翌朝になり、今日は文化祭二日目になりました。昨日と今日で文化祭で一番よかったクラスがわかります!私は今、悠ちゃんと片岡さん一緒にE組の校舎に向かって歩いてます
「今日で二日目か。今のままだと、集客の元をとるのが難しいかもしれないな」
「呼び掛けれるなら呼び込みたいけど・・・限界があるからね」
昨日のお客様の状況を二人から聞いて、伸び悩みと聞いてました。しかし、昨日の私が参加したイベントで少しでも増えてくださればいいなーと思います・・・
「そういえば、芙蓉さんは高校のイベントで予選を突破したのよね?」
「はい!とても緊張しましたが・・・」
「でも、決勝戦に上がれるのは二人だけだろ?冷ちゃんはそれを予選突破したのは凄いなー」
「いえ・・・殺せんせーのご指導があったから良い点をとれました!」
すると、二人は苦笑いしなから私を見てました。な、なにか間違えでもありましたか?
「いや、殺せんせーは歌とても音痴なんだよ」
「一回聞いたことある竹林くんも言っていたわ。『あれはとてもじゃないけども、音痴だ』って・・・芙蓉さんは殺せんせーの歌を聞いたの?」
「いえ・・・。普通に歌う歌のメモを渡されて、一人で練習しました」
それを聞いた二人は少し驚いてビックリされてました
「あの・・・どうしたのですか?」
「いや、芙蓉さんは音楽得意なの?」
「?いえ・・・得意かと聞かれれば、そうではありません。ですが、歌うのは好きですけど・・・」
「なんか・・・冷ちゃんは歌手を本気に目指したら良いんじゃない?」
「私は歌手になるのは夢ではないので・・・」
すると、私たちの目の前には驚くべき光景が見えました
「!?E組にたくさんの人が並んでる!?」
「これは一体・・・・」
「どうやら、ネットでなんか口コミが流れていたみたい・・・」
神崎さんが来て、先程不破さんから聞いた情報を聞いて私達はこの状況に先が見えてきました!私も手伝いをと思いますと、皆さんに止められました
「このお客様の状況を見たら、手伝った方が良いかと思いますが・・・」
「でも、冷ちゃんは午前十時に決勝戦だろ?仕込みとかは俺らができるから決勝戦に向けて練習した方がいいよ?」
「でも・・・」
私が尚渋ると、悠ちゃんが思い付いたように私に笑いながら有ることをいってくれました
「なら、決勝戦終わったらさここに戻ってきて一曲だけは歌ってくれない?」
「え?」
「俺達やここのお客様に感謝を込めて冷ちゃんに歌ってもらおうかなと思ってな?勿論、曲は・・・昔聴いていた曲で頼みたい。このE組で・・・な?」
「歌う時間があれはさせていただきます。では、私もお言葉に甘えていかせていただきます!」
私は一礼すると、皆さんから「頑張れ!」とエールいただきました。皆さんが応援してくださる今、必ず優勝を!!!
E組の皆さんと別れて本校舎の高校へ私は行き、決勝戦の舞台付近に私は昨日の受付の人と話をしてました
「いい?このイベントで決勝戦は二人だけで、貴方と貴方と対戦する人がメインよ。昨日の貴方の歌声を聞き、皆さんも会場沢山きてるわ」
「はい」
「対戦相手は先輩でも遠慮はなしよ?ここにいるのは決勝で歌う人が残ってるのだから・・・頑張りなさい」
「はい!ご指導ありがとうございます」
私はお辞儀しながらお礼を伝えると受付の先輩は笑いながら、「応援してる」と言い、この場を去りました。私は後輩なので後攻で歌うようにと先輩からご指導いただきました
前の先輩の歌声を聞きましたが・・・凄いです・・・。歌に一つ一つの思いを込めて歌われてます・・・
《さぁ!先攻は点数を99.7をだした!!これを越えるには最低でも99.8点をとらなければなりません!》
99.8点・・・その点数をとったその先輩はとても凄いです・・・。ですが、私もクラスのために・・ここの決勝戦は勝ちたいのです!
《さぁ!昨日!点数を高得点出した!!芙蓉冷華さんが・・・出てきます!!》
ーーワァァァァ!
ステージの裏でもわかります・・・。こんな盛り上がりはとても凄いです。緊張して失敗してしまわないか不安ですが・・・私は負けたくありません!
《芙蓉さんは昨日高得点出しましたが・・・今回も出す自信はありますか?》
「あります!こんな沢山の観客の前で歌えるのはとても幸せだと思いますので・・・頑張ります!」
気持ちを新たにして私は観客の前にそう宣言すると、盛り上がってました。未熟な私ですが・・・・この歌もまた、あなたに向けての歌になると思います・・・
「それでは・・・聞いてください。【星のように】」
私が宣言すると、昨日と同様にメロディーが流れはじめて目をつむりました。この思いも・・・観客に響いてくれたら・・
「♪♪♪〰️♪」
きっと、貴方は今も一人で寂しく一人でどこかに歩いてると思います。ずっとずっと昔から一人で歩いていたのだと思います・・・
「♪♪♪♪」
思い返せば、数十年前のあの日から私たちの見ていた景色は変わった・・・
「♪♪」
でも、たとえ隣でいなくっても・・・遠く離れていても、貴方は私の心に残ってる・・・
「♪ーー・・・」
この歌もあなたに届きますように・・・・・
私は歌い終わり、昨日と同様に会釈しょうとすると・・・観客の皆様が盛大な拍手をしてくれました。そして、対戦相手の先輩も・・・司会者の皆様も・・・
それを聞いて私は無事に歌い終えたのだと、分かったのだ・・・。一礼すると、司会者の方が出てきました
《いやー、良い歌をありがとうございます!なんかこう・・・魂込めて歌っていたねー》
「ありがとうございます。私としてはとてもやりきれたと思いますので後悔はございません」
《なるほど!では、間もなく得点発表ーーの前に》
ズルッ!
じ、自由な方ですね・・・・。内心そう苦笑いしながら、司会者の言葉を待ってました。ですが、観客の皆様も同じタイミングでズルッとなってました
《今回の決勝に参加してくださった二人の店の紹介をします!皆様是非参加してくださいませ!》
「えぇ?!」
あまりの予想外の展開に私はビックリしました。まさか、司会者の方が挨拶してくれると思いませんでした・・
《では結果発表です!!》
一瞬会場が静かになりました。私は祈るように手を握ると運命の審判が下されました
《99.9点!優勝は・・・・・芙蓉さんてす!!》
そのアナウンスの声と共に歓声が上がりました。や、やりました!!
《おめでとうございます!!》
優勝トロフィーと表彰状を貰い、会場の皆さんに向けてのコメントをしおえて、私は急いでEクラスの方に戻ると・・・お客様が多く大変でした。皆さんにお祝いの言葉も頂き嬉しかったです
大分店も落ち着いてきて、私と海くんのお友達も来てくれて、大分繁栄しました。そろそろ品切れだと言われて追加しょうと思うと殺せんせーがストップしました
「あらゆる生物の行動が源となって恵みになる。実感してくれたでしょうか?君たちがどれだけ多くの縁に恵まれてきたか。教わった人、助けられた人、迷惑をかけた人、かけられた人、ライバルとして互いに争い、高めあった人たち・・」
「あーあ、結局今日も授業が目的だったわけね」
「くそー、勝ちたかったけどな」
殺せんせーの言葉に残念がる私たちでしたが、こんな楽しい文化祭は初めてでした
「ヌルフフフ、しかし折角お客様もおられるので芙蓉さん!」
「はい。なんでしょうか?殺せんせー」
「一曲だけで良いので、来ていただいたお客様に何か歌っていただけませんか?」
「え?!わ、私の歌をですか?」
すると、皆さんも賛成と言いましたので少しだけ歌う曲を考えさせてくださいと言うと皆さんも了承してくださいました
「曲ですか・・・・。やっぱり、私と海くんが大好きだったあの曲でもいいかもしれませんね・・・」
そう・・・もしも、ここで歌うならその曲で歌えば届く可能性が高いです。根拠はありませんが・・・
「冷ちゃん、みんな待ってくれてるぞ?」
「悠ちゃん・・・わかりました」
私は皆さんが座って待ってくれてる前で、文化祭のスケージ同様にお辞儀して、今から歌う曲を皆さんの前で発表しました
「今から私が歌うのは【Smali for you copy】です。それでは・・・歌います」
マイクもないし、音楽も流すのはスマホからですが・・・歌は思いを込めればいけるはずです。
「♪♪・・・♪♪」
私は流れてきた音楽と合わせるように目をつぶり、歌い始めた
悠馬side
俺達は今後片付けをしながら、冷ちゃんの歌を聴いていたのだが・・・はっきりいってすごい居心地の良い歌を歌ってくれていた
「すごい・・・」
「あぁ・・・。心が安らかになる・・・」
中村の言葉に、寺坂が同意を示していた。他のみんなも言葉は出さずも居心地良さそうに聴いていた。一つ一つの歌がまるで、あいつに向けて歌っているかのように・・・
「なぁ・・・土見は生きてるよな?」
すると、前原が突然思い付いたように話してきた。どうしたんだ?いきなり
「いやな・・・あいつも何だかんだで俺たちEクラスの仲間だろ?いつまでも仲違いも嫌だし・・・」
「確かにそうね・・・。よく考えてみたら、ほぼ一ヶ月もまともに話してないし、あのときだって戦いのなかでの別れだったもんね」
前原の言葉に岡野も同意していて、他の皆も言葉こそは出さないが笑顔だった
「それに・・・冷華と土見が和解することなく、会えないのはとても辛いと思う」
「うん・・・。土見君の転校していたあの言葉はきっと・・・冷華ちゃんのためだと思う。きっと、彼は自分が幸せになる権利無いと思っているからこそ・・・私たちと距離をとっていたんだと思う」
速水の言葉に神崎も優しく頷きながら、あのときの海斗の言葉を今思えばそういう意味だとわかったのだ。
なぁ・・・海斗。生きてるなら帰ってこいよ・・・
「本日はここまで来ていただき、ありがとうございました!そして、未熟な私の歌を聞いていただきありがとうございます!!」
冷ちゃんの言葉に俺らも前に出てお客様に感謝の言葉をお礼を申し上げた。こうして、お客さんが本校舎の方に向かっていくと・・・入れ違いで、矢田が渚のお母さんをつれてきた
「渚・・・」
「母さん!?」
渚のお母さんが来たのだ。俺とか冷ちゃんは離れて聞くことにした・・・
冷華side
渚くんのお母様が来たので、残っていた山葡萄のジュースでおもてなしをしました
「すごいのね・・・あんたのクラス。残りたがる理由も分かるわ」
「うん・・・」
何処かぎこちない雰囲気で話し合っていたのを端から見ててもわかる
「渚、この前のこの校舎での出来事ね、あんたの背中を見て思い知ったわ私の息子は私とは別人だって」
「っ!?」
「私から卒業するって言ったのも虚勢じゃない。・・・それだけの力を知らぬ間に身に着けていたんだって。でもね渚、せめて成人までは一緒にいてよ。そこから先は好きに生きればいいから」
「母さん・・・」
渚君は、お母様の言葉に驚いた表情をしてました
「せっかくあんたの親になれたんだから、もうしばらく心配させてよ」
「・・・うん!」
良かったですね・・・。家族と言う大切な絆が戻ったのかもしれません・・・
海君・・・貴方は本当に死んでしまったのですか・・・?早く・・・あなたと話したい・・・。その温もりを触れたい
こうして私達の二日間の学園祭は・・・終わりました。後にわかったことですが、やっぱり一位は3-Aでした。私たちは高校生を押さえて二位になりました。
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします!