暗殺教室 少年の求めていたもの   作:絆と愛に飢えるシリアス

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Eの時間

俺は放課後になり帰る用意をしょうとした時に少し引く光景があった

 

「・・・・!!(ガチャガチャ!)」

 

目に血走らせて何かを作っているイトナがいたが、近寄りがたいぐらい怖いな・・・

 

「イトナ君何をしてるの?」

 

「奴に丸一日勉強漬けされて腹立ったから暗殺道具を作っている」

 

「作っているって・・・すげぇハイテクな機械を作っていないか!?」

 

「基礎的なのは親父の工場で覚えた。それにこんなのは寺坂以外は誰でも作れる」

 

「あぁ!?今なんて言った!?」

 

イトナのさらりと毒舌を聞いた寺坂は不機嫌に怒っていた。いや、多分寺坂の性格上細かいのは苦手なはずだから向いてないと言われたらそうかもしれない

 

そうしてる間に完成して試運転を少しした

 

「すげぇ、走っているときも打つ時もほとんど音がしねぇ・・・」

 

「電子制御を多用することでギアの駆動音を押さえている。主砲の標準と連動しつつ、コントローラに映像送る」

 

イトナの電子工作は純粋に凄いと俺は思う。そしてイトナはもくもくと作業を進めていた

 

「お前たちに一ついいことを教えてやる」

 

作業を続けながら真剣な顔で俺らに向き合っていた。恐らく、教えるということは暗殺関係か?

 

「シロから聞いたがやつの最大の急所・・・弱点がある」

 

「「「最大の弱点!?!」」」

 

「それは・・・奴のネクタイの下に心臓がある」

 

とんでもない事を聞いたな・・・

 

 

そんな弱点を披露された殺せんせーはというと・・・

 

「ヌルフフフフ!今ごろイトナ君が皆さんに弱点をいっているでしょうねぇ・・・」

 

マッハで太平洋を横断しながらののほんと言っていた

 

「しかし、これでこの暗殺は彼が加入したことで格段とあがりますねぇ。この私を殺せるといいですねぇ」

 

嬉しそうに言うと共にマッハを上げたのだ。その心情は誰にもわからない・・・

 

 

 

殺せんせーの弱点:心臓

 

 

 

 

視点は再び土見へと・・・

 

「今からこいつであのタコを殺す」

 

イトナは完成させたラジコン車をそのまま教室の外に出して職員室まで走らせていた。教室にいた男子達は画面に釘付けになって見ていたが生憎、職員室はもぬけの殻で皆はあからさまにガッカリしていた。

 

どうやら殺せんせーは何処かに行ったな・・・

 

「しゃーねぇ。もうちょい試運転を兼ねてそこら辺走らせて見ようぜ」

 

岡島の言葉にイトナは頷き走らせると廊下から女子達の声が聞こえていた

 

 

「校庭まで競争ね~!」

「あっずるいよ~!」

「負けないからね!」

 

 

中村、矢田、岡野が戦闘車の通り抜けた瞬間、その光景を画面越しで見ていた男子達に静寂になっていた

 

「・・・・見えたか?」

 

それを破ったのは岡島だった。・・・ごめん。何が?

それを皮切るように他の奴等も発言した

 

「いや、カメラが追い付かなかった・・・。視野が狭すぎるんだ」

 

いつになく真剣な表情で聞いてくる岡島に答えたのは前原だった

 

「(ダメだこりゃぁ・・・めんどくせぇ予感)渚、悠馬。こっちに避難しろ」

 

「え?でも止めなくっていいの?(あれ?今さらだけどいつの間に僕の下の名前を?)」

 

「海斗の言う通りに避難しょう?カルマもすでにいないし避難するのが正解だな」

 

悠馬がそういうと俺らはこいつらと距離をとっていた。面倒なことに巻き込まれたくないからな

 

 

他所にイトナの周りではいつも以上に真面目になって話し合いが行われている

 

「カメラをもっとデカくして高性能にしたらどーよ」

 

「それはダメだ・・・重量が嵩む。それに機動力が落ちて標的の補足が困難になる」

 

村松の案にイトナはバッサリと切り捨てる。すると竹林がメガネを拭きかけ直しながら、思い付いた案を口にする

 

「ならばカメラのレンズを魚眼にしたらどうだろうか?送られた画像をCPUを通して歪み補正をすれば小さいレンズでも広い視野を確保出来る」

 

「わかった。視野角の大きい小型魚眼レンズは俺が調達しよう・・・」

 

そう言うと岡島は自分の鞄を取りだし中身を漁っていると

 

「イトナこれはどうよ?」

 

「大きさも問題ない。これなら直ぐに取り付けられる」

 

岡島は魚眼レンズをイトナに手渡すとイトナは満足そうに頷き直ぐに改良を始めていた。あいつらの反応はというと・・・

 

「流石は岡島だ!」

 

「最初っから盗撮をすること前提で持ってきてやがる!」

 

「そこに痺れるし憧れる!!」

 

その言葉を聞いて俺らは目眩を覚えていた。何で、そんな都合良くあるんだ?

 

「律!歪み補正のプログラムは組めるか?」

 

「はい!用途はわかりませんがお任せください!」

 

岡島が壁に寄りかかりながら律に問う。律は男子達が何をするのか理解していないものの、岡島に言われた補正のプログラムを作るのである

 

 

「録画機能も必要だな・・・」

 

「あぁ!効率的な改良の分析には不可欠だ」

 

真面目な表情をしながらゲスい話をして改良すること数分・・・新たに出来上がったラジコン車を床に置きイトナはさせるのであった

 

「お前ら、覗きなら本当にやめといたほうが身のためだぞ?」

 

「それには同感だ。本当にどうなっても知らないぞ?」

 

俺らが警告だすと、前原は怒るも岡島が止めてほとんど私怨丸出しのことをいってきたのはここだけの話だ。

 

「フッ、お前達はそこで眺めてるがいいさ・・・。行くぞみんな!!これも全て暗殺のためだ!!女子(ターゲット)を追え!!︎E組のEはエンドのEじゃない・・・エロのEだ!!︎」

 

「「「おーーー!!︎」」」

 

はぁ・・・仕方ない

 

「悠馬、渚。こっちに来い。暇だろうから将棋付き合ってくれ」

 

「え?僕は将棋したことないよ!?」

 

「俺は少しならやったことあるけど・・・」

 

ほう?なら・・と思い勝負を頼むと了承してくれた。よし!悠馬が相手でもまけないぞ!

 

 

そんななか、問題を起こしかねないバカどもはというと・・

 

「これも全ては盗さ・・・暗殺のためだ!!」

 

「じょ・・ターゲットを追え!!」

 

岡島と前原が本音を漏らしそうになりつつもそう叫んでラジコン車は外に出る。しかし出た瞬間、階段に躓きラジコン車は転倒すると言う格好の着かない発進となった

 

「復帰させてくる!!」

 

木村はそう言うと素早く駆け出し、ラジコン車の所に向かう。普段から足の早い木村だが今日は今まで以上に素早く感じたのは気のせいだろう

 

「車体色が薄いカーキなのも目立ちすぎるよな?」

 

「戦場に紛れる色だからな・・・学校の景色に紛れないと標的に気付かれる」

 

杉野がポツリと呟くとイトナが同感するように言っていた

 

「引き受けた。学校迷彩は俺が塗ろう」

 

菅谷はそう言うと幾つかの筆を取りだし、戻ってきたラジコン車を塗り替えていた

 

「ラジコンは人間とはサイズが違うからな。快適に走り回れるよう地図を作ろう」

「そしたら俺は校庭のゴーヤで軽くチャンプルでも作ってやらぁ」

 

そう言うと前原と何人かで周辺の地図を作り、村松は家庭科室で料理をし始める

 

 

 

男子達が和気藹々と話を進めていくのを俺らは遠目に見ながら、将棋をしていると渚が呟いた

 

「少し心配だったんだ」

 

「何がだ?渚」

 

「無愛想な性格のイトナ君がクラスに馴染めるかどうか。でも心配要らなかったみたいだね」

 

悠馬の問いに渚が笑顔で答えると、俺は苦笑しつつ言った

 

「あいつら多分女子に見つかったらお仕舞いだな。助けねぇけどな。王手」

 

「げっ!?・・・あー、確かにな」

 

「もう祈るしかないね・・」

 

「「「化けモンだーーーーーーーッ!!」」」

 

そんな時、コントローラに釘付けになっていた男子達が一斉に叫び声をあげた

 

うるせぇな

 

「逃げろ!!︎」

「いや撃て!」

「銃の威力が全然足りねぇ!」

「てか当たってねぇぞ!」

「どけ!!俺が変わる!!︎」

 

どうやらラジコンの前にイタチが現れ、BB弾で撃退しようと試みたが威力が足りず、結局ラジコンはイタチによって大破されたのだった

 

「次からはドライバーとガンナーを分担しないとな・・・。射撃は頼むぜ?千葉」

 

「おっ・・・おう」

 

ゲスな笑みを浮かべながら言う岡島の誘いを千葉は断りきれずにいた。そんな中イトナはバラバラになったかラジコンのパーツを手に取り、黒ペンで糸成Ⅰと書き生徒達の方を見て言った

 

「糸成一号は失敗作だ、だがここから紡いで強くする。百回失敗してもいい、最後には必ず殺す!!よろしくなおまえら」

 

イトナの言葉に男子生徒全員が頷いた

 

あいつは多分変わったな・・・。よかったな?イトナ・・・。みんなの絆が殺意によって結ばれたと感じた時、岡島はよだれを垂らしながら酷い顔で叫んだ

 

「よっしゃ!!三月までにはこいつで女子全員のスカートの中を偵察するぜ!!」

 

しかしその声に、先ほどと同じように賛同の声を上げる男子生徒はいない

 

「どうしたんだよお前ら?」

 

異変に気付いた岡島は男子達に目を移すが、何故か冷や汗をかいていたり、小刻み震えていたりで、何かに怯えているかのように見えた

 

 

終わったな。あいつら

 

 

「三月までに何を偵察するって言ったのかなー岡島君?詳しく教えて欲しいんだけど?」

 

岡島の後ろには女子達が全員いて、片岡が岡島の頭を鷲掴みしていた

 

「どうしたの岡島君?私の言ってることが聞こえなかったのかな?」

 

優しい声で問いかける反面、鷲掴みをしている手に力が入っていた

 

「ちょっ!?頭がミシミシと音たててるんだけど!!マジで勘弁してください!!」

 

岡島の必死の懇願も片岡はスルーし更に力を入れる。それを見ていた男子達はヤバイと悟ったのか急いで逃げようとしていたが

 

「あんた達にも話を聞きたいから教室の外から1歩も出るな」

 

中村のドスの聞いた声に男子達は《はい!》と答えていその場でじっとしていた

 

「誰が首謀者?今、素直に言えば軽くで済ませてあげるわ」

 

中村はそう言いながら指をポキポキと鳴らす。他の女子達も各々が掃除用具を持って素振りをしたりとどう見たって軽くではすまさないと物語っていた

 

「この主犯は土見だよ!!女子の体に興味あると言っていたからおしえようとしたのだよ!」

 

「「「「えぇ!?!」」」」

 

女子全員が驚き引いていると、そのいった本人は片岡に頭を鷲掴みにされたまま「そうだよなお前ら?」と言っていた

 

「あ、あぁ・・そうだ!」

「あいつらに頼まれたんだよ!!」

「俺ら断ろうと思ったけど・・・」

「女子の体学びたいとか言うていたから俺らは教えようとしてただけだ!」

 

ブチッ・・・

 

「お前ら・・そうかそうか・・・。おい、俺は渚と悠馬と将棋していたし無罪だぞ?後、こいつらが犯人だからな?」

 

「「「「はぁ!?!なにいってるんだ!?お前!!」」」」

 

「動くな」

 

「「「「はい・・・」」」」

 

俺の言葉にあいつらは切れてクレームが来たが、片岡がドスの聞いた声であいつらを正座させた

 

・・・逆らったら危険だな。さて証拠を見せよう

 

「証拠ならある。録音カセットだ」

 

「「「「っ!?!」」」」

 

「少し確認するね・・・」

 

「「「「や、ヤバイ!!」」」」

 

女子が席を外した隙にあいつらが動こうとしてるから・・・

 

     

     影真似の術!!

 

 

「「「「う、うごけない!?!」」」」

 

「悪いな。俺を罪擦り付けようとした時点で終わってるんだよ・・・」

 

「「「「お、お前の仕業か!?お、己ーー!土見!!!」」」」

 

ガラガラ

 

「「「「ひぃ!?」」」」

 

「さて、判決を言います・・・。ちょっと頭を冷やそうか?」

 

片岡の背後には某白い悪魔のような物が見え、男子達はズルズルと何処かに引きずられていった。

 

「「「「「「ギャァァァァァ!!?!」」」」」」」」」

 

数分後、突然悲鳴のような物が聞こえていた

 

「何か面白そうだからムービーに収めよう」

 

教室に戻ってきてたカルマはそう言うと教室を後にする。奴はぶれないな

 

「俺に罪擦り付けようとした時点で終わってるんだよ。ったく・・めんどくせぇ」

 

「「あははは・・・」」

 

その後・・・岡島達の行方を知るものは誰もいなかった・・・

 

 

「「「「「「「勝手に殺すな!?」」」」」」

 

 

お仕舞い。尚イトナは罪逃れてカルマとサボったらしい

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます‼️次回もよろしくお願いします
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