The Rain Bringer Girl 作:うにうにうさぎ
新月の日になった。
一護は数日ぶりに登校した。
3年間、担任として面倒をみることにした越智は、一護の進路を心から心配していた。
『家を出る』
以外のことは、何も決められていなかった。
霊力を失った17ヶ月、無力な自分を忘れたくて助っ人部員となり、何でも屋で働いて、ひたすら金を貯めた。
国語が得意でシェイクスピアを好む一護に、越智は自分と同じ国語教師はどうかと提案していた。誤解されやすい外見で苦労している一護だからこそ、同じように迷っている子供に寄り添い助けてやれるのではないかと。
教師になるためには、大学に進学しなければならない。
霊力を失い、ただの人になったままの一護なら、そういう人生もあっただろう。
だが、一護は死神のチカラを、護る刃を、誇りを取り戻した。
――護廷十三隊に就職しようと思います。
頭の中でシュミレーションしてみた。
頭の中の越智は、目を白黒させて口の端をピクピク震わせていた。
『復讐からは何も得られない』
古今東西、映画やテレビの二時間ドラマでも嫌ほど描かれる結末だ。
一護は遂に宿敵グランドフィッシャーを倒した。
心は晴れたかというと、それほどでもなかった。
死神として虚を倒した。
それだけ。
グランドフィッシャーを討伐しても、一護の身代わりに母が虚に喰われた歴史は変わらないし、母の魂は尸魂界に還らない。
母は一護たち家族の記憶と思い出の世界だけで、永遠に若く美しい姿で生き続ける。
かつてチャドとインコのシバタを襲った虚は、生前から快楽殺人犯で、一護に斬られて地獄に送られた。
グランドフィッシャーの生前は知る由もない。
討伐したグランドフィッシャーから放たれた霊子の光が、かつてグランドフィッシャーに喰われた母と数多の魂たちであればいいと思った。
母の魂は大気を満たす霊子の一部となって、一護と家族たちを永遠に見守ってくれるだろう。
教室の外に広がる梅雨入り前の空は明るく、窓から心地よい風が吹いて白いカーテンを揺らした。
視界を閉ざした一護はグランドフィッシャーを構成する赤黒い霊圧の糸から、地獄を見た。
糸は、一護の霊圧を、一護の『後悔』『護れなかった恐怖』『苦痛』『絶望』の感情で固めて依った繊維のように感じた。
もう1人の一護は絶望を盾に取られて、自ら力を差し出した。
闇の処刑場で光を見た。
裂けた黒い雲間から刺した光がルキアだとわかった。
黒づくめの死神のくせに、光の名を授けられた存在。
魂の底に闇を抱える一護にとって、ルキアは紛れもなく光だった。
美雨は、家庭の事情で転校する設定にされた。
一護は美雨が別れを惜しむ男子生徒数人から花を贈られるのを目にした。
白が多く、時々ピンクと、赤いバラが交ざっていた。
花を抱えてはにかむ美雨は、いかにもお嬢様で、絵のように様になっていた。
廊下で一護に気付き、軽く手を上げ駆け寄ってきた。
「この時代の男の子ってロマンチストなのね」
美雨は笑った。
「美雨の世界は違うのか?」
「どうだろう? 雨竜はお母さんに、母の日と誕生日はいつも花を贈ってたかな」
「アイツらしいな」
***
放課後、美雨と一護の旅立ちを前に、織姫のマンションで美雨のお別れ会と一護の壮行会が企画された。準備が整うまで一護と美雨は追い出された。
美雨は来た時に着ていた聖桐学園のセーラー服に着替え、一護と商店街にやってきた。
白く大きなセーラーカラーと、後ろ襟の赤いリボンは、美雨の黒髪によく似合っていた。
美雨は一護に、ちょっと待って、とドーナッツの一坪店に駆けて行った。キルトで手作りしたウサギかイヌかわからないキャラクターの大きながま口財布から、この時代の小銭を出して、ドーナッツを購入してきた。半月前、未来の紙幣を出した美雨を追い返した店主は
「初めて買いに来た日は心配したが、ABCookieさんでよく働くし、安心したよ」と笑って、一個オマケしてくれた。
休憩ベンチに座って2人でドーナッツを食べた。
「織姫ちゃんに、何かお礼をプレゼントしたいけど、私が帰ったら記憶が消えるでしょう。身に覚えがない品が残ってたら困らせちゃうよね」
美雨は俯いた。
「少しだけど、残ったお金は織姫ちゃんの口座に入れてきたんだ」
「通帳で?」
「隠し場所なんてだいたい想像つくでしょう?」
美雨は悪気なく答えた。
美雨がこの世界での通貨を得るためにアルバイトをしたパン屋は、昨日が退職日だった。一護がグランドフィッシャーとの戦いで傷を負い、織姫が治療のために浦原商店に呼び出された時、織姫が美雨を浦原商店へ同行させたため、きちんと別れの挨拶が出来なかった。美雨は店長に改めて礼を伝えに行った。
店長は涙を浮かべて別れを惜しんでくれた。
次に美雨は布袋屋でぜんざいを3つ購入した。手土産を持って向かった先は空座総合病院だ。
美雨は迷いなく奥へ進んだ。
職員たちは、石田に似た面立ちから美雨を石田と見間違えたのか、誰も咎めなかった。
美雨は院長室と書かれた部屋の黒っぽい重厚な扉をノックした。
「パパ、美雨だよ」
気安さに一護は引いた。
一護は院長室に初めて入った。
石田は滅却師の誇りの色だと白を好む。石田の父はさらに重症で髪の色からスーツまで真っ白な姿をしていた。当然、白い内装を想像していた。だが部屋は、テレビドラマに登場する病院の院長室にありがちな、黒とダークブラウンを基調とした内装だった。
一護は黒い革張りのソファーで視線を泳がせた。
美雨は室内のエスプレッソマシーンで三人分のコーヒーと、ぜんざいを作った。
一護の砂糖の量に、美雨と石田の父は目を丸くした。
「甘党なんだね」
「あん? フツーだろ」
「お兄ちゃんは1杯だったよ」
「なんでオメーのアニキと比較すんだよ」
味覚は環境なのかぁ~、美雨はよくわからないことを呟いた。
布袋屋のぜんざいは、石田の父の好物だった。
「私が生まれたら、沢山連れて行ってあげてね」
美雨は織姫に似た顔でにこりと笑った。
石田の父は、美雨が別れの挨拶に来たのを察した。
一護は石田の父が幼い美雨の手を引いて、布袋屋の暖簾を潜り、喫茶コーナーでぜんざいを食べる風景を思い浮かべていた。
きっと親子に間違われるのだろう。
布袋屋のぜんざいは、一護には若干甘さが物足りないが、餡がつるりとして喉ごしがよい。老舗の名物手土産の味だった。
ルキアと妹たちと白玉ぜんざいを作った記憶が蘇った。
「朽木の塩」を投入した白玉ぜんざいは旨かった。
「お世話になりました」
美雨は石田の父に頭を下げた。
「私の世界でも、この世界でも、パパは美雨たちをずっと助けてくれる。パパが居なかったら、美雨たち野垂れ死んでた。本当にありがとう」
美雨は目を潤ませた。
「家族なんだ、当たり前だろう」
美雨は石田の父に抱き付いた。
石田の父は美雨を両腕で抱き留め、頭を撫でた。
石田と父親の仲は険悪そうだが、美雨とのやり取りをみると、石田の父は家族愛に溢れた人物に見えた。
美雨が顔を洗いに席を立ち、石田の父は複雑な表情をした。
「女の子はいいな」と呟いた。
「未来で会えるさ」
一護の言葉に石田の父は僅かに笑ったように見えた。
一護のケータイに、織姫からもう少し待つようにメールが届いていた。
美雨は小野瀬川の河原を散歩すると答えた。
夕方の小野瀬川は、広い遊歩道に犬の散歩やジョギングをする人が数多く行き来していた。
川風が美雨の短い髪を揺らした。
美雨は鬱陶しそうに抑える。
「短いと短いで大変だよ」
「あ?」
「私の髪、ずぅっと長かったの」
「へぇ……」
「ここに来ると、特異点の私自身が世界から『抜ける』ことになるでしょう。即『修正対象』だよ。だから浦原さんが、私の髪を使って、少しの時間、私の代わりをするダミーを作ったの。世界を騙す、最高の禁忌なんだって」
『死神の限界を越える』研究から『周囲の心を取り込み具現化する』チカラを持つ『崩玉』を発明した浦原だ。
『崩玉』は藍染惣右介の手に渡り、融合。災いの元凶となった。今更怖いものなどないだろう。
「浦原さんの装置が悪人の手に渡ったら、特異点を支配し、理に干渉して、全ての時空、並行世界を思うがままに出来るんだよ。怖いね」
美雨は自分の身体を抱いて身震いした。
「まぁそれも今夜でおしまい。ひとつよろしくね、黒崎くん」
美雨はポンと一護の腕を叩いた。
織姫から準備完了のメールが届き、2人は織姫のマンションに向かった。
***
織姫の部屋には、織姫、ルキア、石田、チャド、たつきが集まっていた。
狭いワンルームは満室状態だ。
壁には折り紙のモールや紙の花が飾られていた。
たつきには、美雨の家族が帰国し、一護が付き添いで送るのだと伝えた。
分かりやすい嘘について、たつきは何も言わなかった。
織姫のぞっとする見た目の手料理を、美雨は美味しそうに食べた。
一護とルキアは、石田が作った普通の見た目の手料理を食べながら、それぞれの心の中で、美雨と織姫の血縁を確信した。
美雨が織姫の娘だと意識すると、石田と織姫の間に座る美雨は、2人の特徴を上手く混ぜ合わせた姿をしていた。
当の織姫と石田は気付くことはない。
パーティーの最後に、織姫は美雨にカルトナージュを贈った。
箱を受け取った美雨は、ポロリと涙を落とした。
織姫も、笑顔でお別れしたかったのに……と言いながら、釣られてわんわん泣き始めた。
美雨は、この世界の通貨を入れるために作った、ウサギかイヌかわからないキャラクターのがま口財布を織姫に渡した。織姫は大事に胸に抱いた。
***
深夜、死神化した一護と美雨は、浦原商店の地下勉強部屋にいた。
尸魂界へ渡る門と同じ門が用意されていた。
浦原は、美雨の世界の浦原から預かったデータを使い、チューンナップしただけと説明した。
ルキア、織姫、石田、チャドが見送りに来てくれた。
織姫はずっと泣き続けていた。泣きながら笑おうとぐちゃぐちゃな顔をしていた。
美雨は困った顔で、織姫の背を優しく撫でた。
石田とルキアが心配そうに見つめた。
「時間ッス!」
「じゃあ、俺ちょっくら行ってくるわ!」
一護は門の前に進んだ。
美雨が並ぶ。
「ム!」
「気をつけるのだぞ」
「せいぜい死なないようにね」
「皆さん、お世話になりました」
美雨は頭を下げた。
「雨竜、」
突然呼ばれて石田はびくりと肩を震わせた。
「なに!?」
メガネのブリッジを抑えた。
「虚退治はいいけど、勉強も頑張ってね」
「……どういうことだ」
「ナイショ」
美雨は石田がよくするようにニヤリと笑った。
「み、美雨ちゃん……」
織姫が美雨の制服の裾を掴んだ。
美雨は織姫をぎゅっと抱きしめて、そっと離れた。
「ありがとう、幸せになってね」
美雨は迷いない足取りで、タンッとステップを踏むと、異界の門を潜った。
素早く霊子で道を形成した。
「浦原さん、後のこと、くれぐれも」
「お任せ下さい」
浦原はひらひらと手を振った。
美雨は頷き、一護に手を伸ばした。
「行こう、黒崎くん」
一護は美雨の手を取った。
「ああ!」
一護が門を潜ると、固定時間の限界を迎えた門は、静かに閉じていった。
「美雨ちゃん──!!」
門に駆け寄ろうとした織姫の肩を石田が掴んだ。
織姫が振り向くと、石田は首を横に振った。
次元の扉が閉まり、門柱に刺したUSBメモリーがボン!と爆発して四散した。
浦原は「ほう!」感嘆の息を洩らした。
「皆さん、ご存知の通り、美雨サンはこの世界の存在では有りません。アタシたちが美雨サンと過ごした記憶、美雨サンに与えられた、美雨サンの世界の情報、残した形跡は、じきに『世界』によって『修正』――消える事になるでしょう」
織姫は胸元で手を握った。
「黒崎サンは、美雨サンの世界の理のチカラを回復させた時点で、黒崎サンの不在に気付いたこの世界の理と、美雨サンの世界の理とで、向こうで何日過ごそうが、明日には戻ってきます。我々と同じく、美雨サンや美雨サンの世界の記憶を失った状態で」
深刻な表情をする織姫たちを和ませるように、浦原はヘラヘラとした態度を取った。
「祈りましょう」
ルキア、チャド、石田が頷いた。
織姫は赤い目のまま美雨に貰ったがま口財布を開いた。
赤いリボンを結んだ真新しい5円玉と、小銭が少し。折り畳んだ紙が入っていた。
紙を広げた織姫はしゃがみこんで号泣した。
石田とルキアが気付いて駆け寄った。
石田は織姫の手の紙をそっと抜き取って目を通した。
『いつかまた、私と会いたいと思ってくれたら嬉しいです』
「……? どういう意味だ」
紙をルキアに回した。
ルキアは複雑な顔を浮かべた。
「どうしよう、あたし美雨ちゃんに手紙で同じこと書いた。バカだよ美雨ちゃん、嬉しいに決まってるじゃん……」
ルキアはしゃがみこんだ織姫を抱きしめて、背中を叩いた。
「良かったな、井上。井上と美雨の縁が深ければ、また会えるかもしれないな」
ルキアは織姫と石田を交互に見た。
石田は織姫を心から案じていた。
美雨は未来の特異点。
時期が来れば、織姫と石田が結ばれて、必ず誕生する。
だが、それは織姫の一護への想いが叶わないことを意味していた。
ルキアは一護から修行中に、美雨の母親は再婚で、父が違う年の離れた兄がいると聞いていた。
30年後の世界での、一護の不在、一護の霊圧を纏った鎧の虚、石田の敗北。
ルキアは、美雨の世界で一護が『消えた』ことが、災厄の引き金に思えてならなかった。
美雨の世界の災いは、美雨の世界だけに留めて解決させなければならない。
この世界で同じ歴史を歩み、美雨の世界へループさせてはいけない。
これから先、一護たちに美雨の世界とは違う選択を選ばせる。
導けるのだろうか。
ルキアは小さな肩に重い重責がのしかかるのを感じた。
──『導く』? 『誰』を?
――俺をちゃんと尸魂界へ『連れて行って』くれ、
一護によく似た声だった。
だが、一護とそんな会話を交わした記憶は全くなかった。
ルキアは織姫を石田に託し、浦原商店に残った。
石田と連れ添って歩く織姫の後ろ姿は、未来で似合いの夫婦になると、容易に想像させた。
勉強部屋に残った浦原とルキアの元に、夜一、テッサイ、雨、ジン太が現れた。
「準備出来ました」
テッサイが報告する。
「何だ?」
「後片付けッス」
***
一護は、次元の狭間の中で美雨が作る霊子の足場の上をひた走っていた。
次元の狭間は断界と黒腔を足して割ったような景色をしている。
美雨と一護の前を椿鬼が導いた。
椿鬼は、織姫を襲った時は赤い紋が銀白になっている程度だったが、今は身体の端が白く染まっていた。椿鬼は美雨の滅却師の霊圧で維持されている影響だと説明した。椿鬼が完全に白くなった時、美雨の世界の織姫との霊圧リンクが完全に途切れ、帰る手段をなくすという。一護は、修行中に石田の矢をわざと受けて、斬月の先端が白くなった現象を思い出した。カビが生えたのかと心配したが、翌日は元の色に戻っていた。一時的なものだった。
「オンナが近い、出るぜ」
椿鬼がちらりと振り向いた。
「黒崎くん、捕まって!」
「あん?」
「浦原さんの門だもん。出た途端また空から落とされちゃう!!」
「お、おう!!」
身に覚えがある一護は美雨の肩に手を置いた。
美雨は織姫から貰ったカルトナージュをなくさないように、大事に腕の中に抱えた。
バンッ!
時空の門が開き、夜の空が広がった。
美雨の予想通り、門は遙か上空に開いていた。
地上の30年後の空座町は、人工の光で美しく浮かび上がっている。一護の世界の空座町と変わらないように見えた。
一気に落下する。
美雨は片手でポーチを引き寄せた。
目を丸くする。
「どうした?」
「銀筒、全部使っちゃってた……」
「――どうすんだよ!!」
「えっと……霊子で足場を!!」
「間にあわねぇ!!」
美雨は一護に抱きついた。
「ふえ~ん! やっと帰ったのにすぐ死ぬなんて……!!」
「諦め早すぎだろう!!」
――ヒナギク・梅厳・リリィ!
『三天結盾!!』
地上に叩きつけられる寸前で、橙色の結界が一護と美雨を受け止めた。
「きゃああ!!」
ぽよん……!
一護と美雨の身体はトランポリンのように跳ね上がり、激しく地を転がった。
「……いたた…」
一護を下敷きにして、美雨は腰をさすった。ハッとして、カルトナージュを探し、側に転がっている布張りの箱の無事を確認して安堵の笑みを浮かべた。
草のにおいがした。背後には見慣れた石造りの洋館が、人工の灯りに照らされていた。
「美雨――!!!」
柔らかい身体が全力で突進してきた。一護に乗ったままの美雨の身体は再び横に飛び、芝生の上をゴロゴロと転がっていった。
美雨はズレた眼鏡を直すことなく、ぎゅうぎゅう締め付けられるがままでいた。芝生まみれになってすすり泣く声がする。
「ただいま、お母さん」
一方、地に転がされた一護は伏せたまま首を捻り、息を飲んだ。
美雨が「お母さん」と呼んで、美雨に抱きついて泣いている母親は、頭からオレンジ色の布……ハロウィンの仮装をすっぽり被った、異様な姿をしていた。
── The Rain Bringer Girl・・・The end
To be Continued next story
最後まで読んでくださってありがとうございました。
美雨の母親が仮装大会で登場したのは、季節がハロウィンだからではなく、女心です。
一護はこのあと30年後世界をロクに見回らないまま、JK美雨と敵に捕らわれてアジトに連行される予定です。
このお話での出来事は、美雨が未来に帰還すれば『世界』の修正力によって、キャラたちの『記憶』から消されます。でも肉体の細胞にほんっっの僅かに刻まれた『経験』によって、原作とは違う世界に分岐する感じです。※二周目以降前提)
原作で並行世界が無数の砂粒の数実在していると明言されたので、並行世界の実在前提で書いていますが、世界を渡るルール『一つの世界に同一存在は一人しか存在できない』『並行世界間で著しい差異が起きないように”特異点”と呼ばれる、全ての世界線で共通して誕生する存在を設定して調整をしている』という設定は、私が勝手に考えた独自法則です。
ブリーチの世界は、織姫を筆頭に概念に干渉する強力な異能がしばしば登場しました。どれだけ強力な異能を行使しても山本源柳斎の腕を使った犠牲破道以外、一切代償が描かれませんでした。描かれる機会がなかっただけで実は代償があるに違いないと楽しく考察していましたが(略。
せめて自分の二次創作世界で、これまで考えてきた考察を描いていこうと思います。
二次創作オリキャラ・美雨について。
見た目はほぼ女体化した石田。目元や指の形など細かいパーツが織姫です。
プレッシャーに弱く、いじけやすい性格をしています。
石田家は身体は細いけれど強メンタルの楽天家だと解釈しているので、美雨も最終的に強い精神力を会得するポテンシャルを持っています。
この話に登場する美雨は苦労したので他の世界の同年齢の美雨と比較してしっかり者です。
ご趣向が合致される方にお楽しみ頂ければ幸いです。