とある転生者の試練《改訂版》   作:雷灯かがり

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――十年前冬、第四次前後―― 旅立ちの刻  

 

 

「「………うっわ………………」」

 

 

城に戻った。

雪道で二度と転ばなかったのは幸いだったが、それと引き換えにかトンデモナイものを見てしまった。

 

「あらイリヤ、イキツグ。お外はもういいの?」

 

 

それは重量感がある扉を開き、内部を見た瞬間の出来事であった。いつもはノック等をするのだが、あるいはそれを怠った報いなのかもしれない。

 

 

「だってキリツグは行っちゃったしお母様は来ないんだもの」

 

これは、オレがこの世界に来たために起きた原作改変の一つとも考えられる。本来のソレは、衛宮切継もこの城にいたときのショッキングな事故だったのだが……。

 

「それより―――――ソレ、なに?」

 

姉さんのその言い様には共感できるが、原作を知る身としては弁護の一つもしたいものだ。

なぜって、彼女はアイリスフィールのお遊びに無理矢理付き合わされた被害者なんだから。

 

 

「作戦の練習中なの」

 

 

美少女英霊セイバー☆ナイツ。

そう、フェイトの顔でお馴染みのアーサー王ことアルトリア・ペンドラゴンさんが魔法少女な衣装に変装して出来てしまった一つの悲劇だ。

原作では切継もこの場面を見てしまったため、余計にセイバーさんの黒歴史化に拍車がかかったのだけれど、この世界線では子ども二人に見られただけだからまだマシだと思う。

しかし、このままではセイバーがあまりにも惨めだ。フォローの一つでも入れてから部屋に戻るとしよう。

「あはは。姉さん、流石にソレ呼びは可哀想です。せめて本人が名乗った美少女英霊セイバー☆ナイツとお呼びしましょう。それか、長ったらしいので略して美少女ナイツと。

………ククッ、美少女ナイツさぁん。その衣装、とぉってもお似合いですよぉ?」

ダメだ、笑いが、笑いが抑えきれない………!

いや我慢だ、部屋に帰るまで我慢するんだオレ!

じゃないと、セイバーさんが暗黒面に堕ちてしまうんだっ!

………くつくつと笑いを堪えながらドアをそっと閉じて、背後を一度も振り返らずに自室までの長い廊下を歩く。

完全に閉じられる直前に何かうめき声のようなものが聞こえたような気がしたが、きっと気のせいだろう。

 

「イキツグ。アレ………じゃなくて、美少女ナイツって何だったのかな?」

「姉さん。たぶん美少女ナイツはね、天真爛漫なアイリスフィールを主(偽)に持ってしまった故に顕れたセイバーの一側面なんだよ」

 

よくよく考えてみれば、あの黒歴史はオレにとってラッキーだ。十年後に敵になる可能性がある以上、セイバーの弱みは幾らでも握っておいて損はない。

もっともアレでは動揺させる程度の材料にしかならないだろうが。逆上されても困るし、取扱いには細心の注意を払わないと―――――

 

 

 

 

 

 

………そして、それから二週間が過ぎた。

聖杯戦争は原作どおりの結果。衛宮切継は聖杯を破壊し、アインツベルンの挑戦は又もや失敗に終わった。

それを受けて、八代目当主アハト翁はオレを礼拝堂に呼びつけた。おそらく今後の方針を確認するのだろう。

 

 

「来たか。………早速だが、おまえは冬木に行き、次の聖杯戦争に向けて万全の態勢を整えるための下準備をしなければならない。これからすべきことは分かっているな?」

「はい。もちろんです、お爺様」

 

すべきことは大まかに三つある。

一つ。第四次聖杯戦争で敗北を喫したら衛宮切継は魔術刻印を息子に譲らなければならない、という契約の履行。

一つ。息子―――――つまりオレは、第五次聖杯戦争でアインツベルンを勝利に導くべく、課される鍛練を完璧にこなさなければならない。

一つ。………これは戦争直前のこととなるが、イリヤスフィールとそのサーヴァントを勝たせられるようなサーヴァントを召喚すること。

この三ヵ条は産まれたときから記憶にある。

曰く、アインツベルンのホムンクルスは人間との混血であっても胎内で調整を受けるのだという。きっと、そのときに覚えされられたのだ。

 

 

「ウム。くれぐれも切継のような裏切者になってくれるな。期待しているぞ、衛宮生継」

「………努力します。勝利はアインツベルンに」

「よし。ああ、それと―――――。お主に渡さねばならぬものがあった」

 

 

いま思い出したとばかりにお翁様はアレを持ってくるようメイドに命令し、そのメイド、セラに似た、いやセラが似たホムンクルスは慌ただしく礼拝堂を出て行った。どうやら“渡さねばならぬもの”とやらを取りに行ったらしい。

………なんだろ、魔導書とかか?

アインツベルンは錬金術の一族。もし本を貰えるのなら錬金術に関するものだろう。それとも、記憶を精査しても見つからなかったエクストラクラスの召喚方法についての本を渡してくれるのかもしれない。

 

「お館様、この木箱でよろしいでしょうか?」

しばらくすると、出て行ったホムンクルスはまたも慌ただしく帰るなり、そう敬々しくお爺様にその木箱を手渡した。お爺様はこれに重々しく頷くと、密度の籠もっていそうなその木箱をそのままオレに差し出して仰った。

 

「これはお主が生まれた直後に現れたモノだ。差出人は不明、そもそもこの冬の城にあのようなモノを送りつける者がおるはずもない」

彼の国ニホンの文化ではこの贈り物で腹を切るのが慣習らしいが、と付け加えて続けた。

「………ならば、これも一つの運命やもしれぬ。お主はハルバードの代わりに、これを護身の武器とするのだ。身体能力は並みのサーヴァントとなら五分に渡り合えるように設定した。いざとなれば、身を挺して天の杯(イリヤスフィール)を守るのだぞ」

 

それに了解の旨を伝えて廊下に出た。左手には木箱から取り出した刀がある。制限時間は聖杯戦争が終わってから一年後まで。オレの身体能力はアハト翁が言った通り、常人やそこいらのホムンクルスの枠を大きく逸脱しているが、代償として活動限界は彼らよりもかなり短くなっている。およそ十八年。無理をすればさらに寿命は縮まる。もし聖杯を破壊できなかったらと第2候補を用意していたが、それも無駄骨だ。

「次はない。なら、」

確実に聖杯を壊せる方法を。手始めにルーラーを召喚して、次に対城宝具を所有するセイバーのマスターから礼呪を剥ぎ取る。きっと嫌がるであろうセイバーにルーラーの礼呪を使ってしまえばコトは済む。アサシンや他のクラスでも代用は利くが、そうしてしまうとオレの礼呪のかなりを消費してしまうだろう。万全を期するためには数多くの礼呪を持つルーラーの召喚が不可欠だ。

「(だが、)」

試練を乗り越えるには多くの障害がある。他のサーヴァントやマスターの存在は当然至極厄介であるが、ルーラーの敵ではない。最大の問題は二つ。………いや、一つに絞れる。強力な対魔力を持つセイバーを押し退けて衛宮士郎から礼呪を奪うことは面倒だが、時間を掛けて考えれば策は幾らでも閃きそうだ。

―――――そう、一番の難所は味方陣営で、アインツベルンが勝ち抜くことだけを考えるならば頼もしいバーサーカーの存在だ。Aランク以上の攻撃しか通用せず、十二回分も殺さなければ倒れない不撓不屈の大英雄。

試練を突破するには、五人のサーヴァントを消滅させてから大聖杯を破壊しなければならない。オレの目論み通りになれば、ルーラーとセイバーの都合二枠は埋まることになる。バーサーカーは残して、第八のサーヴァントこと英雄王ギルガメッシュを討伐する手もあるが、原作からして彼の王を何とかできそうなのは二人と一つしかいない。アヴァロン持ちセイバー、衛宮士郎、そして黒い影だ。

前者二人は衛宮士郎の協力と信頼が必要不可欠だが、残念ながら礼呪を強引に奪ったら信頼関係どころか、彼にとってオレは敵でしかないはず。

そして後者は論外。ヤツ(イレギュラー)が出てきた時点で戦略なんてご破算だ。アレが現出したら、あらゆる手で以てセイバーと衛宮士郎の保護に全霊を尽くすしか道はない。

「(ならば)」

四騎が倒れた後にバーサーカーと英雄王をぶつけ、バーサーカーが敗れたら姉さんを保護し、急ぎ大空洞に直行。言峰綺礼やギルガメッシュなどのボスキャラが来る前に目標を破壊すれば、晴れて第一の試練突破だ。

「これでよし。さて、っと」

大図書館だ。

壁という壁に本棚が隙間なく埋まり、本棚という本棚には本がこれも隙間なく埋まっている光景はいつ見ても壮観である。

なぜ出立前日にここに来たのか。あらゆる事象に原因があるように、これにも当たり前の訳がある。アハト翁にバレないように、エクストラクラスの召喚に関する書物を冬木の城に持っていくためだ。なぜお爺様にバレてはいけないのか。それは記憶を何度閲覧しても其の召喚に関する記述は見当たらなかったことから判るように、アハト翁は其れの召喚を歓迎していないからだ。この時点でアヴェンジャーがやらかしたコトを彼の翁は関知していないはずだが、それとは違った考えで其れの召喚を阻止したいのだろう。

しかしオレには原作知識がある。アインツベルンが其れの召喚方法を確立していることをお爺様がどんなに頑張ってひた隠しにしようとも無意味だ。

………とは言え、木を隠すには森の中。数千数万の書物から一冊の本を探すのはなかなかに骨が折れたので、その一点にかけてアハト翁の工作は意味を為したと云える。

「これ、これっと」

だが、一度見つけてしまえばあっけないものだ。手にとった目的の本をこの日のために作った外見だけ似せた偽本とすり替えたらミッションコンプリート。あとはトンズラして自室に戻るだけ………っと、誰か来たようだ。

「お坊ちゃま。これから晩餐会を開きますので、広間の方へお越し下さい」

「なんだマギアか。わかった、すぐに行く」

誰かと思えばオレの付き人、マーギーアだった。何年も前に前世の教科書に出てきた登場人物で、最も苦手だった人物名を彷彿とさせるためマギアと略している。

当の本人は己に付けられた名前を大事にしているため、ため息ながらに「マーギーアです。はぁ、何度訂正されれば気が済むのでしょう………」と、その都度小声でごちるのだ。ちなみに、オレがマギアのことをマーギーアと三回呼ぶかどうかを二人で賭けていたりする。オレはもちろん呼ばないに賭けた。

「さぁてね。そういや、マギアも冬木に着いてくるのか?」

「付き人ですから。私は魔術をお坊ちゃまに教えるためだけに造られたもの。その役割は十全に果たさねばなりません」

 

一つ目のイレギュラー。

彼女は、オレが衛宮とアインツベルンの間の息子としてこの世界に転生すれば十中八九発生するホムンクルスだ。彼女が生まれない世界があるとすれば、それは第四次聖杯戦争が通常の世界線と異なった場合か、あるいはアハト翁が賢明でなかった場合の二つのみ。

普通、裏切り者の息子を裏切り者その人に預けて任せるヤツはいない。いたとすれば、そいつはそこまで考えの及ばない愚か者か、あるいはそんなことは折り込み済みで的確な対処法を用意してある策謀家だけである。

オレの憶測では、アハト翁はそのどちらでもない。考えなしで動く猪突猛進バカでもなく、かといって並外れた戦略家でもない。ある物事に対して対策を建てて実行する戦術眼と実行力はあるくせに、結局のところ建てた策はどれも悉く空回りして失敗する。

 

聖杯戦争は一筋縄ではいかない。せっかく建てた戦術も予期せぬイレギュラーによってご破算になる。局地的に成功しようとも、大局的に失敗すれば大きな痛手となる。

 

一つの例を挙げよう。第四次聖杯戦争にて、征服王イスカンダルが大勢のアサシンを全滅させたシーンだ。理想の王(セイバー)人を超越せし王(アーチャー)にその勇姿をありありと見せ付けつつ、逃げ惑うアサシンたちを容易く脱落に追い込んだ、一石二鳥の一手だと思うひともいるかもしれない。しかし、考えてもみてほしい。彼の王はそこに辿り着くまでに、既に手持ちのカードを、ただ一つを除いて切っていた。そう、ただ一つを除いて。“王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)”。臣下との時空を越えた絆から昇華された対軍宝具。対象を固有結界内に引き摺りこみ、“座”より召喚された数万の戦士と共に敵に突撃し、これを殲滅することを目標にした、まさに切り札(ジョーカー)。………が、それだけに魔力消費は著しい。それは、この宝具を使用したあと、実体化が危うくなる状態にまで追い込まれたほどに。彼のマスターであるウェイバー・ベルベットの一計により、一度ならばその宝具を使えるほどに魔力は回復したが、あくまでも“使える”だけだ。これは私見だが、ギルガメッシュの宝具がいくらEXランク級の超強力な対界宝具だとはいえ、アサシンごときに使ってしまった宝具分の魔力と三回分の礼呪の魔力があれば、結界の維持時間をさらに延ばせることができたかもしれない。そしてもしそうなれば、征服王イスカンダル自身の固有結界内という有利な状況下であれば、ギルガメッシュのもとにまで辿り着いて、或いは打ち倒せたかもしれない。

 

………やや前置きが長くなってしまったが、このことから分かるように、一つの戦いに圧勝したとしても、それは戦争を構成する数多くの戦いのうちの一つに過ぎない。たった一度の勝利のために、しかも敵―――――セイバーやアーチャーが見ているなかで、最大の切り札を切ってしまうのは如何なものか。

 

情報戦に勝利した者が最後に笑う。これはオレ自身の生前の体験から自ずと理解できた一つの鉄則である。

例えば、入試の過去問。この情報が無ければ、その学校が出す問題の傾向は分からずに、結果戦々恐々とした精神状態で入試に挑むことになる。

例えば、敵の配置やその戦力。これらについての情報が無ければ、敵がどこに布陣してどのくらいの脅威があるのか分からず、下手を打つとまんまと取っ捕まったり射殺されたりする。

………まあ要するに、コトによると情報は命に関わるくらい大事ということだ。あれ、いつの間にか論点ズれてね?

 

 

「―――――、ね、イキツグ? ねえってば!」

 

 

はっ、として思考の渦から現実の世界に帰ってくると、おかしいなーと首を傾げつつオレの肩を揺さぶるイリヤスフィール姉さんがお互いのデコがくっつき合うぐらい近くにいた。

 

「おや。姉さんがどうしてこんなとこ、に………」

 

何度か瞬きして眼のピントを合わせると、思わぬ風景に語尾が断裂し、ついには何も喋れなくなった。

落ち着け自分。なぜか知らぬ間に広間にいるという謎を解決するには冷静沈着たる思考が必須だ。直前の記憶を思い返す。そう、確か、マギアと図書室で会話を。彼女が思考の迷宮に落ちる取っ掛かりとなったのだ。冬木、付き人、晩餐、晩餐会………晩餐会、これだ。これなら広間にいるのは納得だ。これは推測だが、おそらくオレはマギアの言われるままに広間へ付いていき、テーブルにあったであろうご馳走を口に運んだのだ。空になった大皿の食器と、汚れたフォークやナイフから簡単に想像できる。

―――――問題は、なぜ記憶に穴があるのかだ。

思考に埋没しただけで記憶が抜け落ちているのなら、オレのそれはミニガンに装填された全弾丸を撃たれたヒト並みに虫食い状態だ。当然そんな可能性は有り得ない………はず。

 

「姉さんは、肩を揺さぶる以外に、何かした?」

引き金がイリヤスフィールだということはまずない。なぜなら、図書室にはマギアと二人きりだったし、それ以上に姉さんを信じたいからだ。

その逆。つまり、イリヤのお陰で記憶の消去が打ち切られたと仮定する。仮にそうだとすれば、彼女に訊ねることで原因を突き止められるかもしれない。そうした考えから来た質問だ。

 

「………何もしてないよ?」

むむ。つまり、肩を揺さぶることが、そのまんまトリガーだったと。肉体への干渉で精神が引き戻される例は多々あるから納得はできるが、それでは記憶が消えたことに説明がつかない。

「あっ、でも、そのヘンなのを手から外したわ。ひざに乗るのに邪魔だったもん」

姉さんはにへらと笑って、“ヘンなの”を指さした。

 

「なにっ。これが!?」

それは刀だった。

前世の唯一の名残であり、家宝であり、相棒でもあるこの刀が原因なのか!?

………否定できない。むしろ、ソレを始めから疑わなかった自分を疑う。前から怪しい素振りはあったのだ。この刀で人を斬るとき、なぜか一瞬そいつの記憶らしきものが毎回頭に入ってくる。血印を押すために、この刀で指を切ったら、自分の知らない経験が勝手に入ってきたこともあった。

結論、ギルティ。

解決急ぐべし。

 

 

「マギア、冬木へ向かうぞ」

「だからマーギーアとお呼び………今なんと?」

「すぐに支度を。解決しなきゃいけない課題が山積みだ。ほら、早けりゃ早いほどいいって言うだろ?」

「準備はできております。いつでもどうぞ」

「おおう。すごいな。じゃっ、行くか!」

 

行き先は前途多難に違いない。

なにせ神様が用意した試練だ、そうでなければ歯応えがないし、つまらない。

これはまだ一つ目の試練。

第五次聖杯戦争、これを勝ち抜き大聖杯を破壊することで、次のステージに行ける。

しかし、その前に―――――――。

 

「マギア、頼みたいことが二つある。まず、向こうに着いたら早速この刀を最優先で調べてくれ。なんだか嫌な予感がするんだ」

「なんなら壊してしまった方が良いのでは? いくら大旦那様から授かったモノとはいえ、妖気のような霊気をあからさまに放っていますし」

「ダメ、勿体ないし。それともう一つ。魔術と魔力について、詳しく知りたいことがあるから教えてほしい」

「判っております。それが私の役目ですから」

 

修行だ。

十年後に勝利を掴み取るために。

一千年の妄執、五体のサーヴァント、最強の英霊何するものぞ。必勝を誓うオレには必然的に敗北の二文字は無い。

 

「勝つぞ」

「言うまでもないことにございます」

 

こうしてオレたちは、まだ見ぬ十年後に向けての下準備をするべく、ドイツから冬木のアインツベルン城へ旅立つのだった――――――!

 

 

 

 






アインツベルン城、出立。
二人は戦場の地"冬木"へと足を運ぶ。




追記…………投稿日時ミスったっ――――!!!
(週一で月曜六時と決めていたのに!)

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