破門ですか?よかったぁ!これで軍艦道に入れますよ! 作:如月 霊
よし!転生完了したね…って!ここ戦車の中じゃん!そう思った矢先に戦車の近くに敵戦車の砲弾が着弾した。
「車長!どうすれば!」
冷静になれ、冷静に。そう心を落ち着かせて指事をする。
「回避行動初め!急ぎ森の中に後退!」
「りょ、了解!」
操縦者が返事をするとみほの戦車はジグザグに後退し、森の中に逃げ込んだ。森に入ってすぐに洞穴を見つけて戦車をその中に入れるとみほは隊長の車両に通信を入れた。いやぁ~みほの記憶があってよかったですよ。分かったのは今は黒森峰の中での演習で敵は姉のまほが隊長をしているらしい。そして私のいる隊は劣勢というなのもとに負けかけていて残りは私と隊長車両を含む3車両のみとなっていた。
「隊長、こちら西住です。応答願います」
『こちら隊長車両。どうしました』
「私の搭乗する戦車の独断専行を許可していただきたく思います」
『なっ!何を言っているんですか!『変わりなさい』』
おっ!隊長さんのお出ましか
「隊長、西住車両の独断専行の許可を下さい」
『それを出したところで負ける事に変わりわないわ』
なんだ?負ける気でいるのか?バカだな。
「なら私が勝って見せますよ」
『…わかりました。独断専行を許可します』
意外に素直…
「独断専行の許可、ありがとうございます」
みほが礼を言ったところで隊長との通信が切れた。それを確認するとみほは搭乗員に作戦を伝える。
「隊長から独断専行の許可が出ました。下準備を開始しましょうか」
「砲塔を後ろに向けてからあのへこみに向けて前進してください」
「だ、だけどそれだと落ちてしまいますよ!」
「それでいいんですよ。それが作戦なんですよ」
「わ、わかりました」
反論した操縦員はしぶしぶながら戦車を進めてへこみに落ちた。戦車がへこみに落ちて戦車が斜めに傾いた。斜めに傾いたのを確認したみほは砲弾を装填してなにやら空を狙いだした。
「仰角上げ!+46°!」
みほは発射菅を握り、発射体勢を取る。
「撃てー!」
しばらくしてから発射菅を握り砲弾を空に向かって発射した。するとみほは懐中時計をポケットから出して数字を数え始めた。
「着弾まで…3…2…1…着弾!、今!」
みほはそう言うと懐中時計の蓋を勢いよく閉めた。それとほぼ同時に崖の上に煙が立ち上ぼり試合終了の合図が鳴った。
━━━━━ピィッ!ピィー!━━━━━━
『Aチームフラッグ車走行不能!よってBチームの勝利!』
やりました(キリッ!
すると搭乗員達の喜びの声が上がっていた。やっぱり勝利は戦略次第です!みほは搭乗員達の喜びを見ながら心の中でそう思っていた。