魔法少女リリカルなのは~転生者達の波瀾万丈な物語~ 作:白銀の勇者
長くなったので二つに分けました
時はさらに進んで週末
なのはは(共闘したくない)高坂と暁、そしてユーノの共にジュエルシードを順調に封印していた
誤射(故意)をしつつも、封印はちゃんと出来て、既に数個のジュエルシードが集まった
そしてそんな週末
なのはは自分の父、高町士郎が監督を務める翠屋FCの試合の観戦に、アリサとすずかと共に来ていた
美少女三人の声援で選手が何時も以上の力を引き出せているのは三人の知ることではない
「あ!一点とったよ!」
丁度、フォワードが何時もの二倍は威力の高いシュートでゴールを決めていた
「後は守り抜けば……」
「おっ、なんか面白そうなことやってる!」
後ろからそんな声が聞こえた
後ろには銀髪で緑の目をした少女が立っていた
「あ、隣いい?」
「うん、いいよ」
すずかの隣に座っていいかと聞いてきたので、すずかはそれを了承した
「あ、僕は暁ひなた。よろしくね」
少女、ひなたは自己紹介をした
「えっと、私は……」
「高町なのはちゃん、月村すずかちゃん、アリサ・バニングスちゃんでしょ?知ってるよ」
その後、ひなたは自分も聖祥に通っているんだと言った
実は、三人は高坂と暁の被害者として有名だったりする
「ひなたちゃんの知り合いもここにいるの?」
「ううん。暇だったら寄っただけだよ」
自分達よりも少し背の低い少女はそう言うと、試合の観戦を始めた
そして、試合の終わりが近づいた
「あ、僕用事あるんだった。じゃね!」
そう言うと、ひなたは走って何処かに行ってしまった
結局試合は翠屋FCの勝ちで終わり、翠屋で祝勝会をするとこになった
そんなことはいざ知らず、祈梨達は街を歩いていた
暇つぶしに歩いていたらバッタリと五人とも合流し、それから五人で行動している
「あ、そこのゲーセン行かないか?」
「いいですね」
「よし、なら行こうぜ」
そんな感じで休日を満喫していた
そして、クレーンゲームでディスプレイの景品を取ったりして荒らしてから五人は出てきた
「大量大量」
「い、いいのかな……」
「中のものは全部景品よ。気にしなくていいわ」
「取られるように置いてる方が悪いです」
その時だった。地震が起きた
「わっ!?」
「結構強いな……」
玲音はそう言うと、ちょっとだけバレない程度に浮いた
夢咲も祈梨とシャロの手を取り浮き、條助も宙に足をつけた
「これなら安全だ」
「でも、初期微動も無いのにここまで揺れるかしら?」
「ここが震源地なら納得ですけどね」
「???」
祈梨はちんぷんかんぷんだったが、條助が遠方を見て、一度目を擦り、もう一度凝視したあと、ゆっくりと祈梨達の方を見た
「な、なぁ、あれ……なんぞ?」
『へ?』
條助の指さす方を見ると、巨大な木がビルを押し倒している真っ最中だった
「……あれだよ。怪獣だよ。ウルトラマンが来てくれるよ」
「……ソウルジェムか滅茶苦茶反応してるんだけど……」
夢咲のソウルジェムはかなり反応している
すると、前方から巨大な根のようなものが迫ってきた
「な、何か来たよ!!」
「チィッ!」
玲音は手を上段よりも少し後ろに構え、そこに青色に光る光輪を生み出した
「八つ裂き光輪ッ!!」
手を振りきり、その光輪を放った
それは根を真っ二つに切り裂いた
「な、何だ!!?」
「巨大な木だ!!」
一般人の人達がそれぞれでパニックに陥っている
しかも、八つ裂き光輪で切った物の他にもかなりの数の根が物凄いスピードで迫っていた
「どうする?逃げるか?」
「ここは祈梨が決めろ」
「え!?」
「いいからいいから」
「じ、じゃあ……皆で解決しよう!!」
「っしゃあ!やってやるぜ!」
シャロの頭に吹っ飛んできたパソコンがぶつかったが、ギリギリでトイズを発動させた
それにダイレクトハッキングを使い、モニターと小さな機械を作った
「じゃあこれを。皆にはこの発信機と祈梨さんにはモニターです。後は……」
そこら辺にある機械を片っ端から組み替えていった
「トランシーバーです。これで情報を交換しつつ、祈梨さんは安全な場所でモニターと外の様子を見つつ、指示をお願いします」
「そこの屋上でいいだろう。いいか?」
「うん!頑張るよ!」
祈梨をサイコキネシスでビルの屋上に送る
そして、玲音は変な形の機械を取り出した
「怪奇現象には怪獣をぶつけるのがいいだろう。行け!!ゴモラ!!リトラ!!エレキング!!」
『は!?』
『バトルナイザー、モンスロード!』
玲音の手の中にある機械、バトルナイザーが作動し、そこから四角を何個も付けたような物が三つ、飛び出し、それを中心に、三体の怪獣が姿を現した
「グォォォォォォ!!!」
「ピィッ!!!」
「キィィィィィィ!!!」
古代怪獣ゴモラ、原始怪鳥リトラ、水中の王者エレキング。玲音のペットである三体が巨大化して現れた
「も、もしかして、あの小さかったゴモラとリトラとエレキング?」
「これが元の大きさだ。ゴモラとエレキングはひたすら木を切り倒せ!リトラは人を安全な場所に運べ!」
三匹はうなづくと、言い渡された仕事をこなしに移動していった
「ゴモラ達でも全ては無理だろう。俺達も行くぞ」
玲音の言葉で、四人はそれぞれの持ち場へと移動した
一方、別の場所では
「何なのよこれ!!」
「回転っ!!」
アリサとすずかが木から逃げていた
すずかは迎撃にと鉄球を回転させて投げているが、焼け石に水である
「駄目!大きさが違いすぎる!」
「でしょうね……キャァッ!!」
アリサが地面から生えてきた木に拐われていった
「アリサちゃん!」
「あわわ……」
既に、アリサは自分の背よりも何倍も高い場所まで連れ去られていった
「わ、私は後で合流……」
合流するからと言おうとした瞬間、別の場所からの木で、アリサが閉じ込められた
「アリサちゃん!」
すずかが鉄球を投げ付けるが、木はびくともしなかった
「このっ!出しなさいよ!」
アリサは自分を閉じ込めた木を内側から右手でドンドンと叩くが、硬すぎてびくともしない
「こんな時にスタンドがあれば……」
ふと、左手で触れていた場所に違和感を感じた
手を離すと、そこにはジッパーがあった
「ジッパー……?何で木に……?」
気になり、それを開いてみた
すると、そこから外の光景が見えた
「嘘っ!?」
もしやと思い、右手で木に触れ、ここに自分の通れるくらい大きなジッパーを作れと念じた
すると、ジッパーは出てきた
「まさか、これが私のスタンド!?」
驚いたが、調べるのは後だ。ジッパーを開き、そこから脱出する
「すずか!あっちで合流しましょう!!」
すずかの言葉を聞かず、そのまま走り出す
ありとあらゆる物にジッパーを取り付けるスタンド。それが、自分のスタンドなんだと理解できた
「行き止まり……」
すぐ先は行き止まりだった
が、そこに触れ、ジッパーを付け、難なく突破する
「この調子で……」
だが、横を見ると、自分に向けて木が迫ってきていた
「嘘っ!!」
思わず手を交差させて目を閉じた。が、自分に触れるものは何もなかった
目を開けると、自分の肘あたりから薄い、白と青の腕が飛び出し、木を止めていた
「……まさか、これも……」
ジッパーだけがスタンドではない。直感で理解できた
そして、息を吸った
「出てきて!私のスタンド!!」
『アァリィッ!!』
腕から肘が出て、さらに体が姿を現した
白と青の甲冑のようなものを身につけ、目も隠れる青色の兜を被り、所々にジッパーがついている
「木を退かして!」
スタンドは手を横に反らして、木の進路を変えた
「……名前は……後でつけてあげる。だから、私を守って」
スタンドはこくりとうなづいた
そして、降りれそうな場所を探して、スタンドの足を一体化させ、飛び降りた
スタンドの足から着地して、自分の足で着地すると、足を痛めることなく着地できた
「アリサちゃん!」
「すずか!」
すずかは鉄球を片手にアリサと合流した
「後は誰かが来るまで耐えましょう」
「でもアリサちゃん……回転は……」
「ふふ、大丈夫よ。だって……」
バサッバサッ!!と上から音がした
鳥か?と思い、空を見ると、15メートルはあるデカイ鳥が自分達の上に居た
ポケーっとしてる間にくちばしで摘まれ、ひょいひょいと背中に乗せられて、また飛んだ
「……何この超展開」
「さぁ……」
鳥は自分達を安全な場所で下ろすと、また飛んでいった
「……帰りましょ」
「だね……」
余りの超展開に、帰るという言葉以外は思いつかなかった
そして、アリサは未だ自分の横に佇む自分のスタンドを見た
「……スティッキー・フィンガーズ。貴方の名前はスティッキー・フィンガーズよ」
アリサのスタンド、スティッキー・フィンガーズは頷くと、アリサの中に戻った
「スティッキー・フィンガーズってなに?」
アリサの言葉を聞いたのか、すずかはアリサに聞いた
「そうね……私の新しい力よ」
「どういうこと?」
「さっ!帰るわよ!!」
「教えてよ~!!」
二人はそのまま家に帰った
一方、なのは達は……
「……あの怪獣は?」
「……さぁ」
ゴモラ、リトラ、エレキングに困惑していた
アリサのスタンドは気付いていた方は多数いたと思いますが、スティッキー・フィンガーズです
アリサのスティッキー・フィンガーズは原作のスティッキー・フィンガーズよりもスピードと精密動作が少し劣りますが、パワーが少し上がっている感じです