ヨークシンシティでオークションすっぞ!   作:KTケイティ

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絵付きの分はこちらに載せてます
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1525521929/
こちらのように小説ではなくSSっぽくなっているので、苦手な方はそのままこちらを読んで頂ければと思います。
とりあえずどんな絵がついているか見てみたい、という方は一度見に行かれて下さい。




【61】ヒソカは手に入れる

~ネテロ会長 別荘~

 

「な、なんでお主がここにおるんじゃ…?」

 

「…ボクが聞きたい方だと思うんだよね」

 

ヒソカはネテロのところへ飛ばされていた

 

(またやられたようだね…◆)

 

「一瞬、悟空が見えたような気がしたんじゃが…」

 

「いいよ、それよりここはどこだい?」

 

「ワシの別荘じゃ。なんでお主達が知っておるんかのぉ」

 

いぶかしむネテロ

 

「ヨークシンシティ、に行きたいんだけど…。道はわかるかい?◆」

 

「ふむ、何かと”ヨークシン”を聞くのぉ」

 

良いじゃろう、と地図を見せて説明するネテロ

 

「ここから南東の方角に徒歩で1日ってとこじゃろうな」

 

「ギリギリ間に合う、かな◆」

 

2度目のマラソンをさせられるようで、少しイラつきを覚えるヒソカ

 

そのヒソカの目に、ネテロの机の上にある物が映る

 

「あれは…」

 

「そう言えばお主、ハンター試験の時に似たものを着けておったの」

 

いま思えば、なぜ?と疑問が湧いてくる

 

「じぃさん、それ、貰えないかい?」

 

スカウターを指して尋ねるヒソカ

 

「うーむ…」

 

ポリポリと頭をかくネテロ

 

「そうじゃのぉ…お主が”ワシの頼みを無条件で引き受ける”ということなら良いかの」

 

「頼み、とは?◆」

 

「それは頼み事が出てきたときに言おうかの。ほっほっほっ」

 

「相変わらず喰えないじぃさんだ◆」

 

その返事でヒソカが了承したのがわかったネテロは、ヒソカにスカウターを渡す

 

「連れてこられた甲斐があった◆逆に感謝しなくちゃね◆」

 

「そうじゃ、もののついでじゃ。ヨークシンにベジータ、ハンター試験の時のサスペンダー男じゃ、彼がおったら伝えてくれんかの」

 

「クククッ、その呼び方は懐かしいね◆」

 

不覚にも笑うヒソカ

 

「”ウーロン”というブタに似た者を探しとるんだがの、もし見かけたら教えてほしいと伝えて欲しいのじゃ」

 

「…いいとも◆」

 

(こやつ…何か知っておるな)

 

ジーーーっと刺さる視線を他所に、ヒソカはネテロの別荘を後にした

 

 

 

 

 

 

 

~ヨークシンシティ 郊外~

 

「連れ戻して来い!」

 

ベジータが悟空に食って掛かる

 

ネテロ会長のところに置いてきちまった、と話す悟空にイライラしながら詰め寄っていた

 

「別にもういいじゃねぇか。あいつ見境なく攻撃すっし、それよりもレオリオの治療が先だろ」

 

「うるさいっ!オレ様がここに来た目的はやつと戦うためなんだぞっ!」

 

喚くベジータにおされて悟空は仕方なく瞬間移動する

 

シュン

 

「本当に消えちまうんだな…」

 

目を丸くするレオリオ

 

シュン

 

すぐに戻ってきた悟空

 

「もう居なかったぞ」

 

「なにぃ!?」

 

「ヨークシンに向かって出発しちまった後だった」

 

「だからすぐに連れ戻していれば!」

 

収まらない言い合いにレオリオが割って入る

 

「まぁまぁベジータ。悟空の話じゃヒソカはこのヨークシンに向かってるんだし、近い内に会えるさ」

 

それに、と続ける

 

「クラピカがヒソカと繋がってるはずだ。ゴンやキルアと一緒に居ればクラピカから連絡も来るはずだしよ」

 

「…ふんっ」

 

そっぽを向くが、納得している風だ

 

「んで、ゴンやキルアたちはどこに居んだ?」

 

尋ねる悟空にレオリオは答える

 

「ベーチタクルホテル、オレ達が泊まってるホテルさ」

 

 

 




なんとヒソカはネテロ会長の元へ。
そして運良く、また新たなスカウターを手に入れたヒソカ。
ヨークシンシティには戻れるのか。
そしてレオリオと出会った悟空たちは。

次回、「グリードアイランドを知る」をお楽しみに!



※サスペンダー、2度目のマラソン、などのネタは前々作『悟空とベジータのハンター試験?』で出てきます。
まだ読まれてない方は是非是非ご一読頂ければ幸いです。
https://syosetu.org/novel/151315/

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