学園祭が終わり、代休日と祝日ともに挟んで2日間は学校がお休みとなりました
そんな私は今何してるかと言うと・・・
「冷華、このお花はどう?」
「うわー、綺麗です!でも・・・有希子ちゃんの薦めたお花も綺麗ですし・・・悩みます」
「それだったら、お花を纏めてもう?」
「確かに良いですね!」
私はそうと決まれば、店員さんにこのお花を纏めて貰った。支払いは三人で分けて購入して、店からでました
「お二人とも、忙しいのに買い物を付き合ってくれてありがとうございます!」
「うぅん。私たちで役立ったのならよかったよ」
「そうね。そのお花をお母さんの方に?」
「はい・・・。お母様には沢山の報告をしないといけませんね」
私がそう微笑むと、二人とも優しく笑って話しかけてくれた。メグちゃんやカエデちゃんに悠ちゃんは其々用事が入り、この三人で買い物をしていました。お花は取り敢えず・・・
「家に置いて、私の家で紅茶飲みませんか?」
「えっ・・・それいいのかな?」
「冷華に迷惑なような気がするけど・・・」
「私がお二人と話したいからです♪それに、私の家にきたらゆっくり話せて、お墓参りもそのあと行けますよ?」
私の提案に二人は思案してましたが、最終的には笑って了承してくれました。多少強引すぎたかもしれませんが、折角なのでお話はしたいです
私は二人に家を招いて、日当たりのいいところで紅茶を注いでました。そういえば・・・、誰かと紅茶のんで話し合うのも久しぶりな気がします
「冷華は紅茶注ぐの上手いわね・・・」
「お母様が一つ一つの動作を優しく教えてくれましたから出来るようになりました」
紅茶を注ぎ終えて、私達は座りながらここ最近の出来事を話してました
「あいつが、行方不明になってからもう一ヶ月近くはたつんじゃないかしら・・・」
「うん・・・。烏間先生達も、時間の合間に捜索してくれてるけど・・・見つからない」
「私が今、気になってるのは海君だけではありません。ここ最近のニュースもきになります」
「確か・・・【崩壊!?防空壕の跡地か!?】でしたよね?」
「それだけではなく、小さな土砂崩れも起きているみたい。ただ、幸いなことに人が通るところではなかったから被害はそこまで無かったわね・・・」
ここ最近で不可解なニュースがたくさん情報が飛んできて、私達は気になって仕方ないですが・・・それが海君に繋がると思えません
「そういえば、お二人に聞きたいのですが」
「「ん?」」
「海君はこのE組に来たときは、どんな感じだったのですか?」
「あー・・・冷華の前でこれを言って良いのかな?」
「私がとても気になるので教えていただければと・・・」
「んー・・・入ってきたときはまさに一匹狼かな?」
「そうね・・・。自己紹介の時、『あんまり仲良くしないでくれ。めんどくせぇから』って言われたときは、なにこいつ?って思ったわ」
海君・・・転校初日でそんなことをいっていたなんて・・・
「そのあとは多分、冷華の想像通りよ。私達E組とあいつの距離が多分、いまでも遠いまんまよ」
「土見君が帰ってきたら、みんなで色々なことを話したいね」
「そうですね・・・。海君が戻ってきたら勘弁してというまでたくさん話したいですね♪」
「そういえば、午後天気崩れるみたいだから早めにお墓参りもした方がいいんじゃない?」
凛香ちゃんが、外の天気を見てそう言いました。確かにそうですね・・・
「紅茶を飲み終えたので、いきます?」
私が二人に提案すると、二人とも問題ないといってくれました
私達は家を出ていき、バスに乗り山道の方を通り目的のお墓があるお寺につきました。初めは歩いても行けると考えてましたが天気崩れたときのことを考えた上で、バスに乗りました
「綺麗な場所ね・・・」
「お母様の遺体はそこに入ってるのかは私も海君も知りませんが・・・そこにあると以前教えられました」
「そういえば・・・お母さんが亡くなったと教えられた時って、冷華ちゃんは土見君から聞いたのだよね?」
「はい・・・。あの偽りの言葉もそうです」
私は今でもあの言葉を何故もっと疑わなかったのか・・・後悔してもし足りません。そう心の中で思いながら、お水をいれて、お墓の掃除をしました
「(お母様、私は海君の隠していた真実をつい最近知りました。海君は私を守るために着いたことも・・・。その海君はいまだに行方もわからずですが・・・私はもっと頑張ります!)」
そこに眠ってるであろうお母様に沢山の事を報告し終えた私は、目を開けて動こうとしたら凛香ちゃんが何か感じ取ったのか振り向いて、睨んでいた
「どうしたのですか?」
「向こうの方に何か聞こえた・・・」
「熊さんですか?」
私がそういうと凛香ちゃんは苦笑いしていた
「それはないと思うわ。熊ならもっと音は荒く冷華達でも聞こえるはずよ」
「確かに・・・」
言われて納得しました。どうしましょう・・・
「取り敢えず、聞こえた方に遠くから見ましょう?危なかったら逃げる」
「それが一番良いかもしれませんね」
「冷華ちゃんは私と速水さんの後ろに居てね?」
私は言われる通り、後ろに居て速水さんを先頭に歩いてました。お墓のすぐ近くには確か川があったと思いますが・・・
「っ!?」
突然凛香ちゃんが歩くのを止めて息を飲んでいたのを、私でも確認できました。私も気になり、凛香ちゃんが見たのを見ると
「・・・血・・・?」
小さな血が足跡のようになっていてました。これは・・・人間の血ですか・・・?
「有希子、冷華。携帯はあるわね?」
「「はい」」
「やばくなったら逃げるわよ」
そういいながら、私達は血の跡をついた地面を頼りにゆっくりと歩くと小さな声が聞こえたので身を潜めた・・・・
「(もしも動物でしたらどうしましょう?)」
ーー・・・っく・・・
「「「!?」」」
人の声?!てすが・・・今の声何処かで聞いたことがあるよな・・・
耳を澄ましますと・・・
「何とか・・・生き延びていたが・・・すぐに包帯を巻いて動かねば・・・」
うそ・・・この声は・・・
私はゆっくりと立ちながら声をする方に向かって歩くと・・・向こうの方も私の方を振り向き、驚いていた
「!?」
「っちょ!冷華!・・・え・・・」
「どうしたの?二人と・・・も」
私が・・・私達が見たのは・・・
「か・・・海君・・・」
「冷華・・・!?」
私達が探していた行方不明の海君が目の前にいました。私の呼び掛けに海君はわずかに動揺してました
「海君・・・」
「くっ!」
私がよろうとすると、海君は急いで立ち上がりここを去ろうとしてました
「待ってください!海君!」
「あいつ聞こえないふりしてる!?」
「土見君!!」
私達は急いで走った海君を追いかけました。ですが、追いかける際に海君の動きがあまりにも酷すぎてました
「ぐぅ・・・!」
「土見!聞こえるなら止まりなさい!あんたその状態は明らかに聞こえてるでしょ!」
「土見君!皆が探してるんだよ!」
「海君!」
このままては追い付けないと思うと、海君が突然よろけました。それのお陰で私達は直ぐに追い付きました
「く・・・そ」
「さぁ!土見振り向きなさい!」
「皆が待ってるよ?」
「海君・・・」
「・・・・ッケホゲホ!!」
私達が呼び掛けると突然海君は咳き込んでました。そして見てしまいました・・・
「海君・・・その怪我・・・」
「ッチ・・・」
明らかに動くのも厳しいはずの状態で、片目は血のせいなのか目が開けておらず、両腕も明らかに火傷と言う生易しい傷ではありませんでした。なにより・・・
「あんた・・・腹に血が・・・」
「っ!私直ぐに殺せんせーに連絡する!」
「余計な世話だ・・・。ここを退いてくれ・・・!」
弱々しく私たちに睨む海君ですが・・・関係ありません!
「く・・・そ・・・」
「っ!海君!」
よろけて倒れそうになってる海君を私と凛香ちゃんで支えてましたが・・・呼び掛けても反応はありませんでした
「意識がない・・・!」
「有希子ちゃん!殺せんせーは?!」
「もう少しで着きます!」
殺せんせーのマッハで海君を病院につれていってもらった方が速い!
それに・・・・
貴方に何があったのですか・・・
力無げに苦しそうに目をつぶった海君をみて私はそう思いました・・・
外の天気が崩れ始め・・・私達は今の状況に戸惑いなかも自身に出来ることをしました
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!