羽の言葉に殺せんせーは凛として強く、そしてはっきりと言って出て行こうとする殺せんせーを見て、E組の皆も町へと向かって行った

 

 

そんな暴走してる本人はというと・・・木の上でギロリと携帯ショップを睨む

 

『近道はないんだぞイトナ。日々勉強の繰り返し・・・誠実に努力を続けた人が強くなるんだ』

 

痛みと共に響くかつての父の言葉にイトナは呟いた

 

「ウソツキ」

 

全ての負の感情と激痛を晴らすように携帯ショップを見張っていた警官ごと触手で吹き飛ばす。店内の機器を全て破壊しつくしながらイトナは呟いた

 

「キレイごとも遠回りもいらない・・・負け惜しみの強さなんて反吐が出る。勝ちたい。勝てる強さが欲しい」

 

そんなイトナに声をかけたのは殺せんせーだった

 

「やっと人間らしい表情がみえましたねイトナ君」

 

「兄さん・・・」

 

「殺せんせーと呼んでください。私は君の担任なのだから」

 

「ったく、拗ねて暴れてんじゃねえよイトナ。今までのことは水に流してやるから大人しくついてこいや」

 

「(・・・むちゃくちゃな言い分だな。こいつは・・)」

 

俺は内心あきれていて他の面子は苦笑いしていた。しかし、イトナはそれを無視してせんせーへと言った

 

「勝負だ・・・今度は勝つ」

 

弱弱しく触手を振りかざすのを見て、殺せんせーは答えた

 

「それはいいですが、イトナ君。その勝負が終わったら、皆でバーベキューをしつつ、先生の殺し方を皆で勉強しましょう」

 

そんな殺せんせーの言葉に呆然としていて赤羽は殺せんせーはめっちゃ粘ってくると言っていた

 

「当然です。目の前に生徒が居たら、教えたくなるのが先生の本能です」

 

その言葉にイトナが呆然とした時だった。俺は気配を感じて声聞こえるように叫んだ

 

「!伏せろ!!」

 

「「え・・・?」」

 

ヒュン・・・と店内に粉爆弾が投げ込まれ、店内が真っ白に包まれていく

 

微かに殺せんせーとイトナが苦しむのが分かり、これが対先生物質なのだと悟ると同時に外に停めてあったトラックの荷台にいた白いコートを羽織る複数の兵がアサルトライフルを乱射した

 

「チィ!」

 

いくらBB弾でも当たれば痛い・・・俺は煙幕で見えないはずたからクナイを取り出して弾丸を弾いていた

 

すると外からあの男・・シロの声が聞こえる

 

「これが今回第二の矢、イトナを泳がせたのもこれが理由さ」

 

その言葉と共に、1人の兵士が捕縛網をイトナに放ち、捕縛した

 

「さあイトナ。さいごの奉仕の時間だ。追って来るんだろう?担任の先生?」

 

シロの挑発と同時にトラックが発車した。俺はある行動を皆にばれないように動いた

 

「大丈夫ですか皆さん!!」

 

「多分なんとか・・・」

 

悠馬が答えると、殺せんせーは急いでイトナの救出へと向かった

 

「あの野郎・・・!!とことん駒にしやがって・・!」

 

寺坂が切れるのと同時だった

 

「あ~あ・・シロもさ、頭いいけど馬鹿だね」

 

「何言ってんだカルマ!!」

 

「いやさ・・・もうすでに殺せんせー以外に一人の男が動いてると思うと笑えてくるってことだよ」

 

その言葉に皆は周りを見ると・・・

 

「「「「土見がいない!?」」」」

 

「多分、あいつはシロを追いかけてるんじゃない?めんどく下がりが珍しく動いているしね」

 

「そうか・・・!なら、俺たちもあの野郎に仕返ししにいこうぜ!!」

 

寺坂の言葉に皆も同意して動き始めた。彼らもシロのふざけた行動に遂に我慢の限界だったのだ

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします!
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