魔法少女リリカルなのは~転生者達の波瀾万丈な物語~   作:白銀の勇者

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現在、ウィングゼロさんの作品、終焉者と魔法少女という作品でコラボをさせてもらってます

時間があればそちらもみてもらえると嬉しいです


第24話

アルフをアリサが回収した翌日。なのはとアリサとすずかは道端で合流し、臨海公園に向けて走っていた

 

フェイトと決着をつけるために

 

が、なのはは既に息が切れかけている

 

「なのは……体力ないわね」

「ふ、二人が……早すぎるの!」

「そうかな……?」

「まぁ、あんたらは早いほうだろうね」

「仕方ないわね……スティッキー・フィンガーズ!」

 

アリサはスティッキー・フィンガーズでなのはとすずか、アルフを掴む

 

そして、道路にジッパーを出す

 

「ジッパーによる高速移動!」

 

ジッパーが自動でしまっていく

 

その速さを利用して、四人はかなり早く移動する

 

「うわわ!?」

「何が起こってるの!?」

「もう何でもありだね……」

 

朝早く、人が居ないためアリサもスタンド使い放題である

 

そして、そこら辺の車よりも速い移動で早めに着いた

 

そして、待つこと数分

 

「……来たよ」

 

アルフがそう言い、三人が後ろを振り返ると、そこにはバリアジャケットを羽織、バルディッシュを手に持ったフェイトが街灯の上に立っていた

 

「アリサちゃんとすずかちゃんは手を出さないで」

「分かったわ」

「二人とも、頑張ってね」

 

アリサはスティッキー・フィンガーズですずかとアルフを抱きかかえ、一気にその場を離れた

 

「ちょっ、潰れてる潰れてる!」

 

と、アルフから謎の声がした

 

アリサがその部分に手を突っ込み、何かを掴み、持ち上げた

 

「……ユーノじゃない」

「アルフさんにずっと引っ付いてたのに……」

「……まぁいいわ。ツッコミたいこと多いけど」

 

ユーノを自分の頭の上に乗せる

 

「おっ、丁度いい時間」

 

そこに祈梨達六人がワームホールから出てきた

 

「あら、来たの?」

「折角だしな」

 

祈梨はシャロに背負られ、背中で幸せそうに寝ている

 

「……祈梨は寝てるじゃない」

「まぁ、まだ子供だしね。子供にはまだ早い時間だから」

「わたし達も子供だと思うんだけど……」

「私達の中ではって意味よ。気にしなくていいわ」

 

祈梨を突っつきながらそんなことを言った夢咲だった

 

そして、なのはとフェイトの間に二つ、モニターのような物が現れる

 

いつかの管理局が出すモニターだった

 

それを確認したユーノとアルフが封時結界を張る

 

そして、なのはがバリアジャケットを身にまとい、ウルトラマントを羽織って空に向かって飛び立つ

 

フェイトも飛び立ち、なのはと正面を向き合い、並ぶ

 

「……始まるな」

「はい」

 

そして、二人の魔力弾がぶつかり合った

 

 

 

 

「ディバインシューター!」

「フォトンランサー!」

 

なのはとフェイトの魔力弾がぶつかり合い、爆発する

 

なのはは後ろに向かって飛び、距離を稼ぐ

 

が、フェイトはそれを追い、爆円を抜け、なのはの目の前にフェイトが飛び出す

 

バルディッシュは何時の間にか鎌のような形に変わっている

 

「ハァ!」

「ブレスレット!」

 

なのははそれをブレスレットを盾に変えてそれを防ぐ

 

「くっ!?」

 

フェイトは勢いを倍にして吹っ飛ばされていく

 

「このまま!」

 

なのはは盾をブレスレットに戻し、そのままブレスレットを握り込む

 

「行って!」

 

ブレスレットが光り、三つに分裂して、なのはの手から放たれる

 

フェイトはそれをバルディッシュを一閃して弾き飛ばす。ブレスレットはなのはの手首に戻った

 

「ディバインシューター!」

 

なのはがディバインシューターを放つ

 

フェイトはそれを突っ込みながらよけ、バルディッシュをなのはに向けて振り下ろす

 

なのははそれをレイジングハートで防ぎ、弾き返すとお返しだと言わんばかりにレイジングハートの先を向ける

 

フェイトはレイジングハートを掴み先をずらして発射された魔力弾を明後日の方向にそらす

 

レイジングハートを掴んだ手をなのはに向けてそこにフォトンスフィアを作り出す

 

なのははブレスレットを槍のような形に変え、レイジングハートを握ってない手でそれを掴み、フェイトの手を打ち上げる

 

フォトンランサーが明後日の方向に行ったのを確認し、レイジングハートの先をもう一度フェイトに向ける

 

フェイトはそれをバルディッシュで打ち上げる

 

「あっ!」

 

なのはの手からレイジングハートが上に向けて飛んでいく

 

フェイトはバルディッシュの先をなのはに向ける

 

なのははそれを槍で打ち上げる

 

「くっ!」

 

フェイトの手からバルディッシュが上に向かって飛んでいく

 

なのはは槍をブレスレットに戻した

 

二人は高度を下げながら、魔力弾の撃ち合いを始める

 

魔力弾を発射する手をそらし、魔力弾を相殺し

 

そして、地面に足を付けると同時に上から降ってきたデバイスを二人は回転しながらキャッチし、その勢いでデバイスを己の敵の首の横につける

 

「……やっぱり強いね」

「……そっちこそ、強くなった」

 

それだけ会話をすると、全く同時にバックステップをする

 

「ディバインバスター!」

 

なのははすぐに両手でレイジングハートを握り、トリガーを引いた

 

「プロテクション!」

 

フェイトはそれをプロテクションで防ぐ

 

そして、バルディッシュを鎌に変える

 

「アークセイバー!」

 

魔力で出来た鎌をなのはに向けて飛ばした

 

なのはは空に飛んで逃げようとするが、鎌はなのはをしつこく追撃する

 

「しつこい!でも……!」

 

なのははそれをマントで打ち消そうとする

 

が、フェイトは不敵に微笑んだ

 

「セイバーブラスト!」

 

マントに当たる直前、フェイトの飛ばした刃が爆発した

 

「例え魔法を打ち消せれても、爆発なら……」

 

瞬間、桜色の光が白い爆煙から垣間見えた

 

「ッ!」

「ハイペリオン……スマッシャー!!」

 

爆煙を裂き、桜色の砲撃がフェイトに襲いかかる

 

「マズッ!」

 

フェイトはそれを間一髪、何とか避ける

 

そして、そのままなのはに向けて突っ込んでいく

 

「しまった!」

 

なのはは砲撃の直後で上手く動けなかった。が、なんとかバックステップをする

 

「このっ!」

 

フェイトはバルディッシュを下から上に振るう

 

そして、バルディッシュがマントを縛っていた紐に引っかかり、マントがなのはから離れた

 

「あっ!」

「もらった!」

 

フェイトは振り上げたバルディッシュをそのまま振りおろした

 

「まだ!」

 

なのははブレスレットを盾に変えてバルディッシュを防いだ

 

フェイトはその勢いを倍にして吹っ飛んでいく

 

「決める!」

 

なのははレイジングハートの先をフェイトに向け、トリガーに手をかける

 

「ディバイン……」

「今!」

 

フェイトは無理矢理体制を整え、なのはにバインドをかける

 

「え!?」

 

いきなりのバインドに反応が遅れるなのは

 

フェイトはそのまま魔法陣を展開し、目を閉じて詠唱する

 

なのはは焦ってバインドブレイクをしようとするが、バインドブレイクが焦りのせいで上手く決まらない

 

「アルカス・クルタス・エイギアス。疾風なりし天神、今導きのもと撃ちかかれ。バルエル・ザルエル・ブラウゼル」

 

フェイトの周りに計64個のフォトンスフィアが現れる

 

なのはの顔に冷や汗が浮き出る

 

「フォトンランサー・ファランクスシフト!!」

 

フェイトがバルディッシュの先をなのはに向けると、64個のスフィアから大量のフォトンランサーがなのはに襲いかかる

 

なのはを中心に、フォトンランサーによる爆煙が巻き起こる

 

そして、フェイトの手に金色の魔力の槍のようなものが姿を現す

 

「スパーク……エンド!!」

 

止めと言わんばかりにフェイトはそれを振りかぶり、なのはに投げつけた

 

そして、また新たに大きな爆発と共に爆煙が巻き起こった

 

「はぁ……はぁ……これなら……」

 

直後、フェイトの手足が桜色のリングによって固定された

 

「え!?」

「バインドって撃ち終わると解けちゃうんだね」

 

なのはは白いバリアジャケットをボロボロにしながらも、飛んでいた

 

空中を漂ってきたウルトラマントをキャッチし、もう一度羽織る

 

手には、ブレスレットを変化させた槍が握られていた

 

「最後のやつをこれで弾かなかったらやられてたよ」

 

なのはは槍をブレスレットに戻し、魔法陣を展開する

 

「今度はわたしの番だね」

 

なのはは杖を振り上げる

 

なのはの目の前に特大の魔力のスフィアが現れる

 

そのスフィアの魔力は、周りから集まっていた

 

「まさか……収束魔法!?」

「受けてみて!ディバインバスターとハイペリオンスマッシャーのバリエーション!」

 

なのはは完成した超巨大のスフィアに向けてレイジングハートを降るおうとする

 

「これがわたしの全力全開!」

「このっ!あ、はずれた」

 

フェイトを縛っていたバインドの一つが割れる。が、動く事はできない

 

「スターライトブレイカー!!」

 

なのはがスフィアに向けてレイジングハートを振った

 

直後、スフィアの一部から超巨大な砲撃が繰り出された

 

「多重プロテクション!」

 

フェイトは砲撃に備え、プロテクションを何枚も張った

 

そこにスターライトブレイカーが直撃した

 

数秒は耐えていたが、すぐに一枚、二枚と割られていく

 

「負けない……負けたくない!」

 

フェイトのプロテクションにかける魔力がさらに増し、プロテクションが一層強く輝く

 

が、また一枚、割れる

 

そして、最後の一枚が……割れた

 

フェイトを桜色の魔力の濁流が包む

 

そして、爆発した

 

 

 

 

「ひゃっ!?」

 

爆音で祈梨は目を覚ました

 

「あ、目が覚めました?」

「……ここは?」

「なのはさんとフェイトさんの戦ってるところより少し離れたところです」

 

祈梨はシャロにおぶられてる事に気づかず、前を見る

 

なのはから放たれた砲撃が一直線に海に伸びていた

 

「……あの子、生きてるかしら?」

「え!?誰か巻き込まれたの!?」

「フェイトがな……死ななけりゃいいけどさ。うん」

 

祈梨は本気でフェイトの安否を気にした

 

「……回収してくる」

「いってら」

 

玲音はフェイトとなのはの回収のために爆心地に歩き始めた

 

 

 

 

フェイトはスターライトブレイカーの直撃を受けてなお、飛んでいた

 

が、すぐに糸が切れた人形のように海に向かって落下した

 

「フェイトちゃん!」

 

なのははそれを大急ぎで追う

 

が、フェイトが海に落ちる前に回収するには速さが足りなかった

 

そして、フェイトが海に接触する直前、何者かがフェイトを回収した

 

「ふぅ……間一髪」

 

それは玲音だった

 

玲音は最初、お姫様抱っこの形で回収したが、すぐに肩を貸す形でなのはの元まで飛んだ

 

「ったく、何だよあの人に撃ってはいけないようなビームは」

「人に撃ってはいけないってなに!?スターライトブレイカーなの!」

「え……?星を《スター》軽く《ライト》破壊《ブレイカー》?この子……怖いわ~」

「酷いの!!」

「あはは……」

 

なのはと玲音の軽い口論にフェイトが思わず笑う

 

「……君」

「うん?」

 

フェイトはなのはを呼ぶ

 

「ジュエルシード……約束だから」

『Put out』

 

バルディッシュがフェイトの意志に答え、なのはに向けてジュエルシードを出す

 

「……うん。ありがと」

 

なのはがレイジングハートでジュエルシードに触れようとした時、空に雷雲が立ち込めた

 

「チッ……なのは、この子を頼む」

 

玲音はなのはにフェイトを渡した

 

そして、暫く経ち、玲音に向けて雷が落ちてきた

 

「来い!」

 

玲音はそれをよけようとも受け止めようともせず、両手を開き、全身で受け止めた

 

「玲音くん!」

 

なのははそれを見て思わず玲音の名前を呼んだ

 

が、玲音の体から緑色の光が溢れた

 

「そう簡単にやられるかよ」

 

そして、雷が止んだ

 

「スパーク……レジェンド!!」

 

玲音は雷のエネルギーを自分の攻撃エネルギーに変換し、両手を空に向けてぐるりと回した

 

その瞬間、雷雲に穴があいた

 

「……え?」

「正に伝説の必殺技ってな」

 

伝説のウルトラマン、ウルトラマンレジェンドの必殺技、スパークレジェンド

 

それにより、玲音は無理矢理次元に穴を開けたのだ

 

が、次元の穴はすぐに閉じていき、雷雲も閉じた

 

「……チッ」

「す、凄い……って、あぁ!?」

 

なのはがジュエルシードを回収しようとジュエルシードの方を見た

 

「どうした……って、うぉっ!?」

 

ジュエルシードは既にその場には無かった

 

「……母さんがとっていったんだ……」

「……お前の母さん、なんか凄いことしでかすな」

「え?そ、そう?」

 

何故か照れるフェイト

 

「……褒めたわけでは無いんだが」

「そ、そうなんだ……」

 

目に見えて落ち込むフェイト

 

そんなフェイトを無視してなのはに話しをする

 

「俺達は数分後に……なんだっけ?まぁ、突入するから」

「あ!だったら!」

 

 

 

 

『……どうしてこうなった』

「む~……」

「正直、すまんかった」

 

祈梨達はアースラの中にいた

 

祈梨は頬を膨らませて明らかに不機嫌です。と言わんばかりだ。剣も書いて背中に背負っている

 

が、そんなことをしても微笑ましく見られるだけだが

 

理由としては、どうせなら一緒に行動しようよとなのはに言われ、断りきれずに玲音が祈梨に頭を下げ、祈梨が仕方なく了承したからだ

 

ちなみに、祈梨を覗く本人達は、家でアースラの様子をハッキングして頃いを見て突入する気満々だった

 

ちなみに、フェイトはアースラに来た時、拘束具をかけられる筈だったが、祈梨をシャロが無理矢理ドSモードに覚醒させ、拘束具をかける隊員に罪を擦り付け、ボッコボコにしたため、拘束具はかけられなかった

 

ちなみに、今回は祈梨が大切に保存していたアイスだった

 

まぁ、その後本当の事がバレてボ○バーマンも真っ青なくらいの爆弾を爆発させられるのだが、それはまだ数日後の話

 

そして、全員がブリッジに行くと既に武装隊がプレシアの居る場所に突撃を仕掛ける直前だった

 

ブリッジには高坂と闇倉が既に居た。が、高坂は何も言わなかった

 

「なのはさん、お疲れ様。あなたがフェイトさん?初めまして」

 

リンディがフェイトに歩み寄り、そう言う

 

が、フェイトはバルディッシュを見つめ、何も返さなかった

 

そして、暫くしてモニターに目を移した

 

そこには、プレシアの居る間……玉座の間に突入する用意を完了させた武装隊が映されていた

 

『武装隊各員、突入します!』

 

そして、武装隊が玉座の間に突撃した

 

そこには、玉座に座ったプレシアがいた。武装隊には全く動じてなかった

 

「……余裕の表情ね」

「多分……力の格が違うよ。雰囲気でわかる」

 

アリサとすずかはそう呟いた

 

ひなたは片手で合掌していた。が、縁起が悪いと夢咲に弁慶の泣き所を蹴られ、うずくまっていた

 

『ん……?何だここは』

 

後ろに回った武装隊がプレシアの後ろの空間に目を止めた

 

そして、その中に入り、中を捜索する

 

そして、中央に置かれたポットに目が止まった

 

『なっ!?これは……』

 

隊員かポットに触ろうとした瞬間……

 

『アリシアに触るなァァァァァ!!!』

 

プレシアの雷が隊員を吹っ飛ばした

 

『こいつ!』

 

それを見て、隊員が杖を構えた。が、

 

『邪魔よ!』

 

その隊員を雷で吹っ飛ばした。防御させる暇も与えずに

 

リンディやクロノはそれに驚いていたが、アースラスタッフでないなのは達はもっと他の物に視線を向けていた

 

ポットの中には……人が居た

 

しかも、その人物はフェイトにそっくり……いや、余りにも似すぎていた

 

同じと言っても、あながち間違ってはいない……そんな容姿だった

 

そんな子が、ポットの中で膝を抱え、浮いていた

 

生きてるか死んでるのかすら分からない。それくらい、肉体は新鮮に見えた

 

が、玲音、條助、夢咲、シャロは直感で分かった。死んでいると

 

「あれは……一体?」

 

アリサの口から言葉が漏れた

 

そして、クロノがそれに答えた

 

「あれは……プレシア・テスタロッサの実の娘……アリシア・テスタロッサだ」

 

アリサが実の娘ってどういうことだと聞こうとしたが、それより先にクロノが口を開く

 

「アリシア・テスタロッサは二十六年前の駆動炉ヒュウドラの暴走事故の際……死んでいる」

 

それを知らないフェイトとアルフを含めた人物は、何も言うことが出来なかった

 

クロノはそれにさらに追い討ちをかける

 

「フェイト・テスタロッサなんて人物は……プレシア・テスタロッサの過去の経歴には……一切出てきてはいない」

 

もう、言葉が出なかった

 

ただ、驚きしかなかった。が、ひなたはすぐにでもプレシアの元に転移してぶん殴り、次のセリフを止めたかった。が、それが空回りし、転移が出来なかった

 

その焦りに唇を噛んで怒りを抑えることしか出来なかった

 

『折角アリシアの記憶をあげたのに……フェイト、あなたが受け継いだのはその容姿だけ……可哀想なお人形』

 

その言葉に玲音、條助、夢咲、シャロが何ともいい難い怒りに刈られた

 

「実はね、彼女が最後に行っていた研究は使い魔とは異なる使い魔を超える人造生命の精製。そして、死者蘇生の秘術、フェイトって名前は当時彼女の研究につけられた開発コードなの。プロジェクトFATE。それが、この研究の名前」

 

エイミィが静かに、誰に聞かれることなく答えた

 

そして、九人の頭の中に一つの……イコールでつなげてはいけない式が浮かんだ

 

アリシア・テスタロッサ、プロジェクトFATE、プレシア・テスタロッサ。そして、フェイトという名前

 

これが表すこと。すなわち、

 

『そうよ……フェイト。あなたはプロジェクトFATEの実験体の一号……アリシアの模造品よ』

「模造品……ですって?」

 

夢咲が思わず口にする

 

『あなたは私がアリシアを取り戻すための間を繋ぐお人形よ』

 

夢咲の言葉を物ともせずにプレシアがそういった

 

『だから……お前はもう要らないわ。どこへなりとも……消えなさい!!』

「テメェェェェェ!!!」

 

アルフが拳を握り、咆哮した

 

「それがお母さんの言うことなの!?」

 

祈梨もそう叫んだ。が、プレシアは何も答えない

 

そして、もう一度プレシアの口が開いた

 

『いいこと教えてあげるわ……フェイト……私はあなたの事が昔っから』

「止め……!!」

 

ひなたが止めようとした。が、無情にも次のセリフは吐き出された

 

『大ッ嫌いだったのよ!!!』

 

今まで信じていた母親からの言葉

 

フェイトは崩れ落ちた

 

バルディッシュが地面に当たり、一部が砕ける

 

「……ふざけてんじゃねぇぞ……このクソ野郎がァーーッ!!」

 

プレシアの言葉に、條助が叫んだ

 

「例えフェイトがクローンだろうが関係ねぇ!!フェイトは今!!こうして生きているんだ!!人間なんだよ!!それを否定してるんじゃねぇぞ!!それが母親の言う事か!!たった一人の親が言う事か!!」

 

條助が思ったことを全て吐き出した

 

その時、一瞬だけプレシアが悲しそうな顔をした。ほんの、一瞬だけ

 

『そんな子は私の娘ではないわ……私の娘はアリシア……あの子だけよ!!』

 

そして、通信が切れた

 

「……行こう。皆」

 

祈梨が一枚の紙に何かを書き、皆にそういった

 

「なのはとユーノも来い」

「え?あ、うん」

「分かったよ」

「アルフも」

「お、おう」

 

九人がまとまる

 

「そこの真っ黒ノ。この子、頼んだわよ」

 

夢咲がクロノにそう言うと、祈梨に視線を送った。そして、祈梨が一枚の紙を破りとり、上に投げた

 

瞬間、九人の姿は消えた

 

「き、消えた……?」

「……俺達も行く」

「……」

 

そして、闇倉と高坂が転移した

 

そして、クロノはフェイトを医務室へと運んだ




ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLEより、スパークレジェンドでした

最近、久しぶりにウルトラマンネオスを見たら記憶に残ってたのがパイロット版でなんか本編見てたら不思議な気持ちになりました。あと、wiki見てたらセブン21がセブンよりも年上だということも初めて知りました

それでは、また次回
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