魔法少女リリカルなのは~転生者達の波瀾万丈な物語~   作:白銀の勇者

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今回は……玲音回……かな?

祈梨回は序章とプリン事件って事にしておいてください


第10話

「なんだか、暫く空気だった気がするよ……」

「何訳の分からないこと言ってんのよ……」

 

もうちょっとで三年生になる時期

 

そんな中、祈梨がメタいことを呟いていた。おぉ、メタいメタい

 

教室で纏まってるのは祈梨、夢咲、玲音の三人だ

 

シャロはアリサ(ローウェル)に連れていかれた

 

「よっす……って、シャロは居ないのか」

 

そこに條助が合流した

 

「あ、條助くん」

「どうしたんだ?」

「いや、なんとなくだな。で、シャロは?」

「アリサっていう先輩に拐われたわ」

「アリサ!?」

「知り合いなの?彼女、四年生よ?」

「あ、そうなの……人違いだ」

 

どうやら、アリサと聞いて、バニングスの方のアリサを想像したらしい

 

それで一瞬取り乱したが、すぐに戻った

 

同名位ならありえるだろうと思ったのだ

 

「で、お前らのところに金髪か銀髪のオッドアイが来てないか?」

「来てないわ」

「来てないよ」

「あ、聞いたことあるな。なんか、意味不明なこと言い出したり、可愛い子を嫁だと言ったりする馬鹿だろ?」

「そ。お前ら可愛いしな」

 

いきなり可愛いと言われ、ボンっ!と音を立てて顔を真っ赤にする祈梨

 

夢咲は特に反応してない

 

「か、可愛いって……」

「お世辞でも嬉しいわ」

「まっ、来てないなら万々歳だ。祈梨にそういうのは早いだろうだからな」

 

顔が真っ赤な祈梨を無視する條助

 

さて、これを見ている方々なら、この会話が何を意味するかわかるだろう。そう、フラグだ

 

條助は第一級フラグ建築士なのだろうか

 

そして、條助はそんなことに全く気がつかずに自分のクラスに戻っていった

 

これは余談だが、すずかは既に回転をマスターしている。黄金の回転はまだだが

 

そして、昼休み

 

「じゃあ、お昼ご飯を……」

「シャロ借りてくわ~」

「あ~!?」

 

何時も通りにシャロが拉致られた。3人は苦笑いでそれを見逃した

 

どうやら、相当アリサ(ローウェル)に気に入られたらしい

 

「確かIQ200超えだったかしら?」

「すげぇよな。あの歳で」

「そんなに凄いの?」

「天才ってやつだ。マジもんのな」

「一度見たり聞いたことはそうそう忘れないと思うわよ」

「ほぇ~……」

 

そんなことを話しながらも箸を進める

 

ちなみに、シャロの弁当は本人と共にアリサ(ローウェル)が拉致っていきました

 

「ご馳走サラマンダー。さて、ちょっと出すもん出してくる」

「ん」

「行ってらっしゃ~い」

 

玲音は一足先に昼食を食べ終わり、トイレへと向かう

 

良い子の皆はちゃんといただきます、ご馳走様を言いましょう。言わないと神様からバチが当たるぞ☆

 

さて、二人は食べるのが遅いのか、まだ食べていた

 

そんな中、イレギュラーがドアを開けてきた

 

「絵空祈梨、如月夢咲、シャロン・ランフォードは居るか!」

 

いきなり名前を呼ばれてビクリとする祈梨。その時に、飲んでいたものが器官に入り、盛大にむせる

 

夢咲は横目で誰かを確認すると、わざと聞こえるように舌打ちをする

 

来たのは金髪の高坂だった

 

「げほっげほっ!」

「……祈梨、無視よ。無視しなさい」

 

耳元で聞こえないように喋り、祈梨の髪を結んでいるリボンをとって、髪型をストレートにする

 

自身の髪の毛もストレートにして、バレないように弁当を食べ始める

 

「面倒ごとは嫌いなのよ。いいかしら?嫌なら私は構わないわ」

「げほっ……うん。いいよ」

 

祈梨も、さっき玲音に聞いたことは体験したくないため、それを承諾して、弁当を食べる

 

どうやら、高坂は祈梨達の事を三人組、髪の色は赤、黒、青、それぞれの髪型しか聞いてなかったらしく、髪型を変えた祈梨達に気付いていない

 

シャロが居なかったことが幸いしたのだろう

 

玲音が来たら逃げようと考えてたのだが、まだ玲音はトイレから帰ってこない

 

一方、玲音はというと、

 

「な、何故腹痛が急にぃ……」

 

謎の腹痛と言う名の神様からのバチを受けて、個室にこもっていました

 

そして、高坂はまだ帰らない

 

何度か舌打ちした夢咲の事を見たが、それが夢咲だとは気が付いていないらしい

 

(さっさと帰りなさいよ。このナルシスト転生者が)

 

心の中で悪態づきながら、横目で高坂を見る

 

ちなみに、転生者か否かは、さっき、初めて見た時に容姿から分かった

 

金髪でオッドアイでさらにイケメンときたら、転生者位しか居ないだろうと考えたのだ

 

違ってたら、なんてことは一切考えていない

 

「おいお前、絵空祈梨と如月夢咲、シャロン・ランフォードはどこだ?」

 

そう言って、高坂は近くに居た男子に夢咲達の居場所を聞いた

 

「ランフォードさんは何処か行っちゃったけど絵空さんと如月ならそこ」

(な、何してくれてんのよあいつ!!)

 

後でシバく。そう決意した夢咲だった

 

居場所を聞いた高坂が夢咲達の方に向かってくる

 

ため息1つはいて、髪を元に戻す。それを見て祈梨も戻した

 

「祈梨、私に任せなさい。なんとかするわ。駄目だったら玲音が條助を呼びなさい」

「う、うん」

 

荒事になってもいいように、食べかけの弁当に蓋をする

 

「君達が絵空祈梨と如月夢咲かい?」

「えぇ、そうよ。不本意ながらね」

 

そわそわしながらも、祈梨は箸を進める

 

夢咲は、これまで見たことないくらい不機嫌なオーラを出していた

 

「君達をハーレムの一員として迎えに……」

「生憎、私はまだ恋人は要らないの。帰りなさい。目障り。そして耳障りよ」

「ふっ、照れちゃって。祈梨は?」

 

名指しされて、ビクリとなる

 

どう答えればいいのか分からなくなった時、夢咲が口を開いた

 

「私の友達の名前、勝手に言わないでくれない?苛立つわ」

「なんだ?嫉妬か?」

「あんたに嫉妬する余裕があったら全国のリア充を嫉妬してるわよ」

「全く、照れているのか?夢咲」

「名前で呼ばないで。寒気がするわ」

 

高坂を睨みながらも、夢咲は反論を続ける

 

頭沸いてるんじゃないのか?と思いながら、反論を続ける

 

誰かに仲裁して欲しかったのだが、クラスの皆は見てるだけだった

 

「おっと、話がそれた。祈梨はどうなんだい?」

「いい加減にしなさい。窓からフライアウェイしたくなかったらね」

「今は祈梨に聞いてるんだぜ?」

 

祈梨は困って周りを見渡すが、助け舟は出してくれそうになかった

 

夢咲の手を見ると、苛立ちで拳を握っていた。しかも、血が滴り落ちていた

 

殴りかかりたい衝動を極限まで抑えているのだろう

 

「わたしは……」

「もちろん、来るよな?」

 

と、祈梨の頭に手を伸ばす

 

振り払おうと手を出したが、その手を振り切る必要は無かった

 

第三者が、高坂の手を握っていた

 

「俺の友達に何やってんだ?この変態が」

 

手を握ったのは、ずっとトイレにこもっていた玲音だった

 

「玲音くん!」

「玲音……やっと来たわね」

「おいモブ。その手を離せ」

「るっせぇ。友人が変態の魔の手に掛かろうとしてるのを見逃すわけねぇだろうが」

 

手を祈梨から遠ざけ、睨み合う

 

「もう一度いう。離せ」

「祈梨、夢咲。お前らは弁当持ってシャロの所に行け。この馬鹿は俺がどうにかする」

「う、うん!」

「恩に着るわ」

 

祈梨と夢咲は弁当を持って、恐らくシャロが拉致られた四年生の教室に走った

 

そして、残された二人の間には険悪な空気が流れる

 

「テメェ……殴られてぇのか」

「俺はドMじゃない」

「このカスが!!」

 

手を振り払い、祈梨達と接してた時とは態度を一転し、殴りかかった

 

玲音はその拳を逸らし、懐に入り、拳を五発、叩き込む

 

「うぐっ!?」

「ハァァ……」

 

高坂は殴られた反動で後ろに仰け反り、玲音はバックステップで距離をとった

 

玲音は右手を腰につけ、左手を前に伸ばし、構えをとった

 

「このカスが!!ぶっ殺す!!」

「……止めだ。続きは放課後だ。変態」

 

時計を見ると、昼休みは残り数分だった

 

高坂は舌打ちをすると、教室に戻っていった

 

「……見せ物じゃないからな?お前ら」

 

クラスの皆がビクリとした瞬間だった

 

そして、昼食を食べ終えた祈梨達が教室に戻り、あっという間に放課後になった

 

「えっと、ごめんね?」

「別に。俺も自分の力量を測るチャンスだからな」

「教室にいなくて良かった。心底そう思いました」

「えぇ、私も今度からローウェルさんの所に逃げ込むわ」

 

喧嘩の続きはどうやら、屋上でやるらしい

 

屋上に行くと、沢山の生徒がいた

 

「……どういうことだってばよ」

「……野次馬でしょ」

 

賭けをしている者までいるが、それは無視しておいた

 

やれやれといった感じに頭を掻きながらため息を吐くと、祈梨に鞄を持っててくれと言って持ってもらい、人混みを掻き分けて中央に行った

 

そこには既に高坂が待っていた

 

「遅いぞ!」

「知るか」

 

ちょうど真ん中には、竹刀、木刀、小さい木刀、ナックルグローブが二つずつ置いてあった

 

「好きなのを使え」

「……後悔するなよ。俺に喧嘩を売ったことを……」

 

玲音は迷いなくナックルグローブを着けた

 

そして、距離をとり、一瞬右手を右に突き出し、左手の拳を握り腰につけ、すぐに左手を開いて突き出し、右手を腰につけた

 

「なら、俺もフェアにこいつでいってやる」

 

と、高坂もナックルグローブを手につけた

 

「来るなら来い」

 

と、玲音が先手を渡した

 

「ふん、後でそれを言い訳にするんじゃねぇぞ!!」

 

高坂が武器を退け、一直線に突っ込んでくる

 

(速いっ!?だが、これくらいなら余裕だ)

 

構えを崩さず、接近を許す

 

「くたばれ!!」

 

そして、振るわれた拳を避ける

 

「チッ!」

「ハァァ……!!」

 

その腕を掴み、突っ込んできた速さを利用して、一回転させる

 

「ぐぉっ!?」

「その程度か?」

 

すぐに距離をとり、もう一度構える

 

「この……一回程度でいいきになるなよ!」

 

また同じように突っ込んでくる

 

「甘い甘い」

 

今度は連打してくるが、全てをよけていく

 

「当たりやがれ!」

「……当たるわけねぇだろ」

 

そして、飽きてきたのか、拳を弾く

 

「ッ!?」

「ハァァ!!」

 

そのまま懐に潜り込み、今度は七発、拳を入れる

 

それにより、仰け反った処を手刀で吹っ飛ばす

 

「がぁっ!?」

「終わりだ」

 

吹っ飛んだのにお構いなしで助走をつけ、飛び、飛び蹴りの体制を取る

 

「ダァァァ!!!」

 

直撃する寸前、足が赤く光った

 

レオキック。ウルトラマンレオの切り札だ

 

「がぁぁぁぁ!!!?」

 

レオキックをまともに受け、さらに吹っ飛ぶ高坂

 

自分の用意した武器を巻き込みながら野次馬に突っ込んでいく

 

「……格が違うんだよ。格が」

 

背中を見せ、去ろうとした時、高坂が起き上がる

 

「このモブがぁぁぁぁぁぁ!!ぶっ殺してやる!!」

 

そう叫ぶと、右手に木刀を持って突っ込んできた

 

背中を向けていたが、それはすぐにわかった

 

「甘いッ!!」

 

自分に向けて振られた木刀を手刀で真っ二つにする

 

「なっ!!?」

「ウルトラ体術……ハンドスライサー」

 

そして、隙を与えず、ハンドスライサーを使った手と逆の手で高坂の顔を殴り飛ばした

 

「ぐはぁっ!!」

「ふん」

 

今度は構えず、高坂を見下ろす

 

「お前の負けだ」

「……俺が負ける筈ねぇだろうがァ!!」

 

高坂は袖から何かを発射した

 

「ッ!?」

 

腕でガードしたが、その際、バキッ!!と何かが折れる音が響いた

 

「いッ!!」

 

飛んできたのは鉄の塊だった。しかも、鎖で繋がれていた

 

「オラァ!!」

 

さらにもう一回鎖玉が振られた

 

「ッぶねぇ!!」

 

顔の真横を鎖玉は進んだ。避けたと思ったが、それは玲音の顔の真横で起動を変え、玲音の即頭部に激突した

 

「あがっ……」

 

余りの威力に玲音は俯せで倒れた

 

一度防いだ左手はあらぬ方向に曲がっている

 

「後は……こいつで頭を砕くだけだ」

 

余りの出来事に、野次馬からは声が一言も出ていなかった

 

高坂はそれを思いっきり振り上げ、玲音の頭に落とす

 

「くっ!」

 

何とか力を振り絞り、転がってそれを避ける

 

鎖玉は床に陥没した

 

(何だよこれ……明らかに威力がふざけてやがる……魔法か?)

 

即頭部からは血が出ていた。頭蓋骨も軽くヒビが入っていた

 

が、頭蓋骨は地面と熱いキスをしてる内にマザー光線で治した

 

「ハンドスライサー!」

 

そして、鎖を折れてない手でハンドスライサーを使い、切り裂く

 

「チィッ!」

「テメェの武器で自滅しな!!」

 

ハンドスライサーで切った鉄の塊を高坂に投げ付けた

 

「がはっ!」

 

それを溝で受けて高坂はようやく気絶した

 

「……腕、折れたな」

 

そう言って、折れた手をプラプラとする

 

「よし、帰ろ~」

「誰か保健室の先生呼んできて!!」

 

そのまま帰ろうとした玲音を見知らぬ男子生徒が羽交い締めで固定して、他の生徒が保健室の先生を呼びに行った

 

高坂?無視ですよ。んなもん

 

そして、なんやかんやで病院行って治療して

 

「まさか腕が折れるとは」

「ごめんね……わたしのせいで…… 」

「いやいや。平気だ。一週間で治す。ってか治ってる」

 

そう言って、ギプスで固定された手を外して自由に動かして見せる

 

「うぇっ!?」

「なんか回復する手段があったんでしょ」

「ザッツライト。ちなみに、死人も生き返せます」

「うえぇ!?」

「ウルトラマンですしね~」

 

夢咲とシャロは特に驚いていなかった

 

一週間で治ったらそれはそれで異常だが

 

「今度なにかお礼するわ」

「三人で何か作りましょっか!」

「そうだね!」

「……じゃあ、いただこうかな」

 

四人はそのまま各自の家に帰った

 

だが、玲音がめんどくさいと言ってギプス着けずに学校に行ったため、夢咲の幻惑魔法とシャロの忘却のトイズで片っ端から情報を改竄したのは別の話だ

 

そして、翌日から玲音が居る時は高坂は祈梨と夢咲とシャロに近づかなくなった




ウルトラマンレオより、レオキック、ハンドスライサーでした

玲音の構えはウルトラマンレオの物と同じです

多分、次回から無印編です
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