・下校
・正夢
【授業】
キーンコーンカーンコーン
「お前らー席に着けー」
授業の始まりを告げるチャイムが鳴る
今日も学校が始まる。授業が始まる――――
「西片っ」ツン
「あははh!」ガタッ
脇腹を突かれて思わず素っ頓狂な声をあげる
「西片うるせぇぞ!」
「す・・・すみません」ペコ
先生に謝るのが日常の様になっている
僕は右に顔を向け睨みつける
隣に座っているのは高木さん
僕をからかって楽しんでいるそうだ
今だって凄い楽しそうに微笑んでいる
「授業中にからかうのはやめてよ・・・」
「じゃあ授業中じゃなかったらいいの?」
「そ、そういうわけじゃ・・・」
そう言って顔が熱くなるのを感じる
それを見て嬉しそうな高木さんを見てまた顔が熱くなる
(照れてるってことではないから‼)
そう自分に言い聞かせながら教科書を開く
すると今度は左から脇腹をつつかれた
「おふぅ‼」ガタタ
「西片ァ!」
「す、すみません!」ペコペコ
今度は左を向いて睨みつける
「ホントにやめて!?怒られるのオレなんだよ!?」
「いやーホントにいい反応してくれるね高木っちは」ケタケタ
今オレの脇腹をつついてきたのは清水さん
高木さんとは少し雰囲気が違いギャルっぽい感じの女の子だ
「もう・・・この授業だけで二回も怒られちゃったよ・・・」
「じゃあ説教される時は一緒に行ってあげるね☆」
「そういう問題じゃないって!」
二人ともオレをからかうのはやめて欲しいなぁ・・・
【下校】
キーンコーンカーンコーン
(今日は高木さんに5回、清水さんに4回もからかわれてしまったっ‼てことは腕立てが50回で腹筋が40回か・・・)
「何悩んでるの西片?」
高木さんが顔を覗き込んでくる
(高木さんには羞恥心が無いの!?――――なんかいい匂いする・・・)
「顔、紅くなってるよ。」
「そ、そんなことないよ!」
直視出来ない僕は顔を背ける
タッタッタ
「にしかたっち~!」
「わわっ!?」
さっきまではいなかったはずなのに‼
そこにはオレの顔を覗き込む清水さんが
(もぉぉぉっ‼‼)
顔が紅くなる
「高木っちと二人で下校とかラブラブだねぇ~☆」
「そ、そんなんじゃないから‼」
「西片はそう思って無いの?」
高木さんはオレにだけ見えるように楽しそうな笑顔を見せた
「そそそそんなこと、おおお、オレ今日用事あったんだ!二人ともじゃあね‼」
オレは半ば逃げるように帰路に着く
(オレってどこでもからかわれるんだなぁ・・・)
特に用事がある訳でもないがこの日は走って帰った
「西片っちってやっぱ面白いね~」
「・・・まぁ否定しないけど」
「途中まで一緒に帰ろうよ♪」
「・・・いーよ」
西片が帰った帰路はこんな感じなのを当人は知らない――――
【正夢】
朝
「高木さん」
「どうしたの西片っ」プニ
「引っかかったね高木さん」
「も~やめてよー」
キーンコーンカーンコーン
授業中
「眠いなぁ・・・」ウトウト
「清水さん‼」ツン
「わわっ!?」
「すっごく驚いてるね」ニヤニヤ
「そ。そんなことないから‼」
(こんなに仕返しが上手に出来たのは初めてだ!!)
まるで夢みたいだ――――――――
「夢か・・・」パチッ
かなりいい夢を見ていた気がする・・・
今日も学校だし、、着替えなきゃ
制服に着替えてご飯を食べて登校する
正夢なら今日はオレが支配者だ‼‼
教室に着き席に着く
「西片、おはよう。」
「おはよう高木さっ」プニ
「ふふっ」
高木さんの指が頬に刺さる
「や、やめてよ高木さん・・・」
「西片、今日は楽しそうだね。」
「・・・今、楽しくなくなっちゃったけどね」
(出鼻はくじかれたが今日はもう一つあるんだ…!)
「??何のことか分からないけど今日も授業、頑張ろうね西片。」
「う、うん」
キーンコーンカーンコーン
「・・・ぅぅ」ウトウト
(ね、眠い・・・少しだけなら大丈夫かな?)チラッ
横を見る高木さんも清水さんも今日は真面目に授業を受けている
先生も授業に集中している
じゃあちょっとだけ・・・
「西片っち‼」ツン
「わわっ!?」
「b^3^b」ニヤニヤ
「ね、寝てないからね!?」
「西片ァ授業中に居眠りとはいい度胸だなぁ!!」
「す、すみません」ペコペコペコ
「これに懲りたら授業中はちゃんと起きとくよーにね」
「出来ればもう少し優しく起こしてほしいなぁ・・・」
今朝見たのは正夢だったけど・・・
正夢だったけどぉぉぉぉっっ‼‼
今日もたくさん、からかわれそうだなぁ――――――――
人物紹介
清水さん(オリキャラ)
学校では明るく振る舞う。テンションが高く人当たりも良い
西片をからかうのを楽しいと思っている
だけど根は真面目で素直な女の子