魔法少女リリカルなのは~転生者達の波瀾万丈な物語~   作:白銀の勇者

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無印編スタート

最初に無印編を書いてから半年も経ったから、忘れてる台詞が結構あって、苦労しました


無印編
第11話


夢を見た

 

それは、一人の少年が異形の怪物と戦っていた

 

手には赤色の宝石、そして、翠色の魔法陣らしき物を展開しつつ戦っている

 

少年は善戦してたものの、異形の突進により、吹っ飛んでしまった

 

そこで目が覚めた

 

「……夢?」

 

奇妙な夢を見た少女、祈梨は不思議に思ったものの、学校があるため、着替えることにした

 

祈梨達は三年生となった

 

今回は全員同じクラスになる事が出来た。が、條助とすずか達は離れてしまった。そして、高坂と暁とも離れた

 

祈梨は既に、今朝見た夢は忘れてしまった

 

「え~、ここの分子と分母を……」

 

祈梨は真面目に授業に取り組み、夢咲達は寝てたり落書きしてたり外を眺めてたりしている

 

そして、昼休みが過ぎ、午後の授業も終わり、放課後となった

 

「終わった~」

「退屈よね……」

「わたしは一生懸命なのに……」

「俺たちは強くてニューゲームだからな」

「気にしたら負けですよ」

 

笑いながらも五人で歩きながら帰る

 

何ともない、少しだけ変わった会話だ

 

「でも、祈梨も結構頭はいい方……」

「うわっ!」

 

歩いている途中、玲音が横の路地から出てきた少女とぶつかってしまった

 

少女は反動で尻餅をついた

 

「いたた……」

「すまん、大丈夫か?」

「あ、うん。ありがと」

 

少女の髪はもう少しで踵に付きそうなほど長く、綺麗な銀色で、緑色の綺麗な瞳をしていた

 

が、服装は聖祥の男子の制服だった。しかも少しダボダボ

 

「ごめんね、じゃ」

 

少女はそう言うと、学校の方に歩いていった

 

何だったんだ?と思いながらも下校を続ける

 

そして、祈梨と條助と夢咲が変な声を聞いた

 

『助けて……』

 

少年の声だった

 

(テレパシー……?でも、この世界に私と同系統の魔法少女は居ないはず……)

『助けて……』

 

もう一度聞こえた

 

(距離からして……真逆の公園にある森林かしら?)

 

夢咲は多少、何処からテレパシーが来てるかは分かったが、祈梨と條助は混乱し、玲音とシャロは何が起こってるのかは分からなかった

 

「スタンド攻撃か!?」

「テレパシーよ。しかも、魔力がある人に無差別に流してるわ」

「じ、じゃあ助けに行かないと!」

「距離は真逆よ。それに、私達よりも誰かが先に向かうはずよ」

 

この世界には、自分とは違う系統だが、魔法を使える人が居る

 

それに、この世界は魔法少女リリカルなのはの世界だ。いきなりのこんな展開、アドリブな訳がない

 

おそらく、主人公が既に向かっているだろうと考えたのだ

 

「祈梨が行きたいって言うのなら一緒に行くわ」

「じゃあ行こうよ!」

「一体何が始まるんです?」

「大惨事世界大戦だ」

「いいえ、ケフィアです」

「何訳のわからないこと言ってんのよ……」

 

ツッコミの居ないボケ合戦をしている玲音、條助、シャロの手を無理矢理引っ張って、声のした方へと歩いていく

 

そして、五人は公園の横にある林に着いた

 

「ここ……かな?」

「……魔力の反応はないわ。誰かが先に来たのよ」

 

夢咲はある程度なら魔力を持った人間が何処にいるかが分かる

 

林の中には魔力を持った人間は居なかった

 

「心配は無いわよ。ほら、行きましょ」

「……そうだね」

 

玲音、條助、シャロは頭に?を浮かべたまま、帰った

 

そして、その夜

 

「何だったのかしら。あのテレパシー」

 

既に風呂に入り、まだ濡れている髪をタオルでわしゃわしゃと拭いていた

 

「えみりんボイスじゃなかったからあの白い淫獣では無さそうだけど」

 

ふわぁと欠伸一つして、タオルを洗濯機に叩き込み、ソファに座る

 

新聞の番組覧を見たが、特に観たいテレビも無いため、新聞を机の上に置いて、自室に行った

 

一人暮らしにしては広すぎる家なのか、使われていない部屋が何個もある

 

自室にはテレビとゲーム機、パソコン(最新機種)と本棚とベッド、後は勉強机位しかない

 

「……寝ようかしら。やることないし」

 

アニメも見たいものは既に見てしまったため、やることは皆無と言ってよかった

 

早く寝て損することはそんなに無い

 

「じゃあ、とっとと……」

『聞こえますか』

 

また聞こえた

 

「うるさいわね……このテレパシー……」

『誰か、聞こえていま……』

 

そこで無理矢理テレパシーを切った

 

どうせ主人公が何とかするだろうと思っているため、助けに行くことは面倒だと思ったからだ

 

「……あ、積みゲーあるんだった」

 

そう言うと、ガサゴソと棚を漁り、そこからゲームを取り出した

 

「やらないのも勿体無いし、こういう時間にやりましょ」

 

そして、ゲームを起動させて、暫く遊んでいた

 

「あ、これ負けイベントじゃない……ガメオベラ……」

 

Game overの文字を見て、ゲーム機の電源を消した

 

「寝ましょ」

 

ベッドに潜り込み、枕に頭をつけ、目を閉じた。が、その瞬間、外に光が見えた

 

「ハァ!?」

 

桜色の光が天に向かって進んでいた

 

ソウルジェムを確認すると、ソウルジェムは点滅していた

 

「……魔女?いや、この世界にあいつは居ないから……」

 

が、光が収まってから数分後、ソウルジェムの点滅は収まった

 

「……何だったのかしら」

 

疑問はあったものの、夢咲はそのまま夢の世界に入っていった

 

そして、その数分前、視点はなのはへと切り替わる

 

なのはは真夜中に海鳴を駆けていた

 

下校途中に聞こえた謎の声。その声を辿って行ったところ、フェレットと思わしき生き物が怪我をして倒れているのを見つけた

 

そのフェレットを動物病院に連れていき、その日は塾に行き、家に帰った

 

そして、つい先程、下校途中に聞こえた謎の声と同じ声が聞こえたのだ

 

その声を辿り、今、なのはは走っていた

 

息が乱れ、足の感覚が可笑しくなってきたが、それでも走り続けた

 

「はぁ……はぁ……」

 

そして、動物病院にようやく辿り着いた

 

どうやって中に入ろうかと考えていると、急に地面が揺れた

 

「にゃっ!?」

 

思わず尻餅をついたが、すぐに起き上がった

 

すると、動物病院の庭に生えている木が倒れているのがわかった。そして、自分の方に飛び込んでくる物体がひとつ

 

「フェ、フェレットさん!?」

 

急いで落下地点に足を運び、フェレットをキャッチする

 

「あ、危なかったの……」

「も、もしかして僕の念話を聞いて……?」

 

フェレットが問いかけた瞬間、コンクリートの壁が砕けた

 

そこからは黒色の異形が飛び出してきた

 

「にゃぁっ!?」

「は、話は後!急いで逃げて!」

 

フェレットが喋ってる事が疑問に思ったが、自分の腕から飛び降りて先行するフェレットを追い、走った

 

が、既に体力は限界。足がもつれて転んでしまった

 

「いたた……」

「は、早く!」

 

後ろを振り向くと、既に異形は数メートル先に居た

 

「ま、マズイ!」

 

フェレットが叫ぶと同時に、異形は触手を伸ばしてきた

 

「ひっ!」

 

思わず目を閉じ、ブレスレットを握りこんだ

 

強烈な痛みを覚悟していたが、その痛みは数秒経っても襲ってこなかった

 

目を開けると、自分の右手に、盾のようなものが着いていた。ブレスレットは消えていた

 

「……へ?」

「デ、デバイス!?」

 

なのはは全く力を入れていない。なのに、盾は押し切られない

 

なのはからは見えなかったが、盾の表面のギミックが作動し、中央が開いた

 

その瞬間、なのはに襲いかかる筈だった衝撃が数倍になって異形を跳ね飛ばした

 

「……ほぇ?」

「と、とにかく急いで!」

 

取り敢えず盾を左手に持ち替えて、フェレットの元に行った

 

「な、なんなの!?あれ!」

「とにかく、バリアジャケットを!」

「なにそれ!?」

「へ?だって、現地の魔導士の方じゃ……」

「違うの!」

「え!?だったらその盾は……って後ろ!!」

 

フェレットの叫び声に反応して後ろを振り向くと同時にもう一度盾を構える

 

すると、体当たりしてきた異形はその勢いを倍にして弾き返された

 

「でも、防御してるだけじゃキリが……」

「ウォラァァァァァ!!!」

 

瞬間、異形の頭上から人がふってきた

 

両手剣を振り回し、再び異形を吹っ飛ばした

 

(ここは一つ、踏み台風に)

 

降ってきた人は銀髪を揺らしてなのはに振り向いた

 

「大丈夫か?俺の嫁よ」

 

降ってきたのは暁だった

 

「うげっ……」

「け、桁違いの魔力だ……」

「フェレットもどき!とっととなのはにデバイスを渡せ!!」

「へ?あ、はい!」

 

暁は再び襲ってきた異形と戦いながらフェレットに指示を出す

 

「これを」

 

と、フェレットは首に付けていたネックレスから赤色の玉をとってなのはに渡した

 

「しまった!」

 

渡した瞬間、暁の横を異形が通り過ぎた

 

異形はなのは一直線に向かっていった

 

「まずっ!」

 

盾を構える暇も無かったが、頭上からビームのようなものが降り、異形を吹っ飛ばした

 

今度は金髪だった

 

「ふん、俺の嫁に手を出すんじゃねぇ」

「で、フェレットさん。どうしたらいいの?」

「その玉を握って、僕の後に続いてください」

 

なのはは玉を握り、目を閉じた

 

「我、使命を受けし者なり」

「我、使命を受けし者なり」

「契約のもと、その力を解き放て」

「契約のもと、その力を解き放て」

「風は空に、星は天に」

「風は空に、星は天に」

「そして不屈の心は」

「そして不屈の心は」

『この胸に。この手に魔法を』

『レイジングハート!セットアップ!!』

 

その瞬間、なのはの中の魔力が流れ出た

 

「うわっわっわ!?」

「落ち着いて。君の思い通りの魔法の姿を想像して」

 

取り敢えず冷静になりながらも、それっぽいものを想像する

 

どうしたらいいのかさっぱりだったため、服は制服に近いような、けど防御力が高そうな形を思い浮かべ、杖もよくゲームで見るような形を思い浮かべた

 

その瞬間、なのはは桜色の光を一瞬まとい、次の瞬間には手には杖と盾、先程までとは違った服装を纏っていた

 

「……へ?へ!?」

 

いきなりの事に戸惑うなのは

 

(ここら辺で小物っぽく)

「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

暁が悲鳴をあげながらなのはの方に飛んできた

 

「にゃっ!?」

 

それに驚き、思わず盾で殴り返す

 

すると、暁は先程と倍の速さで異形に突っ込んでいった

 

(……こんなのってないよ)

 

薄れゆく意識の中、暁はそんな事を考えていた

 

「で、どうしたらいいの!?」

「後はレイジングハートに……」

『はい、分かりました』

「喋った!?」

 

杖……レイジングハートが喋ったのに驚きながら、耳を傾ける

 

『あれを止めるには封印魔法を使う必要があります』

「ふ、封印魔法?」

『はい。強力な魔法を思い浮かべてください』

 

ふと、自分の頭にビームが過ぎった

 

だが、魔法使いなんてよくビーム撃ってるしそんなものだろうと自分の中で納得した

 

「頭に呪文が思い浮かんでる筈です。それを唱えてください」

「え!?えっと……あ、これかも」

 

なのははレイジングハートを異形に向けた。が、高坂が戦っていた

 

すると、なんてことだろう。なのははいい笑顔をした

 

「レイジングハート。あれも巻き込める?」

『はい』

「え!?ちょっ、」

「リリカルマジカル!!」

『All right seeling mode set up』

 

レイジングハートの形が、変わる

 

近代的な形で、トリガーがあった。それを握る

 

狙いは、異形と高坂。そして、倒れてる暁

 

何時もの鬱憤を誤射という形で晴らそうとしているのだ

 

一発だけなら、誤射かもしれない

 

「え、えっと、あれはジュエルシードです!」

『Stand by ready』

 

封印するための呪文が、全て頭に浮かび、それをそのまま叫ぶ

 

「ジュエルシードシリアルXXI!!封印!!そしてあの二人にダイレクトアタック!!」

『Seeling and direct attack』

 

なのはは躊躇なく、トリガーを引いた

 

レイジングハートから、桜色の砲撃が飛び出した

 

それは、気絶済みの暁と高坂を巻き込んで、異形を飲み込んだ

 

『Receipt number XXI』

 

それが、魔砲少女、高町なのはの誕生の瞬間だった

 

なのははその後、レイジングハートにジュエルシードを収納し、暁と高坂をその場に置いて逃げた

 

その後、何事かと駆けつけた警察に二人が大目玉をくらうのは別の話




帰ってきたウルトラマンより、ウルトラブレスレットの変形型、ウルトラディフェンサーでした

これくらいウルトラブレスレットを魔改造してもいいよね?答えは聞かないけど

今作でのウルトラディフェンサーは『当たった物体の勢い、魔法、ビーム等などを倍以上にして返す』といった形です

まだ祈梨達は介入しません。ですが、介入する時がもう少しあとなので、無印編は短いかもしれません

なのはさんには、あと一つ、ウルトラアイテムを渡す予定です

フェイトそんは……未定ですね。でわでわ
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