ヨークシンシティでオークションすっぞ!   作:KTケイティ

24 / 46
【78】油断大敵の男

~ヨークシンシティ中心街 カクテルバー~

 

「あら?いい男じゃない」

 

グラマスな女性がカウンターに座った男に声をかける

 

「見かけない感じの雰囲気だけどどこの出身かしら?」

 

「出身はしがない荒野さ。普段は西の方の都に住んでるがね」

 

ふぅん、と物珍しそうに見ながら距離を縮めてくる

 

「き、君こそどちらの出身かなー?なんて…あはは」

 

「あら?興味ある?」

 

艶っぽい唇を見せながらしなだれる

 

(あいつを先にホテルに行かせてて良かったー!)

 

「で、お嬢さんは何を飲みますか?」キリッ

 

「気が利くのね、うふふ。じゃぁマティーニを貰おうかしら」

 

「マスター!こちらの麗しい女性にマティーニを」キリッ

 

雰囲気に酔っている男は、チラリと視線を向けたマスターの憐れみの視線には気付かなかった

 

「この街に来たのはオークションかしら?」

 

「いえ、友人を探しに…」

 

「あら、そうだったの…。オークションをされるお金持ちの方が多いからつい。お酒は奢りじゃなくて割り勘でいいわ」

 

スッ、と立ち上がろうとする女

 

「あ、まっ待ってください。大丈夫ですよ。こう見えてちゃんと持ってますから!」

 

懐から箱を取り出す男

 

パカッ

 

中に入った大粒のダイヤを見せる

 

「わぁ、とっても綺麗だわ」

 

いつの間にかしっかりと座っている女

 

心なしか男に胸を押し付けて

 

(むふっ)

 

「今日はもう少し飲みたいな…」

 

意味ありげにそう呟く女

 

「実はボクもなんです」キリッ

 

「ねぇ、この店内…人目が多くて嫌だわ。外のテラスにしない?」

 

お店の外にあるテラス、その端のテーブルに視線を送る

 

ちょうど死角で人目にもつきにくい

 

「マスター、外のテラスで飲んでもいいかい?あと、シャンパンをボトルで」キリッ

 

「いいですけど…大丈夫ですかいお客さん」

 

「まだまだ飲めますよ」キリッ

 

マスターは何の心配をしたのか

 

だが男はそう答えたのだった

 

 

 

 

 

 

~ヨークシン郊外 道路~

 

「陰獣の統括をしている━━━カストロだ」

 

優男は女の方を見る

 

糸使いの女はその視線を受けて頷く

 

「成る程ね。嘘は言ってないみたいだね」

 

その間にもカストロはどこかに隙はないかと目配せする

 

だが、幻影旅団たちに隙はない

 

頬を汗が一筋流れて、落ちた

 

 

 

 

 

 

 

 

~ベーチタクルホテル 8011号室~

 

「成る程なぁ。そんな能力使ってたんかぁ」

 

ベジータからヒソカの能力を聞いて納得する悟空

 

「念を使う奴らは根本的に気を使う奴らとは戦い方が違うからな」

 

「けどフリーザもブウも超能力使うから一緒みてぇなもんじゃねぇか。大変だったけど勝てたんだしさ」

 

ちっ、と舌打ちするベジータ

 

(まるでこの前までの自分を見てるようだぜ)

 

「な、なんだよベジータ怒るなって」

 

「相手の気をはるかに上回ったら力で勝てるだろ。だがオレ様が言っているのは”同レベルの奴”と戦った時のことだ」

 

「く、工夫して勝つんじゃねぇのか…?」

 

「だからその工夫の仕方を話してきたんだろうがーーーー!!!」

 

ベジータの怒声が上がる中

 

ゴンたちは、早く自分の部屋に戻って欲しいと思い始めていた

 

 

 




ぜひぜひ皆さん評価ボタンをポチっとお願いします(>_<)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。