魔法少女リリカルなのは~転生者達の波瀾万丈な物語~   作:白銀の勇者

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難産でした

あと、すずね☆マギカや劇場版まどマギ三部作の魔法は使ってもいいですか?




第27話

「いや~、一時はどうなることかと」

「ホントですよ。なのはさんは洗脳されちゃいますし」

「洗脳されたって言われてもなんか実感沸かないの……」

「それに、話を聞く限り十中八九闇倉が悪いよね」

「そんな奴と一緒に戦ってたなんて……」

 

先にアースラに戻ってきた玲音、シャロ、なのは、ひなた、ユーノは休憩室のような場所でくつろいでいた

 

次元震はプレシアのおかげで収まったらしく、五人は拍子抜けといった感じだった

 

ちなみに、プレシアが九個同時に封印できたのは……戦う親は強い。特に子供の前では。そんな感じだ

 

なのはは洗脳による後遺症等は玲音が調べたが、特に問題はなかった

 

ひなたの魔力切れもなのはとユーノが少し魔力を分けたことでなんとかなった

 

「でも、あいつはゴキブリのように何処からか湧いてきそうで怖い……」

「ですよね……」

「だ、大丈夫なの!爆発してたし!」

「それよりも、何故人間が爆発したのか……」

「管理局にそのまま報告されたら確実に歩くロストロギアに認定されるかも……」

 

ボソッとユーノの口から出たその言葉に玲音はえっと声を出しながらユーノに振り向いた

 

そして、マジ?と聞くとマジと返された

 

「だって、真竜クラスであろう召喚獣を召喚できて転移も簡単に出来て凄い光線も撃てて……それ以外にも出来るんでしょ?」

「まぁな。死者蘇生やら時間遡行やら多分宇宙バーンも出来る。それに、どんな怪我や病気も治せ……って聞いてるか?」

 

なのはとユーノは突拍子もない事に目が飛び出そうな程驚いていた

 

「い、いやいや!流石に死者蘇生とか時間遡行とかは無理でしょ!」

「時間遡行は俺もやった事ないからわからないけど、死者蘇生なら……」

「僕がいるしね」

 

え?といった感じでひなたを見る二人

 

「僕は一回闇倉に殺されたけど、玲音が生き返らせてくれたんだ。腕は無くなったままだけどね」

 

あはは~と脳天気に笑いながら言ってるが、肝心の二人は( ゜д゜ )←こんな感じである

 

それに、笑い事でもないが、本人が笑ってるのでそこは気にしないでおこう

 

「……もう玲音くんってロストロギアでいいと思うの」

「うん。僕もそう思った」

「……まぁいいけどさ。褒め言葉として受け取っておく」

 

玲音は軽くため息を吐きながら二人にそう言った

 

「そういえば、お礼してなかったっけ」

「そうだったか?」

 

何か思い出した感じにひなたが言った

 

「じゃあ……どうしよ?」

「別に俺は礼なんていらないって」

「う~ん……じゃあ僕を好き勝手していいよ?」

「ブッ!?」

『?』

 

シャロはひなたの言葉に飲んでいたジュースを吹き出し、なのはとユーノはひなたの言葉が分かってなかった

 

玲音は俺はロリコンじゃないと言いながらひなたの後頭部に肘鉄を送り込み、ひなたが地面を転がって悶絶してるところを無視しながら一つユーノに質問した

 

「で、お前らと戦った高坂は?」

「あっ……」

 

すっかり忘れ去られていた高坂であったとさ。ちゃんちゃん

 

 

 

 

「……ここはどこだ?」

 

玲音に爆殺された闇倉は何処か、別の場所にいた

 

目の前には川。赤色の彼岸花が咲き乱れる場所だった

 

「俺はあのクソ野郎に吹っ飛ばされ……」

 

闇倉は自分がどうなったかを思い出していた。そして、周りを見渡すと、赤色の髪の女性が鎌を横に置いて木にもたれかかってよだれを垂らしながら寝ていた

 

「なんだ、あの女は」

 

そう口に出しながらもその女性の方に歩いていく

 

「おい、起きろ」

「ぐー……」

 

闇倉は舌打ちをすると、女性の脇腹を蹴った

 

「うぇっ!?四季様!?そんな乱暴な起こし方……って、ありゃ?」

 

女性は飛び起きた。が、起こしたのが四季と呼ばれた者ではないことに疑問を感じたが、闇倉を見るとあぁ、といった感じで納得した

 

「あ~……仕事か~……まぁ、四季様の説教じゃないだけマシかな」

 

女性は鎌を持ち上げ、近くの木製の船に乗った

 

「ほら、とっとと乗りな」

「おい、ここは何処だ」

 

闇倉はその女性に聴いた

 

「何処って……ここは三途の川。聞いたことないかい?」

「三途の川?馬鹿馬鹿しい」

 

闇倉は鼻で笑ったが、女性は一旦船から降りた

 

「ほら、とっとと行くよ。面倒なんだから」

「おい!離せ!」

 

女性は闇倉の腕を掴むと、そのまま船に投げ入れた

 

「あらよっと」

 

そして、船を少し動かすと、周りの風景が一瞬で変わった

 

「なっ!?」

「到着っと。ほら、とっとと降りな」

 

女性は闇倉を無理矢理船からおろした

 

「おい!」

「んじゃ、また輪廻転生したら会おうな~」

 

女性は船からおりずに、反転して船をこぐと、一瞬で消えた

 

「……チッ、なんだここは」

 

闇倉は舌打ちしながらも、船から下ろされた場所を見渡した

 

目の前には大きな建物。それだけしかなかった

 

取り敢えず中の人間に何かを聞こう。そう思い、巨大な扉を開けた

 

「待っていましたよ。闇倉健介」

「ア?」

 

中からは少女の声

 

闇倉は自分の名前が呼ばれた事で少し驚いていた

 

「なんだ?ガキ」

「閻魔である私をガキ呼ばわりとは……まぁいいです」

 

目の前の少女は眉間にシワを寄せたが、なんとか何時も通りの表情に戻した

 

「あなたは今まで何をやっていたか、理解してますか?」

「いきなり何言ってんだ?頭イってんのか?」

「……あなたは数多の人の心を傷つけ、数多の人を殺してきた」

「は?それがどうした?俺の好き勝手にして何が悪いんだ?ガキ」

「その行動を悪いと思ったことは?」

「ハッ!何言い出すかと思えば……あんまりふざけた事ぬかしてると犯したあとにぶっ殺すぞ」

 

闇倉は闇のオーラを出しながら、少女を威圧した

 

が、少女は動じない

 

「判決を下します。あなたは地獄行きです」

「地獄に落ちるのはテメェの方だ!クソガキが!」

 

闇倉は闇のオーラを手にまとい、真っ黒の腕を少女に伸ばした

 

「その程度ですか?」

 

少女はそれを手に持った棒のようなものでいとも容易く弾き返した

 

「あなたを転生させた神は既に降格させてます。転生者は基本的に私達は干渉出来ないので大変困りましたが、彼等のおかげでまたあなたをこちらに呼ぶことができました」

「ふざけた事ぬかしてんじゃねぇぞ!」

 

闇倉は今度は闇の弾を少女に飛ばすが、少女はそれをろくに見ずにかわした

 

「私が直々に地獄に叩き込んでも構いませんが……」

 

少女が闇倉を可哀想な物を見る目で見た

 

そして、

 

「やっほ~!映姫~遊びに来たよ~!」

 

金髪の、まだ五歳ほどの少女が巨大な扉を開けて入ってきた

 

「後は彼女に任せるとしましょう」

 

映姫と呼ばれた少女は一つの書類にハンコを押した

 

「この場では四季と呼びなさいと言いましたよね?……アリシア・テスタロッサ」

 

金髪の少女はアリシアだった

 

が、彼女の肌は青白く、生きてるといった感じがしなかった

 

「あ~……めんごめんご。って、そこに居るのって……」

「はい。あなたの妹も手にかけようとした者です」

「当然……地獄行きだよね?」

「えぇ。元から地獄行きでした」

「じゃあ、とっとと叩き込んでよ」

「生憎、私はまだ裁かねばならない者がいます。ようするに仕事が溜りに溜まってるのであなたが地獄に送ってくれても結構です」

 

映姫は特に迷うことなくアリシアに言った

 

「それと、現世ではあなたを生き返らせようとしてる者がいます。直に、生き返れるでしょう」

「ほんと!?」

「ですが、死者蘇生なんて事を見逃す訳にもいきません。が、あなたがここで働いてくれれば、特別に黙認しましょう」

「さっすが映姫!話がわかるね!」

「四季と呼びなさい」

「俺を無視して会話してんじゃねぇ!ガキ共が!!」

 

闇倉は二人の会話を中断させ、二人に向けて黒色の手を伸ばした

 

アリシアはそれを見て、何もない背中に手をかけた

 

すると、そこに一本の刀が現れた

 

「人符……「現世斬」!」

 

刀を引き抜き、上から下へ一閃

 

黒色の腕は真っ二つに裂けた

 

映姫の方に向かった手は映姫がたたき落とした

 

「ッ!?」

「わたしの白桜剣(はくようけん)に斬れぬ物などあんまりない!ってね」

 

アリシアは慣れた手付きで自身の刀……白桜剣を構える

 

「一度防いだからと調子に乗るんじゃねぇぞオラァ!!」

 

闇倉はメフィストクローを手にアリシアに突っ込む

 

アリシアは振られたメフィストクローを刀で上に弾き、サマーソルトをして闇倉の顎に蹴りを一撃決め込む

 

そして、休ませる間もなく地面を蹴り、刀の柄で鳩尾に一撃、そしてもう一度顎に一撃を加える

 

「映姫。扉は開けておいて」

「四季と呼びなさいと何度言ったら……」

 

映姫が地獄への扉を開ける

 

「恋符……「マスタースパーク」!」

 

刀の切っ先を闇倉と地獄へと向け、刀の先から青色の砲撃を放つ

 

闇倉は悲鳴を上げる間もなく、地獄へと叩き込まれた

 

「ふぅ……終わりっと」

 

血を払うように刀を動かし、背中の鞘に刀をしまう

 

「お疲れ様です。アリシア・テスタロッサ」

「まぁね」

 

アリシアの背中の刀が消える

 

アリシアの顔はスッキリとしていた

 

「では、一先ず先にあなたを遺体の元に送り出します」

「あ、やさし~」

 

先程までとの雰囲気とは違い、砕けた雰囲気を放つ

 

「そして、あなたの『剣を自在に操る程度の能力』ですが、どうしますか?」

「そのままで。あと、わたしの白桜剣と桜東剣(おうとうけん)はいつでも召喚できるように出来ない?こっちに来て初めて貰った愛刀だから」

「わかりました。こちらで手配しておきましょう」

「ありがと。最後にちょっと冥界に行ってきてもいい?」

「構いませんよ。ですが、時間になりましたら強制的に転移させます」

「うん。じゃあ、よろしくね」

 

アリシアは扉を開けて飛んでいった

 

そして、映姫は一つため息をついた

 

「これで彼の殺した転生者を他の世界に転生させれますね。全く……私の仕事を無意味に増やすのは止めてもらいたいものです」

 

映姫はうーんとノビをすると、次の死人を裁くために気を引き締めた

 

そして、扉が開いた

 

 

 

 

玲音達が戻ってから数十分が経った。そして、転移しなかった残りの人物がアースラに帰ってきた

 

高坂は夢咲がリボンでがんじがらめにしてズルズルと引っ張っている

 

「だぁ!面倒なのよ!」

「ごふっ!」

 

そして、到着した瞬間、夢咲はマスケット銃の銃口で高坂の鳩尾を十回ほど突くと、あ~めんどと言ってマスケット銃をポイッと捨てた

 

その後、適当に歩いてたエイミィがそれを拾って誤ってトリガーを引いたのは関係のない話だ

 

「で、このゴミは放っておくとして、取り敢えずこれからどうするの?」

 

と、アリサは高坂の顔面にスティッキー・フィンガーズの拳を叩き込みながら聞いた

 

それを見て條助が南無三といいながらゴールド・エクスペリエンスで追撃してた

 

異常な程の嫌われようである

 

「私は帰りたいわ。めんどくさくてやってらんないわよ」

「じゃあなんでジュエルシードを?」

「……祈梨が集めたいって言ったのを断れる筈無いじゃない。例え、それがどんな面倒ごとでもね」

「え?」

「まぁ、お前の頼みなら俺達は断らないって事だよ」

 

祈梨の頭をわしゃわしゃと撫でる條助

 

あうあうと困ったような声を出す祈梨を見て思わず笑う夢咲

 

そして、どういうこっちゃといった感じで頭に?を浮かべる他の者達

 

「んじゃ、早速玲音達と合流すっか」

「そうね。この子の事、どうにか出来るかもしれないからね」

 

と、夢咲はコツンとアリシアの入ったポットを叩くと、條助と共に一足先に歩き始めた

 

「……ん?」

 

條助は何者かの気配を感じて後ろを振り返った

 

一瞬、金色の髪の毛のようなものが見えた気がしたが、目をこすってもう一度見たが、特に何も見えなかった

 

不思議に思いながらも、條助は夢咲について行った

 

 

 

 

「なんだ、そっちも大変だったんだな」

「そっちもな。まさかプレシアがちゃんとフェイトの事を愛してたのも驚きだった」

「ほんと、祈梨のファインプレーは凄かったわよ?」

「そ、そんなことないよ」

「そうかな?けっこう勇気のあることだと思うよ?」

「自慢したっていいんですよ?」

 

転生者六人がわいわいがやがやと喋ってるが、その横では

 

「闇倉がそんなことを……」

「しかも、既に何人も殺してるなんて……」

「でも、玲音くんがちゃんと制裁してくれたから心配はいらないよ?」

「で、その肝心の闇倉は?」

「え……えっと……次元空間を漂ってるんじゃないかな?もしかしたらアルハザードって所に漂着してたりして……あはは」

 

なんてことを話していた

 

ちなみに、なのはは途中からかなり挙動不信になっていた

 

「で、プレシアさん?」

「なにかしら?」

 

玲音は五人から離れてプレシアの元に行った

 

プレシアが思いっきりフェイトを抱きしめて、フェイトがこの際無視しておくことにした

 

「そのポットに入ってるのがアリシア?」

「そうよ……明日明後日の内には時の庭園に埋葬するつもりよ」

 

もう、蘇生も叶わないかもしれないからとプレシアは悲しそうに呟いた

 

「もし、生き返るとしたら?」

「詳しく話をきかせなさい!」

 

玲音の言葉にプレシアは乗った。玲音を見る目は視線だけで人を殺せそうな程だった。フェイトを抱いたままだから迫力は数割削がれてるが

 

「いや、もしもだよ?生き返るとしたら……どうする?」

「この私のなけなしの命だって払って見せるわ」

「そうか……なら、條助!」

 

玲音は條助を呼んだ。すると、條助は何処からかミキサーを持ってこっちに来た

 

「あれ作るぞ?」

「え?マジ?」

「とか言いながらミキサー持ってきてるじゃねぇか」

「HAHA、何のことかな?」

 

玲音はキングブレスレットから皿を三つ取り出した

 

その中には液状あんこ、パスタ、ライスが入っている

 

ニ○ニコ動画を見てる方ならご存知のあれをやるためだ

 

「んじゃ、クッキング準備、オーケー?」

「オーケー。パールジャム!」

 

條助は自身の三体目のスタンドの名前を叫んだ

 

「で、プレシアさんや?あなたの病気はどこから?」

「え?リンカーコアからだけど……」

「よし、逝くぞッ☆」

 

條助は三つの皿をスタンドと共に持ち上げ、

 

「はい、あんこ」

 

あんこをミキサーに入れ、

 

「パスタライスドーンッ☆」

 

そこにパスタとライスを入れた

 

「レッツミキサータイム!」

 

そして、ミキサー起動。中の固形物がドロドロとしたあんこ色の何かに染まっていくが、気にせず数秒でミキサーを止め、ミキサーの中のドロドロとした物をコップに入れ、

 

「一気に飲み干す!」

「って、あなたが飲むの!?」

 

それを條助が飲んだ

 

そして、数秒後

 

「ブホッ!」

 

吐き出しかけた。が、飲み込んだ

 

「……パスタがちょっと固形だった。思わずパスタガと叫ぶところだった」

「成程……もうちょっとミキサータイムを多くしないとな」

「一回目なんてあんことパスタとライスを液状になるまでミキシングしたからな……」

「男って馬鹿ばっかり……」

「ってか、ミキシングって何さ……」

 

呆れてる夢咲とひなたを無視して玲音がメモ帳に何かをメモって、

 

「そんなこんなでスパゲッティの完成です☆」

 

玲音が何処からかスパゲッティを取り出した

 

「さぁ!食せ! 」

「パールジャム満載だぜ?」

「え、えぇ……お腹すいてたし貰うとするわ」

 

と、プレシアにスパゲッティを渡した

 

ちなみに、これは條助が夢咲の時間停止を自分にもかけてもらい、ちゃちゃっと食堂で作ってきたスパゲッティだ。ちなみに、ミートスパゲッティ

 

そのためホカホカだし、さっきのあんことパスタとライスを混ぜたナニカとは一切合切関係がない

 

食材?そんなものアースラにあった物を使いましたよ

 

「さて、アリシアの蘇生準備しますか。夢咲~?」

「なんでそんな面倒なことを……ってか、さっき何分も時間停止させられて魔力限界なんだけど!?」

 

軽くキレながらも夢咲は時間停止をして、アリシアをポットから出して、リボンで適当に服を作ってアリシアに着せた

 

そして、玲音と條助を一発ずつ殴って時間停止を解除した

 

『ごふっ!?』

「あー面倒あんどすっきり」

 

ちなみに、アリシアはちゃんとリボンで作ったベッドに乗せました

 

「何が起こったの……?」

 

さっきまでぶっ倒れてたリンディがそれを見て呟いたが、夢咲以外知るものはいない

 

「さ、さて、とっとと蘇生させるか……」

「さ、さっきのあんこ入りパスタライスがァーッ!逆流してきたァーッ!」

 

玲音が殴られた腹を抑えながら立ち上がった

 

條助は割とマジでヤバイ様子

 

「蘇生ってどうするのかしら?」

「そりゃあ、俺の光線で……ホワァァァァァァ!!?」

 

玲音がプレシアに振り返ると、玲音が奇声を発した

 

それを聞いてプレシアを見たものも、目を見開いている

 

「え?な、なに?」

「……あ、鏡どうぞ」

 

祈梨が実体化ペンで鏡を書いてプレシアに渡す

 

「何がどうなって……あら?」

 

プレシアは自分を見て、驚いたような声を出す

 

「若返ってるじゃない♪」

 

そう。若返ってたのだ。どういう原理かは分からないが

 

ちなみに、フェイトは酸欠でぶっ倒れている

 

「……條助、なんか盛った?」

「……パールジャムを大量に」

「パールジャムってスタンドだよな?」

「……スタンドって不思議だな」

「そっすね……」

 

喜んでいるプレシアを見ながら、二人は遠い目をしていた

 

そして、玲音は遠い目を戻してアリシアに向き直る

 

「とっととやりますか」

 

玲音は手をアリシアにかざす

 

「リライブ光線」

 

そして、青緑色の、綺麗な光線がアリシアを包み込んだ

 

そして、玲音が照射を止めてからすぐに、アリシアの体が青緑色に光った

 

「これで生き返ったはずだ。プレシアさん。脈を測ってみてくれ」

「え、えぇ……」

 

プレシアは玲音の言う通りにアリシアの脈を測る

 

そして、

 

「……脈が……あるわ!」

 

脈があることを知らせた

 

「よし!ブレスレット無しでも上手く行ったぜ!」

 

玲音はガッツポーズをしてるが、転生者とアリサ、すずかを除く他の者は全員唖然としていた

 

「そ、そんな馬鹿な……」

 

クロノが思わず口にしたが、それに答える者はいなかった

 

そして、

 

「……ぅん?」

 

アリシアが小さく声を漏らした

 

「アリシア!?」

「ふわぁ~……あれ?お母さん?」

 

アリシアが欠伸をしながら上半身だけ起き上がった

 

「えっと……おはよう?」

「アリシア!!」

 

プレシアがアリシアに抱きついた

 

「ちょっ!?お母さん!?」

「いやぁ、蘇生は強敵でしたね」

「訳分かりませんから」

 

玲音のボケともいえないボケにシャロがツッコミを入れる

 

「ともあれ、これでなんとかなったのか?」

「まぁ、これで大丈夫じゃない?」

「一件落着っと」

「……あ、祈梨さん、時間は大丈夫ですか?」

「時間……?……あっ!?」

 

シャロに時計を見せられながら時間のことを聞かれ、声をあげた

 

「も、もうこんな時間……わ、わたし帰るね!」

「ついでに私達も帰るわ」

「結構ヤバイかもしれないから……」

「お、おう」

「取り敢えず、後のことは任せておいてください」

「怒られないようにね~」

 

祈梨が実体化ペンで紙に何かを書き、ポイッと上に投げた

 

「あっ!おい待て!」

 

クロノが呼び止めたが、それをお構いなしに祈梨達は消えた

 

「くっ……ジュエルシードを……」

 

KYな事をしようとしたクロノを全員が白い目で見てた

 

え~……そこでそれ言うのかよ……といった感じで

 

「……なんだその目は」

「……代表して僕が言うよ?ここでそれは無いわ~」

 

ユーノが手を横に振りながら言うと、皆がうんうんと頷いた

 

「いや!ロストロギアだぞ!?」

「安定してるんだし大丈夫だって。こう見えてもスクライアだよ?」

「だが……」

「そこのKY。次ネブラの事について何か言ったら……その口を縫い合わすわよ?」

 

夢咲はハンドガンをクロノの後頭部に突きつけ、言い放った

 

「OK?」

「……くっ……OK」

「ズドン」

 

パンッ!という乾いた音と共にクロノが倒れた

 

「う、撃ったァァァァァァ!!?」

「ペイント弾よ。ほら、マガジンの中も…… 」

 

マガジンの中には金色に光る弾丸が何発も……

 

夢咲はガシャッ!!とマガジンをハンドガンに詰めると、ハンドガンを盾の中にしまった

 

「……てへっ」

 

夢咲は俗に言うテヘペロをした

 

「……判定は?」

『ギルティ』

「殺人容疑で現行犯逮捕します」

 

リンディが夢咲の手に手錠をかけた

 

「え?冗談よね?」

「言い訳はあっちで……」

「ちょっ、お願い!MA☆TTE!」

 

夢咲がリンディに連行されていく

 

「勝手に殺すな!!」

 

クロノがガバッ!と起き上がった

 

「麻酔弾だったぞ!プロテクションで防いだがちょっと刺さったぞ!少し寝てしまっただろうが!」

「ほら!」

「……次はありませんよ?」

 

手錠がガチャッと外される

 

「ネタに走って捕まるとか……勘弁願いたいわ……」

「今度からは弾をちゃんと確認しろよ?」

「そうするわ……」

 

結構青ざめた感じで夢咲は手錠をかけられた手をプラプラさせていた

 

もう二度と味わいたくない感触だわとボソりと呟いていた

 

「そういえば、君に頼みたいことがあるんだけど」

 

アリシアはプレシアの抱擁から抜け出し、玲音の目の前まで歩いていった

 

「なんだ?」

「リニスを過去から連れてきてくれない?」

『え!?』

 

その言葉に、今度は転生者達まで驚いた

 

「出来るんでしょ?ウルトラマンノアっていう人の力で」

 

アリシアはふふっと笑いながら玲音の目を覗きこんだ

 

「で、出来ない事はないが……」

「ちょっ、玲音さん!初耳ですよ!?」

「そりゃ……使わないし……ってか何でお前が知ってるんだよ」

「ちょっとね。コネがあるんだよ」

 

アリシアは玲音から少し離れながらそう言った

 

「秘密のある女って素敵じゃない?」

 

無邪気に笑うアリシアを見て玲音はため息を吐いた

 

「分かった。行ってこよう」

「さ、流石に時間遡行なんて荒業、出来るはずが……」

「言ってんだろ……不可能を可能にするってな」

 

玲音の背中にノアイージスが展開される

 

そして、腕を構え、その間にエネルギーを発生させ、両手の拳にエネルギーを移動させる

 

「ハッ!」

 

その拳を突き上げ、エネルギー弾を発射した

 

エネルギー弾はアースラの天井に当たる前にワームホールとなった

 

「で、時間は?」

「えっと……お母さん?リニスが消えちゃった時を教えて?」

「えっと……確か……」

 

プレシアは玲音にリニスが消えた時間、場所を教えた

 

そして、外見も口頭でだが、教えた

 

「わかった。行ってくる!」

 

玲音はワームホールに飛び込み、この時間から姿を消した

 

そして、

 

「今戻った!」

『はやっ!?』

 

十秒も経たない内にワームホールを通って戻ってきた

 

「こいつか?」

 

玲音は手に抱えた猫をプレシアに見せた

 

プレシアは間違いないわと言った

 

「ほら、もう一回使い魔にしないと消えちゃうよ」

「え、えぇ。そうね」

 

プレシアの足元に魔法陣が展開され、すぐに消える

 

「完了よ……」

「……ここは?」

 

リニスは猫の状態のまま、起き上がった

 

「リニス……なのね」

「プレシア!?」

 

リニスの体が光に包まれ、一瞬で成人女性の姿に変わった

 

「一体何がどうなって……あら?フェイト?でも何か違うような……」

 

リニスはプレシアに聞きこもうとしたが、アリシアを見てしゃがんだ

 

そして、何か違うような……と頭を捻っていた

 

「リニスぅぅぅ!!」

 

が、横からオレンジの何かが弾丸のような速さでりニスに突っ込んだ

 

「ぐふっ!?」

 

リニスは飛びかけた意識をなんとか戻し、自分に突っ込んできたオレンジの何かを見る

 

「あ、アルフ!?……あれ?大きい?」

「リニスぅ~……」

 

アルフはそのままりニスに抱き着き、離れようとしなかった

 

「な、何がどうなってるんですか!?プレシアは若干若返ってますしアルフは大きくなってますし!」

 

最早何がなんだか分かっていなかった

 

ましてや、未来だとは少しも予想はしていなかった

 

「プレシア!説明して……あれ?」

 

アルフの頭をよしよしと撫でながらプレシアに問おうとしたが、プレシアから少し離れたところで寝ている子に気がついた

 

「え……?フェイトが……二人?」

 

プレシアと並んで立っているアリシアとフェイトを何度も見ながらえ?え?と何度も声を出す

 

「リニス。使い魔になってから会うのは初めてだよね」

「はい?フェイト、何を……」

「ううん。わたしはアリシア。あそこで絶賛気絶中のフェイトのお姉ちゃんだよ」

「アリ……シア?」

「驚くかもしれないけど、ちゃんと聞いてね」

 

アリシアは丁寧に一つずつ説明した

 

ここが未来であること、プレシアが起こした事、自分が玲音の手により蘇生されたこと、フェイトと和解した事

 

「ち、ちょっと待って。アリシア。あなたは何処でそれを……?」

「あの世からね。幽霊として見てたんだよ?ず~っとね」

 

え!?とプレシアは声を上げたが、ハッと何かに気が付いた

 

「ま、まさか暖房つけてるのに寒かったりアリシアが語りかけてくる夢をよく見てたのって……」

「ちょ~っと自己主張させてもらっちゃった」

 

てへっと声を出す

 

「でも、あの世なんて……」

「う~ん……まぁ、信じてもらえなくてもいいよ。でも、全部見てたんだよ?全部ね」

「えぇ。でも、なんで全部を強調するのかしら?」

「な~んでフェイトに鞭打ってたのかな?物理的な意味で」

「え゛」

「そこは後でO☆HA☆NA☆SHIするとして、リニス。理解できた?」

「……もう信じるしかないみたいですね」

 

リニスは諦めたように声を漏らした

 

プレシアは隅っこでガクブルしている

 

「えっと……あなた達にもご迷惑をおかけしたみたいですね」

 

リニスはアルフを引きはがし、立ち上がった。が、また抱き着かれて倒れた

 

そして、べっとりとひっつくアルフごと自分の体を立たせた

 

「私の困った主が色々と巻き込んで申し訳ありませんでした。そして、管理局の方も。主に変わってあやまらせてもらいます。ご迷惑をおかけしてすみませんでした」

 

アルフを抱きながら器用にリニスはお辞儀をした

 

「あ、えっと……わたしは好きでやった事だし……」

「これからもフェイトをよろしくおねがいしますね?」

「はい!」

 

リニスの言葉になのはは元気良く返事をした

 

「リニスさん。この場、この雰囲気では大変申し上げにくいのですが、プレシアさんはロストロギアであるジュエルシードを不当使用してしまったので……」

「はい。分かっています」

 

なのはとユーノとアリシア、そしてひなたを除く転生者達も少し俯いた

 

が、ひなたはちょんちょんとシャロの肩をつついた

 

「シャロ。ちょっとハッキングして欲しいことがあるんだけど」

 

ひなたはリンディに聞こえないようにシャロに話しかけた

 

「26年前の駆動炉暴走事件について。管理局のデータを見ることは出来る?」

「えっと……やれるだけやってみますね」

 

シャロは壁や地面をコンコンと叩き、壁と壁の間の一点に二の腕に巻いていた金属ヘラを突き刺した

 

「ダイレクトハッキング!」

 

シャロの目が少し光った

 

そして、シャロはアースラのシステムから一気に管理局のデータバンクにハッキング。そのまま26年前、プレシアが関わった駆動炉暴走事件についてを調べた

 

結果はすぐに出た

 

事件はすべてプレシアの責任となっていた。が、上層部も関わっているのも分かった

 

が、シャロは何か違和感を感じた

 

(これは……改竄された痕跡?なんで……いや、そんなことはどうでもいいんです。とりあえず、改竄前のデータを……)

 

電脳世界の中、シャロはさらにハッキングを進める

 

が、

 

(アースラのコンピュータごしだからでしょうか……改竄前のデータが……)

 

改竄前のデータを入手することは不可能だった

 

「シャロ、どう?」

 

ひなたは壁を睨みつけたまま、汗をかいているシャロに呼びかけた

 

「……上層部が絡んでるって事はわかりました。そして、改竄の痕跡も多々発見しました」

「うん。十分だよ」

 

ひなたはシャロの肩を叩くと、リンディに話しかけた

 

「ちょっといいかな?見せたいものがあるんだけど」

「なにかしら?」

「ここのコンピュータに関してピカイチの人を用意してくれる?」

「えぇ、分かったわ。エイミィ」

「はい!」

 

エイミィは自分の椅子に座る

 

それを見たひなたがシャロにあのコンピュータにデータを送ってくれと頼んだ

 

シャロは指示通りにデータを送った

 

「これ……26年前の駆動炉ヒュウドラ暴走事件の記録?これが何か?」

「それに改竄された痕跡と上層部が絡んでたっていう証拠があるはずだよ。調べてみて」

「うん。いいけど……」

 

エイミィはキーボードを叩き始めた

 

シャロは壁からヘラを抜き取り、二の腕に巻き付けると座り込んだ

 

ひなたはお疲れ様。とシャロの横に座り込んだ

 

「……うん。あったよ。何個か上層部が絡んでるっていう証拠。そして、改竄された痕跡も見つかったよ」

「つまりこれは……プレシアさんは……」

「被害者……だね」

 

ひなたがよっしゃと小さく呟いていた

 

そういえば原作知識もってたんだっけ?とシャロは心の中で呟いていた

 

「これなら上層部を挑発してプレシアさんの罪を軽くすることが出来るかもしれないわね」

「まぁ、お願いね~」

 

ひなたは手をプラプラとさせながらリンディに言った

 

「まぁ、僕達に出来るのはこんなもんじゃない?」

「それなら俺達はお暇しようか」

「これで非日常とはおさらばね。これからは日常生活を満喫しましょうか。ってな訳でひなた」

「おーけー。転移バレット、シュート!」

 

ひなたが魔力弾を一発、撃ちあげた

 

そして、その魔力弾が爆ぜると同時に転生者全員がアースラから転移した

 

そして、地球に転移した転生者達は何事もなく家に帰っていった

 

「……なんか、嵐のように去っていったわね。やることだけやって」

「……ほんと、どれだけ感謝しても足りないくらいだわ」

「さて、プレシアさん。これからの事について、少し相談しませんか?」

「そうね、お願いするわ。リニスはアリシアとフェイトとアルフをお願いできるかしら?」

「はい。任せてください」

 

こそこそっとプレシアはリニスに近づいた

 

「ついでに昔のように撮影も……」

「何言ってるんですか。私にとっては昨日やってた事ですよ?任せてください。ついでにフェイトの成長の記録をください。後で自室で見ます」

「私の研究部屋のクローゼットの奥の六十ロック付き+魔力認証ロック付きの隠し扉の中に入ってるわ」

「えぇ。何時も通りに開けさせてもらいますね」

 

このプレシア、過度な親馬鹿だった。そして、リニスはもう手遅れだ

 

そして、プレシアはリンディと共に歩いていった

 

この後、ちょくちょくトイレに行っては戻ってくるリニスが発見された

 

リニスの通った後に赤色の血のような物がポタポタと垂れているのも後に清掃班が発見した

 

 

 

 

「えっと……わたし達は?」

「完全に空気だね……とりあえず、エイミィさん辺りに今日は家に帰るって言っておいたら?」

「ユーノくんも。フェレット状態でちゃんと家に来るんだよ?」

「うっ……まだフェレットに戻るのか……分かったよ」

「……そういえば、ユーノくん。高坂くんをバインドで縛って何か蹴ってるみたいだけど……何蹴ってるの?」

「いや、ちょっと寝てる中で激痛を味わうがいいと念を込めながら急所を蹴ってるだけだよ」

「そういえば、お父さんやお兄ちゃんもここを蹴られるとすっごい痛そうにしてたけど……そんなに痛いの?」

「女の子には一生わからない痛みだね。あと、お父さんとお兄さんのは蹴っちゃ駄目だよ?」

「う、うん……」

「とりあえず、今までなのはが迷惑してきたことを体に味合わせてやろう……」

 

なのはは先に別の部屋に行かせたユーノは暫く高坂のあれを蹴り続けた

 

翌日から、高坂のあれが数ヶ月使い物にならなくなったのは余談だ




と、いうわけでリニスも復活

なんか、バグチート一歩手前のような気がしてきたw

次回で無印最終回かな?
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