本日投稿③本目
(連投してますので、読み始めるところにご注意を)
~ヨークシン郊外 幻影旅団アジト~
「で、その子供達にも、豚にも逃げられたということか?」
団長、クロロに問われるノブナガ
「面目ねぇ」
「まぁいいだろう、大事の前の小事だ。それよりヒソカはどうした?」
「一時間ほど前まではいたんだけど、出ていってからはそれっきり」
そうマチが答えると、クロロは顎に手を当てて少し考え込む
「…まぁいいだろう。今日はいまからやるべき事がある。皆もわかっているだろう?」
全員が頷く
「━━━よし、行くぞ」
バサッとマントを翻し、旅団全員を引き連れてクロロたちはアジトを後にする
目指すはヨークシン中心街
~ヨークシン郊外 廃屋2~
ヒソカはアジトを出て、少し離れた廃屋へとやって来ていた
クラピカが寝かされていた廃屋とは別の廃屋
そこにはヒソカが連れてきたウボォーギンが寝かされていた
「━━━ここ、は?」
「やぁ◆目覚めたかい?」
うっすらと目を開けるウボォー
「…寝起きにてめぇの顔は効くな…」
起き上がろうとするが、まだ体が動かない
「ちっ、ここまでガタガタにやられるとはな。ヒソカ、てめぇがここに連れてきたのか?」
「もちろん◆」
首だけ動かしてヒソカの方を向くウボォー
「ってことはてめぇに助けられたってことか。やってられねぇな。…鎖野郎はどうなった?」
「逃げられたよ。キミを助けるだけで精一杯◆」
「はっ、相変わらず嘘くせぇな」
「んー、逆に相変わらず信用がないなぁ」
当たり前だ、と言いたげにあきれた顔でヒソカを見る
「で、助けたからには理由があんだろ?」
「やっぱり話が早い◆」
いいから早く言え、と急かす
「団長と1対1で戦ってみたいんだよね、男同士として」
「あー、なるほどな」
ヒソカの言い方は最もだ
ウボォーから見ていても、クロロの周りにはいつも何人かいる
しかもマチやシャルなんかは、男の決闘なんて考えずに邪魔をするだろう
「確かにあいつらは決闘の邪魔をするだろうな」
「だろ?キミでもそう思うくらいだから相当なベッタリでね」
「決闘は邪魔すべきもんじゃねぇからな。ってーことはオレにマチやシャルを止めて欲しいってことか」
「そゆこと◆」
にっこりと笑うヒソカ
「まぁ貸しができちまったし、そんくれぇなら仕方ねぇか」
「じゃあ気がついたみたいだし、ボクは用事があるからいくよ」
「あぁ、オレはあと数時間くらいしたら動けるようになる。団長にすまねぇ、と伝えておいてくれ」
それだけ話すとヒソカは廃屋を出ていく
(今日は団員の戦闘力を測る最高のチャンスだからね◆)
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