復活祝いにうpです
影神 晴夢と灰咲 大夢さんのバトルです
「はぁ?晴夢さんと殺し合う?」
外の世界から帰ってきて数日後…
やっぱり戻ってきてよかった
俺の居場所はここだと再確認して過ごしている
俺を待ってくれている人がいるからな…
んで、話を戻すが…紫がいきなりスキマから出てきたと思ったら妙なことを言い出した
「そう、影神 晴夢、あなたもよ~く知っている人よ」
紫は頭がおかしくなったんだろうか…?
いや、長生きらしいし、ボケはじめたか?
まあ、なんにせよ
「仮に俺と晴夢さんが殺し合ったとして、勝負になると思うのか?」
「思わないわ」
そう、思えるはずはない、なんでって?そりゃ当たり前だろ
俺と晴夢さん…
そもそも生きた年数、霊力の量、強さ、能力
もう比べるまでもないだろ…
それになにより
「誰が晴夢さんみたいな化け物と殺しあうんだよ、大体、ただ死にに行くだけになるだろ?」
俺は異世界のチートたちと違って晴夢さんと殺しあえるほど強くないんだよ
勝負になったらおかしいだろ?
「まぁ、大丈夫よ、色々考えてあるわ…いやぁ…『あれ』を作るのには苦労したわね…ホントに…」
『あれ』ってなんだ…?何か作ったのか?
嫌な予感が…
まあ、どうでもいいことだけど、今雪那は買い物に行っているので今家には俺だけだ
「まぁ、なんにせよ、俺は戦うつもりなんてないからな」
「あなたが勝ったら…もう今後一切あなたへのイタズラはしないと誓うわ、幻想郷の賢者の名にかけてね」
紫はいつも通り胡散臭い笑みをしながら俺を見る
なるほど…確かにそれはかなりいい条件だ
今後一切雪那を何かの拍子に襲う心配がなくなるわけだ…
だけど、気になることがある…
「晴夢さんはなんで戦うんだ?」
「ああ、あの人は…『強いやつと戦えるならもうそれが報酬みたいなもんだぜ?』だそうよ」
なるほど…そして晴夢さんの言ったであろう台詞みたいなものが、晴夢さんの声だったが…紫がスキマを使って晴夢さんの声真似をしていたようだ
便利だなその能力
まあ、確かにいい条件だけどやっぱり…
「俺と晴夢さんじゃ実力差がありすぎるだろ?」
うん、この問題だけは解決できない
勝てるか勝てないかじゃなくて、コンマ何秒持つか…という条件の話になる
というか、なんの抵抗もできずに殺られる可能性大だ
しかも殺し合いだと、俺死ぬじゃん
そう思い、続けて言う
「しかも俺死ぬし」
「大丈夫、私たちがそんなことなんの対策もしていないとでも?」
紫はなおも胡散臭い笑顔を絶やさずにそういう
私『たち』…ね
つまり何人か他にもいるわけだ
いや、まぁ…大体想像はつくんだけどね…
島夢だろ?どうせ島夢だろ?むしろあいつ以外に誰がいるんだよってレベルでわかる
「あのさ…こんなことしてお前らにメリットあるのか?晴夢さんは誰か強い人と戦いたい、俺は紫に出された条件のおかげで勝てば有益だ…けど」
お前らには何もないよな?という言葉は言わずに紫を見る
ちゃんと意思は伝わったようだ
紫はふっと笑ったあと目を閉じて
「そんなの…」
そしてそこで言葉を区切る
そして目がカッ!と見開かれ
「面白そうだからに決まってるじゃないの!」
すげぇ楽しそうにそういう
おい…まあ、どうせ深い理由はないだろうなぁとは思ってたよ?
「そんなことだろうとは思ったけどさ…」
「それで?受けてくれる?」
「いや、死ぬじゃん」
そう、負けたら死ぬのだ
いや、そう簡単に殺されない強さがあればいいのだけれど…
俺はそんなに強くない…
死ぬじゃん?負けたらさ
「だから、力の差はなんとかしてあげるし、負けても死なないわよ?島夢に世界を作り出す力はないけれど、イザナギという神様に手伝ってもらって死んだら元の世界にもどる世界を作ったそうよ」
なるほどね…
力の差をどうやって埋めるつもりなのかめっちゃ気になるけど…
でもまぁ、死なないならやってみるか…
勝てば…もう紫のやったことに頭を悩ませなくてすむ
一つ、悩みが消える
負けても損はない
ならやったほうがいいよな?
そして何より…晴夢さんに強いって言ってもらいたいな…
いや、晴夢さんは一応俺の目標の人だから…
複数の女性をってのはちょっと俺と考えは違うけど、人として、男として目標の人だから
認めてもらいたいってのは…強いって言ってもらいたいのは本音だな
「わかった、いつだ?」
俺がそう聞くと、紫はニヤァと笑って
「明日、午前中に博麗神社に来なさい、待ってるわよ?捕食者さんがね」
Side晴夢
「ん………はぁ…はぁ……せい…む…少し……痛い…ぞ」
「ん?悪い悪い、久しぶりだからな、どうだ?気持ち良いか?」
「う…ふぁ………あ……ああ…きもち…いい」
「そうか、それはよかった…んじゃぁ、今度は龍桜がやってくれ」
ん?なにしてるって?マッサージだぞ?
肩もみしてた
エロいこと考えた奴、出て来い、素直に手を挙げなさい
晴夢さん怒らないから、素直に出てきなさい
「晴夢、あれをくれ、もっと欲しいんだ」
「おい、ルーミア、今はちょっと待てって」
ルーミアが突撃してきた!
危ない!いやぁ~腹減ってるっていうから、血をあげたらすごくおいしかったみたい
んでもっともっと!ってなったらしい
これ、人食い妖怪は美味いと思ったみたいだけどもしかして他の妖怪から見ても俺は美味いのだろうか…
いや、美味いんだろう…だってみんな嬉しがるって言うかテンションUPしてるもん
俺の体食べた奴ら
体の中でも特に血が美味いらしい
まあ、血というのは命の対価らしいからな
通常の16億倍もの対価がある俺だとやばいだろう…
洒落にならない美味さなんだろう
腕の十本や二十本ならあげれるが…
「晴夢! わしの相手もしてほしいのじゃ! 」
「はいはいぃぃいいいいいいいいいい!? あぶねぇ! 」
相手するってそういうことかよ! 鬼姫はいきなり殴りかかってきた
かわしたら地面に当たってクレーターができる
「みなさん、賑やかでとても楽しそうですね」
アマテラスはニコニコ笑ってそういう
お前はいっつもニコニコしてるな、怒ってもニコニコしてるよな…
「まったくだよ、アマテラス」
アマテラスに同意しておく
まったく騒がしい
まあ、みんな可愛いし、みんな俺の恋人だけども…
「そうね、ここにきてから退屈しないわ」
「鳳?いつも思うんだけど見てるだけってやめてくれよ、ちょっとは助けろよ」
お前いっつもそこで怪しげな笑みを浮かべてるだけだよな?
まあ、可愛いからいいけどさ
「国作り手伝わなくてもいいの?」
清羅は心配そうにそういう
でも俺はいつも通りかな?
少し笑いながら言う
「大丈夫大丈夫、休んでもいいって言われたし、ノルマはあと千年以内だし」
それに…
「もう少しでお楽しみがあるからなぁ…」
ニヤァっと三日月のような笑みを浮かべて俺は言う
ある名前が頭の中に浮かぶ…
灰咲大夢
初めてあったときから強くなるって思ってたし…
あいつは天才だろう…幻想郷に来て二年であそこまでの霊力コントロール
さらに殺す気で来る吸血鬼をなんとかしてみせる強さ
ついこのあいだなんて閻魔に勝ったし…
本当に霊力の存在を知って二年かよって思う強さだ
しかも大した『努力』もしないのに…だ
まあ、まだ俺と戦うには成長する必要があるけどさ…
まあ、それは大丈夫だろう
『アレ』作るのにあんなに頑張ったんだから…
「さてと…明日だな…クックックック…楽しみだ」
なんかすごい形の椅子に腰掛けながらそんなことを呟く
すると…
「まるでラスボスのようね、晴夢」
…うん、まぁ…鳳…自覚してんだからそういうな…
ちなみにこの椅子はイザナギに貰った「ラスボスみたいに見えるんだから、椅子もラスボスっぽくしよう」ということらしい
それでいいのか最古神
「ククククク…本当に待ちどうしいな…」
Side大夢
「来たぞ?」
俺は今博麗神社にいる
いや、正確には俺と雪那、だけどな
雪那と一緒に博麗神社に来ている
だが、神社にいるのは幽香、紫、永琳、霊夢、魔理沙、島夢だけで、晴夢さんはいない
「来たな、んじゃあ、はじめようか」
島夢がニヤニヤしながらそういう
おい…なんか嫌な予感がするんだが…
それに
「晴夢さんはどこだ?」
俺がそう聞くと、島夢が答える
「一足先に試合会場になる世界で待ってもらってる、言っておくが、あの世界の強度はすごいが、あんまり暴れられると壊れるから、ちょっとは考えてくれよ?」
島夢がそういうが…
元々俺にそんな力はないので大丈夫だ
世界を壊す戦いなんて、チートさんたちがやってればいいんだ…
「いや…俺にそんな力があるわけないじゃん」
島夢は少し苦笑いをしながら言う
「いやぁ…それはどうかなぁ…」
なんか含みのある言い方だな…
俺にそんな力はないって…
まあ、このあとなんとかして強くするらしいが…
とか考えていると、永琳がこちらにとことこ歩いてくる
そして…薬を一錠渡してきた
なんだ?これ…
永琳は俺のほうを見て言う
「その薬は私と島夢と幽香と紫と、晴夢のいる世界の私、そして捕食者『影神晴夢』、祖龍『影神龍桜』、常闇の大妖怪『ルーミア』、鬼子母神『鬼姫』、デイダラボッチ『清羅』、不死鳥『鳳』、太陽神『アマテラス』、月神『ツクヨミ』、地神『スサノヲ』最古の夫婦神『イザナギ』『イザナミ』、逆さ人間『正太郎』…まぁ、ざっとあげてもこんなものだけれど、私が知っている人以外の人たちも協力しているらしいわ…その薬を作るのにね」
は?なんじゃそりゃ…
いやいやいや、おかしいって…なんで?
というか、効果はなんなんだよ…
この錠剤をのめってか…?
「えーっと…飲めってことか?」
「まあ、そういうことね」
永琳はそういう
効果を教えろよ…何が起こるか怖くて飲みたくない…
錠剤とにらめっこしている俺に雪那はにこっと笑って
「大丈夫です、私はどんなことがあっても大夢さんのことをずっと好きですから」
いや、どういうこと?
ああ、この薬を飲んだら姿が変わるかもしれないってことだな…
しかも戻れないかも知れない?流石に島夢でもそこまではしないだろうけどさ…
雪那はボフッと音を立てて赤面する
雪那も赤くなるならそんな恥ずかしいこといわなきゃいいのに…俺まで恥ずかしいじゃねぇか
幽香、紫、永琳、霊夢、魔理沙、島夢はニヤニヤしながら見ている
畜生…めっちゃ恥ずかしい
俺はちょっとやけくそ気味に薬を飲む
口の中に薬を放り込んで、そのまま飲み込む
その瞬間俺から霊力が吹き出る、視認できる多さの霊力…しかも視界が覆われた…
急いでコントロールして外に出ないように完全に遮断する
なんだ?あの薬は霊力強化の薬だったのか…?
あれ?気のせいか…?
若干目線が高い気がする
いや、気がするじゃないな、若干高い
俺は雪那を見てそう判断する
だって雪那を見る角度がいつもより少し上だからな
つまり身長も伸びた?
幽香、紫、永琳、霊夢、魔理沙の表情は凍り付いている
島夢だけが心底楽しそうに笑っている
なるほど、大体わかった
「ああ、そういうことか…なるほどな、どういう薬かわかったぜ、島夢」
「わかってくれて何よりだ、それにしても目がすげぇ鋭いな…目つき悪い」
島夢は説明する手間が省けたとばかりに嬉しそうに言う
目つきが悪いのはほっといてくれ…
声が若干低くなってるな
雪那の方を見ると、なぜか赤くなって俯いている
紫たちはまだ固まっている
「それで…この状態でなら晴夢さんとやりあえると?」
「そういうことだな」
島夢が答える
まあ、他の人はみんな動けないみたいだし、島夢が答える以外にはないだろうが…
そろそろ俺に何が起こったか、ちゃんと整理して考えてみようかな
おそらくあの薬は未来の俺になる薬だ
どれくらい未来になるかはわからないが…
俺だけ時間が飛んだってわけだな
だが、この状態の俺には今まで過ごした分の記憶以外はないため、未来の俺の記憶までは出てこないみたいだ
けど、記憶に含めていいかはわからないけど、どんなことができるか、どんな戦い方が出来るかの経験はあるみたい
記憶と経験って複雑に結びついてると思うんだけど…よくこんな綺麗にわかれたな
見た目はほとんど変わらないだろうが、とりあえず今確認できる変化は身長が4~6cm伸びた
島夢の話では目つきが悪くなったらしい
元々悪いってのに…
次に霊力量の変化だが…
霊力に底がない
今までの俺とは比べ物にならない霊力だ
いや、というか…こんな力を人間が持っていていいもんか不思議に思うレベルだ
なぜか妖力もあるし…俺妖怪になったのか?
霊力の量だけじゃない、コントロールもすごいぞ…
霊力が思い通りに動く
そして妖力も…同様だ
「おい、ちょっと急いでくれ、この時点で4500文字越えちまってるんだから」
島夢がなにか言ってる
待て待て、今かなりメタいこといってたろ
さてと…ちょっと『細工』しといて…
「ん?へぇ~考えたな、今のお前…多分…いや、確実に晴夢より強いぞ、今お前は最強の『神』だ」
島夢はちょっとにやつきながらそういう
島夢って、人に踊らされるのも踊らすのも好きなんだよな…
それって…結構変な性格だよな
今は踊らされている俺を見て楽しんでるんだろうなぁ…
「島夢、どうでもいいけど、お前の好きなことってなに?ああ、人とかものじゃないぞ?事だ」
一応聞いて見る
ちなみに人とかものじゃないぞって言ったのは、どうせ人を含めると「幽香」というに決まっている
次にものを含めると「花、料理、ケーキ、甘いもの」って言うに決まっている
「そうだなぁ~人に踊らされることと、人を躍らせることだな」
そこで言葉を区切り、こちらを見る
やっぱり…予想通りの答えが返ってくる
「さあてと…そろそろ進めようか」
そういいながらならない指パッチンをする
ならないならしようとするなよ…
その瞬間俺の目の前に扉が現れる
俺は扉のドアノブを右に回す…
あとは前に押すだけ…と、その前に…島夢に聞いておきたいことがある
「島夢、今の俺…何年後の俺なんだ?」
「知りたいか?」
「ああ」
まあ気になるしなぁ…
だって自分がどういう存在になったのか大体わかるじゃん
島夢は、ニヤニヤしながら
「約2億年後だ」
「は?」
二億…?桁をいくつか間違えてないかい?
待て、二億年も俺は生きるのか?
それは色々まずくないか?
「いや、正確には、二億年後もしお前が生きていたらという、仮定を作り出したわけだ」
なんじゃそりゃ…
なんて薬だよ…すげぇな
ああ、よく考えたら作るのを手伝った人たちを考えてみたら…結構できそうな気がする
「まあ、それでも晴夢は10億年、お前は2億年と…まだアンフェアだな」
「いや、十分だ…」
そこで言葉を区切り、俺は雪那に向かって言う
「それじゃあ、行って来るぜ」
雪那は微笑を浮かべ
「はい、行ってらっしゃい、気をつけてくださいね」
そう言った、俺はそれを聞きながら扉を開けて入る、その瞬間光に包まれる
この言葉が聞ければさ…なんだってできる、絶対に帰ってこようと思えるな
晴夢さんがいた…
真っ黒い空間の中で、横に長くさらに、そこそこ長い階段の上でなんか…魔王とかが座ってそうな椅子に座って頬杖を付き、待っていた
俺に気づくと、ゆっくりとした動作で頬杖をやめ、俺の方を見るが、椅子からは立たない…
「よく来たなぁ…待ちくたびれた…とは言わないが、ちょっと遅かったんじゃないか?」
晴夢さんはニヤリ、としながらそういう
なんというか…もう…完全に…
「晴夢さん、ラスボスみたいですね…」
「んじゃぁ、ラスボスみたいに振舞おうかね」
クツクツと晴夢さんは笑う
晴夢さんは霊力、妖力、神力、あと不思議な力を垂れ流しにしているので、正直元の世界だったなら今頃天変地異でも起きているだろうか…
いや、もっとひどいことになっているかもな…
その圧倒的な力も相まってまさしくラスボス
勝てる気がしない…いや、勝とうと思えないな…
普段の俺なら…だけどな
今なら…勝てる…と断言はできないけど…戦うことはできそうだ
「さあて…」
そういいながら晴夢さんは立ち上がり…
階段の上から俺を見下ろす
晴夢さんの目で殺気を出しながら見られると、今の俺でもゾクッとする
普段の俺ならどれだけ恐ろしかったのだろう…?
「楽しませてくれよ」
そんな声がすぐ近くで聞こえた…
なんで?今、階段の上にいたはずなのに…
一瞬で距離を詰められた、声が聞こえたころには晴夢さんの右腕が振るわれていた
霊力で強化した左腕でそのフックを受ける
その瞬間、俺のなかを衝撃が通り、右側へ衝撃が飛ぶ、そのまま周りの真っ黒い空間は砕け散り、そして白い空間にかわる
階段も、椅子も同様に砕ける
晴夢さん…明らかに威力強すぎ…
「ちゃんと受け止めてくれたな…さあ、お楽しみはこれからだ」
晴夢さんは心底楽しそうに三日月のような笑みを浮かべた
Side晴夢
いいね…いい!
さいっこうだ!
本当に本当に楽しい…!
はじめてみたときから思ってたんだ、こいつは強くなるって…!
俺はそう考えながら、大夢にラッシュをかけている
大夢はそれを防ぎながら、たまに当たることが決まっているかのように避けずらい攻撃を放ってくる
基本は霊力弾だな、いや…妖力と霊力を絶妙な割合で混ぜてある
普通なら反発しあって一瞬で離れるのにな…
すごいコントロールの制度だったな
その攻撃には毎回当たっちまう…
俺の攻撃がすべて読まれてるみたいな防ぎ方だ…
俺の動きは読まれてるって考えた方がよさそうだな
大夢からの攻撃の威力がやべぇ…綺麗に圧縮されていて、大きさはそんなにないが、威力はそれを元の世界で一発撃つと、大国が一つ、二つほど更地になるほどだ
しかも霊力コントロールが上手く、そのすべての威力が俺の中で爆発する
それのおかげで毎回毎回受けるたびに死ぬ
この威力でただの霊力弾なんだから笑えない、いや、笑ってしまう強さだな
本当、強いなぁ…しかもまだまだ隠しだまを持ってそうだな…
「代償『諸刃之剣』」
気づいたときには斬られていた
はえぇ…!
左肩から右腰まで、綺麗にすぱっとやられていた
更に斬ったところから弾幕が発生、大ダメージだ
何回死んだかわからん…
身体能力強化が凄まじいな
しかもあの蒼い剣…やばいだろ…あれ…
「スサノヲの神器並みの強度、攻撃力だけならそれ以上…か」
まあ、スサノヲの天之羽々斬は剣自体に能力がある分、武器として優秀だけどな
それにしたってだ…神器並み…それも最上級の神器に並ぶようなものを霊力を圧縮するだけで作るのかよ…
常識はずれな…
まあ、そろそろ俺も…
「大夢、こっからは能力を使わせてもらうぜ?そっちもその剣を出したんだからな」
「ええ、どうぞ、できれば…ですけどね」
できれば…?どういうことだ…?
大夢の言葉に疑問を抱きながらも霊力捕食をデフォルトにもどす
普段はかってに捕食するんだが、任意で止めることができる
それを使って、大夢の腕試しのために能力使用をなくしてたんだが…
そんな手加減いらないくらいに強いって分かったからな…
でも、どういうことだ? 今の『できれば…』というのは…
能力の使用を封じることが出来るのか…?
いや、俺は自分の異常を喰うから、意味がないはずだが…
「ふっ!」
大夢の不思議な言葉にすこし考えていると大夢が距離を詰め、諸刃之剣で斬ってくる
はやすぎる! 軽く光超えてるだろ!? Hey! 一般相対性理論はどうしたんだよ you!
でもまあ、当たっても霊力でできた剣なら喰える…!
「グッ…あ…!」
首を消し飛ばす勢いでぶった切られた…
そしてそのまま剣から出た霊力弾の弾幕で何回も死ぬ
な、なんで…?
能力が発動していない!?
そう思いながらも距離を開ける
じゃないとそのままズバズバ斬られそうだ…あんなでかい剣持ってんのにはやすぎるし、太刀筋も実に避けにくい
どう斬れば避けにくいか完璧にわかってるみたいな斬り方だ
距離を少し取って大夢に話しかける
「いてぇ…今俺になにをした…?」
「別に、晴夢さんにはなにもしていませんよ」
『晴夢さんには』…ね
つまり他になにかしたと…?
そう考えてもよさそうか?
それにしても想像以上に強いな…
能力を防ぐ…それも状態異常を受けない俺に対して…だ
しかもあのはやさと、パワー
いやぁ…実に面倒な相手だ…
そして…本当に…
「楽しいねぇ…最高だ」
この肌がピリピリする感覚
相手の殺気や霊力で感覚が刀みたいに研ぎ澄まされる感じ
常に相手に意識を向けながら、精神がギリギリと削れて行く心地よさ
本当に…最高だ、最高で最良で最幸で最楽で最喜の瞬間だよ!
やっぱり殺し合いは…
「最高だぜ」
Side大夢
やっぱ…こえぇな
あんだけやられて楽しそうに笑えるなんて…な
俺にはちょっとできないなぁ…
今は晴夢さんを押してるから大丈夫だけど…
あの笑いを見せられるとちょっと自身なくなるなぁ…
距離を詰めて斬る、そんな単純な動作を繰り返す
晴夢さんがどう攻撃すれば避けにくいか、雰囲気で大体わかるし、晴夢さんがどう攻撃してくるか、雰囲気で大体わかる
未来予測みたいだな
そして、この諸刃之剣は制限はない
霊力量は増えているからな
時間制限もないし、威力もすごいことになってるだろう
妖力まで織り込んであるからな…
しかもこれは弾幕ごっこじゃないので、スペカが減ることもないだろう
つまり、諸刃之剣は正直名前だけだな
代償払ってないし
考えていると、晴夢さんが距離を詰め、右ストレートを俺の顔に撃って来る
はやいな…けど、どこに撃たれるか、あらかじめわかっていれば避けるのはたやすいし、反撃にも移れる
「ぐぁッ…」
晴夢さんは上半身と下半身でわかれて吹っ飛んでいく
そしてすぐに再生する
このまま戦っていれば…大丈夫、勝てるかな…
晴夢さんは再生して立つ
三日月のような、狂気的な笑みを浮かべて俺を見つめる
「クッハハハハハハハハハハ!! もう本当に! 強い! 楽しい! もう嬉しくて嬉しくて… そろそろ本気で動くぞ? 能力の使用はできないみたいだし…」
能力の使用ができない…
まあ、晴夢さんはなんで使用できないかの理由がわかっても防ぐことはできないしな
正直、晴夢さんに能力使われると、俺の戦闘スタイルじゃ勝つのは難しい
なら使わせなきゃいいだろ…ってことだ
「空間を喰う衝撃も使えなかったし」
んなもん使われたらやべぇだろ…
いや、防ぐ術はあるけどあまり撃たれたいものじゃない…
能力は使えないから大丈夫だな
「だから、全力で動くことにした」
晴夢さんはそういい、両手を広げる
? 全力で動く?
「そら、ちゃんと避けろよ」
いやな予感、いや、雰囲気がして諸刃之剣で右側をガードする
その瞬間衝撃が来る
「ぐっ…あ…!」
「クッハハハ、良く防いだ、どんどん行くぞ!」
マジかよ、雰囲気で予測できたから防げたけど、見えなかったぞ!?
冗談だろ!?
うわっ、しかもどんどん行くとか言ってるし
はやすぎるし、一撃一撃が重過ぎる…!
「クッハッハハハハッハハハハッハハハハハハッハハハッハ!! 」
やばい、ラッシュかけられてるのはわかるけど、はやすぎて見えない
雰囲気にしたがって動いてなんとか防げている
一撃でもかすったらやべぇ…!
能力なしでもこれかよ!
反撃する暇がないじゃねぇか!
「さあ、どうした!? 反撃しないのか!? もっと激しく苛烈に凄まじく殺り合おうぜ! クッハハハハハハハハ!! 」
スイッチ入っちゃったかのようにラッシュラッシュラッシュ!
防ぐのが精一杯というか、このままじゃやばい、いつかかならず当たる
クソッ、『次の手』を使うしかないな
能力なしの身体能力だけでこれはおかしいだろ…
Side晴夢
「ふっ!」
さっきまでラッシュかけていた力より、更に力を入れて回し蹴りで大夢に当てる
蹴った瞬間、ボッ! とかそんな感じの音がしているが…
そして吹っ飛ぶ
吹っ飛んでいった体を掴み、地面に叩きつける
馬鹿でかいクレーターが一瞬でできる
「ん~…ちょっと呆気なかったな…」
大夢は気絶していた
まあ、俺が全力で蹴ったのと、地面に叩きつけて気絶で済んでるんだから十分強いか…
でも、少し期待はずれだな…いや、十分戦ってくれたか…
「なにが呆気なかったんだ? 晴夢さん」
「!?」
俺の少し後ろからそう声を掛けられる
振り向いた瞬間、俺の体は剣によって二つに裂かれ、剣から出た弾幕にぼろぼろにされていた
「ぐぁッ! …クッ…!」
斬られた方を向くと、大夢が立っていた
一切の油断なく剣を構えている
なんだ…? 確かに気絶していたはず…
大夢が気絶していたところを見ると、大夢はいなかった
幻覚?
いや、俺を幻覚にかけるのは不可能だ
俺に異常があれば、問答無用で捕食する…
そう考えているときも大夢が斬りかかって来る
それを冷静に避ける…!
「ぐっ! 」
避けたはずなのに俺は命が減る
なんだ?今何が起こっている?
自分の体を見ても外傷はない
なのに何回も死んだ?
なんだ?何が起こってる?
「せぁッ! 」
大夢はそんな俺の思考もお構いなしで連続で斬る、斬る、斬る
そのすべてを避けているはずなのに何度も何度も死ぬ
なんだ? 何が起こっている?
やべぇだろ…これは…こののままじゃなにもできずに負ける…
こんなのはじめてだ…
なにもできずに負けるかもしれない
相手の攻撃は避けても当たる
俺の攻撃は当てても避けられる
何がなんだかまったくわかんねぇ
こんなこと考えてる今でも現在進行形でどんどん命が削られていく
ああ…やばいな…
自分に何が起こってるのかわからなくて、ただただ一方的に…ただただ作業のように…
俺の攻撃なんて障害になりもしない
ああ…もう………本当に…
「最高だ、最高だぜ…大夢」
剣にぶった切られても、地に足をつけ、しっかりと立ち、大夢を睨む
自然と口が吊りあがっていくのがわかる
疑問の顔がどんどん笑みに変わるのがわかる
ああ、最高だ
自分に何が起きていて…自分はどう動いているのかもわからない
ここまで一方的にやられたのははじめてだ…
ちょっと伝わりにくいかもしれないが、ここの世界に入ってもうすでに結構時間がたっている
数日単位でな
まあ、外の世界じゃ数分なんだろうが…
俺の命の数はもうすぐ16億を切るところだ
ああ、本当に強い
嬉しい、楽しい、幸せで、至福の瞬間だ
もう、
いや、自分の女たちといるときもこれくらい楽しいかもな
まあ、なんにせよ
さいッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッこうだ!!
「クッ…ククク…クックック…クッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!! 」
大夢にズバズバ切られながら大爆笑する
「いやぁ…最高だ! 楽しい! やべぇよ…本当に」
こうしてしゃべってるうちにもどんどん攻撃されてるが…
何度も何度も死ぬ
だがそんなもん知るか
ああ、もう…最高すぎてやべぇよ
頭んなかトリップしちまいそうだぜ
痛みも確かに戦闘の醍醐味、これがなきゃ戦闘じゃねぇ…だけどさ
「やられっぱなしってのもなぁ…」
まあ、別にボコボコにされるのは嫌いじゃないさ
まあ、俺の恋人に危害がいかないのなら…だけど
ボコボコされてもそれも戦闘の一つだ
楽しいさ
ちょっとMの気もあるだろうしな、俺
同時にSの気もあるけど
「ああ、大体わかった…なんで俺は大夢の攻撃が避けられないのか…そしてなんで俺の攻撃が効いていない…いや、当たっていないのか、能力がなぜ使えないのか」
ああ、わかった
ちょっと楽しくてトリップしかけてたときに気づいた
俺には幻覚が効かない
霊力の影響も、妖力の影響も、神力の影響も、それ以外の力の影響も…
そして能力の影響もだ
だがこれは明らかに異常だ
大夢は剣を構えたままこちらを見る
「確かに、俺には状態異常は効かない…
俺は言葉を区切り
大夢を見つめる
自分の表情筋を制御できるようになろうか…?
なんかずっと笑ってる気がする
まあいいや、こんなに楽しいんだ、笑わなくちゃおかしいよな
「お前は俺の能力を封じたんじゃなくて、
俺は自分で自分に動きを制限していた
俺自身の意思に関係なく…な
「さらに、俺の攻撃が当たらないことや、絶対にお前の攻撃があたること…これは俺の頭では避けていると思っても体は動いていない、そうほぼ幻覚状態だ」
大夢はじっと俺を見つめる
表情筋すごいな、あいつ、無表情を貫いてるよ…
俺とは真逆だな
「何度も言うが、俺に幻覚などの異常は効かないんだ」
大夢もちゃんと待ってくれてるあたり一応聞いてくれるみたいだな
このまま俺が考えたことを言うとしよう
「俺じゃなくて俺以外のすべてに状態異常をかけたな? いや正確には違うな、どこにでもあってどこにもなくて、常に人に影響を及ぼしているものを…操ったんだろ?」
どこにでもあってどこにもなくて、常に人に影響を及ぼしているもの…
それはなにか?
簡単だ
「つまり…雰囲気だろ?」
俺は大夢にそう聞く
大夢はふぅ~と息を吐いたあと俺を見て
「ええ、当たりです、言いましたよね? 『晴夢さんにはなにもしていない』と」
「ああ、言ったな」
つまり、俺は雰囲気に流されてたわけだ
俺だって雰囲気にしたがって生きている
いや、無意識に従ってるんだ
雰囲気に従わずに行動することなんてできない
みんななにかの雰囲気に従って生きている
どんなに予想外な行動を取ろうとも…だ
世界を作った奴らも雰囲気に従うし、どれだけ強くても雰囲気にしたがっている
死者でさえも…な
どんなおかしな行動を取ろうとも、雰囲気に従っている
雰囲気に従わないものなんてこの世界に存在しない
世界そのものでさえも雰囲気にしたがっている
どんな行動を取るときも雰囲気に従ってるわけだ
大夢は雰囲気を操り、俺を従わせた
俺は避けたと認識していても、大夢から見れば避けていない
俺だけが避けたと思っていただけで、それは本当や攻撃が当たっているのに、雰囲気に従ってそう思っただけ
攻撃したときも当てたと思っていたが、雰囲気にだまされたわけだ
いや、俺が自分で都合のいいように解釈しただけなんだろうな
これは…最強の幻覚…いや、幻覚じゃないか…
能力が使えないのは無意識に雰囲気に従って能力の使用を自分で封じているから
こりゃ…まいったね…
自分で自分の行動を制限してただけなんだもんなぁ
そして…これの仕組みがわかっても防ぐ術はない
なぜなら雰囲気に抗おうとするその行動も雰囲気に従った行動だ
なにかを行動しようと思えばその時点で雰囲気にのまれている
いや、行動しなくても常にのまれていると考えたほうがいいな
だからこそ大夢はまだ余裕の表情なのだろう
でもさ…これだけやっといて本人はこれを能力だと認識してないみたいなんだよな…
これも雰囲気のせいなのだろうか…?
「大夢、本当に最高だよ…本当に…楽しすぎるぜ…」
「そうですか、楽しんでいただけて何よりです」
ああ、楽しい…けどさ
そろそろ終わりにしないとな…
「大夢、これで最後だ、行くぞ」
Side大夢
「大夢、これで最後だ、行くぞ」
?晴夢さんはそういいながら目を閉じた
何をする気だ?
防いだほうがいいのだろう
雰囲気を操って今しようとしていることを晴夢さん本人にやめてもらおうと思った…その瞬間晴夢さんは目を開ける
ゾクッと…した
見られただけで…この人はやばい…そう思った
「雰囲気を操って止めようとしたか? ああ、ちょっと無理だ」
怖いとか、恐ろしいとか、そういうんじゃない…やばい…
今のこの人はやばい…
「さぁて…これが俺の本気だ、あんまりならないんだぜ?この状態、これが全力全開、出し惜しみなしの…全身全霊だ」
やばい、今まで維持していた、諸刃之剣は霧散した
いや、違う本能的にすべての…自分の持てるすべての霊力、妖力を防御…というか、相手からの威圧を防ぐために使っている
さっきまで馬鹿でかい霊力や、妖力や神力、その他の力が漏れ出していたのに、今は完璧に遮断している
逆にそれが怖い…
「どうした? こないのか? 」
しゃべりかけられただけで…
動けない、怖い、体が震える
本能的に勝てないってわかる…
もう気絶してしまいそうだ…霊力、妖力をその威圧を防ぐためだけに使っているのに…だ
息が出来ない
「そうだなぁ…この状態の説明をしてやろう、後一回俺の心臓を潰せばお前の価値、俺は死ぬ、命が一つになったってことだな」
あと一回殺す?
この人を…?冗談だろ…?
無理だ
今のこの人は…やばい
「ただし、俺は今までの
これが…晴夢さんの奥の手か…
これが…晴夢さんの全力か…
勝とうだなんて思えない
そもそも、逃げるという選択肢でさえできない
けど…晴夢さんに奥の手があるように…俺にも…
「奥の手は…あるんだ」
そう呟いた瞬間、神力がほんの少しだけ出る
そのほんの少しもちゃんと遮断する
よし、ちゃんとコントロールできる
「神力…か、だけど…その程度の神力じゃダメだぜ?」
「その程度…ですか…言ってくれますね」
神力を出したことで普通にしゃべれるようになってきた
晴夢さんはいつも通り、狂気的な三日月のような笑みを浮かべている
いやぁ…楽しそうだ
「晴夢さん」
「大夢」
「「行くぞ!」」
その瞬間二人とも自分の中に遮断していた力をすべて解放して外に出す
俺は出した神力を四割圧縮して諸刃之剣を作り、あと六割は…
「友符『駆け抜ける雰囲気』」
足に集める
世界の崩壊が始まる
耐え切れなかったみたいだな…
あと数分で世界は壊れる…か
「その神力の量…そして何よりそれすべてを制御するコントロールの上手さ…すげぇな…。
けど、その神力…その量は…イザナギたちを軽く上回ってると思うんだが…」
俺はそれを聞いて苦笑して答える
「ええ、でしょうね、この神力は………この世のどの神の神力も越えてるはずですから」
「へぇ~…いや、そういうことか…俺にやったのとまったく同じことをしたんだな?」
そう、晴夢さんにやったように、全世界の雰囲気を操った
そして、全世界に存在する…
冥界も地獄も天国も含まれる…
すべてに存在しているモノから信仰心を貰っている
人も妖怪も神も月人からも…動物も死者も植物も物からでさえも…
そして更に神からの信仰はその神に存在している神力分すべてプラスされている
つまり、全世界の神+この世に存在するすべてからの信仰心の神力だ
無論みんな自分が何かを信仰していることなど自覚していない
無神論者でも信仰してもらっている
そのすべての神力を 代償『諸刃之剣』 と 友符『駆け抜ける雰囲気』に使った
そんなことして大丈夫か?いや、ダメに決まってるでしょ?
多分、一回しか諸刃之剣を振れないよ…
ここまでコントロールしたんだから褒めて欲しいぜ
まあ、これで終わらせるけどな、この一撃で終わらなかったら俺の負け…
崩壊する世界で二人は笑みを交わす
同時に地を蹴る
蹴った地は、世界の崩壊に巻き込まれ、ひびが入り、砕ける
諸刃之剣を槍投げのように全力でぶん投げる
一直線に晴夢さんに飛んでいく
晴夢さんも流石に驚いたのか、避けれなかったようで右手で受け止める
だが…笑っている
友符『駆け抜ける雰囲気』の脚力で走る
「絶技『明鏡止水』」
ぶん投げたせいで少しコントロールが甘くなり、神力が漏れ出した諸刃之剣…
その漏れ出した神力を遠隔操作して明鏡止水を作る
四季映姫のときと同じ要領で明鏡止水を蹴る、蹴る、蹴る、蹴る、蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る
そしてその加速力のまま最後に明鏡止水を操作して一枚の巨大な明鏡止水の鏡を作り
それをぶっ壊す勢いで蹴り
「ふっ!」
晴夢さんが受け止めている諸刃之剣の柄に向けて飛ぶ
俺の後ろでは明鏡止水が砕け散っている
「そらぁああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
その速度そのままで柄を蹴る
晴夢さんはその威力を受けながらもギリギリと押し込まれる諸刃之剣を受ける
世界は崩壊を続け、もう晴夢さんと俺のいるところ半径20メートルくらいの足場と、周りにぽつぽつと足場があるくらいであとはよくわからない、変な色の空間だ
俺はまだ諸刃之剣の柄に乗ったままでなんとも柄を蹴って押し込もうとするが晴夢さんは笑ったまま諸刃之剣を受け止たまま動かない
「楽しかったぜ、大夢」
そう晴夢さんの声が聞こえた…そして…俺の意識は暗転した
Side晴夢
「ふぅ~…俺の勝ち…か」
気絶した大夢を背負って空間を喰い、帰り道を作る
能力は使えるようになっていた
ん?最後何をしたか?
簡単だ、大夢の限界が来るまで耐えて、限界が来て、俺の能力が使えるようになったから神力をすべて捕食した…いや、神力を…でななく意識と周りの空間…雰囲気、ほぼすべて喰っちまったからな…
あ~あ…無駄に神力増えちまった…
大夢を背負ったまま真っ黒い道を進む
俺が空間を喰って、元の世界に戻るまでの帰り道だ
男を背負う趣味はないんだけどな…
まあ、これくらいはやるさ、これだけ楽しませてくれたんだ…
大夢…強かったな…
でも…まだまだ強くなるんだろうな…
こいつのおかげで神力がおかしなほどの量になっちまったわけだが…
まだまだ強くなるんだろうな…
まあ、まだ俺も命一つの状態のとき、ほとんど動いてないからな、俺から攻撃してりゃ勝てただろうから…
まだまだ負けないな
ちなみに今の俺は複数の命を持っている状態に戻っている
一度なったら十分くらいしかあの状態でいれない
任意で戻ることはできない
一度なったら数日間なれない
ってのが条件だ
大夢はすぅすぅと寝息を立てている
ああ、楽しかった…
いやはや随分と強かったな…
これだけは言って置かないとな
「お前は強いよ また戦えることを 楽しみにしてるぜ? 大夢」
「はい 次は 勝ちます 晴夢さん」
やっぱり晴夢さんは強かった
まだまだ底が見えないね…
一応書いてありましたが大夢くんは晴夢さんのことを尊敬しているので認められたのはとても嬉しいかったようですね、最後の「お前は強いよ」はとても嬉しかったようです
では、感想返しなどは明日行います
ただいま、みなさん