夢を見ていた・・・
『いつか必ずーー』
『許さない・・・貴方なんてーー』
そして迫り来る何かに俺はー
カバッ!!
「っはぁ・・はぁ・・はぁ・・・」
カチカチ・・・
まだ日が上がっていない時間に俺は起きて、時計はゆっくりと時間を刻んでいた。時間を確認すると、3時か・・。時間を確認した俺は汗まみれになりながら、震えている体を無理やり落ち着かしていた
「はぁはぁ・・・夢だったか・・・。またあの夢を見るなんて・・・」
カレンダーを確認して俺はため息をついた
「もう、残り5ヶ月か・・・。あせりすぎてなにも起きなかったらいいんだが・・・」
そう考えながらも冷華にあわないように急いで起こさないようにゆっくりと下に降りて自分の朝食を作った。
・・・とは言うても、あの日から俺はそんなに食べなくなったから軽い飯だがな・・・。そう自分に嘲笑いながら急いで朝御飯を食べて、冷華に会わないように早めに出た
後に俺はこう思う。ここからが何かが崩れ始めてるの気づけばもっと変わっていたかもしれないと・・・
そんな朝も大分時間がたって、俺は今、授業を受けていたのだが・・・
「さぁーさ、みなさんさん、二週間後は二学期の中間テストですよ!いよいよA組を越える時が来たのです!熱く行きましょう熱く!熱く!!熱く!!!」
「「「暑苦しい!」」」
殺せんせーが 某テニスの熱血コーチみたいに叫んでいた。めんどくせぇ・・・
「さぁ土見君は、この問題できますか!?」
「この問題はーーでーーと聞かれているから答えは、ーーである」
「ヌルフフ。少し意地悪な問題を出しましたが、やはり君は頭がキレますねぇ?」
「偶々です」
俺がそういうと、殺せんせーはさらに悪意のある顔になった
あれ?これはもしかって・・・
「もっと意地悪な問題出したくなりました!」
「どや顔で言わないでください!そしてめんどくせぇ予感当たってしまった!」
「追加です」
「めんどくせぇ・・・・・!!」
俺は呆れと微かな怒りを抱きながらもとりあえずは試験で結果を出そうと思い勉強を再開していた
しかし、なんかクラスの雰囲気がいつもより焦ってるな・・・。とんでもない行動でないか警戒しとくか。・・・杞憂であればいいがな・・
渚side
僕らは放課後迎えて帰路へと歩いていた
「あー、くそ疲れた~!よくあんだけ教え方を思いつくよな、殺せんせーは」
放課後の自主練をやる気もなくすほど、今日の勉強はハードで、ほとんどの生徒の皆で早々と下校していた。土見君は相変わらず、帰りは皆と絡まず一人で行動すると言ったのだ。距離が近くなったと思ったのは気のせいだったのかな・・・
「でもさ、勉強に集中してる場合かな私たち。暗殺のスキル高める方が優先じゃないの?だってあと5ヶ月だよ?」
矢田さんの言うことももっともだと思うけど・・・
「仕方ねーだろ。勉強もやっとかねーとあのタコ来なくなんだからよ」
溜息をつきたそうにして、吉田くんが愚痴る。そう、暗殺と勉強、その二つの刃をしっかりとしないと、殺せんせーはここに去る可能性があるのだ
どうしたもんかなー
「くっくっく!難しく悩むなよ、お前ら!!」
僕の隣で、自信ありげに岡島君が「俺に任せろ。すっきりできるグッドアイデア見つけたからよ」と言ったので、とりあえず付いていくことにした
岡島君の後を着いていくと・・・
そこは、いつもの山道から少し外れた、わりと傾斜のある場所と、近くにある会社の倉庫がほぼ隣接している箇所だった
「すげー通学路を開拓したんだ」
岡島君は倉庫の上に登り、得意気に説明していた
「ここからフリーランニングで建物の屋上や屋根を伝ってくとな、ほとんど地面に降りずに隣駅の前まで到達できる。ただ通学するだけで訓練になる。今日からみんなでここを行こうぜ」
「えぇ~危なくない?もし落ちたら・・」
「そうだよ。烏間先生も裏山以外でやるなって言ってたでしょ」
倉橋さんは不安そうにいい、片岡さんはそう言って反対し手止めていたが、岡島君は大丈夫だと言い張る
「さすがにやめた方がいいと俺は思うが・・・」
真面目に悩む磯貝君に前原くんが・・・
「いきじゃねか、磯貝!これなら勉強を邪魔せず暗殺力も向上できる!2本の刃を同時に磨く。殺せんせーの理想とするところだろ!」
と前原君の言葉に僕も杉野も「いいかもな」と思ってしまった。
「よーし!先導するぜ、ついてこい!」
岡島くんの声に何人かが応えて付いて行き、「ちょ、ちょっとみんな!」と止めに入ろうとした片岡さんや磯貝くんも、その後を追わざるを得なくなった。他の残っていたメンバーは、のほほんとして帰っていったのだ。
「うは、きーもちいー!」
秋空の下、屋上や屋根を飛ぶように跳ねていく気分は確かに爽快だった
「体育祭でわかったろ!もう俺等一般生徒とは段違いなのさ!」
圧倒的な戦力差を逆転して勝った棒倒しで僕らは訓練の日々で身につけた力でヒーローとなった。本校舎生徒も少しずつ僕らのことを認め始めてる。どんどん出来ることが増えている。これなら、暗殺だって・・・!!!
「よっしゃ、一番乗り!ゴール!」
木村くんと岡島くんがほぼ同時ぐらいに路上に飛び降りようとした時だった
あっ!!
この時・・・今僕らは何て愚かな行為をしてしまったのだろうと後に思う。
そして・・・
ガチャーーーン
岡島君達と・・・自転車乗っていたお爺さんとぶっかってしまった・・。僕らは只・・・立ち尽くすしかなかった・・・
再び土見side
俺は現在、悠馬達とは別行動で将棋していた。え?お前勉強しろと?めんどくせぇ
「《どうしました?土見さん?》」
「いや、なんか悪口とか批判された気がした」
「《???》」
「いやすまん。俺も変なことを言ったの自覚している」
「・・狙うならここだな」
「げっ!?烏間先生はそこを狙うか・・・」
俺は現在烏間先生とで将棋している。律は審判役をしてくれた
「しかし、君も大分変わったな?」
変わったな・・・か
「俺は何一つ変わってませんよ?」
「そうか・・・。なぁ、土見君」
?
「君はこれからどうするんだ?」
「どうするというと・・・?」
「奴の暗殺の期限まで五ヶ月しかない。その意味はわかるはずだ」
5ヶ月・・・それは地球爆破を意味する
「裏を返せば、五ヶ月までにやる手は残ってますがね。まだ終わったわけではありませんが・・」
「君は冷静だな」
「単なるめんどくさがってるだけです。それと話変わりますが、この話するだけ俺を放課後残したわけではありませんよね?」
すると、烏間先生は少しだけ目付きを鋭くして俺に聞いてきた
「君はなぜ彼らと協力しないんだ?」
「・・・」
「いやすまん。言葉が悪かったな。何故、彼らといまだに距離をとるんだ?」
烏間先生は俺とまだE組が距離感があると気づいていたみたいだ。バレない自身があったのだがな・・
「君がなにか抱えるのは俺もわからないが、俺から見たら君はまだ15歳の少年だ。何が君を変えてしまったのかは俺は知らないが、もっと仲間を頼ればいいと思うがな?」
「今はまだ頼るつもりはないです。しかし、俺にはまだやるべきことがあるので、それをやり終えてからでもいいかもしれませんね」
俺はそういうと烏間先生は何故かニヤッとしていた
「頼ることは悪いことではないぞ?王手」
「っげ!?」
「まだまだ、この将棋でも負けるつもりは俺はないぞ?」
負けた・・・
「参りました」
「しかし、すまんな?勉強もしたいのに付き合ってくれて」
「いえいえ、烏間先生も日頃お忙しいかと思いますし、たまにはこういう時間もいいかと思います」
「そうか・・・。また時間に余裕あれば将棋付き合ってくれ」
「わかりました。《烏間先生、磯貝さんからの電話です》って、律よ?烏間先生のもハッキングしていたのか!?」
「いや、律のは仕方ないからな・・・ハァ・・」
そう思いながら烏間先生は電話を出るために教室のドアを当てて出ていった
しばらくしてドアがあくと俺は驚いた
「!!」
「土見君・・・今から事情を説明するから申し訳ないが付き合ってくれないか?」
「何かあったのですね?」
俺は烏間先生と共に行動して歩きながら説明を聞いていた
「・・・・それは本当ですか?烏間先生?」
「あぁ・・・。被害者には謝っていくのに君も申し訳ないが来てほしい」
「構いません。どちらにしろ、どこかのバカが提案したのか力に溺れて引き起こしたのも事実・・・。仲間の責任は俺の責任でもあるので、謝りにいきます」
「(ブチキレてるな)すまんな」
「烏間先生が謝らなくっていいのです。はぁ・・・なにめんどくさいことを引き起こしてやがる」
俺は烏間先生と共に病院に歩いていった。烏間先生は、搬送されたお爺さんの元へと歩いていった。俺は結果をわかるまで待つことにした
・・・本当にめんどくさいことを引き起こしてやがって・・・!
微かな怒りと苛立ちとで俺は黙って待っていた
ここまで読んでいただいてありがとうございます!次回もよろしくお願いします