暗殺教室 少年の求めていたもの   作:絆と愛に飢えるシリアス

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激突の時間

土見side

 

やれやれ・・・この目の前の状況にため息つきたくなるな・・・

 

「(なぜ冷華があいつらの側いるのかは知らないが・・・これだけは言える)俺の大切な人達を殺そうとしたな?」

 

「ジャリがどれくらいの腕か試そうと思ったが・・・よくまぁ出てこれたものだな?土見海斗」

 

「それはこちらの台詞だ。ダークネス」

 

「生意気な口は変わらずか・・・」

 

「貴様に丁寧な言葉を使うのは吐き気がして仕方がない」

 

「奇遇だな?俺もお前にと敬語を使うの想像したら寒気がする」

 

俺は腕を組ながら、目の前の男に一切の油断なく警戒していたが心の中では今にも爆発してしまいそうな程、喜びたい

 

やっと見つけれたのだからな・・・

 

「海斗・・・?」

 

「ここにいる全員死にたくなかったらここから離れろ。巻き込まれるぞ」

 

「おい!お前今までどこにーー」

 

「いいから下がれ。それとそんなのに話す理由などない」

 

俺がそういうと渋々と下がった

 

「あの・・・・」

 

冷華が話したそうに何かを聞きたそうに俺の方に声かけていたが、俺は冷華に面を会わせる資格もないから振り向かずに冷たく言った

 

「すまんが、ここから離れてくれ・・・」

 

「・・・わかりました」

 

「(いつもなら俺にも話しかけずに無視もしていたし、お互いに話さなかった・・・しかし、何故?)・・・貴様、余計なことでもしていたのか?」

 

「さぁな・・・」

 

お互いに出だし処を探りあいながら、睨んでいたら奴がため息をつきながら語りかけてきた 

 

「しかし、お前もよく生き延びていた。五年前に心もボロボロになったと思ったがな」

 

「・・・余計なことを喋るな」

 

「やれやれ・・・余裕をもって戦うのも大事だと思うがな・・・()()()()()()()()

 

「「「「え・・・?」」」」

 

「海斗が・・・負け犬?」

 

あいつらの声も聞こえたが無視した。そんなのに一々気にしてはキリがない

 

「そういう負け犬に殺せなかった貴様はなんだ?」

 

「クックク。俺はな・・・これでも結構、自分に驚いてるんだ。五年前のジャリをボロボロにさせたジャリが目の前にいることにな」

 

「・・・」

 

これから来るであろう激戦と殺気に備えて俺は警戒した。やっぱり仮面を外さずに含み笑いを出しながら、呟いた

 

「案外俺も情があったもんだな」

 

「お互いにな」

 

「ふっ、ふざけたことを抜かす」

 

互いの纏う雰囲気に徐々に鋭利さが高まり、ゆっくりと腰から隠していたメリケンチャクラ刀を2つ抜き、やつも鎌を取り出していた・・・

 

「ジャリがどこまで踊れるか見せてみろ」

 

「ダークネス。貴様は家族の仇として、あいつにも危険を巻き込んだ・・・。貴様を生かすことの危険さに踏まえてここで・・始末する」

 

二人が風に乗る。重々しい音が重なり、刀が交差した瞬間―――火花が散った

 

 

 

      火遁・豪火球

 

 

ダークネスは俺に迫り来るでかい火の玉を口から放ってきたが、俺は迫り来る火に俺はすかさずに印を俺は結び火をけすために迎え撃った

 

 

      水遁・水陣壁

 

 

 

奴の炎を水で消し去ると、其々が感嘆していた

 

「水のないレベルでこれほどの水を出せるとは・・・大したジャリだ」

 

「あの技は夏休みの・・・!?」

 

「海君・・・」

 

他の皆が感嘆していたが、俺は手を緩めずに直ぐに次の攻撃を移した

 

「まだだ。【手裏剣影分身の術】」

 

「ふん」

 

一つの手裏剣が無数に分身して、ダークネスの方に攻撃するも、奴は無数の手裏剣を危うげもなく鎌で振り落として距離をとっていた

 

「あのときよりも確かに強くはなっているな・・・む?」

 

 

 

     影分身の術

 

 

 

俺は分身を三人生み出して、冷華達の方に向かわせた

 

「なるほど・・・。俺たちの攻撃で向こうに被害いかないようにか」

 

「・・・ふん(こいつはまだ力を出していない)」

 

「ならば、貴様の守る物を消すのもありだな・・・・。いくぞ?【火遁・鳳仙花!!】」

 

火遁・鳳仙花の術で形作られた無数の火の球が俺に迫るも、俺は印を結ばずに口の中に性質を変化させ・・

 

「【水遁・天泣】!」

 

迫っていた無数の火の玉を寸分たがわず撃ち落とし、勢いをそのままダークネスに向かうも鎌で天泣を振り落とした

 

「ふははは。中々やるようになったではないか?」

 

「ッチ!」

 

俺は奴に接近するために、瞬発力を使って移動したら奴の鎌が俺の方に振りかざしていた

 

「危ない!!」

 

「(お前らはあわてすぎだ)ふん」

 

キィィィン、とお互いの刃に甲高い音が響いていたが俺はもう片方の空いてるのを使って奴の空いてる隙を狙うも力で押し負けて弾かれた

 

「いいぞ!もっと俺を楽しませろ」

 

「あいつらに危害は与えさせん」

 

俺とダークネスはお互いの刀を再び交差させて、次の策を頭で練りながら攻撃を繰り返していた

 

 

 

 

 

そんな俺とはよそに悠馬たちは・・・

 

「「「「は、速い・・・・」」」」

 

「手で恐らくあの数々の技を出しているのだろう」

 

「これは・・・簡単にはいれませんね・・」

 

皆はダークネスと俺の戦いの速さに感嘆な声をあげ、烏間先生と殺せんせーは分析すると分身の俺が殺せんせーに警告だした

 

「これは俺の戦いなので介入されては困りますよ」

 

「おや?分身でもやはり喋れるのですね」

 

「お前らも介入しょうなんてバカな真似はするな」

 

「なんでだ!?俺らも暗殺のーー「そんな次元の低い戦いではない。これは・・・本当の殺し合いなんだからな。死にたいなら止めないがな」・・・」

 

分身の俺がそういうと皆は黙ったが当たり前だ。こいつらは平和な世界で命がけの戦いなんぞで死ぬ覚悟はないからな

 

 

 

 

 

 

そして本体の俺は・・・・

 

「ふははは!思えば、貴様とこうして殺し合いできると思わなかったぞ!!」

 

「ぐぅ!」

 

お互いの刃を交えつつ、語り合っていた

 

「だが、俺の前では無力だ」

 

「何!?ぐぅぉ!?」

 

俺は奴に思い切り顔面を殴られると近くの壁まで飛ばされた

 

ぐっ・・今のは効いたな・・・

 

「こいつは防ぐことできるか?ーー【火遁・業龍火】!」

 

「くっ!【水遁・水龍弾の術】!」

 

無数の龍の火が意思があるようにこちらに飛んでくるも、俺は水龍で奴の火を消滅させた

 

しかし・・・

 

「くっ!(火は陽動か!)」

 

「この距離はかわせまい・・・はぁ!!」

 

奴は鎌を思い切り降りかぶせてきた。危険を感じた俺は一歩下がるもやはり無傷とはいかず・・・

 

ポタポタ・・・・

 

「はぁはぁ・・・」

 

「どうやらここまでか?ジャリにしては頑張った方だがな」

 

「あぁ・・・確かにな」

 

だが・・・

 

「!」

 

「【水遁・水断波】!」

 

水遁・水断波はあらゆるものを切断し、貫く!奴の油断したその隙に一撃を放すと肩に貫通した

 

「ぬぅ!」

 

「貰った!」

 

「ぐぅ!?」

 

俺はよろけた奴に追撃を緩めずに攻撃して、俺は次の印を結んだ

 

「これでも、しとめてやる!【水遁・水龍翔弾】!!」

 

「何?!」

 

ダークネスの足元に水遁で雨を降らせて大池を作り、そこから伸び上がった水龍と無数の水弾でダークネスの方に攻撃した

 

「ぐぅ・・」

 

「貰った!とどめだ!」

 

「!」

 

俺は奴の方にクナイを投げると奴は顔だけのけ反って、避けようとしていたが、これも計算通りだ!

 

ーー飛雷神斬り!!

 

その瞬間、俺ははクナイのマーキングを用いて飛雷神の術を発動しダークネスの体を腹を切り裂いた

 

「貴様ぁぁ!?」

 

「この一撃で貴様を仕留める!」

 

崩れているダークネスに追い討ちをかけるように俺は印を結んだ。この術は奴を殺すために生んだ術だ・・・

 

 

左手に水が纏い、やがて雷が俺の手に走るように水と雷が一体化した

 

「お前を殺すために・・・できた術だ!【水雷閃(スイライセン)】!!」

 

 

俺は勢いよく腕を振り・・・

 

 

 

そして・・・・

 

 

 

俺は奴の心臓を・・・・貫いた

 

 

 

 

 

ドサッ・・・・・

 

 

 

ゆっくりと・・・ダークネスは倒れた・・・




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします!

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