魔法少女リリカルなのは~転生者達の波瀾万丈な物語~ 作:白銀の勇者
なお、作者の気力が軽く尽きたため、短いです
またまた数時間経ち、翌日の玲音の家にて
「あ~……疲れが抜けねぇ……ノアの技をあんなに使ったせいかリライブ光線での疲れか……」
ゴキゴキゴキゴキ!!と首を回すと凄い音がなり、ちょっと肩が軽くなった気がした
一応、玲音はそれなりに体を鍛えている。学校の持久走なら息が切れる前に走り切れる
これからもう少しハードにしてみようかと思いながらも、ゴキッ!ゴキッ!と肩を鳴らす
もう魔法に関わらなくてもよくなるし、何しようかなんて思ってると、電話がかかってきた
寄ってきたゴモラたちを抱き上げて電話に出る
「もしもし、光です」
『あ、玲音くん?』
「その声……なのはか?」
かけてきたのはなのはだった
あの後大丈夫だったか?と聞くとなんにもなかったよと返された
『ちょっと時間いい?』
「おう。暇だしな」
「えっと、ここでいいんだよな?」
玲音は臨海公園の前に来ていた
理由はなのはに呼ばれたからだ
「あ、玲音く~ん」
「おっ、来た来た」
しばらくしてからなのはが走ってきた
「こうやって会うのは初めてか?」
「そういえば……前は初対面だったし、名前知ったのもアースラの中だったし……」
「まぁ、別にいいさ。それより、何があるんだ?」
臨海公園に入って歩きながら玲音がなのはに聞く
「フェイトちゃんがわたしに会いたいって言ってくれたみたいなの。それで、もうミッドチルダに行っちゃうみたいだから、お話しようって」
もう帰るのかと思いながら、そうか。と返す玲音
「そういえば、俺って家の電話番号教えてないよな?」
なのはとまともに話したのなんてアースラで三回目にあった時と時の庭園から帰った時だ
その中で、玲音は自分の連絡先をなのはに知らせていない
「ひなたちゃんが教えてくれたの。やけににやにやしてサムズアップしてたけど……」
あの女狐めなんて思いながら、そうだったのかと返事を返す
「……ん?あそこにいるの……」
「あ!フェイトちゃんだ!」
なのはがフェイトに手を振りながら走っていく
そして、そのちょっと離れた場所にハラオウン親子とテスタロッサ親子がベンチに座ってるのを発見した
玲音はなのはたちの邪魔をするのもあれだろうと思い、そっちに歩いた
「ども、昨日振りっす」
「あら、玲音君じゃない」
「昨日振りね」
玲音が挨拶すると、プレシアとリンディが挨拶を返した
「ほんと……昨日はありがと。どれだけ感謝しても足りないくらいだわ」
「いえいえ。可能な事をやったまでです。それに、なんか後味悪いのは嫌いですし」
「それでも……よ。何かあったら言って頂戴。私でよければ力になるわ」
「じゃあ……何かあったら頼らせてもらいます」
玲音は後頭部に手をやりながらあははと笑いながらもそう返した
そして、今度はアリシアが近づいてきた
「昨日はありがとね~」
「いや、気にすんな」
「それに時間遡行なんて疲れたでしょ?」
「肩こっただけだ。体力はそれなりにある」
肩を回してゴキゴキ!と音を鳴らす。うぉ~凄い音とアリシアは少し驚いていた
「ちょっとだけ、模擬戦いい?」
「模擬戦?いいが……」
アリシアは唐突に聞いてきた
玲音はそれを了承した
そして、二人は少しだけ距離をとった
「先行は?」
「譲る」
「分かったよ」
アリシアは背中に手を移動させた
勿論、そこには何も無い
「……」
アリシアは目を閉じ、集中する。そして、目を開くと同時に、一瞬で玲音に距離を詰めた。さらに、アリシアの背中に刀が出現し、それを一瞬で抜刀。玲音に向けて銀色の一閃が襲いかかった
玲音はそれを驚きながらもアイスラッガーで防いだ
が、アリシアは今度は腰に短刀を出現させ、それを逆手で持ち、そのまま一閃した
それをよけきる事が出来ず、玲音の体の数ミリ前で刀は止まった
「……なんだよそれ」
「わたしの力かな。まさか居合を止められるとは思わなかったけどな」
アリシアは慣れた手つきで血払いをして、刀を鞘に収めた
刀は銀色の光が包むと、ポワッと消えた
「ありがとね。この世でも出来るか試したかったんだ」
「一体全体何をしたらあんな事が出来るのか……」
その言葉、そのままバットで打ち返すよとアリシアに言われた玲音だった
「あ、アリシア?今のは……」
「わたしのあの世で身につけた能力だよ。『剣を自在に操る程度の能力』だよ。あと、剣を出したのは……えっと……『剣を召喚する程度の能力』だよ」
最初の剣を自在に操る程度の能力は元からの能力だが、剣を召喚する程度の能力はアドリブだ
「あの世って……」
「聞いたことあるでしょ?死んだあとに行く場所」
「いやいや、そんなの迷信だろ」
「ううん。現実にあるよ。わたしが居たんだし」
「……なんか、もう物理法則やら何やらがもう……科学者に喧嘩売ってるとしか……」
「魔法の時点で科学者に喧嘩売ってるとしか……」
それもそうだねとアリシアが相槌をうち、玲音がうんうんとさらに相槌をうつ
「さて、そろそろ時間なんだが……」
「おいKY。ちょっと黙れ」
「首を……掻っ切られたい?」
いい雰囲気のなのはとフェイトに声をかけようとしたクロノの首に刀とアイスラッガーを突きつける
そして、刃の冷たい感触を首で感じて、クロノの顔色が真っ青に染まる
「わ、分かった……も、もう少しだけなんとか……」
「話がわかってもらえてお姉さん、嬉しいよ?」
「俺もだぜ?」
いい笑顔だった
なお、リニスはカメラ片手に二人を写していた
なにやら赤いものが鼻から垂れてるのは気のせいだろう
「そうですよ。プレシア。変えのカメラを」
「えぇ。もう回してるわ」
「この親馬鹿共め……」
「まぁ、分からないでもないわ」
「母さん!?」
「もうね……上から見てた時もフェイトとアルフの見てないところでこれだったし……」
最早手遅れだよとアリシアの言葉のあとには付くだろう
そして、
「そ、そろそろいいか?」
「う~ん……まぁ、いいと思うよ?」
「まぁ、ここまで待てばKYじゃないな」
突きつけていた刃を退かし、クロノを開放する
そして、クロノが2人を呼びに行った
「んじゃ、アリシア。体を大事にな。プレシアさんも」
「うん。もう死なないよ」
「えぇ。この命、娘のために使うわ!」
キリッ!とプレシアから効果音が出た気がするが、皆でスルー
「アルフも。プレシアさんと仲良くな」
「まぁ……なんとか仲良くしていくよ」
と、アルフは言いながらも、リニスにベッタリだった
リニスはそんなアルフを片手で撫でたりしながら、ティッシュを鼻に当てていた
赤く染まっているのは気のせいだろう
そして、クロノがこっちに来いと手だけで指示してきた
その指示通りにクロノの元に行く
玲音はなのはの横に行った
「それでは、僕達はミッドチルダに戻るとする。プレシアとフェイトの裁判は任せてくれ。なんとかしてみせる」
「大船に乗った気でいいわよ?」
「まぁ、なんとか頼むわ」
「フェイトちゃん、またね」
「うん。また、会おうね。なのは」
そして、ハラオウン親子とテスタロッサ一家は青色の光とともに転移した
残された二人に、海からの風が吹き付けた
「……さて、帰るか」
何秒経っただろうか。玲音が切り出した
そして、なのはの手にある物を見る
「それ……フェイトのリボンか?」
「うん。交換したの」
なのははそれで下ろしていた髪を何時ものツインテールに結んだ
「……どっか行くか?」
「え?」
「約束しただろ?遊びに行くって」
「うん!」
なのはは問答無用で玲音の手を引っ張り、走り出した
「お、おい!」
「ちゃんと今まで会えなかった分も遊ぶんだから!」
「分かったから走るな!」
走っていく二人の顔は笑顔だった
そして、風が吹き、散りかけた桜がブワっと舞った
海鳴の市街地
一人の少年が歩いていた
そして、何かに反応したかのようにその場で止まり、白色の髪を揺らし、緋色の目で空を見た
「……何か嫌な『気』を感じた……まぁ、気のせいか」
少年はすぐに歩き出した
一瞬、少年から尻尾のようなものが見えた気がした
最初は十話程度で終わるかと思ってた無印編でしたが、軽く五話以上オーバーしました。しか終盤は七千文字越してた気がします
そんなこんなで、無印編でした。シャロの前世からの因縁、光と闇の戦い、新たな力。様々なテーマを無印編に詰め込みました。その結果が玲音のようなバグチートやネブラのような超イレギュラー、最低最悪最凶の闇倉でした。闇倉のような根っからのクズキャラは書くのが初めてだったので結構苦戦ましたw
無印編は原作に沿っていきましたが、次話からの空白編はこの話の最後に出てきた新たな仲間。そして、新たな親馬鹿……ではなく味方。そして、A'S編は原作ブレイクが待っています
それでは、また次回にお会いしましょう