~ヨークシン外 荒野~
そして幻影旅団と陰獣たちは激しいバトルを繰り広げていた
激しい鍔鳴りの音を立てるフェイタンと病犬(やまいぬ)
蛭の毒を吸いとって膠着状態になるシズクと蛭(ひる)
針が通らずに苦戦するマチとその相手の豪猪(やまあらし)
念弾の届かない地面にいて場面の動かないフランクリンと蚯蚓(みみず)
それを見たシャルナークが動こうと、意識をウボォーから外した瞬間
ジャラ
一瞬で鎖がウボォーに巻き付く
ギュオオオオオオオオ!!
その瞬間に、あっという間に引っ張られていくウボォー
「マチ!!」
シャルナークの声に反応して、一瞬で事態を把握したマチ
シュッ
瞬時に針を飛ばす
だが、豪猪(やまあらし)の毛がその針を掴んではたき落とす
「ちっ、やってくれるじゃないか」
苦々しげに豪猪を見るマチ
それを見たシャルナークは
「うーん、先に陰獣をやるしか無さそうですね」
と、呟いて陰獣たちとの戦いに参戦した
ノブナガもその戦いに入る
そしてそのあとはほぼ一瞬の出来事だった
グシャリ━━━━
~ヨークシン郊外 道路~
「…どうだ?」
「━━━追っ手はないみたい。どうやら大丈夫そうよ」
クラピカに問われて耳をそばだてていたセンリツが答える
「おい、そいつ起きないだろうな?」
運転しながら心配そうにバックミラーへ視線を向けるダルツォルネ
「えぇ、大丈夫よ。完全に意識を失ってるわ」
「起きても問題ない。奴らにはこの鎖は解けはしない」
心音を聞いたセンリツと、鎖で捉えているクラピカは二人で大丈夫だと念を押す
そんなやり取りをしていたせいか、はたまた普通にしていても気づけたか
クラピカ達の車が通りすぎていくのを、崖の上で見ていた影が7つあった
~ベーチタクルホテル 205号室~
ガラガラ
「よっ、と」
「トランクスくん、お父さんたちまだいない?」
先に入ったトランクスの様子を窺うように窓から顔を出す悟天
「大丈夫、大丈夫。それよりこのカーテンとか片付けようぜ」
「うん、片付けたらそのあとは?」
「どうしようかなぁ…」
うーん、と悩み出すトランクス
「━━━やっぱり念が気になるよなぁ。まぁ今日は遅いし寝とこうぜ」
バッグの紐を元に戻したトランクスはバフッとベッドに飛び込む
悟天も真似してベッドに飛び込む
そしてあっという間に眠りについた
~ヨークシンのあるホテル地下~
「ここは?」
「言っていた別のアジトだ。地下のな」
クラピカたちはノストラードファミリーが所有する施設の一つに入り、ダルツォルネから詳細を聞いていた
「拷問器具なども一通りある。覚醒ガスを吸わせたから、こいつももうじき起きるだろう」
クイッと顎でウボォーギンをさすダルツォルネ