あの出来事から一日がたちました・・・。私は今、自分の通っていた学校の授業が終わり、帰路へと歩くため教室に出ようとすると・・・
「冷華さん、大丈夫?」
「桜さん・・・。大丈夫です」
私はこの学校のお友達の桜さんに声かけられるも、気丈に奮って返事をしたが・・・
「嘘ですね」
「えっ・・・」
「冷華さん。屋上で話しましょ?そこなら誰も入れませんから」
そういいながら、腕を引っ張られ屋上へと連れていかれた。
屋上についた私達は向かい合わせるようにお互いの顔を見ていた
「冷華さん。なにかあったのですか?」
「っ・・・何も・・・ないです」
「嘘を言わないでください。貴方は昨日まで三日間体調崩していたのですからしんどいかもしれませんが・・・」
「え?」
思わず、桜さんの言葉に私は驚いた声を出すと桜さんは少し驚いた顔をしていた
「あれ?あぁ、なるほどですね。一人の目付きの悪い白髪に近い頭の男の人が体調崩してると教えてもらったのです。・・・とても無表情で言っていたのは驚きましたけど・・・」
海君だ・・・。私が行方不明・・・拉致されてるときにわざわざ、学校に休みの連絡を入れてくれたのですか・・・
「冷華さん。何か辛いことあるのでしたら話した方が楽ですよ?」
「(この人なら話していいかも・・・・・)・・・私はある人に嘘をつかれていたのです。ですが、その人は本当は私のために嘘をついていたみたいです・・・」
「・・・」
「いったい何が本当なのか分からなくなってしまって・・・その人に聞こうにも、もう・・・」
「冷華さん」
桜さんが私を呼び掛けたので、見ると彼女は優しく手を握ってくれた
気持ちの不安が・・・収まった?
「その人に聞けなくっても、それを知ってる人がきっといるはずです。あとはあなたがどう受け止めるかで大きく変わります」
「桜さん・・・」
私の脳裏には、彼が最後に悲壮な覚悟を背負って闘いに向かうのを思い出した・・・。そして、悲しげに最後の別れの台詞も思い出した
『・・・俺はもう・・・E組でもなく・・・芙蓉冷華の知る土見で会えるのも最後だ。こんな人殺しを忘れて幸せに生きろよ』
ごめんなさい・・・あなたの隠していた真実を・・私は知りたい
「桜さん。ありがとうございます!」
「冷華さん!」
そうと決めた私は桜さんに頭を下げて動こうとすると、桜さんに呼び止められた
「・・・気を付けてね?」
「はい!!」
彼女と話してよかった!私は急いで、有るところに電話をかけたのだ
彼ならきっと・・・知ってるはず
悠馬side
あの死神の事件から一日たったが、俺も含めて皆は暗かった・・・。その理由は・・
「なぁ・・・土見は何処に行ったんだ?」
「・・・・」
誰かが言ったその問いに皆は答えなかった・・・。いや、答えれなかった。昨日、あいつの分身によって、俺らは安全な場所・・俺らの校舎に飛ばされた。尚、烏間先生は死神と別の場所に飛ばされていて、死神の引き渡しをしていた。
殺せんせーと俺らはすぐに、あいつのいた場所まで駆けつけたのだが、先ほどまであった建物が見事に崩壊していた。地元の警察や消防等が対応していて誰も入れなかったのだが、耳疑うような言葉が聞こえた
ー死体もそこにある人も誰もいない
俺らはそれを聞いて絶句したのだ。そんなはずはない・・・。現に先までその場に俺らはいたのに・・
失意の中、俺は落ち込んでる冷ちゃんを念のために護衛として片岡と神崎で彼女の家まで送って帰った。そして彼女に俺の連絡先を教えて別れたのだ
「あいつ・・・ふざけやがって!!何が囮役だ!殺せんせーがいたら倒せるだろ!?」
前原が機嫌悪く、そういうと何人かは同意をしてた
「自分の力によってるのはあいつじゃん」
「殺せんせーとか烏間先生がいたら倒せるのに・・」
だが、その意見を否定するものもいた
「いや、冷静に思えば、あいつの判断は正しい」
「なんでだ?カルマ」
「あの闘いを二度も見ていたら自然にそう思えるよ」
「だな。確かに俺たちは戦う力はあるけど、それはあくまでも暗殺の技術だ」
「「「「「・・・・」」」」」
俺の発言に皆は黙って聞いてくれていた。俺は続けるようにみんなに聞こえるように言った
「あいつは、ずっと俺達を見守るように見ていてくれたし、道を一度間違えた俺らに思い切り怒りをぶつけた。でも、それは誰よりも力の意味を知っていたからこそ許せなかったのかも知れない」
「「「「っ・・・」」」」
「あいつは俺らよりもずっとずっと・・・頑張ってきたんだ」
俺のその言葉に皆は「??」となっていたが、答える前に電話がなったので出たのだ
「悪い、みんな少し待ってくれ」
そう断りいれて電話を出ると
《悠ちゃん・・・冷華です》
「・・・っ《どうしたんだ?冷ちゃん》」
《・・・昨日の事と海君の事で話したいのですが・・・そちらはまだ学校ですか?こちらは今日は早く終わったので・・・》
「《今から俺らの校舎にこれるか?・・・折角だ。あいつの隠していた真実を俺が話す》」
《っ・・・わかりました。現在地を送りますから、そこからどう向かえば良いのか教えてくれませんか?》
「《わかっーー》」
俺がOKだそうとすると、殺せんせーがメモ看板を取り出して、(私が迎えにいきます)っと、言っていた
「《冷ちゃん。今からうちの担任の先生が迎えにいくから、その場で待ってくれない?現在地は教えてくれたらいいから》」
《わかりました・・・。悠ちゃん》
「《ん?》」
《もう・・・受け止める覚悟はできました》
「《・・・分かった》」
そういい電話をきると、烏間先生とビッチ先生がいたのだ。烏間先生は少し疲れていた
「ちょうどよかった。彼女には国家機密を知ってしまったから話さないといけないと思ってな」
「あー、確かに・・・」
みんなは思い出したように言うように冷ちゃんは元々部外者の人間なのだ。今回のことを知ってしまえば、必然とこのE組のことも話さなければならない
「烏間先生、土見は?」
「・・・すまないが見つからない・・・」
「そう・・ですか・・・」
そう話すと教室にドアが開いた音がしたので見るとーー
綺麗な金色の髪の毛のおろしたロングで目の色は淡い緑色に見た目はモデルやグラビアに向いてそうな体つきで、恐らく矢田よりもスタイルがいいかもしれない。
そう・・・俺と海斗の大切な友達の・・芙蓉冷華がこちらに来たのだ
「皆さん・・・昨日ぶりです」
「「「「あっ、はい」」」」
冷ちゃんが頭を下げるとみんなも反射的に頭を下げて挨拶した
「色々と聞きたいことがあると思うが・・・この場にいる全員に聞いてほしい・・・あいつの隠していた本当の過去を・・・冷ちゃんもいいよな?あの事も話して・・」
「・・・はい。彼の事を知ってる範囲でしゃべればいいと思います」
冷ちゃんはしっかりと俺の方に見据えて言うと俺も覚悟を決めてあいつの聞いた話を・・・話すことを決めた
あいつとの出会いは今も覚えてる・・・
『なぁ!君の名前は?おれ、いそがいゆうま!よろしく』
『んん?おれの名前か?・・・つちみかいと!よろしく』
あいつと俺の出会いと・・・今のあいつにになってしまった話だ・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!