東方雰囲気録   作:島夢

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 薬にも毒にもならないほのぼの話。

 大夢くんに少しくらい休息があってもいいじゃない。という感じですね。

 感想ありがとうございました。

 ゆっくりしていってね!


118話 毒にも薬にもならないほのぼのな話

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「雪那~そろそろ出かけるぞ~?」

 

「はい、すぐ行きます」

 

 

 俺は玄関で雪那を呼ぶ。

 雪那の声が家の奥から聞こえてくる。

 

 ちなみに今から向かうのは博麗神社。用は特にないけどすることがないからな…。

 

 今日は慧音が「大夢は異変解決したんだから疲れを取ってこい、雪那は大夢の疲れを取るのに必須だろう?」といって寺子屋での授業を休ませてくれた。

 

 俺の疲れを取るために雪那が必須って…どういうことだよ…。

 いや、なぜか否定することはできないけど…。

 そんなことを考えていると、雪那が玄関まで来た、そして靴を履き一緒に家を出る…。

 

 

「それじゃ、行こうか」

 

「はい」

 

 

 俺と雪那は博麗神社へ向かって歩き始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何しに来たのよ…あんたら」

 

 

 霊夢が半眼でそう言ってくる。

 何しにって言われても…暇なんだよなぁ…。だから来たんだけど…。

 その半眼は俺と雪那だけではなく、白黒魔法使い、魔理沙にも向けられている。

 

 

「いやぁ~私は普通にいつも通りここに来ただけだぜ?あとお茶ぐらいだせよ、霊夢」

 

「今金欠でお茶ないのよ」

 

「じゃあ、その手に持ってる湯呑の中身はなんなんだぜ?」

 

「お湯よ」

 

 

 一連の会話の流れを聞いて霊夢の生活がどれくらい厳しいかわかった…。

 湯呑にお湯入れて飲むのか…。

 

 

「霊夢?お茶の葉をみんなで飲もうと思って家から持ってきたのですが…。いりますか?」

 

「ホント!?うん!欲しい!雪那ありがとー!!そこにいる白黒とは大違いね!」

 

 

 ふむ、雪那はお茶を持ってきていたのか…。

 とか考えていると雪那は俺の方を向いて聞いてくる。

 

 

「霊夢にお茶をあげていいですか?大夢さん」

 

 

 なぜそれを俺に聞く…。

 二年くらい過ごしてるから忘れそうになるが、あの家は俺の家なんかじゃなくて雪那の家なんだから…。聞く必要ないと思うんだが…。

 俺、ただの居候だしさ…。

 

 

「うん、いいんじゃないか?というか、雪那の家のお茶だし、俺は居候なんだから、雪那が好きなように使えばいいと思うけどな」

 

「え?」

 

「え?」

 

「え?」

 

 

 雪那と霊夢と魔理沙が一人ずつ順番にそういった。

 変なところコンビネーション上手いな、おい…。

 

 

「あんた、まだそんなこといってたの?」

 

「それ本気で言ってるのか?だとしたら、鈍感すぎるんだぜ…」

 

「うぅ…なんだか寂しい気持ちになります…大夢さんは居候なんかじゃありませんよ」

 

 

 ふむ、なぜ俺はみんなからこんなに責められるのだろうか…謎だ…。

 まぁいい。正直、今に始まったことじゃないからな…。

 

 それは置いといて…。

 

 

「お茶があるんだったらみんなでお茶でも飲んでゆっくりしないか?」

 

「おぉ!それがいいんだぜ!正直喉が渇いて仕方がなかったんだよな!」

 

 

 魔理沙の変わり身がめちゃくちゃ速い、喉かわいてたんだな…。

 魔理沙はじりじりと霊夢に詰め寄る。その鋭い眼光はお茶を捉えている…。

 お茶というかお茶葉だけど…。

 

 

「まぁ、たくさんあるみたいだし…別にいいわ」

 

 

 霊夢の許可も下りたから。お茶の準備するか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 四人でお茶飲み中…

 

 

「あやややや?昨日までお茶なんてなかったのにお茶があるなんて!しかも三人に振る舞うなんて、霊夢さん、ついに頭が…」

 

「おいこら鴉、今日の晩飯の焼き鳥にすんぞ?」

 

 

 突然現れた文に霊夢は怒りながら札を取り出し、文に投げつける。

 文はそれを慌てて避ける。

 

 札結構速いのにしっかり避けてる文…。

 

 

「じょ、冗談ですって霊夢さ~ん!これくらいのお茶目許してくれてもいいじゃないですか!」

 

「あんたね~…それ冗談じゃないから、リアルに起こりそうなことは冗談って言わないから」

 

「リアルに起こりそうって自覚しているあたりがなんとも言えませんね…」

 

 

 霊夢、何が原因で自分の頭がおかしくなると思ったのだろうか…。

 ストレスか?

 

 

「みんな飲み終わったようですので、湯呑を片づけてきますね」

 

 

 雪那はそういって、お盆に全員の湯呑をのせ、台所の方へと歩いていった。

 そして文と霊夢は未だに追いかけっこしている。

 魔理沙はそれを見て楽しそうにはやしたてる。

 

 

「いいぞ~!退屈だったんだ、楽しいからもっとやるんだぜ!」

 

「煽るな煽るな…」

 

 

 というか、霊夢が弾幕まで使いだしたぞおい…。

 あんまり暴れすぎて雪那の怒りをかわなければいいが…。あれ?これフラグ…?

 

 

「喰らいなさい!」

 

「そういわれて喰らう人がいますかって!」

 

「片づけ終わりました…よ」<ガシャンッ

 

 

 はい、フラグでしたね。

 今何が起こったか?

 

 霊夢が陰陽玉投げる→文が避ける→丁度雪那が戻ってる→陰陽玉が雪那の目の前を飛び、びっくりして手に持っていた湯呑を落とす→湯呑はバラバラに割れる。

 

 雪那はニコニコ顔のまま、霊夢と文を見て、静かに、だが確かに言い放つ。

 

 

「ちょっと来て下さい、少しお話をしなくてはなりません」

 

 

 雪那の笑顔って怒ると怖いんだよね…。

 怒ってる理由は危ないからそういうのは控えるようにしてほしいのと実際に被害にあったから少しびっくりしたから…だと俺は思うけど…。

 それにしても、あんまり怒らない雪那がなぜそんなに怒るのか…?少し疑問だ。

 

 

「あちゃー…霊夢と文、ご愁傷様だぜ。まぁ、雪那が起こるのは無理ないけどな」

 

「なんでだ?雪那なら、あれくらいなら怒らないだろ…?」

 

「そうだな、雪那も大夢がいなけりゃ怒らなかったかもな」

 

 

 …?俺がいたから雪那が怒ったのか?

 わけがわからん…。

 

 うぅん?なんで俺がいたから怒ったんだ…?

 

 

「きっと、もしあの陰陽玉が大夢にあたったら…とでも考えたんだぜ」

 

 

 うぅん…なんで怒ったのだろう?

 俺がいたからって…。俺嫌われた?

 

 それは嫌だな………………

 

 

「大夢、こりゃ聞いてないな…あー!暇になっちまったし、帰るとするかぁ~!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後、気づいたら魔理沙はいなくなっており、真っ白になった霊夢と文とニコニコ顔の雪那がいた。

 

 真っ白になった霊夢と文…何を見たというのか、絶望の淵へ叩き落されたかのような顔をしている。

 というより、『圧倒的ッ恐怖ッッッ!!』といったような顔をしている…。

 一体彼女らに何が起こったのか…俺には知る由もない…。

 

 というか、そんなこんなしているうちにもう日が暮れた…。

 

 博麗神社でだべっているだけで一日が終わってしまった。

 けどまぁ…楽しかったし、よかったかな。





 しかも短い。

 まぁ、それは置いといて…。

 みなさん!次回は久々にSAN値削りをかこうと思います!
 久々なので気合い入れて書くぞ~!

 次回も頑張って編みます!
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