暗殺教室 少年の求めていたもの   作:絆と愛に飢えるシリアス

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死神の時間 1

渚side

 

ビッチ先生が連絡とれなくなって2日間。クラスの雰囲気は落ち込んでいた

 

「もう2日も来てないか・・・」

 

「さすがに余計なことをしすぎたのかな・・・」

 

木村君と矢田さんがさすがに心配そうに話していた。

 

「烏間先生、任務優先もわかりますが、少しは彼女の気持ちになってあげては?」

 

「・・・この後次の殺し屋との面談がある」

 

殺せんせーは烏間先生にそういうが、特に話すことなく先に帰ってしまった。そんな様子に皆はため息をついていたが、烏間先生とビッチ先生との問題でのため息ではない

 

「ビッチ先生の問題もそうだけど・・・ねぇ」

 

「あぁ。あの野郎が学校に来てないのも変な感じだ」

 

「あいつも3日間学校来てないよな」

 

そう・・。今この教室にいるのは、先生を除くと28人しかいない。速水さんが見つめる先にはその席は普段からめんどくさがりの彼が3日間も学校来てないのだ

 

「ってか、磯貝ならあいつの連絡先知ってるんじゃねぇか?」

 

「悪い、俺はあいつの連絡先知らない」

 

「そういや、そうだよな。あいつ全くそういうの教えてくれないんだよな・・・」

 

「どうする?殺せんせー」

 

「・・・土見君に関しては、こちらが探しても見つからないような気がします。イリーナ先生に関しては私が明日にでも説得しにいきます。皆さんもそろそろイリーナ先生の授業受けたいですよね?」

 

「「「うん」」」

 

そんな彼をどうするか殺せんせーに指示を仰ごうとしてるが、殺せんせーですから土見君を探しだすのは難しいと言っていた。いや土見君は本当に何者?って思いながらも、待つことに決めた

 

「じゃ、ちょっと先生、日本の真裏まで行ってきますので、もしイリーナ先生に動きがあったら教えて下さい」

 

窓からマッハで、殺せんせーは飛んで行った

 

「日本の真裏・・・ブラジルとか?」

 

「そういや、サッカーの試合がどうとか言ってたな?」

 

「普段は野球なのにサッカーを見るってかなりのにわかじゃねぇ!?」

 

「殺せんせーのことだからでかい胸のサポーター目当てで行ってるんじゃねぇ?」

 

「あり得そうなんですけど?!」

 

すると、矢田さんが思い付いてイリーナ先生に電話をするが繋がらない

 

「ビッチ先生大丈夫かなぁ」

 

「やっぱり、何度かけても繋がらないよ、ケータイ」

 

「まさか…こんなんでバイバイとかないよな?」

 

と千葉が言った時だった

 

「そんなこと無いよ・・・。彼女にはまだやってもらうことがある」

 

「だよな。なんだかんだいたら楽しいもん・・・えっ?」

 

岡野さんが発言してから固まって声した方に振り向くと

 

「そう、君たちと彼女との間には充分な絆が出来ている。それは下調べで確認済みだ」

 

その『相手』は、そう言いながら、教壇に菊の花束を置く

 

「僕はそれを利用させてもらうだけ」

 

!!!?

 

平然とその人は・・・その人は教室に溶け込んできた

 

「僕は死神と呼ばれる”殺し屋”です。僕から君たちに授業をしたいと思います」

 

「花はその美しさにより、人間の警戒心を打ち消し、人の心を開きます。渚くん、君たちに言ったようにね」

 

と、律の元に、一通のメールが届く様子が映し出された

 

「でも、花が美しく芳しく進化してきた本来の目的は・・律さん、送った画像を表示して」

 

《っ!?》

 

「律?・・・!」

 

「「「「ビ、ビッチ先生!?!!」」」」

 

「手短に言います。彼女の命を守りたければ、先生方には決して言わず、君たち全員で僕が指定する場所に来なさい。来たくなければ来なくていいよ。その時は彼女の方を君たちに届けます。全員に平等にいきわたるように小分けにして」

 

・・・!

 

「そして、たぶん次の花は君たちの内の誰かにするでしょう」

 

笑顔でいっているからこそ恐ろしく感じる

 

「おぅおぅ?別に俺らは助ける義理ねぇんだぜ?あの高飛車ビッチ。第一、ここで俺らにぼこられるとは考えてなかったか?誘拐犯」

 

「不正解です、寺坂くん。それらは全部間違っています。君たちは自分たちが思っている以上に彼女が好きだ。そして、人間が死神を刈り取ることなどできはしない」

 

「!?」

 

「今、この場にいない人も・・・もしかったら知らない間に殺されているかもね?」

 

それって!?

 

「恐れるなかれ、死神が人を刈り取るのみだ」

 

死神は花束をばら撒き、その隙に消えた

 

 

 

 

 

死神が去ってから教室の雰囲気は最悪だった

 

「くそ!この花に盗聴仕込まれていた!!」

 

前原君が悔しそうに仕込まれていた盗聴を踏んでいたら、倉橋さんが冷や汗かきながらさっきのことを言っていた

 

「でもさ~死神ってそんな悪い人に見えなかったよ?」

 

「スゴイよね~『そう』思わせちゃうんだから。あいつの前じゃみんな多分みんながそう思う・・・・。自分が、殺される、寸前までね」

 

「・・・うん。実際のとこ、攫ってるしね、ビッチ先生のこと」

 

いつもはふわふわした倉橋さんだけど、さすがに表情が強張っている

 

「それに奴は気になることをいっていたな?」

 

「『今この場にいない人も・・・もしかったら知らない間に殺されているかもね?』ってやつか?あれは脅しだろ?」

 

「いや・・・現にあいつが学校に来てないのも、あの死神が絡んでる可能性がある」

 

「つまり・・・本当に下手したら殺されてる・・・・て事?」

 

本当に土見君に何が起きているのか僕らにわからないけど・・・

 

「いや、あいつの事はほっておこう。今はビッチ先生の事を優先にしょう」

 

「・・磯貝?」

 

「木村、その手紙はどう書かれてた?」

 

「『今夜18時までにこのクラス全員で地図の場所に来て下さい。先生や親御さんはもちろん外部の誰かに知られた時点で君たちのビッチ先生の命はありません』ってかかれている」

 

クラス全員・・・でも・・・

 

「あの死神はいまここにいる全員を指してるはずだ。じゃなかったら、誰かがなにか起きた何て言わない」

 

「それもそうだが・・・俺等を人質にして殺せんせーをおびき出すのが目的だろう」

 

千葉くんの言う通り、殺せんせーなら、僕らを見捨てたりしないと敵はみんなよく知っている。杉野が悔しそうに壁を叩くと狭間さんが冷静にみんなに聞こえるように言った

 

「私ら大金稼ぎの一等地にいるんだから狙われて当然。そりゃあ世界一の殺し屋とやらもそーするでしょーよ」

 

「それもそうだな・・・使うか?」

 

「守るために使うって決めたじゃん。今着ないでいつ着んの」

 

寺坂君の言葉に中村さんが、立ち上がりつつ、ネクタイを緩めた

 

「ま、あんなビッチでも色々世話になってるしな」

 

岡島君が制服のブレザーを脱いだ。

 

「最高の殺し屋だかなんだか知らねーがよ。そう簡単に計画通りにさせるかよ」

 

そうだ!このままいけば敵の思う壺だ!!

 

「よし!みんな準備をしょう!」

 

「「「「おう!!」」」」

 

まってて!ビッチ先生!

 

 

夕闇の中、僕らは指定された学校からほぼ真南にある二階建ての建物の近くでイトナくんの作った偵察ヘリの『糸成3号』でその周囲を窺った

 

いつの間に製作したのかは突っ込みいれないよ?

 

「空中から一周したが、周囲や屋上に人影はない」

 

「あのサイズじゃ中に手下がいたとしても少人数だね」

 

イトナくんが『糸成3号』を回収しながら報告したら、速水さんが推測たてるが磯貝君が冷静に言った

 

「それはないと思う。もしいるなら、協力者の可能性がある」

 

「なんでだ?」

 

「あれほどの技術に手下がいると考えにくい。それと、いまここに冷静に頭叩き込んでほしい」

 

磯貝君は周りを見ながらしっかりとはっきりと発言していた

 

「みんながそれぞれ殺せんせーを殺す為に開発した武器。敵がどれだけ情報通でも俺たちのすべてを知ることはまず不可能。それがこっちの強みだ。おとなしく捕まりに来たフリをしてスキを見てビッチ先生を見つけて救出、全員揃って脱出する!」

 

「「「おう!」」」

 

「律、12時を過ぎて戻らなければ殺せんせーに事情を話して」

 

「《はい、みなさん、どうかご無事で》」

 

ちゃんと超体育着を着込んだ律が、片岡さんの言葉に返事した

 

「行くぞ!」

 

磯貝くんの合図でドアを開けて、中に入ると、何も置いてない、本当に何かの倉庫のような所だった。それが余計に、中の広さを際立たせている

 

僕らは打ち合わせ通り、天井を見上げたり、窓の方に近寄ってみたり、壁を触ってみたりして、様子を探りながら、あちこちにさりげなくバラバラに立って、全員が一度に捕まらないように気を配った

 

 

ーー全員そろったね。それじゃ閉めるよ?

 

どこらか聞こえる声とともに扉が自動的に閉まった。すると、突然大きな音が響き始める

 

「部屋全体が下に!!」

 

「嵌められた?!」

 

「捕獲完了。こうやって一斉に捕獲するのが一番リスクがない」

 

にこっと笑いながら死神は言ったその視線の先には囚われたビッチ先生が見えた。死神が大人しくしていれば攻撃しないと言っていた

 

「俺たちが反抗的な態度をとったら、頭にきて殺したりは・・」

 

岡島君が恐れながらいうと

 

「しないよ。子供だからってビビりすぎだろう」

 

「いや・・ちょっぴり安心した」

 

「ここだ!竹林!!」

 

三村君が壁の空洞音を見つけ、竹林君がそこに爆弾を置いて、奥田さんがカプセル型煙幕を放った!

 

 

ドゴォォォン・・・・・

 

 

僕らはその隙に逃げ込んだ。必ず生きて帰る!

 

 

死神side

 

「へぇ・・・やるねぇ・・・」

 

素直に感心したよ・・・。この僕にここまで欺いたんだ

 

だから・・・

 

「楽しませてね?」

 

あの化け物は僕が始末したいし、肩慣らしにはいいかもしれない。彼がいないが、それも時間の問題だろう・・・

 

「君たちが28人で来たのは正直に誉めるけど・・・あと一人の彼はどのタイミングで来るのかな?」

 

死神はあるビデオである人物を見つめていた。その微笑みは果たしてなんなのか誰もしることはない・・・

 

 

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします!
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