前半ギャグ
後半真面目
でございます
キャラ崩壊注意
ルデアのマスター候補生47名は約1日の時間を費やし、標高6000m、人理修復機関カルデアの入口へたどり着くことに成功した。
カルデアへの道のりはただまっすぐ登って行くだけ、ただそれだけである。しかし標高6000m、止むことのない猛吹雪がマスター候補生達の足を重くさせた。しかし、そんな中半日足らずで登り切った者達が3人いた。
彼らの名は…
デイビット・ゼム・ヴォイド
通称キチガイ
カルデアまでの登頂時間9時間半
カドック・ゼムルプス
通称キチガイ不良。普段の訓練の様子と見た目が相まって完全にそっちの道を歩んで来た人認定されている。最近はロックだけでなく日本のゲームにも興味を示している。
カルデアまでの登頂時間約10時間
そして最後に
卓上円
通称原初のキチガイ。上記2人を巻き込み(デイビットは自分からではあるが)キチガイ3人組を作りあげた諸悪の根源。魔力量と魔術回路の数が他のマスター候補生達の群を抜いてトップ。カルデア登頂の際にも魔術の使用数が一際目立っていた。
カルデアまでの登頂時間約9時間
以上3名はAチーム選抜試験登山コース満点とする。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そんな事は露知らず、半日足らずでカルデアへ入館したキチガイ3人組は所長を探し、カルデア内の廊下を全力疾走していた。
「ここの所長は何処だァ!?出て来やがれ!」
ある者は辺りを見回しながら全力疾走で所長を探し、
「オイ、貴様!貴様だ貴様!カルデアの所長は何処にいる?…誰が他の者に聞けといった!」
またある者は進撃を沸騰させるような教官口調でカルデアのスタッフに詰め寄り、
ドン☆
「オイゴルァ!」
さらにまたある者は黒塗りの高級車でぶつかったような音を立てながらぶつかった相手にキレていた。
そして数分後…
「ここに所長がいるのかァ!?」
「ひゃっ!?な、何事!?」
彼らは所長室の扉を突き破り、所長を見つけ出すことに成功した。
「誰!?この部屋が誰の部屋かわかってやってるの!?」
彼女、オルガマリー・アニムスフィアは突然のことに驚いたものの、すぐさま冷静になり、威厳たっぷりの口調で彼らへと顔を向けた。
もしこれが相手はカルデアの
もしこれがカルデアに住む
もしこれが相手はまだ発見できていない48人目の
しかし現実は非情なり…
「お前が所長か、おんどりゃあ!」
「オイ貴様、貴様が所長か!?」
ドン☆(黒塗りの高級車がぶつかる音)
「オイゴルァ!」
しかしそんな
黒塗りの高級車がぶつかるような音と共に彼女はキチガイ共に白旗を上げた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
十数分後…
「つまり…あの『ワク☆ワク6000m山頂カルデアを目指せ!エターナル☆フォース☆ブリザードマラソン』を考案した挙げ句実施したのはあんたではないと…」
「ヒッグ…エック…だがらざっぎがらぞうい゛っでるじゃない゛!」
「マジかよ。誰だよ、最初に所長文句言いに行こうって言ったやつ…」
「「お前だよ」」
カドック君とデイビット君に即答されたでござる…
「ハァ!?じゃあ、あんたが全ての元凶って訳!?ちょっと、今すぐ私に謝りなさいよ!ほら速く!」
さっきまで泣いてた…おる…が、がんこちゃん所長?がいきなり騒ぎ出した。
「だ、そうだぞ。デイビット君、さっさと謝ってやれよ」
「あ・ん・たが謝れっつってんでしょうがァ!」
「そんなに怒ると小じわが増えるよ?」
ブチッ!そんな擬音が聞こえた気がした
「だ・れ・のせいだと思ってんだァ!?いい加減にしろよゴルァ!?」
ついに所長が本気でキレた。しかし、そんな所長を…
「喧しい…」
「ゴメンなさい…」
デイビット君が一言で黙らせた。デイビット君ツヨスギィ!
「で?いったい誰があんな『ワク☆ワク(以下略』を考案したのか洗いざらい吐いて貰おうか…所長殿?」
所長は完全にデイビット君に屈してしまったようであった。
「つまり、あの『ワク☆ワ(以下略』を考案したのはレフ・ライノールとかいうやつだと…」
「みたいだな…一体どんなやつなんだ…?」
「ん?私に何か用かい?」
このねっとりとしたような杉田ヴォイスはまさか!?
振り向くとそこには全身を緑の服と帽子で染めたいかにも胡散臭そうな男、レフ・ライノールが立っていた。
振り向いた直後、俺達は…
『死に晒せェ!』
「ゲボラァ!?」
身体強化の魔術をかけた全力パンチを顔面にお見舞いしてやった。
「オルァ!テメェか、あんなふざけたマラソン考えたやつは!?」
「ふざけんな!一歩間違えたら死んでたぞ、ゴルァ!」
「君が、泣くまで、僕は、殴るのを、止めないッ!」
「グホォ!?や、やめたま…ゲフッ!?待ちたまえ!いや、待ってください!お願いします!」
数分後…
「本来ならば黙っていなければならないのだが…」
顔面を腫れ上がらせ、痣を作り、ただでさえボサボサだった髪がさらにボサボサになったレフは事情を話し始めた。曰く、少数精鋭のAチームを編成するべく、あらゆる成績優秀者を決めようとしているらしい。つまり、あのマラソンは試験の1つだったようだ。2人は納得したのか渋々下がったが俺は…
「フンッ!」
「ポピー!?」
レフの鼻に向けて全力の右ストレートを喰らわせてやった。だってこれ完全に罠じゃん、成績優秀なAチーム作ってまとめて殺そうって考えてるだけじゃねぇか!
去り際にレフがこちらを怨めしそうに見ていたのは気のせいではないのだろう…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
数週間後…
あれからカルデアでは訓練をしたり、ゲームしたり、試験をしたり、ゲームをしたり、座学を学んだり、ゲームをしたりしてあっという間に時は過ぎ、ついにレイシフト実行の日が来てしまった…
そろそろ集合時間なのだが、そんな事は今はどうでもいい!原作主人公を拝みにいかなければ!藤丸立香はぐだ男なのかそれともぐだ子なのか…いったいどっちなんd…
「フォウ!」
「グハッ!?」
突然後頭部に衝撃が来たかと思えばその正体はフォウ君だった。そういえばフォウ君には一度も会ったことなかったな…マシュマロちゃんなら訓練中に見かけたけど…やっぱりマシュのマシュマロはマシュマロだったよ…
「フォウ、フォウ!」
フォウ君はまるで着いて来いとでも言うかのように一度こちらを見て走り出した。
「あの、すみません」
声がした方向へ振り返ると、そこには立派なマシュマロが…
「すみません、円さん。白くて犬のようなリスのようなフォウさんを見かけませんでしたか?こちらに来たと思うのですが…」
「あぁ、その白くて犬のようなリスのようなフォウ君ならあっちに行ったよ。せっかくだから俺も一緒に探すよ」
「よろしいのでしょうか?」
「問題ない」
「ではよろしくお願いします。円さん」
「それじゃあ行こうか」
数分後…
「お、いたな…」
ぐだ男の方か…
「それじゃあ俺はそろそろ行くわ、集合時間なんでね。倒れてる彼のこともついでによろしく頼む」
「あ、わかりました。お忙しい中ありがとうございました!」
俺は振り返らず、手を振って答え、その場を立ち去った
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
数分後…
カルデアの講堂には47人のマスター候補生と所長であるオルガマリーがいた。
オルガマリーは誰が見てもわかるように苛立ちを隠そうともせず、腕を組み、右足を何度も何度もコツコツと鳴らしていた。
すると突然講堂の自動ドアが開き、3人の人物が入ってきた。
オルガマリーを苛立たせていた原因である藤丸立香は空いていたオルガマリーの目の前、最前列に座った。
人数が揃ったことにより、オルガマリーは今回の人理修復について話し始めた…が、途中藤丸立香は居眠りをしてしまい、オルガマリーの見事なビンタを頂き退場させられ、それを見て大爆笑をかました円もついでに追い出されてしまった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いやぁ、それにしてもすんなりと退場できたものだ。
俺は一緒に追い出された立香とその立香の部屋案内をしているマシュと共にカルデアの廊下を歩いていた。
「いやぁ、それにしても見事なビンタだったねぇ、そのビンタの味はどうだった?」
「ほっぺたがとってもヒリヒリします…」
そんな雑談を交わしながら俺達は立香の部屋へと向かって行った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
立香の部屋に到着した円は、立香の部屋でサボっていたロマンと雑談を交わしていた。しかし、突然爆発音と共に警報が鳴り響いた。
その直後、円は身体強化魔術を使い、レイシフト用のコフィンがある管制室へと向かった。
管制室に着いた円は閉まっていた扉を蹴破り、管制室に突撃し、すぐさま自身の2人の大切な親友を探し始めた。
見かけたコフィンを1つ1つ確認し、やっとのことで2人を見つけることができた円は魔力をふんだんに使い2人をコフィンごしに治療していく。
だが、ここでアナウンスが流れ、円は強制的にレイシフトさせられた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
レイシフトさせられた俺はとりあえず周囲を確認し、敵がいないか確かめる。
そして、敵がいないことを確認できると…
「クソが!」
全力で自分の拳を地面に叩きつけた。
「クソ、クソ、クソ、クソ、クソ、クソ、クソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソクソがァ!」
助けようと思った!助けたかった!…でも、怖かった。本来の物語を壊してしまうのが…だから助けられなかった…いや、助けなかった…!本当に俺は最低なクソ野郎だ!
何度も、何度も自分の拳を叩きつけた。手の皮が剥げ、血が出ようが気にせず拳を地面に叩きつけ続けた。
どれくらい時間が経っただろう…少し冷静になった俺はポケットにしまってあったサーヴァント召喚用の魔法陣が描かれたコピーを取り出し、地面に自分の血を使い陣を描く。そして自分のサーヴァント呼び出すため、詠唱を紡ぐ。
「―――――Anfang」
「――――――告げる」
「――――告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」
自分の魔力がぐんぐんと吸われていく不快感に耐えながらも詠唱を紡ぐ。
「誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者。
汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」
詠唱が終わると陣が輝き、光が納まると其処には―――
「サーヴァント、ランサー。円卓の騎士の1人、ガレス召喚に従い馳せ参上しました」
エメラルドグリーンに輝く瞳を持ち、薄い黄金のショートヘアーに一束の腰にまで届きそうな長い髪を持つ少女が立っていた。
「あ、私英霊の座に着いたときから騎士道なんてものは捨てたから。そこんとこよろしく~」
本来動くはずのない運命が今、動き出した
ついにヒロイン登☆場