魔法少女リリカルなのは~転生者達の波瀾万丈な物語~ 作:白銀の勇者
第29話
次の学校の日
フェイトが帰るときに玲音以外の人を誘うのを忘れたなのはがスティッキー・フィンガーズでシバかれてる隣の祈梨達の教室のそのまた隣の教室
ちなみに、なのははアリサとすずかを誘うのを素で忘れ、祈梨達は連絡先を知らなかったため、玲音のみ誘ったのだ
そして、話は戻して隣の教室
そこでは、新たに転校生が一人来ると噂がたっていた
まぁ、既に新しい机が用意されているので、確定なのだが
ちなみに、なのはのクラスには暁雷斗の代わりにひなたが転校してくることになっている
なお、暁はカナダに転校、闇倉はブラジルに転校といった形に情報を改竄された
シャロが一晩でやってくれました
そして、その教室に担任の教師が入り、生徒をそれぞれの席に座らせる
「はい、今日からこのクラスに新しい仲間が加わります。それでは、波風君。入ってきて」
ガラッと扉が開いた。そこから、一人の少年が歩いていき、先生に一言二言話すと、チョークを持ち、黒板に名前を書き始めた
そして、漢字の横に平仮名で読み方を書いた後、振り返った
「
「二つのクラスに同時に転校生……しかもこんな時期にねぇ……」
「アリサ達の所はひなたってのは分かってるけど……もう一人は誰だ?」
「ぐ、偶然かもしれないじゃん」
「そうよ。ひなたの言う通りよ。偶然しか有り得ないわ」
「まぁ、そうですよね~」
あははと五人で談笑しながら、一時間目の授業が始まるまで、適当に話そうとしていた
が、いきなり教室の扉が開いた
「……あの五人か?」
扉を開けた少年は周りを見渡すと、祈梨達に向けて迷いなく歩き始めた
そして、五人の前まで行くと、
「話したい事がある。一時間目が終わったあと、教室にいてくれるとありがたい」
「え?」
「別に無理強いはしない」
そう言うと、少年はそのまま背中を向け去っていった
「……何だったの?」
「さぁな……取り敢えず、話だけは聞くか」
「そうですね……」
それを聞いた瞬間、夢咲が一瞬、あからさまに嫌そうな顔をしたのはどうでもいい話と言っても良いだろう
そして、一時間目が終わったあとの休み時間
一分も経たずにその少年はやってきた
「すまないが、人の来ない場所に連れてってもらえないか?」
「屋上でいいか?」
「あぁ」
そして、六人は屋上まで移動した
「で、話ってなんだ?」
何かあった時の為に、見えないところで拳を握りながら、玲音が聞いた
條助もシルバーチャリオッツを出し、シャロもハイパーセンシティブを使い、夢咲も手の中でソウルジェムに握り込む
「違ったら痛い子を見る目で見てもらっていいけど、お前ら……転生者か?」
『ッ!?』
「やっぱ正解か」
祈梨達の表情が一層厳しくなる
「そんな睨むなって。大丈夫だ、俺だって転生者だし……」
「いや……敵対した転生者が居たもんでな……」
「そうだったのか……いや、ほんとに敵対意志は無いから」
少年はなだめるように五人に呼びかけた
う~んと少年がうなると、両手を上げた
「これでも駄目か?」
それを見て、全員が少し警戒を解いた
ホッとしたように少年は胸を撫で下ろした
「なんであたし達に接触してきたんですか?」
シャロが少年に聞いた
「そりゃあ……同じ転生者だし。仲良くしたいからな」
少年の言葉が嘘ではないか、シャロが触って調べたが、嘘ではなかった
「そういえば、ひなたにはどう報告する?」
「暁ひなたの事か?なら既に自己紹介とかは済ませたぞ」
「ひなたちゃんを連れてこれば良かったのに……」
「いや、なんかな……面白そうだし一人で行っちゃいなよユーとか言ってきたから一人で来たんだが」
それを聞いた時、祈梨を除いた四人が頭に手を当て、はぁと溜め息をはいた
その四人の頭にはニヤニヤしたひなたが写った
後でボコろう。そう四人は決心した
「えっと……そうだ、名前は?」
「そうだったな……」
思い出したかのように少年は手を叩いた
「俺は波風佑真だ」
「波風……あなた、隣のクラスに来た転校生ね」
「そうだ。いやぁ、クラスの奴等を振り切るのはほんと苦労したぜ」
あははと軽く笑う佑真
「そういえば、何でわたし達が転生者だって分かったの?」
「『気』を感じたんだ」
「気……?」
『気』。それを聞いた四人は、佑真の転生特典にある程度の目処がついた
「転生者って、なんか普通と違う気を感じるんだ。こう……何か神秘の力を受け継いだような……そんな気だ」
言葉にできないものを無理矢理言葉にした結果がそれだった
「へぇ~……」
祈梨は感心していた
「……もしかして、お前の特典は『ドラゴンボール』系の物か?」
唐突に條助が聞いた
「よく分かったな……俺の特典は確かに『ドラゴンボール』系の特典だ」
驚いたといった感じで佑真が答えた
「じゃあ、お前らは?」
逆に佑真が聞いた
「俺は『ウルトラマン』だ」
「『ジョジョの奇妙な冒険』だぜ」
「『探偵オペラミルキィホームズ』です」
「『魔法少女まどか☆マギカ』よ」
「わたしは……何なんだろ?」
「多分『ケロロ軍曹』でいいと思いますよ」
「随分と珍しい特典だな……」
五人の特典を聞いた佑真が素直に感想を言った
「まぁ、それは置いておくとして……そろそろ時間じゃないか?」
『あっ……』
屋上から僅かに見える時計を見ると、授業が始まるまであと一分程だった
「じ、じゃあ自己紹介だけでも……」
「絵空祈梨、光玲音、如月夢咲、斎条條助、シャロン・ランフォードだろ?」
なんで知っているんだと聞きそうになったが、あぁ、ひなたかと全員が納得した
「まぁ、出来たらこれからよろしく頼む」
「うん!よろしくね!」
「祈梨がいいんだったら断る理由も無いな」
「そうね」
「さて、そういう事で次の時間、ちょっと手伝ってもらいたいことがある」
「ちょ~っと制裁に付き合って欲しいだけです」
「お、おう」
「いや~、抜け出すのに手間取ってね~」
佑真を含む六人に呼び出されたひなたはあはは~と呑気に笑っていた
「で、何かあった?」
「祈梨さん……実は…… 」
シャロが何か祈梨に言おうとしている
そして、祈梨以外の皆はいい笑顔
つまるところ、これは
察したひなたは屋上のフェンスに向けて駆け出し、
「アイキャンフライ!!」
飛んだ。飛行魔法を使ってそのまま逃げるように
だが、
「先に謝っておく。すまん」
佑真にガシッ!と襟首を掴まれ、屋上に連れ戻された
しかも、瞬間移動で
「……ワッツ?」
思わずひなたが声を出した
そして、
「祈梨さんの家にあったあのお菓子……食べたのはひなたさんだったんですよ!」←犯人
「……へぇ」
「め、免罪だぁ!!」
「判決は?」←犯人
ひなたの叫びを聞きシャロが四人に聞く
『ギルティ』
「ウゾダドンドゴドーン!!」
「ひなたちゃん?ちょっとお話しよっか」
ドSモードが発動した祈梨がゆっくりとひなたに近付く
「ひぃっ!?」
ネタすら言う余裕なく、腰が抜け、尻餅をつくが、そのまま片手で後ろに下がっていく
が、壁に当たった
「見ておきなさい……祈梨が本気でキレるとあぁなるのよ」
「……え?なにあれ。正面にいたくないんだけど」
「ちなみに、あのドSモードの祈梨にボコられたのは俺とシャロだけだ」
「軽く死ねますよ?あれは」
何時の間にか祈梨の手には実体化ペンで描かれた爆弾が両手にある
しかも、ポケットから紙がチラチラ見えてる事から、ポケットにはあの五枚以上爆弾が大量に描かれた紙があるだろう
「覚悟は……いい?」
「や、止めて!お願いだから!何でもするから!」
「じゃあ……的になってね?」
「い、いやだ!!助けて!!」
ひなたの顔には絶望の二文字しか浮かんでなかった
しかも、何時ものおちゃらけた雰囲気は完全に無くなり、素で泣きそうである
「それじゃあ……」
ポイッと無情に爆弾は投げられた
が、
「タダじゃ死なない!」
一瞬でセットアップ。そのまま爆弾を魔力弾で迎撃。爆煙の中、一気に方向転換してドアに向けて走り出した
が、
「何処に行こうとしてるのかな?」
回り込まれた
「ひっ……」
「逃げちゃダメだよ?」
そして、また爆弾は投げられた
ひなたはプルプルと震える手でそれを迎撃しようとしたが、謎の黒い腕にデバイスを叩き落とされた
『すまない……』
ネブラだった
そして……後は祈梨による言葉にするのも恐ろしい蹂躙が始まった
「……なぁ、あの子ってサイヤ人だろ?」
「いえ。人の子よ。しかも、私達の中では一番年下……」
「マウントとって……うわぁ」
「まさにあれこそいともたやすく行われるえげつない行為……D4Cだな」
「正直、祈梨を起動させるのはやりすぎだったな」
ひなたが開放されたのは休み時間が終わる数秒前だった
開放とは言っても、ボロ雑巾と化したひなたが屋上から投げ捨てられただけだが
後日、意識を取り戻したひなたは、死ぬより辛い。死んだ方がマシだったと言っていた
何はともあれ、祈梨達には新たな仲間が加わった
と、言うわけで波風佑真の参戦でした
特典と神様からのおまけは次回、キャラクター設定ぱーと2で説明します
あと、全員分の神様からのおまけを書いた方がいいでしょうか?
ではでは