博麗の巫女の式神   作:王者スライム

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ちょっと本編がなかなか進まないのでボツ案を更新しときます。
本編にはそんな関係無いです。


ボツ 一話
博麗の巫女の式神 ボツ


「クックッ……やっとだ……やっと完成した……。この術を使えば、俺は自由の身だ……あの主にもおさらば出来る……少し細工してからこの術を使い、逃走するとしよう……。主のおかげで資金もあるのだからな。俺の妖生はここからが始まりだ‼」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「霊夢様、俺が買い出しを忘れた為、この神社の食料がなくなりました。」

「え?今からお昼時なんだけど……どうするのよ?」

「今から買い出しに行くと同時に人里で食べるというのはどうでしょうか?今から買い出ししたところで間に合う訳がありません。どうせ金を出すのは俺なのでどちらでも良いのですが……。」

 

とある神社に二人の影。片方は博麗の巫女と呼ばれる人間、博麗霊夢。しかし、もう一方は人間と言える者では無かった。何故ならその者の頭にはウサギのような耳があり、そしてその間に角があったのだから。妖獣、そう言われるべき存在。何故、そんな妖獣が博麗神社にいるのか……答えは簡単、その妖獣が霊夢の式神であった。博麗柳、それがその式神の名前である。

 

「ああ、じゃあそれでいいでしょ。」

「では、準備をして参ります。」

 

その式神はそう言うと、畳を上に上げ、その下にある地下室へと入っていく。そして、出てきた時には狐の仮面を被って出てきた。

 

「……なんなのそれ?」

「狐の仮面です。」

「いや、それは分かるけど……何で仮面なんか被るのよ。」

「人里に行くときは被るようにしているんです。妖獣とばれないように。」

「いや、その角と耳でばれるでしょ……。」

 

正論である。例え、妖力を完全に消していようが人間にはあり得ないその二つの部分がある限り、人間と思われる事は無いだろう。

 

「……では、行きましょう。」

「あっ、うん。」

 

二人は神社を出ると空を飛び、人里の方へと向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おっちゃん、蕎麦二つ‼」

「あいよ‼」

 

とある人里の蕎麦屋に二人は来ていた。店の状況は満員とは言えないが、まあまあな人数のが来ている。

 

「しっかし、柳が食いに来るなんて珍しいな、気でも狂ったのか?」

「おいおい、おっちゃんやめてくれよ。今の俺が気が狂ってるように見えるか?見えねぇだろ?」

「それゃあ、そうだな。すまんすまん。蕎麦二つだろ?待っとけ、待っとけ。すぐに準備してやるからな。」

 

そう言うと、店主は奥の調理室の方に入っていった。

 

「……柳、口調違い過ぎない?」

「はあ、まあ確かに違うかもしれませんが……。私の主の霊夢様と普通の人間。対応が変わるのも当然かと。」

「まあ、そうかもしれないけど……そういえば柳ってここに来たことあるの?」

「来たことはありません。しかし、店主とは話した事があります。あの店主はああ見えて甘党でして、近くの甘味屋に良くいるのですよ。職務を放り投げて。」

「おいおい、柳。止めてくれよ。そんなこと言いふらされたら俺は困るぜぇ?」

 

と二人の会話に入る店主。否定はしないところから嘘ではないということがなかったら分かる。 

 

「しゃあねーだろ。あんたを紹介する事なんてそれとここの店主ってところしか無いだろ?」

「おっと、そりゃあそうだったな。失礼、失礼。ん?そういや、そっちの嬢さんは誰だ?」

「俺の今の主の博麗霊夢様だ。敬意を払えよ?」

「おお、巫女さんか。初めて見たぜ。これからもこの店をご贔屓にな。」

 

店主は目を見開き、霊夢を見る。そしてちょっと頭を下げた。

「そういや、店主蕎麦はまだか?」

「何言ってんだよ、柳。蕎麦(・・)ならお前のすぐそば(・・)にあるだろ?」

「おっちゃん、そういう冗談はいいっ……⁉」

「どうしたのよ、やな……⁉」

 

二人は目を見開いた。何故ならそこには既に蕎麦が置かれていたのだから。

 

「な?(そば)えてなんか無いだろ?うちは蕎麦(そば)切り色位明るく、理想は蕎麦(そば)粒山位高く、(そば)辺に知れわたる店を目指してるからな。外を見てみろ。蕎麦(そば)の木が植えてある。その理由はだ「そば、そばうるせぇよおっちゃん。」……おいおい、俺の話は終わってねぇのによ……まあ、いいや。早く、食っておけ。せっかくの蕎麦が不味くなる。」

「どうやって蕎麦を持ってきたのよ?」

「さあねっと……柳、ちょっと甘味屋に行ってくるわ。店番よろしく。」

「おい、他の客はどうすんだよ。」

「大丈夫、大丈夫。代金ならもう貰ってるからな。」

 

そういうと店主は手に持っている大量の小銭を見せびらかす。それを見た客達が財布の中身を見て、「いつの間に……。」「あれ、もう回収されてるのか。」「本当に不思議だな。」「これって窃盗じゃねぇの?」「代金の分しか取られてねぇし大丈夫だろ。手間が省けたと思おうぜ。」「ずっと財布は手に握ってたのに……。」「交換系の能力なら蕎麦と交換したなら財布の中に蕎麦が出てくる筈だし、誰にも気づかれすね盗むなんて不可能だろうし……ありゃあ、いったい何の能力なんだ?」

と客のそれぞれが呟いた。中には、これのトリックを解こうとしてる者も居るようだった。

 

「……いつの間に取ったんだ?別に代金の分しか取られてないからいいが……。」

「取ったなんて人聞きの悪い。俺はちゃんとお前らに払って貰ったよ。ここに金があるってことはそう言うもんだ。」

「悪い、ちょっと何言ってるかわからん。」

「ははっ、だろうな。じゃあ、頼んだぜ。」

 

そう言うとおっちゃんは店を出て行った。マジで意味不明なんだが……。

 

「……結構おかしい人なのね。」

「まあ、おっちゃんは自由だからな……。」

 

そんなことを思っていると突然外で人達が騒ぎ声が聞こえ初めた。

 

「外が騒ぎ初めたわね……。」

「少し様子を見てきます。」

 

俺はそう言うと外に出て、周りを観察する。するとほとんどの人間は空を向いて驚いている。俺も空を見てみるとそこには……紅い霧が広がっていた。これは恐らく異変だ。霊夢様に伝えなければ……そう思った俺は蕎麦屋に戻り、霊夢様の元へ駆けつける。

 

「霊夢様、異変です。空が紅い霧に染まっています。」

「……本当に?」 

「はい。嘘をつく理由などありません。」

「……なら異変解決に向かいましょうか。とりあえず適当に妖怪倒しながら霧が濃い方に行けばなんとかなるでしょ。」

「では、行きましょう。」

 

そして俺達は蕎麦屋を出て、人里からも出て、霧が濃い方へと向かう。今日で異変は終了するだろう。何故なら霊夢様が動いたのだから……何か忘れている気がするが……まあいいか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……店番頼んだんだがなぁ……。」

 

とある店主の独り言が誰も居ない蕎麦屋に響いた。




ボツ理由……何この店主、強そう。 

ちなみにこの店主は【結果を持ってくる程度の能力】を持っているという裏設定があったり、無かったり……。
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