よかったです。
翌朝
俺は教会に向かう。
どうやら一通りの事伝えたようだ。
まあ、最後の事は伝えなかったようだ。
そして朝食が終わるのを待って、準備を整えて出た。
(俺は来る前にコンビニとやらで弁当を買って食べた)
そして問題の工場へ行く。
そこはどうやら犯罪組織が全盛期にマジェコンを造っていたようだ。
ネプギア達が潰した場所もあるようだが、それとはまた別の場所らしい。
犯罪神死後ここは全く使われる事もなく、空き地状態だったらしい。
・・・・・なんか不確定な情報ばっかだな。
「それにしてもここ意外と設備いいし、この問題が解決後、ここは国で工場を動かしてみようかしら。」
ノワールさんがつぶやく。
「女神ってこういう時もいろいろ考えなければいけないのか。苦労するな。」
「まあ、どこかのぐーたら女神とは違うのよ。」
「だってさ、ぐーたら女神様」
「まあ、ノワールは友達少ないもんね~。そりゃあ、こう仕事詰めになっちゃうよ。」
ノワールさんは友達が少ない。
略して『ノワない』ってか・・・・・以上つまんねえギャグでした。
「ちょっと!誰がボッチよ!」
「だれもボッチなんて言ってないよ~だ!」
「う、うるさい!」
ノワールさんは顔を真っ赤にして言う。
あ、デレた。
お前ら緊張感ないな・・・・・・
そんなくだりも終わり、中に入っていく俺ら。
俺はふと気になった事を聞いてみることにした。
「なあ、女神って食事をとる必要があるのか?」
「別にとる必要はないよね、ノワール?」
「なんで私に振るのよ、まあ別に食べなくてもいいわ・・・・・ただ、私達にも食欲っていうのがあるわ。」
しっかり答えてくれるノワールさん、これがエレメンの言っていたツンデレってやつか?
「なるほど、それなら3年間捕まっていても問題ないな。」
普通なら餓死するだろう。
シェアさえあればどうってこともないのか・・・・・。
「でもあの時は普通に食事くれましたよね?」
「・・・・・え?どゆこと?」
「あ~、確かに男の人が来て、『食っとけ』とか言いながら無理やり口の中入れられたね~」
おい、犯罪組織。
「だからお姉ちゃん、帰ってきてもそこまでお腹すかしていなかったんだ」
ユニさんもそこに納得しないでさあ・・・・・・
「確か最後にくれたときは、『もうすぐ迎えが来るから待ってろ』とか言っていたわね。」
「今思うと、彼はどうやってアンチクリスタルの中に入ってきたのだろう。」
アンチクリスタル・・・・・女神の力を無くす奴だったろうか。
「そうそう、しかも見張りに全く気付かれていなかったし、不思議な男だったわ。」
それがもし犯罪組織ならどれだけいい奴なんだよ。
「そういえば、あの人の料理とウィルクムくんの料理って似てない?」
「言われてみればそうかも。」
・・・・・・は?
そういえばプラネテューヌの姉妹は俺の料理食ったが、ラステイション姉妹は食った事がない。
「あんた意外と料理できるのね~」
「ノワールさん、意外って・・・・、よければお二人にも今度作りますよ。」
「意外と私って味にうるさいからね、市販のものと同等だったら、承知しないわよ。」
・・・・そのラステイションは市販のものを大量生産しているんじゃなかっただろうか。
「まあ、大丈夫だとおもいますよ、はい。」
料理の腕俺の数少ないまともに得意と言えることだ。
それでアウトだったら、本気でへこむと思う・・・・・。
というかよく自分のこと危険とみている奴に対して、そんなに話せるな。
といっても話を振ったのは俺なんだが。
「ん~、疲れた!この工場、無駄に長いんだよ。モンスター一匹も出ないで、この広さっておかしいよ。」
さらに歩き、広間のようなところに入ったところで、ネプテューヌが言いだす。
「あのねえ・・・・もう少ししゃきっとしなさいよ。」
ノワールさんがネプテューヌにあきれながら、言う。
「でもさっきからずっと同じところを回っている気がするわ・・・・」
それに関しては否定しない。
そんな気分になってしまうほどずっと同じ風景だ。
だが、よくよく見るとわかるのだが、ところどころ壁、床、天井ついている傷が若干違う。
「そこは否定しないわ、建物の大きさと中の広さはあってないわね。」
「確かにここまで階段もなかったのにずっと真っ直ぐ歩いているもんね。」
もしかしたら・・・・
「まさか・・・・・結界魔法か?」
「結界魔法?」
「ああ、結界を作り出す魔法とでも言っておきましょうか。」
「「まんまじゃない。」」
適当に説明すると、黒の女神たちにあっさり突っ込まれる。
でもこれ以上説明のしようがないだよな・・・・
「未確定な部分が多いんです。俺も使えなくはないですが、結界を張ること自体が高度な魔法なのです。それによっぽど器用じゃないとできません。俺らの世界の魔法で光魔法と結界魔法ほど不思議でなおかつ、明かされていないことがあるのはないのです。この世界なら例えるならば・・・・・そうだな・・・・・幽霊とか怪談話なんかに近いと思う。」
「それって存在しないってことじゃ・・・・・」
ネプギア、そう言う意味で言ったわけではないのだが・・・・・・
「えーと、とりあえずここから出た方がいいってこと?」
「それがベストだろう。今ここにいると何されるかわからん。だが、そう簡単に出してくれるとは思えない。」
ネプテューヌの意見に応える。
そもそもここで殺すのが普通だと思うが。
「それだと私達ははめられてない!?」
ノワールが叫ぶ。
「おそらくな、ただ引っかかる点が多すぎる。一つ上げるならば、そんな膨大な魔法をこの俺がいくら油断しても気がつかないわけがない。」
「それじゃあ・・・・ウィルクムの魔法察知より強力な幻惑魔法を使える人じゃないの?」
「それだといよいよもって『終わり』だ。それでひどいのが、それ以外あり得ないだろうという現状の事だ。」
その時この広い部屋にガチャンっと響き渡る。
「・・・・・今のってもしかして」
ネプギアが入ってきたドアの方へ行き、ドアを開けようとする。
しかし開かない。
「ダメです!外側からカギがかけられているらしいです。」
「これは『チェック』って奴か?」
「というか『チェックメイト』だと思うけど?」
ノワールに指摘される。
しかし俺は否定できる。
「確かにとても丈夫そうで、ぶっ壊して正面突破なんて無理でしょう。それでも『チッェク』です。」
俺は言い切る。
そして話し続ける。
「この規模の結界なら、必ず綻び・・・・・いわば抜け道があるはずです。それにこの範囲の魔法結界を創ったという事実は変わりませんので、必要以上魔法の無駄遣いですし、俺達をここに閉じ込めた時点で他の結界は解除するとみていいでしょう。そうすれば探す範囲も減ります。もっともいつかは維持できなくなって壊れますが。」
「えーと、つまりどういうこと?」
ユニさんに訊かれる。
「そうだな・・・・・重い荷物を運びます。途中で荷物を減らして歩く。そうすると楽にはなりますが、休まないと疲れはとれません。まあ、それに似たものができます。」
「なるほど、それじゃ私達はその疲れているところを攻撃するとみていいのね。」
ノワールさんが納得する。
見た感じみんなも理解したようだ。
「そうなりますが、あちら側はまだ疲れていないかもしれません。この先温存する可能性があるのでしょう。普通と比べてどこかおかしいところがあるはずなので探してみましょう。」
前半はどちらかというとコメディな感じ、しかし後半になってからはシリアスにしたつもりです。
そしてどんどんオリジナル要素が積み込まれていきます(焦り気味)
食事の事ですが、本編でそんな描写はなかったですね。
むしろ「腹減った」的な事は言っていたし。
この作品では「食事はとる必要はなくとも食欲はある。」とします。
感想とか誤字脱字を教えてくれたりすると、作者はリアルで飛んで跳ねて喜びます。