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では、お待ちかねのクラピカ×ウボォー戦、行ってみましょう!
~ノストラードファミリー所有アジト~
ザッ
「━━━来たか」
「よぉ。良い度胸じゃねぇか」
一人部屋で待っていたクラピカ
ウボォーギンはクラピカを睨む
「オレとやる気満々って感じだな」
「場所を変えよう。貴様の断末魔はうるさそうだ」
ピクッ、と眉を動かしたウボォーだったが、狭い室内で闘うより、全力を出せる荒野の方が都合が良いのもその通りだった
「いいだろう」
そして2人はヨークシンの郊外へと向けて移動して行った
~ヨークシン外 荒野~
「一つ聞きたい。お前何者だ?並の使い手じゃねぇ。お前の念には特別な意志が感じられる」
ペキョ、と飲み物の缶を潰しながら問うウボォー
「その質問に答えるには、聞き返さなければならないことがある」
そう言いながらバサリとコートを脱ぐ
「殺した者たちのことを覚えているか?」
「少しはな。印象に残った相手なら忘れねーぜ。…つまるところ復讐か。誰の弔い合戦だ?」
「クルタ族」
ポツリと呟くクラピカ
「━?知らねぇな」
「緋の目を持つルクソ地方の少数民族だ。5年ほど前にお前たちに襲われた」
「ヒノメ?なんだそりゃ?お宝の名前か?悪いが記憶にねぇな、5年前ならオレも参加してるはずなんだがな」
悪びれもせず、平然と答えるウボォー
スッ、とクラピカの雰囲気が変わる
「およそ関わりのない人間を殺すとき、お前は…お前は一体何を考え、何を感じているんだ?」
ジリ、と一歩近付く
「別に何も」
その感情のない回答に、クラピカの雰囲気は完全に変わる
「クズめ」
そうポツリと呟いたあと、顔をあげて言う
「死で償え」
そうクラピカが宣告した瞬間
ゴッ!!!
ウボォーがオーラを爆発させる
ゴゴゴゴゴゴゴ
「たまにこういう奴がいるからやめられねぇ。殺しはな」
「返り討ち、か」
「はっ、わかってるじゃねぇかよ」
「いつまでも返り討ちにできる相手ばかりだと思わないことだな。あのマスクの男のように」
カッ、と怒りの表情を込めるウボォー
「━━━あいつは、オレが殺す!そしててめぇもな!!!」
ふんぬ!はぁっ!!!
「くらえっ!破岩弾ん!!」
ボッ!という音と共に岩が飛ぶ
それを飛んで避けてすぐさま反撃するクラピカ
「束縛する中指の鎖(チェーンジェイル)」
中指に付けた鎖がウボォーをからめとろうとする
バッ
ヂュイイイン ドォオオオオン
紙一重で避けたウボォーの足元に鎖が当たり、地面を砕いて轟音を立てる
(この鎖がやばい!どんな手品を使ったかわからねぇが、通常じゃ考えられない程の念があれに込められてやがる)
ヒュヒュ
クラピカの操る鎖を避けながら考えるウボォー
(と、くれば…!)
思考を終わらせてクラピカを見る
(先手必勝!!!)
飛び上がっていたクラピカ目掛けて右ストレートを叩き込む
ズガッ!!!
ガードしているクラピカの左腕を殴り付けたウボォー
「手応えあり!」
だが━━━
ヒュオ!
殴られた反動を利用して鎖が飛んで来る
「くっ…!」
上半身を反らしてかろうじでかわすウボォー
「驚いたぜ。今のパンチをくらってなお、攻撃してくる気力があるとはな」
(だが左腕はイカれちまったはず…)
そう判断していたウボォーの前で
ポンポン
左手を使って服についた砂ぼこりを払うクラピカ
(無傷!?ばかな!)
驚くウボォー
(鎖にあれだけの念を込めることができるのは物体を操る操作系かオーラを物体化する具現化系!奴はおそらく前者!しかしオレの拳を生身で防御可能なのは肉体をオーラで強化できる強化系ぐらいのはず!!奴は一体…)
そう思考していたウボォー
そこにクラピカが口を開く
「今のパンチ」
そう言うと同時に顔をあげて鋭い視線を向けると同時に続ける
「まさか全力か?」
カッ!
目が血走るウボォー
「くくくくくくくくく。…面白くもねぇ冗談だな!?安心しろ2割程度だ。じゃぁ半分くらいの力でいくぜ!」
そしてウボォーがオーラを込めた時
荒野の崖の上に人影が一つ
スゥッ、と表れる
気配を完全に消して二人を見下ろす影
戦闘中の2人は気付かない
大胆にも崖に腰をかける
逆に月明かりによってできる影を小さくしているのか
だが、ニタリと笑った不気味な雰囲気は周囲の生き物を瞬時に遠ざけていた
イメージ通りの対戦…?
いや、一つの影が表れた。
その人影はこの戦いに関わるのかそれとも…
次回『クラピカVSウボォーギン(後半)』をお楽しみに!