俺は今、あいつらとともに烏間先生の謝罪にいっていた・・・とは言うても、俺は後ろでだまって腕を組んで聞いていた
正直・・・許せそうにないのも確かにある・・・。だけどあいつらの言葉を黙って聞くか
「「「「「烏間先生、すいませんでした」」」」」
「これも仕事だ。気にしなくていい。君たちはどうだ?今回の事から何か学べたか?」
烏間先生の問いに渚が口を開く
「自分のお金や成績の為じゃない。身に着けた力は他人の為にも使えるんだって、思い出しました。殺す力を身につければ、地球を救える。学力を身につければ、誰かを助けられる」
「もう下手な使い方しないっす」
「気をつけるよ、色々」
岡島や前原もそう言うと、烏間先生はようやく渚らのほうに振り向いた
「考えはよくわかった。だが、今の君らでは高度な訓練は再開できんな。・・・なにせこの有様だ」
「股が破れたジャージ・・あ、俺のだ」
どうやったらそんなことになるのかよくわからないが、烏間先生の言葉の続きを待っていた
「ハードになる訓練と暗殺に、もはや学校のジャージの強度では耐えられん。ボロボロになれば親御さんにも怪しまれるし・・第一君らの安全を守れない」
言いながら、烏間先生は廊下に出た。そこには鶴田さんや園川さんたちがいて、手にそれぞれダンボール箱を持っている
「防衛省からのプレゼントだ。今日を境に君たちは、心も体もまたひとつ強くなる・・・・先に言っておくぞ。それより強い体育着は地球上に存在しない」
俺は配られたその服にしっかりと着て、分析した。これは跳ねやすく動きやすいな
「軍と企業が共同開発したものだ。丁度性能テストのモニターを探していたから君ら用に作らせたというわけだ」
成る程な。道理で、身軽いわけだ。
となると・・
「布地の部分は強化繊維で出来ている。衝撃耐性、引っ張り耐性、切断耐性、耐火性、あらゆる要素が世界最先端だ」
その後色々と説明していたが、俺はこの頑丈さにも助かると正直心のなかで思っていた。すると渚らが殺せんせーに暗殺で僕らの答えを示したいといった
・・・めんどくせぇが、答えは見届けるか・・
校舎から少し奥に入った、裏山の近くにある、崖の下。のんきにバーベキューをしている殺せんせーの上に、超体育着を着た中村が落ちていった
「にゅやーっ!?なっ、なんて場所から落ちてくるんです、中村さん!」
マッハですべての串を無事に回収している殺せんせーの問いに答えることもなく、中村は感動していた
バーベキューをやめた殺せんせーは不破から中古で買ったジャンプを読みながら寛いでいたが、特殊染料で迷彩にした千葉に茂みからペイント弾でジャンプのページを撃たれた
「ひいっ!い、今のは千葉くんですか!?にゅやっ!よりによっていいところのシーンが読めない!これじゃどっちが勝ったかわからないじゃないですか!」
肝心なところが読めなくなって涙目になっていた。そして最後には殺せんせーの渾身の作品を攻撃したら涙目になっていた
「せっかくの新装備、手の内をさらすのはやめておけと言ったんだがな・・・彼らがお前に見せたかったそうだ。新しい『力』の使い方をな」
「教えの答えは暗殺で返す。それがここの流儀だからな」
寺坂の言葉を、不破が継いだ
「怒られた後だしね。真面目に殺しで応えなきゃ」
「約束するよ、殺せんせー」
「私たちのこの『力』は・・・」
「誰かを守る目的以外で使わない、って」
それぞれの言葉に殺せんせーは嬉しそうに笑い、満点という顔になっていた
「合格です。明日から通常の授業に入ります」
といっていた。俺はとりあえず、殺せんせーにあることを話しておきたい
殺せんせーside
私がここに来た頃には教室の所々に澱んだ殺意があるだけだった。暗殺の危険は少ないが、冷たい空間・・それが今は敷地のどこでも温かい殺意が溢れている
『きっとあなたも…そんな相手に巡り合えますよ』
(ええ目の前に沢山いますそのぐらい、大切に思えるから)
そう感慨深く浸っていると・・・
「殺せんせー」
「おや?土見君」
このクラスで独特な力を持つ土見君が一人になった私に声かけたのだ。いったいどうしたんだろうか?
「明日は少し休みます」
「おや?珍しいですね」
「えぇ。明日は・・・どうしても外せない日なので・・」
「・・・なにか事情があるのですね?」
彼がなに抱えてるのかはわかりませんが・・・その呪縛は彼しか取り除くことできない
「はい・・・きちんと明後日に戻りますよ」
「ヌルフフフ、わかりました」
彼が抱えてるのがいつしか解き放されたらいいと私は思います・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!