神崎side
私達はさっきまで、不良達に囚われながら迫り来る恐怖に怯えていた。スタッフが来たと聞きもう駄目だと思っていたら、来たのは違った・・・・・
なぜなら・・・
「《修学旅行のしおり、1243ページ。班員が何者かに拉致られた時の対処法。犯人の手掛かりがない場合、まず会話の内容や訛りなどから地元の者か、そうでないかを判断しましょう。地元民でなく、さらに学生服を着ていた場合、1344ページ。考えられるのは相手も修学旅行生で、旅先でおいたをするやからです》」
来てくれたのは渚君達だったの。茅野さんも私も嬉しくって声あげたのだ
「「みんな!」」
「てめぇら、なんでここが分かった!?」
動揺している犯人の問いに渚君が答えていた
「《土地勘のないその手のやからは、拉致した後、遠くへは逃げない。近場で人目につかない場所を選ぶでしょう。その場合、付録の134ページ。先生がマッハ20で下見した、拉致実行犯潜伏マップが役立つでしょう》」
「すげぇなこの修学旅行のしおり。完璧な拉致対策だ!」
「いやぁ…修学旅行のしおりは持っておくべきだねぇ」
殺せんせー・・・凄い・・・それのお陰で助けに来てくれたんだ
「「「「ねぇよ!そんなしおり!」」」」
「で? どうすんの? お兄さんら。こんだけのことをしてくれたんだ、あんたらの修学旅行は全部・・・・入院だよ?」
不良がツッコミ入れてるけど、カルマ君が少し笑いかけながらも目は笑っていなかったけど、不良は笑いながらそとから来る声を聞き言い返したのだ
「へっ!中坊がいきがんな、呼んどいたつれどもだ。おめぇらみたいなよい子ちゃんはなぁ、見たこともない不良共…!?えーーー!?!」
外から来た人たちは眼鏡をかけて倒れていたのだ・・・一体たれが?
「不良共なんて、いませんねぇ。先生が全員、手入れをしまったので」
「「「殺せんせー!」」
「遅くなって、すいません。この場所は君たちに任せて
ほかの場所からしらみつぶしに探していたので」
来てくれたんだ・・・
「で、何してるの?その黒子みたいな顔隠しは?」
渚君がそう聞くと・・
「暴力沙汰ですので、この顔が暴力教師だと覚えられるのが怖いのです」
すると、不良達は予想外の状況に戸惑い別の救援を呼ぼうと連絡した
「おい!俺だ!直ぐに来てくれ!!」
すると、返事がなかったのか慌ててもう一回いったのだ
「おい!?」
《おとなしく潰されろ》
声と共にブチッと電話が切れた音が聞こえたのだ。・・・あれ?今の声聞いたことあるような気がするけど・・・
土見side
俺は電話を出た後に、周りを見た
「いてぇぇ・・・・もう許してくれ・・・」
俺は今、倒れている五人の不良を下敷きにして座っていた・・・はぁ、めんどくさすぎて疲れた。最初に手を出したのはこいつらだから正当防衛・・・。俺は胸ぐらをつかみながら問いかけた
「もうお前達は世間にも迷惑かけないな?」
俺の問いに不良達は必死で首を傾けていた
「ならいい」
俺は胸ぐらを離そうとしたがもう一つとかないとな・・・
「もし、今後もあいつらに手を出そうとかしたら・・・」
「し、したら・・・」
「今よりもっと痛めるぞ?それが嫌なら今後、あいつらに手を出すな。わかったな?」
「「「は、はい!!!」」」
これでよし・・・
「ふぅ・・・」
あいつらは走りながら去るのを見届けると俺はため息ついた
しかし、まさかナイフで攻撃されたときに避け損ねて頬軽く切れたのは焦ったな・・・まっ、かすり傷だし、消毒して張れば治るはず。
後は、助けれたらいいな。さて、悠馬の方にいかないとな・・・めんどくせぇが京都限定のお土産をあいつに渡すか。あいつは昔からいい奴だからな・・・お礼もかねてだ
俺は悠馬に電話かけてあいつの家族のためのお土産を渡したのだ。他の面子は俺に冷たい目で送っていたが気にしない・・・
それにこいつに単なるお礼だからな・・・あいつも喜んでくれたから良かった
渚side
僕らは今目の前で不良が暴れていた。そういえば、電話で聞こえた声わりと最近聞いたような気が・・・だれたって?そんな疑問をよそに不良らは武器をもって暴れようてしていた
「くそぉぉぉ!先公もいやがるし、ふざけた格好してやがる!いくぞ!野郎共!」
「「おぉ!!」」
「ふざけるな?それは先生のセリフです」
向かっていた不良達はマッハの攻撃で倒れた。・・・凄い・・・全く見えなかった・・・
「ハエが止まるようなスピードと汚い手でうちの生徒に触るなど、ふざけるんじゃない!」
「エリート校はせんこうまで特別性かよ!てめぇも肩書きも見下してんなら、馬鹿高校ってなめやがって!!」
刃物を持って、殺せんせーに襲いかかるけど・・・
「エリートではありません。確かに彼らは名門校の生徒ですが、学校内では落ちこぼれ呼ばわりされ、クラスの名前は差別の対象になっています。ですが…彼らはそこでさまざまな事に実に前向きに取り組んでいます」
殺せんせーにとっては見えやすい攻撃だね・・・・・不良のリーダーは後ろから攻撃しようとするが、殺せんせーの触手で止められる
「君たちのように他人を水の底に引っ張るようなまねはしません。学校や肩書きなど関係ない。清流にすもうが、ドブ川にすもうが、前に泳げば魚は美しく、育つのです」
その言葉にぴくりと反応する神崎さん。僕たちが来るまでに何かあったのだろう・・・
「さて、私の生徒たちよ。彼らを手入れしてあげましょう。修学旅行の基礎知識を身体に教えてあげるのです」
そうですね・・・殺せんせーの言う通りだ。ここまでしてくれたんだ。お礼はしっかりしないとね?
僕らは思い切り、しおりで不良達の頭を攻撃したのだ
「(いつの間に背後に…)」
「(しかも、鈍器をためらいもなく、狙う相手・・・間違えたかも)」
不良たちは気を失った。良かった。これで無事に終わった・・・
その後・・・
茅野さんと神崎さんを救出し、ほっと息をはく
「一時はどうなるかと思った」
「うーん、俺一人ならなんとかなったと思うんだよねー」
「でもよかったー。大丈夫?神崎さん」
茅野が神崎さんに聞く。僕は茅野も神崎さんも心配だけど・・・
「えぇ」
「何かありましたか?神崎さん。ひどい災難にあって混乱しててもおかしくないのに、何か逆に、迷いが吹っ切れた顔をしています」
「はい、殺せんせー。ありがとうございました」
神崎さんは嬉しそうに笑った。きっと、何か彼女にとってのが無くなったみたいだ。良かった・・・
「いえいえ。それでは修学旅行を続けますかね」
僕らは殺せんせーと共に旅館に戻ったが、土見君が軽く頬怪我していたのは驚いた。どうしたのだろう?
こうして、波乱の時間は終わったのだ・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします