暗殺教室 少年の求めていたもの   作:絆と愛に飢えるシリアス

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海斗の過去 Ⅲ

ある日、海斗と母親は二人で買い物をしていたのだ。冷華はその日は高熱だしていたので、家で留守番をしていた

 

『にしても、冷ちゃんも買い物いきたそうにしていたけど、熱だして残念ー』

 

『あらあら、それなら一緒にそばにいてあげたら良かったのに?』

 

『そうしょうと思ったら冷華が「私のことよりもお母様のお手伝いしてください」ってあそこまで言われたら断れないよ・・・』

 

『あらあら。にしても、我が娘ながら本当に海斗の事好きなんですね』

 

『嬉しいけど、それがlikeなのかLOVEなのか分かりにくいからなー。因みに、自身の気持ちはlikeかLOVEなのかはっきりわからないけど・・・好きなのは事実かな?』

 

『あらあら♪(ふふ、二人とも当たり前にいるからお互いの恋心気づいてないみたいですね。結ばれた時が楽しみだわ♪)』

 

『?お母さん?』

 

母親が微笑ましそうに自身の方を見ていたのが不思議だったのかキョトンとしていた

 

『あら、ごめんなさいね?海斗はいつかその気持ちわかるじゃないかしら?』

 

『分かるのかなー?』

 

『えぇ。頑張りなさい?男の子♪』

 

『?はい!』

 

母親の言葉に海斗は嬉しそうに返事していた。それを満足そうに母親は海斗の頭を撫でると海斗は嬉しそうに目を細目ながら笑っていた

 

『えへへへ♪』

 

『でもあんまり長すぎたら、冷華も寂しがると思いますから早めに用事を終わらせて帰りましょう?』

 

『冷ちゃんはさ、凄く甘えん坊というか我慢するところがあるから心配』

 

『そうかしら?私としては貴方が物凄く我慢しそうだと思いますが?』

 

『え?!なんで?!』

 

不満そうな顔で母親の方を見た海斗だが、母親は優しそうに上品に笑いながら理由を説明していた

 

『男の子だからと言って、冷華を守りすぎないの。時にはあの子に厳しさを教えないとダメです』

 

『??なんで?』

 

『失敗した経験はいつか大きな経験に繋がるのです。貴方がもし、ずっと冷華を守ってもあの子は大きな壁をぶつかったとき必ず挫折味わうのです』

 

『つまり、時には突き放す勇気を持つってこと?』

 

『そうですね・・・。しかし、それが必ず成長繋がるとも限りません。本当に何が正解なのか考えないと駄目です』

 

『なるほど・・・。あれ?それとこれはどう繋がるの?』

 

『簡単です。海斗もいつか大きな壁ぶつかったとき必ず誰かを頼るようにしなさい?貴方が本当に信頼できる人を・・・ね?』

 

母親・・・紅葉は慈愛の満ちた笑顔で海斗の頬を撫でながらさっさと買い物を済まして帰ろうと決めた

 

 

 

数時間後・・・・

 

 

 

『海斗、帰りましょう?』

 

『うん!』

 

そう手を繋いで外を出て歩いて帰ったのだ。因みに二人の用事は残念ながら今回は買えなかったのだ

 

『にしても残念ですわ。今回は冷華という戦力もいなかったから、中々これと言う良いものがありませんでしたわ』

 

『冷華とお母さんが手を組んだら間違いなく、数分で制していたけど・・・今回は手強かったね?』

 

『えぇ。今回はここまでで帰りましょう』

 

そう歩いて帰っていると、天気が急に怪しくなってきたのだ。それを感じた二人は、早足で帰ろうとすると・・・

 

『芙蓉紅葉だな・・・?』

 

突然、後ろから声かけられた二人が振り向くと不気味な色をして片目は穴空いていて見えるようになっている仮面だった

 

『・・・どなたでしょうか?』

 

『・・・(いやな予感がする)』

 

『用件は・・・お前の命をもらう!!』

 

『!』

 

紅葉はいきなり迫られて反応がおくれるが・・・

 

『っはぁ!!』

 

『!』

 

母親の危機に海斗は目の前の敵に思い切り蹴りをいれる。しかし、相手は一瞬は驚くも片腕で弾いて海斗の足をつかんで壁に投げ込まれた

 

それを見た紅葉は叫んだ

 

『海斗!?』

 

『邪魔が入ったな。今度はお前の命をもらう・・・』

 

仮面の男が何処から取り出したのか、クナイを取り出して紅葉に攻撃をしょうとすると・・・

 

『させるか・・・!』

 

『またお前か・・・』

 

海斗が身を呈して、蹴りを仮面の男に向かって蹴りこむと鬱陶しいと思わんばかりのイラついた声を出していた

 

『お母さんに手を触れさせん!』

 

『そうか・・・なら・・・母親と諸とも死ね!《火遁・豪火球》』

 

『っ!?なんだその力は?!』

 

海斗は迫る火に慌てて母親の前に行き、一緒に下がりながらどうしたものかと考えていたら・・・

 

『(っ!?頭に変なのが流れる・・・?)なら・・・』

 

『海斗・・・?』

 

『母さん下がっててね?こう言うべきなのかな?』

 

ーー土遁・土流壁

 

その名を叫びながら、地面に手を置くと慣れていなかったからなのか身を守れるぐらいの最低限の大きさで地中から出てきたのだ

 

『海斗・・・!』

 

『お母さんは俺が守る!!』

 

『・・・ふむ(見るからには、あの力が覚醒したのか・・・。面白い)』

 

紅葉は息子が突然そんな力に少し驚いていた

 

『しかし、ジャリよ?そんな力が使えても・・・』

 

『?・・・!』

 

海斗は不振に思い空を見ると・・・無数のクナイが母親と自身に迫っていた

 

『お母さん!』

 

『!!』

 

『力を使いこなせなかったら・・・無意味だぞ?』

 

海斗は必死に走り、母親の身を自身が呈して庇うも・・・

 

 

 

 

 

ザクッ!ザクッ・・・!

 

 

 

 

 

 

そして・・・

 

『あぁ・・・・』

 

『・・・海・・斗・・』

 

目の前で海斗自身も傷をおっていたが・・・母親に腹が刺さっていた。

 

『まだ息があるが・・・これで俺の任務は終わりだ』

 

『待て!!』

 

『ジャリ・・・俺の名はダークネスだ。だが、貴様も母親もこれで死亡だろうな・・・。あの世で母親と仲良くしとくことだな』

 

そういうとダークネスは、先程までいた場所から消えた。今すぐに追いかけたいが、まずは母親の具合を見なければ!

 

『お母さん!しっかりして!(そうだ!この不思議な力で流し込んだら血は収まるはず!)』

 

『海斗・・・お母さんのお願いを聞いてくれませんか?』

 

『何をいってるの!?』

 

『海斗・・・冷華をお願いするね?あの子は心配なところがあるから・・』

 

『お母さん・・・分かった・・』

 

ゆっくりと母親は目を閉じ始めた・・・。しかし、海斗は傷口を押さえるべく必死にこのわけの分からない力を流し込んだ

 

『必ず・・・・いつか必ず殺してやる・・・ダークネス!!(母さんの治療を続けたいけど・駄目だ・・・・意識が・・・)』

 

 

 

心の中にある黒い憎しみの炎が生まれた瞬間でもあり・・・彼、土見海斗の・・・幸せな日常が本当の意味で壊れ始めた瞬間でもある

 

 

 

そして・・・

 

 

 

 

海斗もまた血が出すぎて・・・倒れて眠った・・・・

 

 

雨は・・・降り注ぎ始めた・・・・・




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!
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