私の名前は熾凍龍   作:りふれいむ

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思い付きで書いたため、続くかも分からないうえにどこへ向かっていくかもわかりません。こんな駄作で良ろしければ、お付き合いください。


第0話   転生

 俺は・・・気が付いたら、周り一面を白に囲まれた部屋にいた。あれ、俺なんでこんなところにいるんだっけ?

 別に死んだ記憶なんてないんだけどなあ。見た限りこの部屋にはドアとかが一切ないから、出ることもできないし。

 

「よう坊主、儂は神じゃ」

「うおっっっっっっ!?」

 

 何もない空間から急に声がしたのでそちらを見てみると、そこにいたのは・・・小学生が絵にかいたようなTHE・神様だった。

 

「お主、何かとても失礼なことを考えてないか?」

 

 思わず俺は苦笑いを浮かべる。神様なんてあまり信じてなかったけど、信じるしかないようだ。そうじゃないとこの訳のわからない状況に説明がつかない。それにしても・・・ピカピカと光を反射する禿げ頭に、白くて長い顎ひげ。頭の上にはリングが浮いており、さらには手に杖まで持っている。それと同時に、見た目の優しそうな雰囲気とは異なった威厳も兼ね備えている・・・ように見える。

 

「まあいい、お主は儂の失敗で間違って殺してしまった。そのお詫びとして、転生の機会を設けたというわけじゃ」

 

 いや、どういうわけだよ。ていうかこれってもしかして、最近小説とかでよく見る異世界転生ってやつか?元の世界には戻れないっていう・・・だめだ、頭の整理が追い付かない。追いつけているように見えるかもしれないが追いつけていないんだよ。

 

「すまなかった、この通りじゃ」

 

 神様は、俺の戸惑いを見抜いたのか、急に床に手をついて謝りだした。いわゆる土下座ってやつだ。神様がこんな簡単に土下座なんてしちゃっていいのか?と俺は思うが、それほど人を死なせるという失敗はしてはいけないことだったのだろうと理解した。

 

「お察しの通り、元の世界に戻ることはできない。お主の死は全面的に儂が悪いから、責任を取らしてもらう」

「いや、いいよ別に。そんなに気にしなくても」

 

 そう言うと神様は驚いて顔を上げる。そんなに驚かなくたって、いいものはいいのだ。死んだところで未練はない・・・が、親や兄弟、友人の悲しむのは見たくない。俺なんかが死んだところで悲しんでくれるかはわからないが、それでもだ。未練はないといったがもちろん家族や・・・唯一のかなり親しかった友人と別れるのを寂しいと思う気持ちはもちろんある。まあ、それについてはもう諦めているが。

 

「本当にすまなかった。そこのところはちゃんと調整しておく。それと、質問なのだが・・・お主、転生したいか?別にしたくないならしなくてもいいのじゃが・・・」

 

 どうにかしてくれるのなら心配ないな。ていうか、心読まれてるのか。まあそれはともかく、転生・・・転生かぁ。せっかくの機会だし、違う世界に行ってみるのもいいかな・・・と思う。ここで本当の意味で人生を終えるのは少しもったいない気がするし。

 

「転生はしたい。少し興味があるからな」

「そうか、わかった。じゃあ早速転生の儀式を始めよう。じゃが、転生の能力や行く世界は、転生する者自身が少しでも知っているものの中からランダムに選ぶという規則があってな・・・すまんが、我慢してくれ」

 

 まあ自分の知っている範囲なら問題はないだろう。どんな世界に行くのか、久しぶりに少しワクワクしてきた。

 

「ではまず、このサイコロを振ってくれ」

 

 サイコロ?サイコロぉ!?転生の儀式なんていう大掛かりなものに、神様がサイコロなんて使うのかぁ・・・なんかシュールだな。

 とりあえず特に緊張することもなく、普通にサイコロを投げる。

 

 そして出た目は・・・・・・1

 

「うおおおおまじか!生前の運の悪さがここまで引きずられてきたのか!?」

 

 ていうかこのサイコロ、何のために投げたのか聞いてねぇ。でも転生の儀式に関わるもので1なんて出してもいい気はしない。多い数のほうが特典も多そうだし。

 

「ふむ、1か。これは、転生先の世界に持っていける能力や武具の数だ。例えば四次元ポケットとかな」

「つまり、6を引いたら6個持って行けたと・・・」

「じゃが、1も何も悪いことばかりではないぞ。1個しかないぶん、それの力はかなり強大なものとなる」

 

 ほうほう、つまり俺は一つの大きな力を持てると。そうでもないとやってられねえよ。これでその力まで弱いものだったら俺もう転生先の世界で絶望でショック死するかもしれない。頼むから強い能力来てくれ!

 

「じゃあ、このボタンを押してくれ」

 

 そう言って渡されたのは、「押さないでください」とか書いてありそうな台付きの赤いボタンである。正直言って押したくないんだが・・・まあしゃーないか。強い能力よ、来い。

 

 サイコロの時と打って変わって、緊張しながらポチッとボタンを押して身構える・・・が、なにもおこらなかった。

 

 誤作動かと思ったが、神様は俺の能力を発表し始める。どうやら俺には見えないだけのようだ。

 

「え~~~、お主の力は・・・・・・!モンスターハンターの、熾凍龍ディスフィロアの能力と容姿、並びに龍から人への人化、人から龍への龍化を操れる能力・・・以上じゃ」

 

 長いわ!と心の中で突っ込んだ。しかも、これじゃあ1つというよりは2つの能力があるみたいに感じる。それにしてもディスフィロアか。モンスターハンターFにでてくるラスボス的な古龍種である。まあ細かいことはいいとして・・・めっちゃ強いやん。あの能力を制限なし(おそらく)で使えるというのはいささかチートな気がするのだが。まあおそらく、今ので生前と今後の運をすべて使い果たしたことであろう。少し複雑な気持ちだが、能力に関しては素直に喜んでいい。

 

せっかくの機会だから、どうせ戻れないんだし学校のことも家族のことも忘れて、転生先の世界で楽しもう!

 

「まあ、この能力はあっちに行ってから試すといいわい。細かいことはあちらで確認せい。厳密にいえば他にも熾凍龍に関係のある能力もあるしな。こちらからも特別にサービス支援を行ってやるから、できるだけ儂を楽しませてくれよ!さらばじゃ!!」

 

 なんだこの神様は。最初は自分のミスがどうたらと言っていたのに、だんだんと上から目線になっていき、しまいには楽しませてくれと。次あったら文句言ってやる。そう心に決めて俺は異世界へと・・・あれ?どの世界に行くんだ?

 

「おい神!俺はどこに行くんだ!?」

 

 必死に叫ぶがもう遅い。目の前は白い光で包まれ・・・俺は意識を手放した。

 

 

 




【THE・神様】
神様と検索したら一番上に出てくるあれ。

【熾凍龍の能力】
龍の状態だともちろん、人間の状態でも同じ力が使えます。それに加えて覇気や六式も取得すれば、すごいことになりそうですね。(他人事)


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