ヨークシンシティでオークションすっぞ!   作:KTケイティ

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今日で最後となります。
本日投稿④本目
(連投してますので、読み始めるところにご注意を)


【94】その男は?

~ヨークシン中心 ショッピングモール~

 

ノストラードファミリーのネオンに声をかける男

 

頬に十字傷があるのが特徴的だ

 

「ナンパ?」

 

「かもね」

 

そんな会話から自然と話し始める2人

 

「━━━って感じで退屈だから逃げ出してきちゃった」

 

「あはは、それは凄いね」

 

レストランでそんな会話をしながら、和気あいあいとする

 

「実はあたし占いが得意でー」

 

「へー!すごいね!オレも占ってよ」

 

「じゃぁ紙に自分のフルネーム、生年月日、血液型を書いて」

 

ペンと紙を渡すネオン

 

受け取った男はサラサラと書く

 

「じゃぁ占うよ」

 

そう言ってペンを取ったネオン

 

男は注意深くその動き全てを見ていた

 

 

 

 

 

 

 

~ヨークシン 秘密の会合所~

 

トゥルルルルルル

 

「もしもし、クラピカだが」

 

『あ!クラピカ!オレだよ!ゴン!』

 

「あぁ、声でわかるさ」

 

『いまヨークシンにいるんだよね!?どこかで会えない!?』

 

「いまは難しいな。噂になっているかもしれないが、いまは旅団を追ってる」

 

秘密の会合所の窓からヨークシンを一望するクラピカ

 

『その旅団についてなんだ。さっきまで捕まっててさ━━』

 

「どういうことだ!?無事なのか!」

 

『あ、うん。それは大丈夫だったんだけど。オレたちもクラピカと同じく旅団を止めたいんだ』

 

「…わかった。いまからは無理だが、明日話そう。場所は追って連━━━」

 

ドォオオオオン

 

窓の外で爆煙が上がる

 

「すまない、また連絡する!」

 

プッ、と電話を切るとクラピカはその爆煙の上がった場所へと向かった

 

カストロはその様子を見て、爆煙の近くにある重要施設、セメタリービルへと移動する

 

カストロの読みと同じく考えか、ベレー帽の男と、髪を半分剃った男も同じビルへと足を向けた

 

 

 

 

 

 

~ヨークシン セメタリービル~

 

「ここ来てみたかったんだー」

 

はしゃいで歩くネオンと、付き添う男

 

「オレもやりたいことがあってね」

 

「えー、なになに?」

 

(大暴れ)トンッ

 

ドサッ

 

急にネオンが倒れる

 

周囲がざわつく

 

 

そのシーンを警備室見ていた男が2人

 

カストロとベレー帽の男

 

髪を半分剃った男は既に動いていた

 

「その画面、巻き戻せるか?」

 

「ん、あぁ」

 

ベレー帽の男に言われて画面を巻き戻す警備員

 

そこには微かに男の腕がぶれたように映っている

 

(恐ろしく速い手刀…オレでなきゃ見逃しちゃうね)

 

ニヤリと笑う、手刀を見逃さなかったベレー帽の男

 

だが、カストロは違う反応を見せていた

 

「師匠…」

 

愕然とするカストロの横を抜け、手刀を見逃さなかったベレー帽の男は、頬に十字傷のある男を追って行った

 

 




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