暗殺教室 少年の求めていたもの   作:絆と愛に飢えるシリアス

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死神の時間 4

ジャケットを脱いで、烏間は再び死神に告げた

 

「どうする、死神?関係ない子も含めて生徒ごと溺死させるこの暗殺計画・・・続けるなら俺はここでお前を倒す」

 

死神は烏間を観察した結果

 

「(思ったより隙がなく、強靱な肉体に、武装もしている。殺すのに時間がかかると計画が綻ぶ。ここは、標的の暗殺を優先すべし)」

 

と判断し、操作室へ急ぐことにした。その様子に烏間は危険だと思い、追いかけた。殺せんせーの「烏間先生!スマホのトランシーバーアプリをONにして!」と聞こえながらも止めるべく動いていった

 

「フン、死神を倒そうなんて、無謀ね。確かにカラスマも人間離れしてるけど彼はそれ以上。このタコですら簡単に捕まえたのよ」

 

「ぐぬぬぬ・・」

 

と言い放った。殺せんせーはハンカチをくわえて悔しそうにしている。言いかえそうにも正論でなにも言えなかった

 

「ビッチ先生・・・」

「あの死神が、俺等ごと殺すって知ってたのかよ」

「なんでよ・・・・仲間だと思ってたのに」

 

矢田や前原、岡野が悲痛な顔でそういうとカルマが煽るようにイリーナにいっ・・・・

 

「怖くなったんでしょ?プロだプロだ言ってたアンタが、ゆる~い学校生活で殺し屋の感覚忘れかけてて。俺等殺してアピールしたいんだよ『私冷酷な殺し屋よ~』って?」

 

「っ!!」

 

イリーナは、思わず手にしていた首輪を鉄格子に投げつけた。細い格子に、首輪の両端が丁度引っかかる

 

「私の何がわかるのよ!?考えたこと無かったのよ!自分がこんなフツーの世界で過ごせるなんて!・・弟や妹みたいな子と楽しくしたり、恋愛のことで悩んだり・・そんなの違う。私の世界はそんな眩しい世界じゃない・・・」

 

その言葉に皆はイリーナの心には寂しさがあるのを感じていたが・・・

 

「それでも俺は許せない・・・」

 

「磯貝?」

 

「なんでこの子も巻き込んだ!?計画を知っていたから関係ない子も殺すのか!?」

 

「っ・・・」

 

「悠ちゃん・・・」

 

イリーナは悠馬の言葉に答えれず目を逸らしていて、冷華は悠馬の怒りに戸惑っていた

 

するとイリーナは死神から連絡来たのか返事をしてこの場を去ったのだ

 

 

 

悠馬side

 

俺は冷ちゃんの恐怖を少しでも取れるように側にいて、話しかけていたら、皆が気になったのか知らないが殺せんせーが俺にあることを聞いてきた

 

「磯貝君・・彼女は?」

 

「その前に殺せんせー・・・今よく考えてみたら国家機密が冷ちゃんと接触するの不味いのでは・・・?」

 

「あっ・・・」

 

「黄色いタコさんが・・・きゅー・・・・」

 

俺の一言で殺せんせーは自分の行動にミスったのと冷ちゃんは驚いたのか目をまわして気絶してしまった

 

「「「「「やってしまった・・・・」」」」」

 

皆も今ごろ気づいて全員頭抱えた・・・。すまん。海斗・・・俺はお前に別の意味で謝ること増えた・・・

 

「と、とにかく!ここから写されてる映像をみましょう!!」

 

皆は話変えたなという目線と俺は冷ちゃんに体冷やさないように側にいた

 

海斗・・冷ちゃんはここにいるぞ・・・?

 

 

烏間side

 

俺は死神を追っていたのだが、ドアの前で今感じた物をどうするか思考していたが・・・

 

「時間の無駄だ」

 

そう開けた瞬間・・・

 

 

 

 

ドゴーーン

 

 

 

 

 

 

ドアと開けると共に爆発したが、煙の中俺は歩きながら舌打ちした

 

「ッチ・・思ったより強かったか」

 

とりあえず進むか・・・・・。生徒達を守るために!!

 

 

 

その様子を見ていた生徒達は戸惑っていた

 

「烏間先生はなんで無傷??」

 

「恐らくですが・・・・烏間先生はトラップの内容を見抜いていました。この短時間でドアに仕掛けられるのはせいぜい爆薬まで。しかも建物に影響を及ぼすほどの火薬は使えない。それを見越して時間短縮のためあえてそのままドアを開け爆風と同じ速さで後ろ受け身を取ったのです。ドア自体も盾になり烏間先生への影響は最小限に抑えられた」

 

「もはや規格外」

 

「確かに」

 

一人の生徒の疑問に殺せんせーは「推測だが・・」と前置きして説明したら、杉野と岡島の最もなツッコミを入れた

 

 

一方烏間はというと・・

 

次の曲がり角に入ろうとした時、一斉に銃弾が飛んできた。烏間が覗くと、そこにはストックレスのカービン銃で武装し、それを撃てるように調教されたドーベルマンが10頭ほどいた

 

「く、卑怯な・・・(何が卑怯かって?俺はな、犬が大好きなんだ!!)」

 

だが、一般家庭に飼われている犬たちは烏間が目の前を通りかかると何故か死に物狂いで吠えてくる。そんな烏間が犬たちに笑顔を見せると犬たちは本能的に何かを感じたのか、怯えて硬直した

 

「だから傷つけられない。お前等の主人には悪いが・・・優しく通らせてもらうぞ」

 

グルゥ・・・・?!!

 

犬たちは烏間が通り過ぎるまで震えながら、その場を動けない様子だった

 

 

 

 

悠馬side

 

烏間先生が笑顔で犬の包囲網を抜けたのを見た俺たちの感想はというと・・・

 

「「「「え、笑顔一つですり抜けよった!?」」」」

 

「こ、こわいです」

 

「さすがにあれは怖いわな・・・・」

 

他の皆はツッコミをいれていて、冷ちゃんはその映像を見て震えていたのを俺は宥めていた

 

「あの・・・悠ちゃんは一体何をしているのですか・・?あのタコさんは何者なんですか?」

 

「ごめん・・・。説明したいのは山々だけど、それはここを脱出してから話すよ」

 

「そうですか・・」

 

「でも・・・あいつの事は必ず話すよ・・・」

 

俺がそういうと、冷ちゃんは辛そうな顔をしていた。今にも真実を教えたいけど・・状況が状況だから下手に動けないのと言えない

 

「・・悠ちゃん。一つだけ聞かせてください」

 

「何?」

 

「あの人は・・・悠ちゃんと同じ学校に通ってるのですか?」

 

「・・・・あぁ。あいつは今ここにいないが・・・きっと君を探してる」

 

「・・・・そうですか」

 

三村が皆に思い付いた作戦を説明しているのを聞きながら、俺ら二人は今この場にいない男の話をしていたら・・

 

「ねぇ、その子は磯貝君の知り合いなの?」

 

「あぁ。俺と・・・もう一人の男の大切な友達だ・・・」

 

「もう一人って・・・まさか?」

 

それを聞こうと思うと、突然揺れたので冷ちゃんが倒れないようにフォローするとモニターには爆発したようなのが見えた

 

「烏間先生!!モニター見てたら、爆発したように映りましたが、大丈夫ですか!?イリーナ先生も!」

 

《俺はいいが、あいつは瓦礫の下敷きだ》

 

なっ!?

 

《だが、構っているヒマはない。道を塞ぐ瓦礫をどかして【死神】を追う》

 

「ダメ!どーして助けないの烏間先生!」

 

《倉橋さん、彼女は彼女なりに結果を求めて死神と組んだ。それがこの結果だ。責めもしないし助けもしない。一人前のプロならば自己責任だ》

 

だが、倉橋は烏間の言い分に譲らなかった。

 

「プロだとか、どーでもいいよ!15の私が言うのもなんだけど、ビッチ先生まだ21になったばっかりなんだよ!?」

 

「うん、経験豊富な大人なのにちょいちょい私たちより子供っぽいよね」

 

「たぶん・・安心のない環境の中で育ったからビッチ先生はさ、大人になる途中で大人のカケラをいくつか拾い忘れたんだよ」

 

倉橋の言葉に黙り込んだ烏間先生に、矢田が穏やかに話しかけた

 

「助けてあげて、烏間先生。私たち生徒が間違えた時も許してくれるように、ビッチ先生のことも」

 

《だが、時間ロスしてしまい君達や関係ない子も死ぬぞ?》

 

「大丈夫です!死神はたぶん目的を果たせず戻ってきます!!だからそこに居てください!」

 

《・・・わかった・・・》

 

 

さて・・・俺たちはある作戦をすること決めた。

 

「冷ちゃんもきて?」

 

「わかりました」

 

お前が来るまで必ず冷ちゃんを守るよ・・・海斗




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします
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